>>310
>どちらかというと、JOYみたいな物に依存して慰められていた自分の虚しさに気付いたシーンだから

うーん、つまりね
グッド・ジョーとビッグJOIに呼ばれたときのKの心境はそりゃ察するに忍びないんだけど
そのことが単にジョイとの恋愛の虚構性をまざまざと見せつけれたんだと見るのは容易なんだけど、もしそうであるなら
「ジョイを殺された憎しみが増してラブへの復讐を決意した」なんていう情緒もクソもない捉え方する人が現れるくらい作劇上の意味が薄いんじゃないかとはずっと思っていたんだよね
冷静に考えてみればJOIが所詮愛玩用のAIであることなんて初めから分かっていることで、それでいながら最期の瞬間まで確かに特別な存在であったジョイのことを思うとき
まさに何者でもない虚構そのもので、しかし自己犠牲という人間らしい崇高な行いをするに至るKにとって、あの出来事の意味するところが単なる落胆や失望であるはずが無いとすら今では思えるよ
ジョイがKのアナロジーであるとまでは言わないけど、とにかくKがジョイに抱いていた想いをバカバカしくなったとか虚しくなったとか、そんなんじゃ絶対にないって個人的には考えてる