靴ひものロンド-Lacci-
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
2022年9月9日公開
オフィシャルサイト
http://kutsuhimonorondo.jp
原題 Lacci
製作年 2020年
製作国 イタリア・フランス合作
配給 樂舎
上映時間 100分
映倫区分 G 「イタリア映画祭2021」では「靴ひも」のタイトルで上映。
キャスト
アルバ・ロルバケル
ルイジ・ロ・カーショ
ラウラ・モランテ
シルビオ・オルランド
ジョバンナ・メッツォジョルノ
アドリアーノ・ジャンニーニ
リンダ・カリーディ
フランチェスカ・デ・サピオ
監督
ダニエレ・ルケッティ
製作
ベッペ・カスケット
原作
ドメニコ・スタルノーネ 『靴ひものロンド』9月9日公開決定!日本版ポスターが解禁!
第77回ベネチア国際映画祭のオープニングを飾り、2021年ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞主要3部門にノミネートされた『The Ties』(英題)が、邦題を『靴ひものロンド』として9月9日(金)より全国順次公開されることが決定し、日本版ポスタービジュアルが解禁されました。
1980年代初頭のナポリ。夫の浮気で終わりを告げた、4人家族の平穏な暮らし。夫婦の絆を解こうとする父親と、繋ぎ止めようとする母親。対立する夫婦の激しい口論や、突然現れた魅力的な愛人、徐々に壊れていく母の姿を静かに見つめながら、ローマとナポリを行き来する子どもたち──。いびつな数年間を経て、ばらばらになった家族はささやかなきっかけで再び一緒に暮らし始めます。月日は流れ夫婦は夏のバカンスへ。戻ってみると、家はひどく荒らされ、飼い猫は失踪しているのでした──。
「ニューヨーク・タイムズ」2017年〈注目の本〉に選出、全米で絶賛された原作小説をイタリアの名匠ダニエーレ・ルケッティが映画化。一度壊れた「家族」は「絆」を再び繋ぐことができるのか。愛をめくると見えてくる、心の底に沈めた秘密と嘘。かつてない衝動、軽やかで強烈な余韻がめぐる家族映画の新たな名作が誕生しました。
イタリア映画界の実力派が集結したキャストには、唯一無二の存在感を放つ『幸福なラザロ』『おとなの事情』のアルバ・ロルヴァケルと、巨匠マルコ・ベロッキオから俊英の若手監督までを虜にする実力派ルイジ・ロ・カーショが、若かりし日の妻ヴァンダ役と夫アルド役をそれぞれ演じ、熟練の名優ラウラ・モランテとシルヴィオ・オルランドが、老年期の二人を演じています。
== 『靴ひものロンド(英題:The Ties)
監督・脚本・編集/ダニエーレ・ルケッティ
原作/ドメニコ・スタルノーネ「靴ひも」(関口英子訳、新潮クレスト・ブックス)
脚本/ドメニコ・スタルノーネ、フランチェスコ・ピッコロ
出演/アルバ・ロルヴァケル、ルイジ・ロ・カーショ、ラウラ・モランテ、シルヴィオ・オルランド
2020年/イタリア/イタリア語/100分/カラー/シネマスコープ/原題:Lacci/字幕:関口英子
日本公開/2022年9月9日(金)、ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国順次ロードショー
配給/樂舎
後援/イタリア大使館
特別協力/イタリア文化会館
©Photo Glanini Fiorito/Design Benjamin Seznec/TROIKA 『靴ひものロンド』日本版ティザー予告が解禁!
