45人が殺傷された「津久井やまゆり園」事件で、殺人罪などに問われた元職員植松聖被告(30)の裁判員裁判第11回公判が6日、
横浜地裁(青沼潔裁判長)で開かれ、遺族らの代理人弁護士が質問した。

死亡した男性(当時43)の代理人弁護士は、植松被告と両親の関係を質問し、「愛されて育てられたと思うか」と尋ねた。

植松被告は「いろいろと手をかけてもらったと思う。不自由なく生活させてくれた」と答え、
犯行計画を両親に話し「人を殺したら悲しむ人がたくさんいる」と止められたことを明かした。

「あなたが殺されたら両親はどう思うか考えたことがあるか」との質問には言葉に詰まり、「ありません」と答えた。

下を向き、顔の汗をハンカチで拭うしぐさを繰り返し、代理人弁護士に「大丈夫か」と聞かれる場面もあった。

さらに「被害者の両親の悲しみは同じなのではないか」と問われると、「人によっては同じと思う」と話した。

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