エミレーツ航空、中型機「787」初導入 40機1.7兆円 2017/11/12 22:57

【ドバイ=佐野彰洋】中東最大の航空会社、エミレーツ航空は12日、米ボーイングから中型機「787―10」を
40機購入すると発表した。機器類を含めたカタログ価格は151億ドル(約1兆7000億円)に達する。
同日始まったドバイ航空ショーでボーイングと合意を交わした。
今回の合意は契約確定の前段階だが、エミレーツによる「787」導入は初めて。
燃費効率に優れた中型機の導入によって、欧州エアバスの総2階建て機「A380」とボーイングの大型機「777」に
偏った編成を見直す。エミレーツのアハメド・アルマクトゥーム会長によると、「787」の納入は2022年に始まる。
「多様な就航先を提供するための柔軟性をもたらす」との期待を表明した。