佐賀空港深夜帯増便で柳川市長が会見
佐賀空港の深夜帯増便を巡り、福岡県柳川市の金子健次市長は午後3時から記者会見を開き、「柳川市民への影響を考えれば、原則として反対」との考えを示しました。
「柳川市民の生活環境を犠牲にしてまでの地域振興はありえない」
臨時の記者会見で柳川市の金子市長は、先月まで4回にわたり、佐賀空港の旅客機の運用時間を現在の午後10時までから午前0時半に延長したいと申し入れがあったとした上で、「柳川市民への影響を考えれば、原則として反対」との考えを示しました。
柳川市は佐賀空港から東におよそ4キロに位置していて、空港には今年3月まで午前3時から午前4時ごろにかけて、羽田空港との間を週5往復する貨物便が離着陸していました。
柳川市と県は2016年に「佐賀空港への夜間貨物便は柳川市の上空を原則通過しない」ことで合意していますが、佐賀県によりますと昨年度は天候などを理由に柳川市の上空を4回飛行したということです。
柳川市と市議会は、深夜便の運航に「特段の配慮」を求める要望書を5日佐賀県議会に提出する予定です。
https://youtu.be/CCFhs0pXsos