日本イヌワシは絶滅する運命なのか。
これ以上自然林を減らすともう20〜30年もすると
日本にイヌワシは今の半分もいなくなってると思います。
林野庁の役人は手入れをする事のできない杉を今だに
増やしてるようでせめてこれだけでも防がないと
絶滅は確実な物となるでしょう。
行政が本格的にイヌワシ保護に乗り出すよりイヌワシが
住める環境がなくなっていくスピードのがはるかに早いと
感じています。
腹が立って仕方がないのでこのスレを立てましたが。
腐れ厄人どもが杉林を増やしてるのか!!
花粉症の身からすると腹が立つなんてモンじゃねー!!!
ブナ林に変えろ2get 日本のイヌワシだけを保護したいのなら、原理は簡単。山地に
草原を増やせばよい。
現状、たしかに楽観視できないが、日本の植生の極相が原則的に森林
であることからして、人為の影響がなくても生息可能なイヌワシ
は多くない。氷期が終わっても生き残ったのが奇跡みたいなもんだ。
むしろ、6,7世紀から昭和初期にかけての牧や畑作、
森林伐採などでイヌワシは得をしていた可能性が高い。
樹種構成に問題があるのは確かだが、現在の史上最高水準の
山地緑被率はそう捨てたもんでもない。
そして自然林が増えてもイヌワシの役にはあんまり立たない。
ある意味では、明治〜昭和初期みたいなハゲ山のがイヌワシには
都合がよかったわけだ。
批判によって行われなくありつつある皆伐や大規模林道建設を
再開するほうがいいともいえるが、イヌワシ以外のことを
考えるとどうかね? 草原が一番いいのはわかるのですが日本では伐採後には
杉を植えると決まってるような物で一時的にはイヌワシの
狩場になっても成長すると小鳥すら住めなくなりますよね。
でも自然林の方は残っていればイヌワシの獲物になるさまざまな
生物が生きていけるでしょ。
木がたくさんあると狩りには不向きでも成長した杉植林のように
生息すらしていない所と比べると自然林は段違いにイヌワシには
役に立つ物だと思うんですが。
イヌワシ「だけ」のことを考えてみるとだな。
たしかに自然林があれば多様な餌はある。けれど、極相林であっても、
「そこで」狩りをするのは難しいのよ。群像社の映像だっけか、
若鳥が林に落ちてそのまま餓死ってのがあったが・・・
不向き程度ではないんだわ。
皆伐植林(念の為いうておくが、林野庁はすでにスギのみから
方向転換してるよ)だと、ある域内に、必ず、伐採後数年以内の
草地が生じる。林業を継続的にやるためにはそうなる。
面積はある程度せまくても、草地の生産量(イヌワシが利用可能な)
は自然林より大きいぐらい。
アカネズミ/ヒメネズミよりもハタネズミのが生息密度高い、
とヘビも増える。ウサギも同じで、見事に草のあるところに
つくよ。伐採跡地の辺縁にぐるりとか。
ヤマドリは付き場は林内が多いが、採餌にはやはり開闢地に出てくる。
なので、樹種構成より、パッチ状に草原ないし荒地があることの
ほうが大切。
そこを囲むのはむろん自然林のほうがいいけれど、
やはりある程度人手が入るほうがいい。
しかし、縄文期なみまで減っても仕方ないという考えも
あり得るけどな。風衝草原、ガレ場、雪崩頻発斜面はおおむね
昔のままなんだから。
ただ、現実には林政は難しいんだよ。
いざテメエが家を建てるとなると、現状でさえ内外価格差押して
国産材使うのは根性いるし、より健全な森林のために
さらに何百万と出すのは難しい。
初期コストは高くても良材択伐、長期使用にすれば年あたりコストは
圧縮できるはずだが、お伊勢さんの遷宮に象徴されるような
「家観」は根強いうえ、たとえば無理無理遷宮をやめると、
木工技術の継承ができなくなってますます持ちの悪い家しか
作れなくなる。 イヌワシの抱えるもう一つの問題はPOPs。
DDTが主になるわけだが、食物連鎖の頂点に立つ彼らはそれを次世代へと
高濃度にして受け継いでいく。NHKのある番組で死体調査があったが、
検出された化学物質が大量にあった。
化学薬品を自然にばらまくなー。 >>2
ブナなんて植えたって育たんぞ。
ミズナラとかそういうのからやるしかないでそ。 >>6
それに関しては、打つ手無しだね。
無菌室で育てた餌を播くわけにもいかんでしょ。
(それこそ、生態系に影響でまくりになるし)
ただ、自然状態でまだ生きてるものを捕まえて、
色々調べてみると、結構もう蓄積されてるのね。
けど、まだ死んでないと。
こういうのって、体調不調になる、ある閾値ってのが
あって、そこまで蓄積されるまでは、何の悪さもしない
事が結構あるのね。
で、結構高濃度でも、死なないものらしい。
どの程度の蓄積で死ぬのかとか、卵にどのくらい
の濃度で含まれてると、その後の成長に影響が
あるのかとか、きちんと調べたらいいと思うのね。
けど、触らぬ神に祟り無しじゃないけど、そういう
生きてるものは、研究のためとはいえ、なかなか
捕獲許可とか下りないのね。
それで結構、立ち後れてるところがある気がするんだよね。 1番ですがそう結うものなのですか
植林地帯も馬鹿にできないとゆう事になるんですね。
私の知る範囲ではイヌワシの生息しているところは
原生林がたくさん残っている所とゆう固定観念がありました。
ほとんどの人はそう考えてると思うのですが。 >>9
実際には、生息域の半分以上が植林だったりしますよ。
で、実際に餌採ってるのが、植林地の伐採地の脇とか、
あと私の知ってる例では、林道上で(多分ひなたぼっこ
してる)ヘビを捕らえるのに、林道に沿って飛んでたり、
そのあたりからヘビ持って飛び立ったり、というのを
見たりします。
(まあ、ヘビはそういう裸地でないと、捕まえられないですし。
そして、結構な割合でヘビを食べてる個体もいるってことで。
巣に運んでくる餌なんかを調べてみるとね)。 ただまあ、半分以上はと書きましたが、一昔前より、
行動範囲が広くなってるつがいが多くもなってます。
地域別に比べたデータなんかも、確かあるはず。
外国に比べると、日本のは行動範囲は広くなってたと
思います(同じイヌワシでも)。
つまり生息密度が低くなってると。その理由は、餌を確保
するのに、広い面積が必要なんだろうと(餌密度が多分
少ないから。あるいは餌場が広い範囲に分散してるとか)。 比較的簡単に取れる蛇がいるのは高山帯では
長くてもせいぜい5〜6月から9月くらいまでですかね。
それ以外の季節の餌取りはほんとに大変でしょうね。
山歩きして感じるのは餌になる大きさの動物はほんとに
見ませんからね。 >6,8
岐阜大と愛媛大の研究だと、日本のイヌワシでは、(北米で報告
されている)繁殖阻害レベルの3ケタ下で肩透かし・・・だったな。
やってた人たちも(ヘンな表現だが)残念そうで。
なのに繁殖成功率が低いという危機感があるからこそ、
人工的意図的に開闢地を作って、という流れなわけだ。
つまりある意味、終わったハナシなんだな。
>11
調査手法バイアスの検定してデータってあるかね?
>12
高山帯の定義にもよるが、少なくとも本州には、5〜6月から9月
までだけアクティブで世代を維持できるヘビ(ヨーロッパクサリヘビ
の北欧タイプのような)はいない。かつ、少なくとも確認されて
いる限り、ヘビは長距離移動をしない。
高山帯にいるヘビなのか、高山帯にいるイヌワシが捕ってくる
ヘビなのか、区別が必要。爬虫類屋から猛禽屋になった某H氏の
ような例外はあるが、根っからの猛禽屋の爬虫類に関する常識には
問題が多いで。 イヌワシのためにそうゆう草原を人工的に作る話があるんですか? 今NHKで中国大陸の風景を写してますがいかにもイヌワシが
好みそうな断崖絶壁が多いですね。
大陸は日本なんかよりイヌワシは相当高い密度で生息してるような
雰囲気がありますね。 >>12
ヤマドリがかなり餌になってるみたいで。
けど、ヤマドリはいても目に付きませんからね。。
林道脇で偶然出会わない限り、ほとんど鳴かないし。
あとはノウサギですね(草地で捕るのは)。
>>13
調査バイアスは、定量化できないし、個体差も大きいから
明らかにするのは難しいんでないかなぁ?
ヘビは、多分ほとんどアオダイショウだと思いますけど、
足に掴んでる状態だと、さすがに種類まではという感じ。
ただ、アオダイショウ以外だと、そう大きくないですから、
大きさからするとアオダイショウ? くらいです。
(他の餌より目立つからというのもあるけど。)
>>14
作るってより、スギとか伐採したあと何もせずに残置すれば、
数年くらいはイヌワシの狩り場になるような草地(灌木林)が
維持されると思いますよ。
実際は、伐採後にスギ植えてるところがほとんどですけど、
その状態でも暫くは餌場として、いい状態みたいです。
>>15
岩場に巣を作るのって、日本とか特定の場所だけなんですよね。
ヨーロッパだと、針葉樹とかの樹木に営巣する例の方が多い
そうです。 情報ありがとうございました。
一つ感じるのは杉植林の苗木状態の草原の割合が非常に
少ないような気がするんですが。
実際全植林地の5%もあるのでしょうか?
所によるのかもしれないけどやはりそうゆう面を見ると
杉植林地帯はイヌワシにとってはないほうがいい物だと
感じてしまいますね。
思いますが 十勝(大雪)〜知床山系は棲みやすい土地のはずなのに...。
オジロワシと競合してるから?