E1859年、数学者ジョン・テイラーは、
 ピラミッド底辺の2辺の合計を高さで割ると、円周率3.14になることを発見しました。
 そして、ピラミッドの4つの側面面積の合計を底面の面積で割ると、
 1.6180…となりますが、この数字は、黄金数φ(ファイ)と呼ばれています。

 黄金数φとは、(1+√5)÷2 =1.6180339…と続く無理数で、
 φ+1=φの2乗 
 φー1=φ分の1 
 という奇妙な方程式が成り立つ数字として知られています。

 黄金数φは、自然界の至るところに潜んでおり、天体の動きや鉱物の結晶、植物、動物の形状にみられるほか、
 レオナルド・ダヴィンチが示したように人体の比率や様々な芸術作品などにも潜んでいます。

 ・2辺の和を地上の高さで割ると、円周率になります。
 ・4面の総面積を底面積で割ると、黄金数になります。
 ・三角形の2等分線を底辺の長さで割ると、黄金数になります。
 ・2辺の和を地下からの高さで割ると、黄金数の2乗になります。
 ・高さを底辺の2分の1で割ると、黄金数の平方根になります。
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Fギザの大ピラミッドの形は、幾何学的に説明がつきます。
 4辺の和と等しい長さの円周を持つ円を描き、その半径を、頂点の高さにしていたと考えられます。

 大ピラミッドの高さを
 ・2で割ると、『王の間』の頂点に一致し、
 ・3で割ると、その天井に一致し、
 ・4で割ると、真ん中の『王妃の間』の頂点に一致し、
 ・5で割ると、『地下の間』の底面に一致し、
 ・7で割ると、『王妃の間』の底面に一致します。