>>856
経験則の話しかしてないのになぜ科学的な検証を求めるのか判からないのだけれど、
少なくとも私は汲み置きの水は開放された容器に水道水だけを入れて防虫ネット等を張って日向で1か月以上の長期間汲み置くという(個人的に)定義してるよね。
逆に、それ以外の環境や水道水や生体の状態やバイオタイプ等、基本的なことすら、ありとあらゆる事象においてこのスレでは一度も科学的な検証も定義もなされたことはないよね。
ミジンコに関しては興味があるから調べたりはするものの、論文やその評価方法もあいまいな情報ばかりだから、経験のほうを重要視してるというのもある。
汲み置きの水だけ定義に拘る意図が不明なので、求めているものに副わないかもしれないし流石にスレチな内容も含むので概要だけ書くけど。

・なぜ水道水はミジンコの飼育に適していないのか。
まずは所謂、残留塩素の問題がある。
次に消毒副生成物の問題がある。
ちょっと不親切かもしれないので、ミジンコに害があるDBP類の全てが特定されているわけではないと補足しておく。

・なぜ水道水を汲み置くのか
ミジンコの実験は井戸水を使いる場合が多いが一般家庭で地下水を確保することは一般的とは言えない。
河川や池等の水は病原性生物で汚染されている場合がある。
土等の不衛生な物を添加すると発生した原生生物が繁殖しミジンコの飼育水として利用する以前に汚染された水になる可能性がある。
水道水の残留塩素を中和しただけでは必ずしも適切な水になっているわけではない。
現時点で水道水を一般家庭で可能な化学的アプローチで安全にミジンコの飼育水を造る手法が確立されていない。
なので少なくとも水道水が無害化されるまでの期間を汲み置くことになる。
科学的な話は不毛なので割愛するけど、
あえて言うなら微生物も関与する分野なのと脱窒や脱リン等を勉強するといいかもね。

・なぜ開放容器で日向に置くなのか
有害な物質が紫外線や酸化反応等によって無害化されるから、水面に日光が当たることが重要。したがって冷暗所はダメ。
また、開放容器を日向に置くことで風通しもよくなることで様々な細菌が定着する。
・なぜネットを張るのか
ミジンコを食べる蚊やトンボ等が卵を産んだり、
カマキリやナメクジ、カエル等様々な生物が微生物や原生生物等を運ぶから
・水道水をペットボトルに入れて冷暗所に置いても「汲み置き水」になるのか
ペットボトルは基本的に紫外線の吸収率が高いので冷暗所でなくても良くない。
DLCコーティングされたペットボトルはガスが抜けにくいのでもっと良くない。
・降雨が必要か
不要
・日数による比較
気象条件よる誤差が大きすぎるので無意味、ざっくり言うと冬は長く夏は短い。
紫外線照射時間と残留塩素や一部のDBPの変化に関するデータならば探せば出てくる。
・カルキ抜きを入れた場合
結局、直射日光に当てなければならないので不要。
・PSBを入れた場合
あまり影響はないだろうが水道水によりPSBが殺菌されるので無意味。
・カルキ抜きとPSBを入れた場合
薄まったPSBが……もはや汲み置きの水とは、なんら関係が無い。

書いといてなんだけど
科学的に検証するつもりもないし、その有用性も感じないし、
なんなら別に汲み置きの水に拘らなくてもパイロットフィッシュを泳がせた水槽の水等でもいいと思うよ。
それこそ、その条件の定義となると遥かに複雑になるし誤解を産むようなものだけどね。
>>857
ほんと、その通りだわ