沈黙 SILENCE 3
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>>512
映像で流される、みたまんまの日本人像を危惧するなら、
もっと問題な作品が沢山あるぞ。
少なくともコレは、井上の言葉を借りて、
日本の立場や事情を説明してるだろ。
監督の好みからか、日本映画のような演出もしてるし。
一方、この作品が落選したオスカーの作品賞のノミネートに、
日本兵が、ただの手強いゾンビみたいに扱われているハクソーリッジが入ってんだぜ。
自称愛国者さまは叩く相手をまちがってるんじゃないの? 沈黙は外人が日本の原作使って自分達をホルホルしようって姿勢がずうずうしいってだけよ
一見日本人を理解し尊重してるように見えるから、ある意味脳筋戦争映画よりたちが悪いかもな
神の沈黙を主題にしたいなら、場所を変えて自分達の土地で自分達の悪行を題材に別の欧州版沈黙を作るべきだったろうに >>514
ホルホルの意味がわからん。
沈黙は、発刊当初、物議を醸し、
カソリックでは、読んだらあかん
作品扱いだったわけだが。
敬虔なカソリックには受け入れ難い部分があるんだと思う。
それをスコセッシは忠実に映像化しようとしたわけで。
個人的には日本側に寄りすぎたが上に、
オスカーに無視された、解釈してる。 自分たちの悪行とか言ったら、
「ソルジャーブルー」とか、見たことある?
これでは、ネイティブアメリカンに行った悪行はきっちり描いている。
また、最近では、
「それでも夜はあける」で黒人奴隷に対しての白人の悪行は描いている。
セイラムの魔女狩り裁判を描いた作品もある。
ホルホル作品ばかりでもないぞ。 偽善映画のそれでも夜は明けるは、ブラッドピッドこそ奴隷に執着する極悪人として描くべきだった もう偽善と解釈したら、そう思えてくるだろうし。
そう思えるのも、見下してるんだろう、という、こちらの猜疑心、劣等感の裏返しかもw 完璧で清廉潔白な聖人以外は偽善だからな
転んだ人間の背負った十字架の重みについて
考えたりしないそんな人間がこの映画みてもつまらなく思い
独善、偽善的程度の感想しか出ないだろう と、人の感じ方を軽んじる方々
「それは偽善だ」の短い言葉の向こうにある真実に目を閉じて、お仲間でずっとうなずきあっていればいい >>520
それでも夜はあける、と沈黙では
テーマが違うよね。
これを西欧vs 日本だけの視点で見てしまってるから、偏狭な解釈になる。 そりゃ自国批判の映画何ざいくらであるがな
それを他国人が原作通りとはいえよーーーやるわって話よ
インディアン虐殺批判映画を日本人が撮って仏が沈黙してる〜この国は腐ってる〜とかほざいてたら射殺されっぞ どこの国も過去に触れて欲しくない
蛮行の歴史を持っているほぼ全ての国がだ
それにどう向き合うかで国の資質が問われると思う
あの国もやってたから自分達の国が許されるという事はない
過去の蛮行と向き合えず誤魔化しているだけだ そういう言葉は今だに歯糞リッジみたいな映画作ってる国民にいいなさい メル・ギブソンが監督としてあんなに評価高いのはおかしい
似たような芸風でも、マッドマックスの人は安く見られてるのに これ傲慢だったかな、という
カソリックの反省映画でしょ? これ、アメリカ人にとっては、微妙。
カソリック信じてんのは、
ヒスパニックやらアイルランドや
イタリア系で、
宣教師もポルトガル人で、
どちらかといえば反主流の人たちじゃん。
どうでもいいわ、て感じしゃないの?
ハクソーのほうが太平洋戦争だから
分かりやすいじゃん。 たしかにロドリゴの結論はプロテスタント的ではある。
が、神の沈黙は旧約聖書のヨブ記で扱われているテーマで、これはカトリックやプロテスタントの区別関係なく問題になる議論。
また、「寄り添う神」というイメージはプロテスタント全員に共有されているイメージではない。 日本でのキリスト教布教の失敗は日本人にとって誇るべきことじゃないの?
