劇場公開版には別エンディングが撮られていて、デッカードとレイチェルが車で逃避行するのは同じなんだけど
助手席のレイチェルがデッカードにこう衝撃的なことを言う終わり方になっている。
レイチェルはデッカードにこう言う「わたしたちは”対”で造られたのよ」と。

そのレイチェルの言葉を膨らませて「ブレードランナー2049」が作られたのだろう。

未使用だったシーンではこういうのも撮られていた。
ロイが死んだ後、ガフが降り立ってデッカードに「お見事です、人間お仕事をしたんですよ」と言うが
その先が撮られていて、ガフはデッカードにこう言う。
「でも、あなたは自分を人間だと信じてますか?ここいらじゃ誰が誰やらわかりませんからw」

そのあとのユニコーンの折り紙も含めて、ガフはデッカードの正体を知っていたようだ。

リドリー・スコットはこう言ってる。「デッカードはユニコーンの白日夢を見る。
その記憶は誰にも話してないはずなのに、ガフはユニコーンの折り紙を置いて
お前の記憶は移植されたものだと示す。それはつまりデッカードの正体はもう明らかだ。
ここまで言ってもまだわからない奴はバカだ」

※これらの映像はファイナルカット版BOXの特典映像「デッカードの真実」と「未使用シーン集」に収録されている。

さらに、「メイキングオブブレードランナー」の著者であるポールMサモンはこう言う。
「デッカードはレプリカントなのかとよく聞かれるが、その正確な正しい答えはこうだ!……おそらく!」

これらの点からみても、デッカードがレプリカントなのは明らかだと思う。