第77回ベネチア国際映画祭のオープニングを飾り、2021年ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞主要3部門にノミネートされた『靴ひものロンド』の日本版ティザー予告が解禁されました。
舞台は1980年代初頭のナポリ。4人家族の平穏な暮らしは、夫の浮気で終わりを告げます。家を出たい夫、繋ぎ止めようとする妻、静かに見つめる子どもたち。予告編では、懐かしさが込み上げる楽しげなダンス曲“ジェンガ”の軽やかなリズムとは裏腹に、夫婦の衝突、母でもある妻ヴァンダ(アルバ・ロルヴァケル)の怒りと涙、混沌とした数年間に起きた修羅場の数々が映し出されます。さまざまな表情をみせるヴァンダを中心に、徐々に変化していく家族の姿、両親をしずかに見つめる子供たちの眼差しも印象的です。
忘れられない出来事を経験した彼らは、些細なきっかけで再び家族4人で暮らすように。30年の時を経てふいに蘇る思い出と、それぞれがそっと胸にしまい続けたものとは──。
「ニューヨーク・タイムズ」2017年〈注目の本〉に選出、全米で絶賛された原作小説をイタリアの名匠ダニエーレ・ルケッティが映画化。一度壊れた「家族」は「絆」を再び繋ぐことができるのか。愛をめくると見えてくる、心の底に沈めた秘密と嘘。かつてない衝動、軽やかで強烈な余韻がめぐる家族映画の新たな名作が誕生しました。
イタリア映画界の実力派が集結したキャストには、唯一無二の存在感を放つ『幸福なラザロ』『おとなの事情』のアルバ・ロルヴァケルと、巨匠マルコ・ベロッキオから俊英の若手監督までを虜にする実力派ルイジ・ロ・カーショが、若かりし日の妻ヴァンダ役と夫アルド役をそれぞれ演じ、熟練の名優ラウラ・モランテとシルヴィオ・オルランドが、老年期の二人を演じています。 『靴ひものロンド』日本版予告編が解禁!
第77回ベネチア国際映画祭のオープニングを飾り、2021年ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞主要3部門にノミネートされた『靴ひものロンド』の日本オリジナル予告編が解禁されました。
舞台は1980年初頭ナポリ。家族揃って出かけ、食卓を囲み、テレビを観て一日を終える──そんな4人家族の平穏な暮らしは、夫・アルドの「女性と関係をもった」という告白で終わりを告げました。予想だにしなかった愛する人の言葉と態度に、強烈な一撃をくらわせてアルドを家から追い出した妻・ヴァンダ。その日を境に、家族の生活は一変します。物語は、1980年代と現代、2つの時代を織り交ぜて物語は進み、そして30年後、夫婦は夏のバカンスへ。留守中に荒らされた家、飼い猫の失踪──突如起きた不穏な出来事をきっかけに夫婦、親子、それぞれが胸にしまっていた秘密と嘘が溢れ出し……。
監督は、イタリアの名匠ダニエーレ・ルケッティ。「ニューヨーク・タイムズ」2017年〈注目の本〉に選出され、全米で絶賛された小説を原作に、かつてない衝動と、軽やかで強烈な余韻がめぐる家族映画の新たな名作を完成させました。
イタリア映画界の実力派が集結したキャストには、唯一無二の存在感を放つ『幸福なラザロ』『おとなの事情』のアルバ・ロルヴァケルと、巨匠マルコ・ベロッキオから俊英の若手監督までを虜にする実力派ルイジ・ロ・カーショが、若かりし日の妻ヴァンダ役と夫アルド役をそれぞれ演じ、熟練の名優ラウラ・モランテとシルヴィオ・オルランドが、老年期の二人を演じています。
公開に先立ち、作家の角田光代氏は「愛も自由も、こんなにおそろしいしっぺ返しとなって戻ってくる。夫婦の、家族の、いや、人間というものの底知れなさを思い知る」とコメントを寄せています。 夫の浮気から家族の崩壊が始まった。
靴ひもは解けたら何度でも結び直せばいいけど、一度解けてしまった家族の"繋がり"を結び直すのは難しい。
綻んだ家族の絆から、当時子どもたちが学んだ教訓に胸が痛い。
前、後ろ、前、前、前。
楽しげなジェンカのメロディが、前に進むしかないと暗示している様だった。
思い通りに行かなくても、人生は前に進むしかないのだ。
その上で 真実を話す、時には秘密を守る、その匙加減が誰かと暮らす上には必要なのかなあと思ったり。
見ていないようで、子どもは気付くもの。
幸せなはずの家族の団欒や親子の会話が、絶望を招く怖さよ…
ポスターのビジュアルをよそに、わりかし重めな内容で、結末まで予測できないのがよかったし、後になって余韻で、面白い作品だったなあと。
『靴ひものロンド』『3つの鍵』と今月はアルバ・ロルヴァケルの出演作が続いてる!
