0843名無シネマ@上映中
2022/09/21(水) 13:21:38.98ID:ZwHvZu3d東野圭吾さんの真骨頂だと思うけれども、申し訳ない気持ちを込めながら、やっぱり「容疑者Xの献身」は超えられないと思った。
レビュー・タイトルを対比としたのは、この作品の”偶然”と”必然”ではなく、実は、「容疑者Xの献身」を思い出して、比べてみようと思ったからだ。
「容疑者Xの献身」では、偶然とはいえ、最初の事件には、必然的な条件があった。
偶然、隣に住んでいた住人。
強い意志を介在して、計画、実行される事件は、警察は、偶然と必然の狭間で翻弄される。
湯川との出会いは、偶然だが、シンクロニシティのごとき必然ではないのか…。
そして、心を揺さぶる悲劇。
背景にある必然。
…というように、偶然と必然の登場や、バランスが絶妙過ぎたのだ。
だから、「容疑者Xの献身」はミステリーのカテゴリーで語るべきではないという論争まで起こっていた。
やっぱり、申し訳ないけれども、今回も及ばなかったように思う。
あと、映画作品のタイトルもいまいち。
おっさんくさい気がする(笑)