京都の街は、東と西と北が山に囲まれた中に、ぎっしりと街が、箱庭のように詰まっています。
空は時に澄み、時に霞み、深く広く感じます。他所の世界からやって来て、この街にいると、「来し方行く末」の感覚が不意に分らなくなります。
ひょっとしたら、元々どこかに暮らしていたはずのこの身は、そちらでは現在行方不明となってしまっているのかもしれないと妄想します。
この街の中を、生態系を黙々と移動する生命のように、すれ違い走り続けている小さな電車「嵐電」。

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http://www.randen-movie.com/