個人的にはイタリア映画祭で観た『内なる檻』が良かったので、シルヴィオ・オルランドが出ていたのも嬉しかった! なかなか面白かった
外から見る家庭の景色と内から見る家庭の景色の違いを派手に描いてくれたね
ラストは衝撃 普通に面白かったな
子供に愛想尽かされた両親の末路の悲惨さってこの映画に限らず中々辛いものだからな
それにしてもこのタイプの作品は本当ここの板の奴らって見ないよな、ニワカが実に多い あんなに美人だったアンナが中年激太りしてたのがショックでした… 『LOVE LIFE』と近いテーマを描き着地も似ているのにまるで違う後味なのはお国柄(イタリアとフランス合作)の違いか、またはクライマックスでやっと踊り出す作品と冒頭でダンス(両作踊り方がとても示唆的)する作品との違いか。自分はどっちも好きだけど あの靴ひもの結び方は、アスリート御用達のイアン・セキュア・ノットじゃないかと思う。
なかなか…と云うか、本当にほどけないのだ。
ドラマ「相棒」で、右京さんが紹介したこともあるし、テレビの実験で、本当にほどけないのか、トレッド・ミルの上を半永久的に歩く歩行ロボットにスニーカーを履かせて、この結び方で歩かせたら、全然ほどけないものだから、途中で実験が中止になったように覚えている。間違いだったらごめんなさい。
考えてみたら、親なんて自分勝手なもんで、子供の口を借りて、自分の気持ちをぶつけているだけだったりする。
子供がかわいそう…とか言って、実は自分が惨めなのだ。
最初から、自分の気持ちだと言えば良いのに。
だから、紐はこんがらがって、子供は混乱し、迷惑を被るのだ。
イアン・セキュア・ノットだったら、引っ張ればほどけるのに、こんがらがった紐は、固く結ばれたところがあったり、何重にも行ったり来たりして簡単には、ほどけないのだ。
子供には良い迷惑だ。
でも、よく考えたら、子供だけの話じゃない気もする。
だって、”皆んな、そう思ってます”…なんて、他人の口を借りて話す奴は、結構多い。 ストーリーに共感できるかと訊かれれば「全く」と答えるしかない。でもそれが面白くない理由になるかと訊かれれば、それは違う。
父の浮気によって夫婦に亀裂が生じ、家族が崩壊する。でも原因が本当に父の浮気だけかというと、浮気はただのきっかけに過ぎなかったと思う。
家族の崩壊は「家族を諦められなかった父」のせいか「自由を諦められなかった母」のせいか。家族を諦められなかったと言えば聞こえは良いが、浮気をしたのは父。自由を諦められなかったと言えば聞こえは悪いが、子供の世話をしたのは母。でもかと言って母が良い母だったかというとそれも違う。
そんな父と母の板挟みになって過ごしたのに、そこまで酷くは育たなかった姉弟凄い。(ラストは「酷い」の中には入らないと思うので)。
エンタメとしては面白かったけど、現実にこんな家族がいたらひたすらに辛いなと思った。 「マリッジ・ストーリー」を「500日のサマー」的な手法で描いているのかな?とずっと胃がキリキリ痛むような展開…からのラストにある意味胸がスカッとするような、そんな作品でした。
当初見た予告編では「おっ、ジェンガを踊る何やら楽しい映画だぞ、家族の崩壊をテーマにしているけれど、道中は楽しいのかな」と。ポランスキーの「おとなのけんか」あたりを予想していったのですが、そんなシーンはほとんどなく…。
しかしながらとにかく、妻役のアルバ・ロルバケルの演技がものすごかったです! 夫から「自分が浮気をしている」と言われた後、恋人としてもう彼を見ることが出来ない一方で家族の体は成していきたい、という葛藤を鬼気迫る勢いで演じています。娘に上げたプレゼントを『不倫相手と買いに行ったのか』とか、「そうやって大人しい旦那のフリをして、ずっと私を陰でバカにしていたのね」この映画ではことごとく夫をなじるシーンがあるのですが、「うわ、こういう人いる…」と既視感を覚えるところがとても多く、観ていて胸がとても痛くなります。。それくらい心情描写がリアルでした。
そして、この作品のテーマは家族…、というよりも「復讐」だと思います。ずっと、この作品では夫婦(と浮気相手)の目線で、それぞれの罪についてなじり続けるのですが、その鬱屈をひたすらに受け続けていたのは我々観客以外にもいるのですよね、ラストシーンはまさにフラストレーションの爆発!という意味で最高にアガりました!