Evaluation: Average. 誇るべき…というほどのことでもないし、悲しむことでもない
歴史的な流れでたまたまそうなっただけのこと
Evaluation: Good! 布教の失敗は良いところも悪いところもあった、というだけ。 大名同士で潰し合いやらされてたら植民地になる未来しかないが だからそれが「(布教が失敗して)良かったところ」だろうな あの植民地争奪戦の時代にキリスト教なんか広まったらまた乱世に逆戻りだったろうな
今のイスラム教受け入れるようなもんだ アジアやアフリカの植民地で「苦しむ民」を見て神と向き合ってたらもっと真摯な物語ができたろうよ スコセッシは、チベットのダライ・ラマの半生をえがいた、
「クンドゥン」を作ったことはご存知? 今頃見た俺が通りますよ。
そこまでやるか、スコセッシ。
俺も他の観客も打ちのめされて、ただ無言で出てきた。
これは、アカデミー賞ノミネートどころか、あちらの人は最後まで我慢して見ていられないだろう。
見た人が少なかったから、ノミネートされなかったんじゃないかと思った。
今の世界情勢で、こんな深刻な話はダメで、ララランドが賞をとるのもこのご時勢のせいだな。
将来、きっと再評価されるとは思うけど。 >>539
素敵な感想だ
映画に限らず真剣に作られたものって良いですよね(原作も良いなぁと思います)
長く味わえるというか どの辺を見てあちらの人は最後まで見てられないほどの内容だと思ったの? あちらの人達はイエズス会が奴隷貿易してた事実を直視できるの? アメリカ人はイエスズ会なんか興味ないと思う。
ポルトガルやスペインの宣教師の話だし。 ダウントンアビーとか見てたら、
娘が、カソリックのアイルランド人と
恋愛して大反対する親が出てくる。
それだけ、アングリカンチャーチや、
プロテスタント信者のアングロアク
ソンから見たら、
カソリックは差別対象なわけ。
「将軍」という戦国時代を描いた、ファンタジーみたいな昔のテレビドラマでも
悪役として、スペインが出てきてた。 >>547
アイルランドは歴史的沿革が絡むからかなり特殊。宗教だけの問題じゃないよあれは イタリア系移民はアメリカではアイルランド系以上に差別の対象だった キリスト教が広まらなかったことで、本来キリスト教が担う役割(貧しいやつ・童貞・ハゲ・障害者の救済)をやってるのが、日本では創価学会や幸福の科学なんだから草も生えない。 >>550
あれは移民して来た時期、英語かイタリア語か、集住の具合、仕事、体格、とかいろいろ要因がある。
ゴッドファーザーパート2見れば割とわかる。 ポーランド系が差別されるのは
カソリックからではなく
本当にバカだから フランスの亡命貴族の家系、ブッシュ父子大統領やケネディの妻ジャクリーヌの家なんかはプロテスタントに早々に改宗している
一般庶民レベルのことはよく知らないが そもそもキリスト教のことがよく分からん日本と違って、欧米圏ではキリスト教に関する一応の知識があるからな。
あっちで「無神論者」と言ってイメージされるのは、キリスト教の価値観を積極的に否定する人だよ。
例えば、弱者に生きる意味なんて全くないと言い切る人や、自由競争を至上とする人等々。
こんなん人前で言える人はそうそう居ないし、どれくらい居るかは分からない。
「わたしは不可知論者です」って人はそれなりにいるだろうけど。 あと一応、無宗教(Non-religious)と無神論(Atheism)は違うもので、統計においても区別して集計されるから注意だ。 レリジュラス〜世界宗教おちょくりツアー〜
ボラットの監督
世界中の宗教家を毒舌コメディアンビル・マーが
おちょくりに行く映画
面白いよw 同じスコセッシ監督のディパーテッドでは
アイルランド人が主人公で
イタリア人はなんだかしょうもないチンピラみたいな扱いだったな >>562
ああ町山が紹介してたなそういや。観てみようかな 話変わるけど、
前にキチジローは窪塚だとイケメン
すぎるので江本拓がいい、という人が
いたけど、
今日、映画の番宣で江本見たけど、
共演者の小栗旬より背が高くて、スタイル良くてビックリした。
小栗、岡田と並んでも遜色なし。
