>>114
>"目的"という概念については、>>103ですでに述べた。

あなたがそこで書いていることは個人の頭の中のことで、他方、こちらはteleology、
すなわち機械論と対立する概念としての目的論の考え方に近似的であるという観点から
「目的」という言葉を使用している
その程度のことは>>101から読み取れないだろうか?

因果論というのはだいたい機械論と同じようなものだ
先の小石の例なら、Aさんが小石を蹴ることで小石は運動するが、そのときの力の大きさ・方向と、
重力や摩擦力などの条件から、小石がどこへ移動するか予測することが可能だ

それはわれわれ人間が力学、運動方程式などの物理学の知識を得ているからだが、
実際に小石の移動先を求めるのはかなり煩雑な作業になる

ヘプタポッドのように小石の移動先を力学の知識や手間のかかる計算によって予測せずとも
正確に知ることのできる生命は、我々の知る力学のようなものを発達させることはなく、
因果論・機械論的に世界を認識することがない

「目的」に関するあなたの誤解についてはこれくらいでいいかな?