話の構成も未来と過去をごちゃまぜにする「500日のサマー」スタイルで、始めは観ていて混乱するのですが、結局これもラストの爆発に向けての布石なんですよね。とにかく最後まで観てほしい! と思える作品でした。 浮気を告白し家を去った夫と精神を病んでいく妻、二人の子供をきっかけに数年後に再び共に暮らす事となった歪な夫婦関係の話。
原作「靴ひも」は未読。
原題のLacciには靴ひも以外にも、策略や絆という意味もあるのですね。
そう考えると靴紐のあのエピソードの所は結び方も含めて非常に上手いなと思いました。
離婚に金も時間もかかるイタリアならではの話で、どちらかというと陰鬱なタイプの作品なので面白かったと言うのもまた違いますが、適度に緊張感もあり、知らず知らず取り込まれていく非常に好みのタイプの作品でした。満足🙆🏼♂ 最後まで、猫ちゃんがどんな状態なのか「だけ」が心配でした。
人間たち?
自分の倫理観だと、どーでもいいや。
イタリアとかフランスとか、自分の下半身の欲望が人生に優先するって、どうにもなじめないですわ。
もしも、自分の妻より好きになった女性が出来たなら、浮気が先ではなく、まず別れてからの肉体関係でしょ、けじめつけろよとしか思わず。
また浮気された奥さんも、憎しみ合って傷つけ合う状態で一緒にいるのは、人生にとって損しかないわけで、とっとと別れて慰謝料をぶんどれと。
なのに別れずにグダグダと。
そんな環境に置かれた子どもたちが、かわいそうでした。
あほらしいお話。 子供って知らないうちに親の癖を真似ていたりとか、無自覚に似てるところがあったりして、それが親の駄目なところだったりすると、気が付いてゲンナリしてしまうの、とてもよく分かる。
我が家も絵に描いたような円満家庭ではなかったので、刺さるものがある作品だった。母親の気持ちも子供の気持ちも痛いほどわかってしまう。
伴侶の浮気に苛つくのって、愛情の有無とはまた別の問題っていうのが、本当にその通りで、夫婦というか家族ってひとつの船に乗ってる運命共同体みたいなところがあって、良くも悪くもそこに縛られてしまうので、そこから勝手にひとりだけ身勝手に振る舞おうとしてたらそれは腹が立つもの。
母親も子供からしたら振り回されて良い迷惑なんだけれど、母親が父親の裏切りに引きずられて心を病んでしまったりヒステリックになってしまうのって、私はあまり責められない。
同時にそういう母親を恐怖したり、付き合いきれないという子供の気持ちも理解できるので、ラストはちょっと爽快でした。
でも子供に浮気相手の女性が優しく接してくれて、理想的な女性に見えるのは、彼女にとって子供たちが他人の子供だからだよね〜とも思う。
あと父親の同僚が、浮気した父親に対してとても肯定的なのが、凄くお国柄の違いを感じた。 小説が原作らしいけど、あらすじとか読まずに鑑賞するのが絶対におすすめ。
独りよがりな自己主張を繰り返す夫婦の会話と行動に感じる逃げ場のない閉塞感は、この物語が誰の目線で語られているのかに気付いた時に解放される。
歪に結ばれた家族という紐を断ち切るようなラストシーンの爽快感に、ニコニコしながらも涙が止まらなかった。 父から唯一学んだことは靴紐の結び方だったけど、それはヘンなんだ。ラストシーンに向けてこの靴紐が『家族の絆』という比喩が効いてくる構成がとてもいい。