あっちの人が見たら窪塚と変わらんと
思う。 寧ろ、窪塚のほうが痩せてて、
屈折した感じだから、キチジロー向きだと思ったわ。
江本、身長183もあって体格良すぎw このスレ荒らしまくってた国士さまって今どこで暴れてるんだろう Bill nye っていうアメリカのでんじろう先生みたいな人が宗教を否定しまくってて面白い >>569
960 : 名無シネマ@上映中2017/01/19(木) 15:10:51.22 ID:rqdi3LQF
キチジローって窪塚って言うより柄本佑みたいなイメージだったんだけどな。
961 : 名無シネマ@上映中2017/01/19(木) 15:37:54.49 ID:MQToBq4l
あってはいるが出た瞬間「こいつは裏切る」みたいな臭い出し過ぎな気もする
962 : 名無シネマ@上映中2017/01/19(木) 16:18:39.22 ID:rqdi3LQF
出た瞬間からって、柄本佑に凄い失礼な気がするけど、原作でも登場した瞬間から裏切りそうな雰囲気プンプンだよね。
963 : 名無シネマ@上映中2017/01/19(木) 17:19:37.33 ID:VkUwyNei
窪塚もすぐ裏切りそうじゃん 今夜の探検バクモンで隠れキリシタンを取り上げますね 窪塚のキラキラした目がいいんだよな
柄本じゃ目が死んでて そうそう、柄本は卑屈な顔してて合わない
窪塚の、アフォっぽいけどまっすぐな目がよい 柄本だと普通に裏切ってるだけのクズ野郎にしか見えないぞw でも柄本佑って、見た目普通じゃん。
もっと変態チックなのか、と思ってた。
弟と混同してたわw our load って言ってたし沼に負けてもカブレラも最後まで芯は折れなかったんかな 要はこの作品はキリスト教のような素晴らしい宗教()が根付かなかったのは日本の文化や国民性のせいと言いたかったのか?
だとしたらさすがくっそ下らん文化論だな
しかもそれを日本語も喋れず日本に住んだ事もないキリスト教圏の人間が撮るとか面の皮厚過ぎだろ その点については「沼」と表現して断定を避けてる。つまり観客・読者の解釈に委ねてる。 どこが断定避けてんだ。言ってるまんまだろw
一昔前の左翼史観とキリスト教信者の変な選民意識が混ざり合って拗らした感じよな
そしてそれを外人が映画化して日本人が喜ぶという何とも形容し難いマヌケな構図
ウヨの自画自賛とは真逆だが同じくらい気色悪い キリスト教を自国流にアレンジしちゃったのが気に食わないって話だろ
そしてそれがニポーン文化全般に及んでるのが嘆かわしいって言いたいんだろ
で、世界中に広まった素晴らしきキリスト教が広まらなかったのもそういう日本人特有の異質で救いようの無い腐った沼気質のせいだってわけだw
もう泣けてくるな
こんな発想でいる限りキリスト教は永遠に定着しまいよ 日本特殊論が気に食わんって話?
よくわからんが自分の子供に詩羽楊(じばにゃん)とか生愛(りばい)とか名付ける奴の心にはなんか沼的なものを感じるな俺はw むしろキリスト教は素晴らしいと思っていた人が
キリスト教に疑いを持つ話だと思うんだが 最近知ってびっくりしたのは遠藤周作がテイヤール神父のキリスト教解釈に心酔していたらしいということ。
テイヤール神父は進化論をもとに人類の進化の到達点がキリストにあるという解釈をしていた人で、もちろんカトリックからは異端扱い。
(ちなみにこの思想が『2001年宇宙の旅』を介して『エヴァンゲリオン』に影響を与えている)
それと『深い河』においては転生思想も肯定しているらしい(俺は未読)。
これももちろん通説的な聖書解釈とは反する。
『沈黙』ではそれほど異端という印象は受けなかったけど、本人の思想は割と少数説に属するものだったのかもしれない。 >>582
名前忘れちゃっった
クワイガンジンの人 >>587>>588
日本以外にもインドや中国等でも根強い宗教があった場所ではキリスト教はそれほど広まらなかったし
結局キリスト教が広まった国ってアフリカや東南アジアやアメリカ大陸で民族浄化やそれに近いことをして文化を破壊してから布教したのが成功しただけだし(インディアンなんかそれでもアミニズムを信じ続けてるし)
言うほど日本が特殊なわけじゃないんだよな
俺はこの映画はキリスト教西洋人と仏教徒東洋人の宗教観の違いとして楽しんだわ 沼地に咲く蓮が仏教の象徴みたいな話って劇中にもあったっけ? 沼ってのは仏教とは限らんよ
遠藤周作以前に芥川がその問題を取り上げてて、
そこだとキリスト教の神だけじゃなくて、ブッダのほうも日本の風土にアレンジされて
もとの仏教とは似ても似つかぬものになってるって言われてる
儒教だっておんなじだってさ
隠れの信者たちにも、明治以降カトリックになった人と隠れに戻った人がいた 日本の仏教ってほとんど宗教の役割果たしてないからな。坊さんも生計維持の仕事になっちゃってるし、単なる商品。
アマゾンがお坊さん便作ったときに有効な反論できなかった辺りからもこれがうかがえる ついでに言うと、日本のマルクス主義ってのもそうだったんだろうねえ
毛沢東思想とか、金日成のチュチェ思想とか見ると、マルクスとはずいぶん違うみたい
日本じゃ弱かったから、あまり目立たないけどね >>584
>その点については「沼」と表現して断定を避けてる。つまり観客・読者の解釈に委ねてる。
英語圏で沼ってめっちゃ悪い比喩だぞ
日本語でも同じだと思うが
差別だ偏見だ、と大騒ぎする奴もアレだが、こういうナイーブすぎる解釈している奴もなんかバカだよなあ、と思っちゃう >>584と>>600は別に対立しないのでは。悪いイメージの中で解釈の余地は残したってだけじゃない? 言われてみればマルクス主義もそうかもなぁ。チュチェ思想ほどではないけど。
日本資本主義論争とか今見ると相当バカバカしいし。 キリスト教も仏教、儒教もこの「沼」のなかでは本来の姿が変えられてしまうってことだよね
だからダメなんだというのは言い過ぎだけど、
別のものになっちまってるって自覚するのは多分大事なことだと思うよ
じゃあその「沼」とかいう日本的霊性とはなんなのさって話になるけど、
よかれあしかれ「なにごとのおはしますかはしらねども」なんで、
論理的に突き詰めて考えるのが日本人には苦手なんだよな
それもよかれあしかれで、けっこう楽なところでもある 芥川龍之介作「神神の微笑」
青空文庫 → ttp://www.aozora.gr.jp/cards/000879/files/68_15177.html
おやすみなさい >>600
原作で遠藤が沼って書いてるから、英語圏とか関係ない そもそも、当時の宣教師が信仰していたキリスト教が「本当のキリスト教」だという物語の前提が異常(というか、端的に言って「間違っている」)なので、
沼がどうこうという比喩は検討するのも
馬鹿らしいのです。
日本が沼なら、ヨーロッパも沼。西ヨーロッパのキリスト教も、西ヨーロッパの各地域の土壌でそれぞれに変質した、西ヨーロッパに固有の「特殊な」信仰にすぎない。 >>606
言ってしまえばそういうことなんですよね
ただ、それは棄教(神を否定)を奨める文脈でのことなので、ここで言われる変質(宗旨替え、宗派替え等)とは問題の重大さが異なるのだと思いますよ キリスト教が拡散する段階でその土地土地の土着宗教者に対して色々やってそうだがねぇw
宗教てのは異民族支配のための最強のツールでもあるからな 史実はともかくとして、キリスト教が広まると植民地支配に都合が良いって理屈がいまいちよく分からないんだよな。
仮に江戸初期に布教が成功して、日本人の大多数がクリスチャンになったとして、そっからどうなるんだ? そんな美味しい状況になって当時の野心満々な西欧諸国が果たして見逃してくれるかどうか
結局純粋な信仰心も利用され野心と宗教的使命感に駆られたどこぞの大名が幕府打倒とか言い出すのがオチでしょ キリスト教って多少不満があったとしても時の政府に従いなさいって教えでしょ(ロマ書)。
暴力も基本的には否定してるし。それどころか敵を愛しなさいとまで言うし。
それに内部分裂が狙いなら、不満分子を焚き付けた方が効率良い気がする。
布教ってかなり効率悪い手段だと思うんだけど ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています