ラスト、アンドーが撃たれて倒れて、ジンが一人で屋上に行くシーン。

ここでも、ジンはアンドーを簡単に置き去りにしていく。
アンドーは、すでにジンにとって、大切な仲間になっているはずだ。
それなのに、安否も確認せずに、「ありゃ死んだな」てな感じで、さっさと上をめざす。

ジンが、大切な人を置き去りにするシーンは、これで3度目。
これを雑な脚本といわずになんという?

置き去りにするなら、段階を踏むべきなんだよ。

1、ジンは、大切な人を置き去りにして逃げるなんて卑怯だというメンタルであること。
2、ソウの時は、やむなく置き去りにしたことを、後で後悔し、ソウのために涙するジンを描く。
3、父親の遺体を持っていこうとするジンだが、仲間が危険にさらされるため、やむなく、ジンの意志で置き去りにする。
4、ジンは、前もってアンドーに「貴方が死んでも、絶対に置き去りになんてしない」と、約束する。
5、でも、やっぱり、任務のためにアンドーを置き去りにするしかない、とジンは非情な決断をする。


で、殺したはずの相手が実は生きてて、後で反撃されるってのは、
殺したはずの相手は敵側というのが、通常のパターンなんだよね。
死んだと思ったアンドーが実は生きてましたって、ジンにとっては、生死も確認せずに置き去りにしたわけだから、
バツが悪いだろ。
そういう感情の機微が描かれて無いわけ。




これが、ドラマの作り方ね。