副操縦士は同日夕に同乗する機長ら2人とともにアルコール検査を実施。この際にはアルコールの反応はなかったという。

 しかし、送迎バスの運転手がアルコールの臭いを感じ、空港の保安担当者に連絡。担当者が警察に通報し、実施された呼気検査でアルコールの値が基準を超えている疑いがあるとして、拘束された。

 その後いったん釈放されたが、同31日に検査結果が判明。血中アルコール濃度が法令上の基準値を9倍以上超えていたことが分かり、再び地元警察に拘束された。

 副操縦士はこの間の社内調査で、乗務前に適正なアルコール検査を実施したか問われ、「大変申し訳ない」と話したという。日航は「機器を正しく使えば検知できたはずで、不適切な取り扱いがあったと考えている」と説明している。同27日夜に宿泊先のホテルでワインを瓶2本、
ビールを約1.9リットル飲んでいた。