AKファン専用 「かぞくいろ」
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血のつながりのない赤の他人三人の新たな旅立ちなのだ
このものがたりを新たな旅たちとうたうには駿也が不倫の子というのが絶対必要な因子なのだ 不倫の子
なんと甘美な響きだろう
なんと自由な響きだろう
父の血からの開放 どうせなら母の血からも解放されたいけど 食べたことないけどカレーの店の全国チェーンを一代で作った人で
奇跡みたいな人なんだ
なんか両親を知らないからこんないい人になり事業に大成功したのだと思うよりない感じなんだ 読む限り自分の両親を知りたいとは思わなかったようだ
ここなんだな親を知るためにエネルギーを消耗する話が多いのは知りたいだろうと思う常識に囚われるから
親を知らないことこそ人が自由になれる魔法ではないか 親から受け継いだ血に縛られないでいられる 今で言うならDNAなんだけど
もちろん実際はDNAに縛られている 縛られているけど意識しないでいられるのではないか 駿也が父だと思っていた修平の子ではないと知ったのが修平が晶と結婚した頃としたら小学3年生になったとき
知った時の駿也 案外冷静だったかも むしろ修平の血を引いてないことを喜んだかも どうも子役が出てくる物語は苦手で特に達者な子役は見ていられない
駿也役の子も上手いんだろうけどやっぱりねえ
いっそ10歳の駿也を15歳の中学三年生にして子役でない若い役者にやらせたらどうかな ドラマは先生と生徒 映画は義母と息子 共に10才違い 共に禁断の恋のおちいる
ドラマは淫行として世間に非難されるけど映画も明るみに出たらやっぱり淫行なんかな 禁断の恋と書いたけどドラマの生徒は陰萎だし映画の二人は性欲だけなのだ 共に恋ではない ドラマのことは置いて映画のふたり 15才の駿也のベッドに滑り込んだ太ももむき出しの晶
駿也が10才の男の子ならそこまで想像する奴はそんなにいないけど15才ならほとんど想像するだろう やっぱり駿也は設定通り10才くらいが良さそうだ
でも不倫の子は設定とは違うけど同じ まあ不倫の子は隠れた設定にしておこう
それでないと宣伝文句の新しい家族の出発にならない 死んだ修平の遺骨をもって祖父の家を訪ねるとこまでで1時間鉄道のはなしで1時間
それぐらいの配分で描いたらどんなもんだろう 郷里でのエピソードの中にはそんなに重要ではないのもある
重要ではないものの中から削るのはむつかしい
ゆりえ先生の不倫の話?
駿也が同級生を傷つけ晶が学校に呼ばれる話?
回想にもあったバッティングセンターの話?
作文の話? 全部いらないといえばいらない
もしこれらを全部なくしたら残るのは晶が運転士になる話
ペーパーテストに何度も落ちてなかなか運転しになれない晶の悩む姿を写すだけで1時間くらい経ってしまいそう とにかく晶はろくろく学校に行っていないのだ
たぶん読み書きも頼りないだろう
そんな晶があんな大部の何冊もある教科書を簡単に覚えらるとはなんぼ感が良くてもとても思えない 学科は苦戦しそうだけど実技はお手の物だろう 感がものを言う世界だから
そもそも動かして止めるということに限れば車の運転より電車の運転の方が簡単だろう
映画の中でもブレーキのかけ方を習っていたけど簡単そうだ 晶の運転するの電車ではなく気動車なんだけど映画の中の講習はどの範囲なんだろう
機関車が引っ張る列車の運転もふくまれているのかな 実際にJRの研修生と第三セクターの研修生は一緒に受けていて研修費も同じでテストの内容もおなじなんだと思われる 鉄道法というのがありそこから勉強しなければならないとしたら大変だ
晶受かるかな 一回だけの講習ではとても無理そう とうぜん運転士になるのを諦めかけた晶を励ます誰かが現れないとと思うけど
車の場合何回落ちてもお金さえ払えば受けさせてくれるけど運転士の場合回数制限ないだろうか 車の場合商売だけど運転士を養成するのは商売じゃあないから受けられる回数決まっているかも 運転士がダメなら検修職に応募したら縁故があるから受かると違う
とか思うけど結局なんとか運転士に合格するんだそうゆうふうになってるんだから 晶が運転士になる話は尽きないからまたやるとして
駿也が不倫の子で修平の子ではないとしてそれを晶が知っているのか知らないのかによって話の成り行きはガラツと変わってくる 晶は知らないことにしておくのが自然だけどそれでは面白くないから知っていることにする では誰からきいたのか
修平は知らないんだから修平から聞くことはない
節夫は?節夫とは会ったこともないし話したこともない
晶が知っているとしたら一番可能性があるのは駿也から聞いたということにになりそう では駿也は誰に聞いたのだろう
子供の駿也にこんな微妙なことわざわざ話す人想像できない
普通に考えられれるのは誰かが話しているのが聞くつもりはなかったのに聞こえたというこ
ではいつどこで 修平の妻 駿也を生んでなくなった名前はわからないけど妻の七回忌