なぜ無計画に妻に自分の不実を吐露したんだ、コンニャロメ!という苛立ちがものすごい勢いで沸き立つのだけど、時折り感じる妻のエゴが引っかかって…それでも『選べない』とばかりにどっち付かずで逃げ切ろうとする男の都合を、良くもまぁ忍耐強く聞いてあげてる2人の女性たちにも腹が立つ。
老年になって旅行に出ている間に家を荒らされ、こんな筈ではなかった俺と私の人生の恨み節の応酬、絡まった紐を解けない人生。
意固地に家族の仮面を被った人生の真の被害者は彼らではない。
似非家族の歴史と記憶が詰まった家を破壊するラストシーンはスカッとする。 夫の浮気によって翻弄される家族を描いたドラマ。複数の家族の話が並行して語られる『3つの鍵』とは対照的に、こちらは1つの家族の変遷に焦点を当てた作品。
1980年代と現在を行き来する語り口が秀逸。当事者にとっては地獄みたいな状況だろうけれど、愛憎入り混じる夫婦の関係性は客観的に見る分にはおもしろい。それが子どもにどんな影響を及ぼしてしまうのかもよくわかった。なので最後の「ケリのつけ方」には少し救われたような気分になった。 イタリア男は浮気ばかりだなな映画。
(イタリア資本の外資系企業で働いてるから尚更感じる。偏見ですけどね。)
ラジオパーソナリティの夫アルドとその妻ヴァンダ、二人には男女一人づつの子供がいる。
ある日アルドが浮気した事を告白したことから家庭が壊れだす。
浮気した事が許せないので旦那を今までのように愛せないヴァンダだが、子供の為に一緒に暮らせという。
一方アルドは子供を預かだたりするものの友人にあづけたり、愛人に100%走るわけでもないしのらりくらり。
そんな夫婦を見て育った子供はどうなるかという話。
ラストは逆にスカッとしました。 決してハッピーエンドな
話ではないけれど
心のうちを
隠さないとこがイタリア人らしい
幼きアンナのリディアに対する
印象が切なかった。
ルイジ・ロ・カーショと
アルバロルヴァケロの
演技だけでうるっとくる。
衣装も完璧 アモーレ、アモーレと愛情表現が大胆で情熱的なイメージ、イタリア。それでも人間だもの、強いと思わる絆、ひもも解けるわな。
価値感やらの不一致ではなく不倫。妻の心中おだやかではない。しかしこの旦那、謝罪した?むしろ正当化していたような。相手の女性も堂々としていたような。一瞬被害者の自分が悪いのかと思ってしまいそう。夫婦間だけでなく、子供、特に娘さんは敏感だよ。成長するに連れ、冷ややかになっていくのが悲しい。
最後にいたっては姉弟共にブチ切れ、あぁ。人生のストレス発散になったのか。 「感想」
これはどう表現しましょうか。
まぁ、サイテーといえばその通りですよ。
登場人物たちを好きかといわれれば、はっきりって侮蔑や軽蔑をしますね。憎めないなんて思えないし、感じないです。
「作り」
ドラマとしては、なかなか出来の良さでした。
あくまでも映画としてのドラマの出来という意味ではですよ。
物語としては、サイテーなような気がします。
主人公にあたる父親と母親の両方がはっきりいうと最悪なのです。
両者とも非常に心が弱い。それでいて心が醜い。
どちらももう片方に依存していて、互いにずっと離れていることができないし、離れていてやがては戻ってくる。
それが人生の中で、延々と続く。
そんな2人の晩年期にトラブルが起きるんだけども…
面白いもので、彼が2人の子供たちも、両親に対して侮蔑や反発を持っていて、時に離れたりはしているんだけれども、やはり見捨てまではしない。
ここら辺が、ドラマとしてなかなか出来が良い。人生の矛盾や妙理をよく描いているのです。
感情移入したくはないんだけれども、なんとなくわかるなぁ…というね。
ま、共依存かな。 「うちの家族、めちゃくちゃ」
この言葉を見た瞬間「うちの家族みたいだな」と興味を持ち鑑賞。
さすがに不倫とか自殺未遂はないけど、それ以外はだいたい一緒なので。
だからなのか特に発見もないし何か驚くこともなかったし、部屋を荒らした犯人も想像つくし目新しさはなかったです。
綺麗事を見せられるよりはマシかな。 夫の浮気の告白から壊れていく家族の物語。
靴ひもの結び方という共通点をポイントにこの家族の関係をひもの結び目に例えて紐解いていく構成が面白かった。夫には終始ふざけるなよって気持ちしかなかったけど、無自覚に面倒ごとや責任から逃れようとした人の末路なのかな。
母親の奇行は夫の浮気でメンタルが壊れてしまったのかなと思えたけど、晩年に復縁したのは執着が捨てられなかったのだろうか。
夫が愛人とうまくいかなくなったら縁を戻そうとするのは想像できるけど、妻が受け入れた理由が謎だった。
オチはある意味スッキリするので、面白かったです。
猫ちゃんは無事で良かった!
家族の物語ではあるけど愛とか絆ではなく、うわべだけの関係が何を齎すかだと思った。 夫の浮気の告白から壊れていく家族の物語。
靴ひもの結び方という共通点をポイントにこの家族の関係をひもの結び目に例えて紐解いていく構成が面白かった。夫には終始ふざけるなよって気持ちしかなかったけど、無自覚に面倒ごとや責任から逃れようとした人の末路なのかな。
母親の奇行は夫の浮気でメンタルが壊れてしまったのかなと思えたけど、晩年に復縁したのは執着が捨てられなかったのだろうか。
夫が愛人とうまくいかなくなったら縁を戻そうとするのは想像できるけど、妻が受け入れた理由が謎だった。
オチはある意味スッキリするので、面白かったです。
猫ちゃんは無事で良かった!
家族の物語ではあるけど愛とか絆ではなく、うわべだけの関係が何を齎すかだと思った。 1980年代の初頭。ナポリで暮らす4人家族の平穏な日々は、父アルドの浮気によって一変し、娘のアンナ、息子のサンドロは母ヴァンダのいるナポリ、アルドの愛人宅のあるローマを行き来する。壊れていく夫婦関係、しかし時は流れ、そこには年老いたヴァンダとアルド。2人の夫婦関係は戻っていたかのようだったが…。
全米で絶賛された家族小説の映画化であり、この手の作品はミスリードしがちだが、決してミステリでもないし、泥沼離婚劇のそれではない。いかんせん、イタリア史や国際情勢におけるイタリアの立ち位置は戦時中ならまだしも、戦後のことは当人が全く知らないため幾つか勉強してから鑑賞するケースだった。そうすると都市化構造や80年代のファッション面での演出に非常に力を入れていることは理解できたし、ルケッティ監督らしいスリリングな作りとシリアスなシーンなのに観客から観ると笑ってしまう第三の壁の構造は見事で、そういう面では貫禄があって面白さより巧さが勝っていた。
特にナポリとローマの対比は顕著で、人間の嘘と真実の二律背反的な面白さは正直惜しい。
はっきり言えばかなり説明的で、わざわざセリフで説明しなくても、2人の子どもから見る「夫婦関係」に特化して子供の視点に注力すればいいのに、
全部説明しちゃうので丁寧っちゃ丁寧。だから後でやや捻りを効かせたつもりでも、観客の殆どは予測できちゃうと思うので、4人の家族を描くにはもっと他愛のない会話劇と内に秘めたものをどう見せるかのバランスが欲しかった。
役者たち、子役たちは本当に上手くて、家族の問題や社会通念を伝えるには抜群のキャスティングだったと思う。家族全員の真っ正直な演技のおかげで、家族劇として飽きないし、「靴ひも」というワードが様々なミーニングになっていて、この靴ひもについて説明過多になっていないのは好感が持てた。
興味深いのはマッシモ・カンティーニ・パリーニがファッションで夫婦関係や登場人物たちの身体が何を伝えるか工夫したと言う点だ。たとえば髪型やクラシックな衣装で、時の経過とセンスの変わり方、視覚的にキャラクターを見せているので、やはり単純に脚本がもっとトーンを暗くしてくれたら、さらに面白かったと思う。 1980年代初頭のナポリ。ラジオ朗読のホストを担当しているアルドと妻のヴァンダ、アンナとサンドロの二人の子供たちは静かな生活を送っていた。だが、ある日、浮気をしたアルドが家を出て行き、ヴァンダは精神のバランスを崩す。アンナとサンドロがナポリとローマを行ったり来たりする生活が数年が続いた後、家族は再び共に暮らし始める。
平和に暮らしていた家族が夫の浮気がきっかけで崩壊します。そして、それによって妻は精神のバランスを崩していきます。
そして、息子の靴ひもの結び方がきっかけでまた家族が再生していきますが…
2つの時間軸でストーリーが展開していくので、観る人によっては混乱するかもしれませんが、私的にはわかりやすい流れに思いました。そして、「夫婦」や「家族」をテーマにしているから、より観るのに気持ちが入りました。
夫婦って今までは別々に生きてきた者同士が「結婚」することによって出来上がる形。
そして、全ての人々がそうではないけれど、やがて子供が出来て、そうなると新たな「家族」の形ができます。
夫婦はお互いの良い部分はすんなり受け入れられても、ダメな部分を受け入れるということは正直なところ大きなエネルギーがいります💦そこを勿論、話し方も考慮して本音で話せればいいと思いますが、それを飲み込んで我慢してしまうと、どんどん気持ちがすれ違ってしまい、後になって取り返しのつかないことになります。
「夫婦は一生添い遂げるべき」
「家族は一緒にいるべき」
今の時代はそんな固定観念は打ち崩されていて、いい意味で自分を大切にする考えが大きくなってきていますが、まだまだ、この考えは根強く残っているのも本当のところ。
自分自身も肯定もしないし、否定もしないです。人それぞれだからです。
特に子供が居ると、本当はお互いにすれ違っていても、「子供のために…」って言って子供を理由にして、お互いの本当の気持ちを出すこともできないでいる… なんともつらい…。
姉弟キッズが可愛い。特にお姉ちゃん。美少女。歯がとれてるところもワンポイントで可愛い。弟くんも愛らしい。
ただ、時は経ち、いい年になった二人はもはや見る影もなく…。お姉ちゃんはかつての美しさとは程遠く、弟は私生活大変そうだし…。つらいなあ。
飼ってる猫の名前が「ラベス」で、どうやらイタリア語で「動物」って単語を略したのが由来っぽいんだけど、大切なペットに「動物」なんて名前つけるのか?笑
旦那さんの小爆発に、ものともせず平然と薬飲んでる奥さんが怖い。
ラストのある二人のあの行動、笑えばいいのか胸くそ悪さ感じればいいのかわからんかった。
でもエンドロールの曲はなんか愉快。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています