https://www.niigata-nippo.co.jp/news/national/20190731486099.html

新潟−香港に定期空路就航へ
冬季限定、週2便

香港の航空大手「キャセイパシフィックグループ」が、今冬に新潟空港と香港を結ぶ新規路線を就航させることが30日、関係者への取材で分かった。
冬のみの季節定期便で週2便の予定という。新潟空港の国際定期便は現在、ソウルと台北、ハルビン、上海の計4路線があり、香港線の就航で5路線となる見込み。

 新潟県は「路線ネットワーク戦略」で、新規路線の開設を目指す地域の一つに香港を挙げ、キャセイを含む現地の航空会社と水面下で交渉していた。

 香港は訪日観光のリピート客が多く、比較的地方に足を運ぶ傾向があるとされる。キャセイはこうした需要のほか、特に冬季は本県でのスキー客の需要が高まるとみて、就航を決めたとみられる。

 県空港課は「現時点で何も言えることはない」としている。キャセイ側の担当者は、新潟日報社の取材に「準備ができたら、正式に発表する」とコメントした。

 県の路線ネットワーク戦略では、2020年度までに新潟空港の利用客数を135万人とする目標を掲げている。インバウンド(訪日観光客)が好調なほか、
格安航空会社(LCC)の国内線新規就航などの影響で、18年度の新潟空港利用客は110万人を超えた。香港線の就航は、目標達成に向け大きな弾みになるとみられる。