七回忌がひっそりと行われた場所で密かに囁かれていた秘密を六歳の駿也が聞いてしまった 七回忌はやったとして修平の妻の遺骨はどこに収められているのだろう
死んだ修平の遺骨は晶と駿也の手により郷里に運ばれた
ということは東京には修平の遺骨を収める墓所はなかったのだ つまり修平の妻の遺骨は妻の実家の墓に収められていたことになる
修平に抵抗はなかったのだろうか
まあ新たな墓地を作るのは少なからぬお金がかかる
とりあえず妻の実家にあずけお金ができたらと思っていたかも 七回忌が行われた場所はどこか
まあ普通は葬儀が行われた場所だけど
広い家なら広くなくても自宅でお坊さんを呼んで行うこともあるしお寺さんで行う場合もある 映画に出てくる赤子を奪い合う場面は葬儀場ではなく火葬場のようだ
いずれにしろ葬儀場がどこだったかは分からないけど七回忌は葬儀した場所で行うのが普通だ この際宗派のことは置いといて
友人にお寺さんの息子でもいればともかく修平にはお寺の宛がなかった
一方奥さんの実家は旧家みたいだからある 葬儀のことも納骨のこともなんの役にたたずいささか肩身の狭い思いをしているとこに
赤子まで持って行かれてしまったら体面丸つぶれ思わずカッとなってしまったのだ いまさら面目でもないんだけどしかたがなかったと思いながら七回忌もまた世話になってしまい
のんびりしているようでこの辺は気にする修平だった その七回忌の場所でひそひそ話をしているのを聞いてしまった駿也 その七回忌の場所でひそひそ話をしているのを聞いてしまった駿也 駿也から聞いた晶は修平には言わなかった
晶には言った駿也だが修平には言わなかった
知らずに死んでいった修平はよかったのだろう それにしも息子の遺骨を見たときの節夫は
息子の遺骨を持ってきた赤の他人のふたりをどう思ったのだろう どう思ったのかなどうでもよかったなんてことはない息子の骨だもの
いつか ひょっとしたら留守電聞いていて無視していたのかも でもそれはいくらなんでもないだろ
あるとしたらどうゆう条件によるのだろう 修平が死んで自分の血が途絶えがっかりして遺骨のことまで思い至らなかった
あるいわボケて息子がいたことを忘れてしまっていた なんて 晶が節夫の携帯の番号は知らなかった可能性はあるけど修平も知らなかったのかな
それともそもそも節夫は携帯を持っていなかったのか
そういえば映画の画面に携帯は一度も出て来ていなかったのか そんなことはおいてやっはり
なにかのはずみで駿也のことを修平が知ってしまうことは気にはなっていたに違いない もし留守電を聞いていれば遺骨を引取りに行っていただろうと節夫は思う
親として当然のことだと思うけどその時二人の顔を初めて見て何と言っただろうと思うと行かなくてよかったと心底思う 二人を置いて遺骨だけ引き取り持ち帰ることができただろうかと節夫は考える
駿也に修平の血を引く子供ではないと言えただろうか
駿也がその事実を知っているとは想像できなかったのだから でも節夫なら言えたかも
淡々と事実を言って血はつながっていないけど
戸籍の上では祖父と孫の私と暮らすか同じく戸籍の上では母と子の晶と暮らすかお前が決めなさいと言うかも 血はまったく繋がっていない三人だけど戸籍の上では未だにつながっているのだ もしかしたら
戸籍以前と以後では日本人の族性はまったく違ったものになっているかも 戸籍(こせき)とは、
戸と呼ばれる家族集団単位で国民を登録する目的で作成される公文書である。
かつては東アジアの広い地域で存在していた。21世紀の現在では中華人民共和国(事実上形骸化している)と日本と中華民国(台湾)のみに現存する制度である。 世界中のほとんとの国家に戸籍に戸籍がないということは
戸籍がなくても国家はやっていけるもののようだ
まあそれに代わる何らかなものが当然あるだろうけど 生まれながらに戸籍に組み込まれているこの国の住民は
自由というものとは無関係なんだなあ
たぶん これが原因でこの国は世界の中の特異国と呼ばれているのかも 節夫さんの奥さんすなわち修平さんのお母さんが何時ごろ死んだのかわからないけど一度も話題には上がらなかった
修平と晶が会話する場面は少なかったけど修平が母のことを晶に語ることしなかったし晶が修平に聞くこともなかった 遺骨を受け取った節夫が仏壇に遺骨を供えるのか普通だけどあの家に仏壇は見当たらなかった
ないことはなく写らなかっただけだろうと思うけど遺骨は何処にと思ってしまう
そういえばお墓に納める場面もなかった そもそも節夫は分家で墓も仏壇もなかったかも
奥さんの骨は奥さんの実家の墓に収められ仏壇は作られなかったかも もしかしたら節夫さんの奥さんはほかの男と駆け落ちして行方不明になってしまったのかも
だったら奥さんの遺骨はなく仏壇も無いわけがわかる 節夫が奥さんのことを話さないのも修平がお母さんのことを話さないのも納得できるし
地元で電車の運転士になるはずの修平が急に画家になるなんて言い出し郷里を離れたことも納得できる 時々暗い目を見せる節夫 無理に明るく振舞っているように見える修平 あんたの好きなようにすればいいと言う節夫の悟ったような振る舞いも納得できるし
狂ったように赤子を取り返した修平の衝動も納得できる 何にも語られていない人についてはなんでも想像していいのだ かぞくより心地良いものに惹かれかぞくを壊した人
かぞくだけが生きる道では無いと思ったかどうかはわからない 壊れた家族を引きずって生きている修平にひどい親を持った晶が惹かれたのか
あるいはひどい親を持った晶に壊れた家族を引きずって生きている修平が惹かれたのか
破鍋に綴蓋といったらいいのか自分にふさわしいと思い互いに引き合ったのかも そして血の繋がりのない三人がひとつのかぞくをつくりそれなりに幸せな一年がすぎたとき一人が欠けた 海面から出ている部分はそれこそ氷山の一角なのだ
そしてどんな物語もそうだと思う 15違いの血の繋がりはない親子はわりとうまくやってけそうだ
晶はあくまで駿也の母親であろうとするだろう
駿也は晶を母親とは思わないけど嫌いではないから 思うにもし節夫に連絡が取れ遺骨を持ち帰るため上京したとしたら
骨壷を前にしての三人の会話脚本家はどうする興味ある 映画の成り立ちから言って骨壷をもって節夫だけ帰るわけには行かない
どっちみち三人で第三セクターの電車の走る場所すなわち節夫さんが住んでる町に行く事になるのだけど 節夫にしたら血の繋がっていない駿也という名の孫と初めて合う晶という名の赤の他人
連れて帰りたくないと思うのが自然 血が繋がっていないことを三人とも知っているという設定なんだからどないしたもんだろう
しばし思案投げ首 普通なら孫は連れて帰り晶にはどちらでも好きなようにしなさいと言う場面なんだけど 三人揃って第三セクターの郷里に帰る納得できる会話をひねり出せなければ映画のような設定にしなければ仕方ない 節夫にしたら血のつながっていないガキを連れ帰って面倒見る気には到底なれないだろう
そのはずなのに郷里に帰ってわしと一緒に暮らそうと駿也に言った 駿也が来れば晶もついてくると思ったからそう言ってみた
そう言ったのはなんといい年こいて晶に一目ぼれしてしまった節夫だったから
まあ年をとっても一目惚れすることはあるのだ でもこの場面はエロ映画ではないんだからセリフで構成するわけには行かない
脚本家は役者の演技力と監督の演出力に頼るよりない そして晶も節夫に理想の父親の幻想を見たのならそんな漫画みたいなこともありえることだろう まあとにかく三人遺骨をもって新幹線に乗った
本当は夜行列車で窓に写る三人の顔なんかたまらんけど今は夜行列車なんてない ビートたけしさんが
これだけ災害が多い国なんだから万博なんかやめて国中に避難所を作れよと言っている
だったら
オリンピックなんかやめて国中に避難所を作れよ 世界中に恥をさらすが今からでもやれよ ほとんどの映画.ドラマは家族のことが絡んでいるといってもいいんじゃあないか
やっぱり人間の社会の基本単位は家族なんだから家族の数だけ物語はあると言っていいのではないかな
そんななかで
フォルトゥナの瞳は家族がほとんど出てこないめづらしい物語だ 『かぞくいろ』
トロント日本映画祭 in 日比谷 にて上映(無料) 10/26(土) 19:00〜らしい
吉田監督のトークショー有り
https://www.mitsuifudosan.co.jp/letter/190930/download/190930.pdf
大型ビジョンにて上映、500円でデッキチェアが借りられるらしい(先着順)
久しく間が空いたこれ最初から読んでみたけど所々で入る横槍も含めなかなか面白いと自画自賛
また書いてみる 修平役で出ている青木崇高さんがサギデカというドラマに出ているのを再放送で見た かぞくいろの公開は2018年11月30日
サギデカの放送は2019年8月31日から9月28日
たぶん撮影時期は半年ほどしか違わない かぞくいろの修平は
なんか薄汚れたはっきりしない友達に騙されるような冴えない男に見えた
一方サギデカの役は
成功している起業家でなるほどこれなら優香が惚れるわと思うような颯爽とした青年に見える あまりの違いようにさすが役者と思う一方監督の意図が見え見えでもある
できたのをみると
この見栄えを逆にしたら面白いかもと思ってしまう
むろん
できたのを見ないと思いつかないけどね 主演の木村文乃さんは初めて見た女優さんだけど正義感の強い刑事の役でとても良かった 正義感が強いかどうか知らないけど
正論を言うOLの役をやっているのがいま放送中の同期のさくらの桜役の高畑充希さんだ ビートたけしってホンマに東京の田舎モンそのものだな 木村文乃さんと木村佳乃さん一字違いで間違われないかしら 有村架純に比べ高畑充希いろんな役やってると違う
有村以外の女優のことあんまり知らないからわからないけどそんな感じがする ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています