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ノベンバー-November-
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0002名無シネマ@上映中
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2022/08/03(水) 02:58:02.35
原題 November
製作年 2017年
製作国 ポーランド・オランダ・エストニア合作
配給 クレプスキュールフィルム
上映時間 115分
0003名無シネマ@上映中
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2022/08/03(水) 02:58:17.69ID:Sz/5Z7dc
「死者の日」を迎える11月のエストニアを舞台に、不思議な純愛の行方を幻想的なモノクロ映像で描いたダークラブストーリー。エストニアの作家アンドルス・キビラークのカルト的ベストセラーを原作に、ライナー・サルネ監督がアニミズムの思想をベースに異教の民話とヨーロッパのキリスト教神話を盛り込みながら撮りあげた。

亡き先祖を追憶する「死者の日」を迎えるエストニアの寒村。戻って来た死者は家族を訪ね、一緒に食事をとりサウナに入る。精霊や人狼、疫病神が徘徊する中、貧しい村人たちは「使い魔クラット」を使役して隣人から物を盗み、極寒の冬を無事に乗り切るべく行動する。農夫の娘リーナは、村の青年ハンスに想いを寄せる。一方、ハンスはドイツ人男爵の謎めいた娘への恋心を募らせ、森の十字路で悪魔と契約を結ぶ。

「ムカデ人間」で知られ、2020年2月に他界したドイツの俳優ディーター・ラーザーが男爵役を演じ、本作が遺作となった。
0004名無シネマ@上映中
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2022/08/03(水) 02:58:40.63ID:Sz/5Z7dc
キャスト
レア・レスト/リーナ
ヨルゲン・リイイク/ハンス
ジェッテ・ローナ・ヘルマーニス/男爵の娘
アルボ・ククマギ/レイン
ディーター・ラーザー/男爵
0005名無シネマ@上映中
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2022/08/03(水) 02:58:52.37ID:Sz/5Z7dc
監督
ライナー・サルネ
製作
カトリン・キッサ
脚本
ライナー・サルネ
撮影
マート・タニエル
美術
ヤーグ・ルーメット
マティス・マエストゥ
編集
ヤロスラフ・カミンスキー
音楽
ジャカシェク
0006稚羽矢 ◇2kaUxukfv2
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2022/08/30(火) 05:46:09.11ID:Fx/KIsvb
勃起できそうかな?
0007名無シネマ@上映中
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2022/10/29(土) 00:34:31.80ID:qUzxpfuk
自分は、映画を観る前はなるべく情報を入れずに観るようにしている。だから本作冒頭で怪しき物体(「クラット」と呼ばれる使い魔だとか)が登場した時点で、「?(ハテナ)」の嵐に襲われた。
舞台となるエストニアには、亡き先祖を追憶する「死者の日」とやらがあり、死者はその日に遺族の元に帰って過ごすという風習があるという。日本で言うお盆に近い。
寒村に住む住民は、クラットを使って隣人から物を盗み生活する。その村に暮らす娘リーナは、青年のハンスに想いを寄せるも、ハンスはドイツ人男爵の娘への恋心を募らせ…という、民話・神話を絡めた恋愛事情が展開するが、本作ほど鑑賞前に情報を入れておけばよかったと後悔した作品はない。
初見では分からないから何度でも観たいと思わせる。初見時に「?」の嵐が吹く作品は、『イレイザーヘッド』然り『ブレードランナー』然り、後年カルト・ムービーとして評価されている。最近観た『マッドゴッド』同様、本作も間違いなくその系譜にあると思う。
「全てのものには魂が宿る」という、所謂アニミズムを具現的に描いた一本ともいえる。
0008名無シネマ@上映中
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2022/10/29(土) 08:53:56.81ID:qUzxpfuk
オープニング笑笑

テイストはA24をさらに濃縮したみたいな超絶ヘンテコ映画(昨日見た『逆噴射家族』とは別アスペクトだが負けず劣らず)。

なのに映像は古典的傑作と見紛うほどで明らかに『マルケータ・ラザロヴァー』だったし『神々のたそがれ』(これは最近の映画だけど)だったしベルイマンだった。

メインは恋に悩む二人の若者の話だけど結構色んなところに飛び火してよう分からんことになってたから少し集中力を要した。再鑑賞したら多分相当好きになる。
とにかく映像が半端ない。
0009名無シネマ@上映中
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2022/10/29(土) 23:37:45.23ID:1sNdDkRU
50年以上前に作られた映画と言われても
信じてしまいそうな普遍的な物語。
これを2017年に作る意味がわからない。
(褒めてる)
イメージフォーラム以外でいえば、
未体験ゾーンだと違和感があり、
ノムコレにあったら違和感なく、
奇想天外映画祭だと一番しっくりな雰囲気。

村の娘が村の同年代男性を好きになるが、
その男性は身分違いの別の娘が好きという話。
そこに使い魔やら死者の帰還やら
キリスト教やら魔女やら財宝やらをトッピング。

この男性の良さがわからない。
というか、男性も女性もみんなどうかしている。
特にどうかしているのは、
村の娘の父親にその娘と結婚させろ、
理由はもう自慰には飽き飽きだからと言う
オッサンとOKする村の娘の父親。
しかも父親の目の前で犯そうとするし、
娘が逃げようとしたら父親が怒るし、
地獄か!
あと、媚薬をくれと魔女に頼みに行って
相手にうんこ食わせろとおちょくられて
うんこ入りのお菓子作ってキチ扱いされて
最終的にレイプしたオッサン。

予告編でも映っていた
絡まった3本の枝みたいなものが
使い魔だとは全く思っていなかった。
社畜気質の使い魔なのに、
うまく使ってくれる主人に出会えず可哀相。
雪だるまの使い魔の最初の台詞が、
まんまお祈りメールだったのはおもしろかった。

子牛かわいい。
雪だるまの使い魔は褒めていたけど、
君の吐息は子牛の吐息みたいな詩は、
男爵の娘に限らず相手の心に響くのか?
0010名無シネマ@上映中
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2022/10/29(土) 23:37:58.29ID:1sNdDkRU
疫病の化身の山羊もかわいい。
頭にズボン被ったら尻がふたつあると思って
疫病が騙されるという長老の発想は
どうかしているし、
それを実践する村人たちもどうかしているし、
そんなのに騙される山羊があほかわいい。

悪魔が人間の血ではなく赤スグリを舐めさせられたり、
身分違いの娘を装う(物理)村の娘に
娘が好きな男性が騙されたり、
騙し騙されが多い作品だった印象。

死者が帰ってくるのはいいとして、
メシ食ってサウナ入ったら
それ以降出番なし。
サウナからあの世に帰るシステム?
娘に愛する相手ができたと聞いた母親が
その言葉で帰ったのは理解できたが、
サウナ入って大きな鶏になって帰るって
何⁉︎(褒めてる)

お前の物は俺の物。
ドイツの物はエストニアの物。
忍び込む村の男性をどう考えても
意図的に咎めない男爵も何考えてるか謎だった。

画は「マルケータ・ラザロヴァー」な感じで、
こっちのほうがずっとわかりやすい。
いろいろトンデモでトンチキでも
ストーリーはわかる。

鑑賞後の何を観せられたのか……感、
嫌いじゃない。(褒めてる)
0011名無シネマ@上映中
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2022/10/30(日) 09:05:43.50ID:+DwtS2Ou
50年以上前に作られた映画と言われても
信じてしまいそうな普遍的な物語。
これを2017年に作る意味がわからない。
(褒めてる)
イメージフォーラム以外でいえば、
未体験ゾーンだと違和感があり、
ノムコレにあったら違和感なく、
奇想天外映画祭だと一番しっくりな雰囲気。

村の娘が村の同年代男性を好きになるが、
その男性は身分違いの別の娘が好きという話。
そこに使い魔やら死者の帰還やら
キリスト教やら魔女やら財宝やらをトッピング。

この男性の良さがわからない。
というか、男性も女性もみんなどうかしている。
特にどうかしているのは、
村の娘の父親にその娘と結婚させろ、
理由はもう自慰には飽き飽きだからと言う
オッサンとOKする村の娘の父親。
しかも父親の目の前で犯そうとするし、
娘が逃げようとしたら父親が怒るし、
地獄か!
あと、媚薬をくれと魔女に頼みに行って
相手にうんこ食わせろとおちょくられて
うんこ入りのお菓子作ってキチ扱いされて
最終的にレイプしたオッサン。

予告編でも映っていた
絡まった3本の枝みたいなものが
使い魔だとは全く思っていなかった。
社畜気質の使い魔なのに、
うまく使ってくれる主人に出会えず可哀相。
雪だるまの使い魔の最初の台詞が、
まんまお祈りメールだったのはおもしろかった。
0012名無シネマ@上映中
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2022/10/30(日) 09:06:00.89ID:+DwtS2Ou
デンマークやスウェーデンの下に位置する、北欧の国エストニア。本作は摩訶不思議な物語で、マジックリアリズムの感覚。「死者の日」を迎え、村には亡くなった人々が戻ってくる。普通に人々は交わりながら飲み食いをし、会話を楽しむ。
人の姿をした流行り病がやってきたり、若者たちの三角関係がこじれたり、「使い魔クラット」という人のために働く金属と木を組み合わせたような、不思議な存在もいる。
モノクロームの画面にふさわしい現在と過去と生死が交じり合った物語で、特に繊細な白の使い方に目を奪われる。
0014名無シネマ@上映中
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2022/10/31(月) 00:13:31.97ID:XP23rYfr
"彼の妻になりたい…魔女様…ハンスの心を私へと振り向かせたい…"

"出来ることは一つしかないよ…その女を殺すしか…"

東欧の寒村…来るべく厳しい冬に備え、村人達は"使い魔クラット"を駆使して隣人から大事な物を盗み合い、必死に生きるしかない…

11月1日、"死者の日"それは、深き森の闇より死者が蘇り家族の元へ帰る日…若く美しい娘リーナは、村の若者ハンスに恋をするが、ハンスは村を収める男爵の娘に一目惚れをしてしまう…ハンスと結ばれたいリーナは村の魔女にハンスを振り向かせる方法を聞き出すが、男爵の娘が忘れられないハンスは、悪魔と契約し、雪だるまで"クラット"を作り男爵の娘を連れ出そうとするが…

オープニングから、牛が空を飛んじゃったりとシュールな展開…モノクロで描かれる寒村の生活は、精霊や悪魔、そして疫病が闊歩する正に混沌とした世界…アート系か?と思いつつ、意外と笑ってしまうシーンもありますし、話の軸が村の若者3人の三角関係なので案外見やすい作品です。

まぁ、奇想天外であることは間違いないですが…

リーナを演じたレア・レストは、モノクロの画面と相まって妖艶な雰囲気を漂わせていますし、ハンスを演じたヨルゲン・リークは、だんだんビリー・ボブ・ソーントンに見えてきました。

そして、何より"ムカデ人間"で強烈な印象を残したディーター・ラーサーが男爵役で怪しげな匂いをプンプンさせていたのは流石なのですが、本作が遺作となるそうです。

その他大勢の村人達を演じたのは、プロの役者てはないのでは?深く刻まれたシワシワの顔には異様な迫力があります。

美しいながらも混沌としたマニアックな映像の連続に、新たなカルト映画の誕生を目撃したような
…そんな感じがしてなりません…
0015名無シネマ@上映中
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2022/11/01(火) 00:53:27.35ID:UYMEF3uQ
圧倒的なファンタジーと時空の超越。誰かがカルトとか言うから嫁を連れて行く説得が大変だったが、(爆)、ほとばしるポエジーはダントツであるし、たまたまだが、ハロウィーンにぴったりであった。イメフォで観たのだが、観終わってぶらぶらして一杯やった後で渋ツタに向かう時には、たしかに事故が起こりそうな人出であった。




冒頭、凍てつく雪原に狼を走らせ、白銀の世界でダンス。狼のあえぐ吐息、雪が飛び散る輝き、氷の溶解する音を撒き散らして映画館に躍動する生命を導入すると、、、

フェリーニは『甘い生活』の冒頭でイエス・キリストをヘリコプターで飛ばしてみせたが、ライナー・サルネ監督は鋏の使い魔を旋回させてヘリコプターにすることで、牛を空に飛ばしてみせる。エストニアの寒村の貧民にとっての死者の日には、つまりハロウィーンには、白装束の死者が家族の家にやって来ては、飯を食べて、サウナに入りに来るらしい。ドーランに白衣の死者が画面に溢れて、狼の雪原、牛、白い死者と白黒の存在がモノクロームの画面に、不思議な生命をもたらす。

実際、イエジー・ハスの『サラゴサ写本』のような意味不明な設定でありながら説明もそこそこに映画は突き進んで行くし、極端に省略の効いたカットが頻発するのだが、圧倒的なファンタジーの躍動感で何故?という問いを吹き飛ばす。というよりも映画は疑問に感じる前に答えてしまう。例えば、恋する男の心を掴んでいるドイツの夢遊病の令嬢を矢で殺害しようと屋敷の下で構えていた貧者の女が、殺害を断念すると同時に、屋敷の屋上で令嬢を背後から微笑みかけているのである。会話でもこのような極端な省略が何度か見られた。

入水というのは『ハムレット』のオフィーリアがそうなったように種々の作家を触発する。この映画では、氷の薄膜とその内奥のイメージを反復することで、類例のない圧倒的な不気味さと妖艶さで視聴者を水の世界に誘う。ジャン=ピエール・ジュネの『エイリアン4』や、ジョナサン・グレイザーの『アンダーザスキン』はもちろん、ソクーロフの『ファウスト』にも匹敵するかもしれない。ポスターにもなった水中振り向きショット(水泡の煌めきつき)を考慮すると、それ以上かもしれない。
0016名無シネマ@上映中
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2022/11/01(火) 16:40:56.20ID:f1k9S+PG
ブラックユーモアと人の愚かさと汚さと美しさで語られる黒魔術。
魔術に頼るのって結局は弱くて力のない人々なんだろうなと思う。

疫病から身を隠すシーンが間抜けながらなんだか良い。
0017名無シネマ@上映中
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2022/11/02(水) 00:48:29.52ID:BKL02qD/
ロシア革命後、貧しい農民の娘リーナは同じ村の青年ハンスに恋をし、結婚を望んでいた。
 しかし、ハンスはドイツ人領主の娘に恋をしてしまう。
 北欧エストニア🇪🇪発のロマンス・ファンタジー。
 当然ながら、この恋にハッピー要素はない。

 寄せ集め鉄屑や雪だるまの使い魔クラットが独特で、あのキャラクターは面白かったかな。
 オープニングの牛小屋にクラットが忍び寄る怖そうな雰囲気かと思ったら、何これ?でちょっと笑ってしまった。

 ホラー、スリラー要素はない。正直、汚い。気持ち悪い🤮と思ってしまうシーンが多々あった。モノクロでよかったー。

 『マルケータ・ラザロヴァー』を観た時のような、何だこの映画は?という好奇心をそそる感じはしなかった。
0018名無シネマ@上映中
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2022/11/02(水) 09:42:45.86ID:BKL02qD/
美しい映像にうっとり
血やダーティさもあるがそこはモノクロ
雪、月明かり、髪、煙など白色が映え、スロー映像は特に息を呑む

音楽も好き
ヘヴィディストーションギターはホラー的で、口琴演奏は異形さとコミカルさを演出
美しい音楽との相性も良く上質の"PV"を見ているかの様
それは褒め言葉でもあるが若干の物足りなさも同時に感じた
このアーティスティックな世界観は大好物なのだが

宗教やエストニアの土着文化が絡むもののあまり難解さはなく話もそこまで重くない
死者を霊的ではなく実体として迎えるのは斬新
使い魔クラットはカッコおもろいが最初のインパクトが強いので出落ち感も
腹部から血が流れるキリストのカットも印象的

大部分を占める恋愛パートはやや淡白
そこに感情は感じられず置いてきぼりに
詰め込み過ぎ感もあり、飛び抜けたものが欠けていたのも残念なところ


ディーター・ラーザーの遺作でもあり、彼の異質な笑顔はあの強烈な作品と重ね合わせてしまう
だいぶ痩せて見えたのは気のせいか
0019名無シネマ@上映中
垢版 |
2022/11/02(水) 18:22:40.85ID:351OhP7e
当たり前に出てくる精霊の異質さ、おとぎ話みたいな存在の自然さが心地よい
ギドギドしたホラーばっかな中、久しぶりに美しいものを見たな
0020名無シネマ@上映中
垢版 |
2022/11/03(木) 13:40:40.93ID:804UZ2kW
何なんだこれは。すごいぞこれは。
物語が何一つわかんない!でもすげえ面白い。

映画始まって早々現れるモフモフオオカミちゃんにテンションあがってたら、その後現れたクラット(=よくわからんけど、ホームページ見る限り“使い魔”とのこと)の不気味さにゾクゾク!クラットに狙われた牛ちゃん!牛ちゃんの運命やいかに…と思ってたら!その後まさかの展開に。これはたまげた。こんなんアリか。

とにかくひたすら面白い。
映像は終始息を呑むくらい美しいけど、ところどころ挟まれる要素はマジクソ汚いし、クラットや疫病は不気味だけど滑稽でもある。

なんとも奇妙奇天烈な映画を観たなーって思ってたけど、帰り道、渋谷の路上は仮装人間たちで賑わい、サンルーフから体を出した若者が喚き、路肩に停まった警備車両のランプに街は赤く染められてて、現実も十分カオスだなーって感じたハロウィン前夜。
0021名無シネマ@上映中
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2022/11/04(金) 06:57:12.75ID:bAewyiz5
色調を感じるモノクロームの映像美とゴシックな世界観にうっとりとし、いつまでも映画の世界に揺蕩っていたくなる。

人間の業や欲望を凌駕する神秘の森や湖。

人魚姫などの童話やお伽噺のような、悪魔に魂を売り渡してしまった人間の美しくも哀しい物語。
0022名無シネマ@上映中
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2022/11/04(金) 09:47:55.86ID:LVBb+tIF
耽美な雰囲気かなーと思ってたらブラックコメディ要素強くてびっくり。結構笑った。奇妙な世界観だけど妙にリアリティがあって、モノクロの映像美、特に白の使い方に引き込まれた。
0023名無シネマ@上映中
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2022/11/04(金) 18:57:16.24ID:5hOrJuJs
特に画作りの面においては相当緻密に作り込んでおきながら、一本の映画としては、広く偶然や誤解交じりの解釈も余裕で抱き込んでくれるような、荒っぽい器の大きさをもそなえている作品。この繊細と粗雑さのバランスするところに聖性、あるいは居心地良い混沌を見出す者達にとって、本作は他に替えの効かない無二の傑作となるだろう。

とりあえずタルコフスキーやタルベーラ、溝口健二あたりが得意な人はマストだろうか。なお音楽、同国の作曲家が手掛けたというドローンが中心だが、Sunn O)))やdemdike stareが参加したのかと思ったくらい非常に高品質で、映像との相性も驚くほど良い。
0024名無シネマ@上映中
垢版 |
2022/11/05(土) 10:20:34.25ID:FZgbf2DC
白黒で描かれたシュールで醜くも美しい世界。

死者、魔女、悪魔、疫病の表現が個性的でユニーク!
白黒なので地味に見えるがとても斬新な作品。

宮崎駿作品や、ギレルモ・デル・トロ作品を連想したがそれとも違うダーク・ファンタジーになっている。

主人公リーナの恋の行方にも惹き込まれます…

〝ノベンバー〟観れて良かった。

オススメです👍
0025名無シネマ@上映中
垢版 |
2022/11/05(土) 18:24:09.74ID:/4fP69FL
【映画の全ての魅力が詰まった異次元な化け物じみた映画】
■あらすじ
エストニアのとある寒村。貧しい村人たちの最大の悩みは、寒くて暗い冬をどう乗り切るかだ。村人たちは“使い魔クラット”を使役し、隣人から物を盗み合いながら、必死になって生きている。クラットは牛を鎖でつないで空中に持ち上げ、主人の農場に届ける。
クラットは農具や廃品から作られたもので、操るためには「魂」が必要となる。「魂」を買うために森の交差点で口笛を吹いて悪魔を呼び出しては、取引をするのだ。
悪魔は契約のために3滴の血を要求するのだが、村人たちはそれすら勿体無いと、カシスの実を血の代わりに使い悪魔をも騙す。

11月1日の「諸聖人の日(万霊節」。死者が蘇り、家に戻ってご馳走を食べ、貴重品が保管されているかを確認する。
死んでもなお、欲深い村人たち。若くて美しい娘リーナも死者の一人である母親と束の間のひと時を過ごす。リーナは村の若者ハンスに恋をしているが、そんなことは露知らず、強欲な父親は豚のような農夫エンデルに、リーナとの結婚を約束してしまう。

一方、ハンスはドイツ男爵の美しい娘に一目惚れ、リーナには歯牙にも掛けない。ハンスが別の娘に夢中なのを知ったリーナは村の老いぼれ魔女に相談をする。魔女はリーナに矢を渡し、これを娘の頭に刺せば脳みそがこぼれ出るだろうとほくそ笑 むのだった。

ある夜、男爵の館の様子を伺っていたリーナは、館の屋根に夢遊病者のような状態で歩いている男爵の娘を発見する。リーナは屋根から落ちてしまいそうな娘を黙って見過ごすことはできずに助け出す。
そんな時、ハンスは雪だるまのクラットを作り、3つのカシスを使い悪魔を騙そうとする。その策略に気づいた悪魔はクラットの魂をハンスにくれてやる代わりに、ハンスの魂を奪い取る。ハンスはクラットを使って男爵の娘を連れ出そうと試みる。
だが、クラットは「人間を盗むことはできない、できるのは家畜と命を持たない物だけだ」と悲しげに答えるのみ。絶望したハンスは、すべての「愛」を変えてしまう「ある行動」に出るのだった──。
0026名無シネマ@上映中
垢版 |
2022/11/05(土) 18:24:22.73ID:/4fP69FL
■みどころ
大傑作!!
本作は東欧映画のダークファンタジーなラブロマンス映画であるが、全ての要素で隙がない魅力的な映画でした。
一言でまとめるならば、東欧映画の視覚的な素晴らしさとハリウッド映画の見せ場の良さの良いとこ取りしたハイブリッド映画って感じがします。

まず視覚的な素晴らしさは言うまでもないくらい最高でした!
東欧映画でいうと「マルケータ・ラザロヴァー」「サタンタンゴ」、それ以外ならば「イレイザーヘッド」のモノクロ映画のアート要素強めの作品群を換骨奪胎した作品でした。
しかも本作の何が素晴らしいかって、そういった他作品群のエッセンスを引用しながらも互いを食う事無く、むしろ相互で絵的な魅力の底上げをしてくれる所にあるところが良いです。

シンメトリーかつ広大な屋敷と農村の狭く息苦しいカメラワークの対照的さ、クラットという独創的かつ「お前ドラえもんの道具かよwww」と思わせる利便さ・演出が村人に都合良く利用されて「お前いらね」と言ってバグらせて壊して、その衝撃できったねー池に投げ込まれた後に「NOVEMBER」とタイトルコールされた時は「これだよ!これこれ!!」と唸らせる演出の白眉でした。
画作りの素晴らしさもさながら、BGMも面白くて前述した「マルケータ・ラザロヴァー」のスペースオペラのような荘厳さ、「サタンタンゴ」「イレイザーヘッド」のようなおどろおどろしさもあるけど、それに加えて「そのBGMぶっこむのマジ?ヴァイブス上がるんだけど!!」と思わせるBGMの意外性もあって素晴らしかった!
総じて、画作り・演出だけでもチケット代を十二分にとるレベルの面白さでぶっちゃけ画作りの為に本作を鑑賞しても問題ないレベルです。
0027名無シネマ@上映中
垢版 |
2022/11/05(土) 18:24:35.74ID:/4fP69FL
…といった謳い文句を「ROMA/ローマ」「マルケータ・ラザロヴァー」でした時に「でも、東欧アート映画って"遅い"し"つまんない"んじゃない?」と思う人もいるかもしれない。
実際にやタル・ベーラ作品群を初めて観た時はランナーズハイになるまでは退屈さは否めなかったし、東欧映画に限らずタルコフスキー作品群でも初めて観た時はそういった感情はありました。

が、本作に限って言えば「ノベンバー」はハリウッド映画のような面白さも踏襲しています!
そこが他の東欧映画にない隙がない所以で、アカデミー賞外国語映画賞でエストニア代表として上映されたり、京都ヒストリカ国際映画祭で上映されて大好評だったのも頷けます。
そのくらいストーリーも素晴らしかったです!!

本作の世界観は「サタンタンゴ」のように窮屈で閉鎖的である。村人も総じてクズで陰キャでクラットというドラえもん道具を使うのに「悪魔に捧ぐ血も使うのだるいし騙したろw」とか「お前そろそろ結婚したいっしょ?こいつ見た目はアレだけど良い男だぞ」と言って豚のような農夫と結婚させようとする…といった具合で世界観が終わってるのが面白いです。
しかも、本作に登場する悪魔のキャラが立ちすぎて彼の仕草のどれとっても素晴らしいので沢山笑っちゃいましたw

本作のストーリーは農村の娘リーナ、男爵の娘、青年ハンス(、豚のような農夫)の恋愛の行方を追っていく話である。
そのストーリーにはアニミズムとキリスト教を含む宗教神話を合体したような話であるが、その展開も素晴らしい。
とくべつ宗教事情に詳しくなくても生と死、聖と俗という「黒水仙」テイストな主題に対して明快かつ爽快感ある展開で進んでいき、神秘的なラブロマンスとして非情に強度のあるストーリーラインに仕上がっている。
0028名無シネマ@上映中
垢版 |
2022/11/05(土) 18:25:06.78ID:/4fP69FL
個人的には「そんなオチある?w」と思わせるほど、男女の恋愛の行く末について「そうゆう展開になるのかな?→あ、ハンスそうなるんだ…→てことはリーナも…?→え、そんなことあるの草なんだけど」
て感情が揺れ動くのが最高でしたw その感情たるや、初めて鑑賞した「マッドマックス 怒りのデス・ロード」や今年鑑賞した「トップガン マーヴェリック」に匹敵する面白さがあって素晴らしかったです!

本作には様々な背景もあるので、その背景を紐解きながら鑑賞するのも面白いと思うし二度目観てあの世界観に再び包まれたい!と思わせる大傑作でした。

二度目も鑑賞したら5chに追記shiたい!と思う作品に出会えて凄く良かったです!
11月に何か映画を観たい!でも何を観れば良いか分からない!という方は「ノベンバー」オススメです!!
0029名無シネマ@上映中
垢版 |
2022/11/06(日) 11:16:01.06ID:uDObDZ4j
予告編を見た時点ではよくあるアート映画なんでしょ? 東欧ならタル・ベーラの系譜でなんちゃってな雰囲気映画なんでしょ? と思っていたのだが、これがそうでもなくどうやら分かりやすくて結構楽しい筋書きの幻想的な恋愛映画っぽい。ぽい、というのはまぁ例によって例の如く序盤20~30分くらい寝てしまったから基本的な設定とかを理解していなくて、へぇーそうなんだー、と思いながら後半部分を観ていたからなんだが…。
なのでお話もぶっちゃけよく分かっていないところがあるんだが、多分これは高尚なお話というわけではなくてむしろ真逆の卑俗なお話なんだと思うんですよね。あらすじは、エストニアの寒村では11月にお盆的な死者を迎えるお祭りがあるらしい。それがまぁタイトルである『ノベンバー』ということなんだろうが、むしろお話的にはそのお盆的な習慣よりも重要なのがこの村では悪魔と契約して「クラット」と呼ばれる存在を使い魔的に利用しているのだということ。悪魔との契約なので、古今東西の悪魔が大体そうであるようにもちろん代償を必要とするわけだ。そして主人公の少女が好きな男は男爵の娘という分不相応な相手に懸想していて、主人公は男を振り向かせるために悪魔の力を云々で、また男の方も男爵の娘を射止めるために悪魔の力を云々…という感じのお話だと思う、多分。
0030名無シネマ@上映中
垢版 |
2022/11/06(日) 11:17:22.51ID:uDObDZ4j
難解なアート映画かと思ってたから普通に面白そうな感じじゃんと良い意味で裏切られたのだが、しかし上記したようにその「クラット」という使い魔の説明が入る辺りから爆睡してしまったので悪魔との契約のルールとかがよく分からないままに観ていたんですよね。だからよく分からなかった。いやー、よく分からなかったね。でもこれもすでに書いたがお話の筋自体は難解でも何でもない恋愛モノなのでそこは普通に楽しめましたね。
あと出てくる人間共がみんな曲者というか、悪魔と契約して仕事を代行してもらったり願いを叶えてもらったりということが普通にある世界観なんだけど、悪魔が人間を堕落させるだけじゃなくてむしろ本作で描かれていたのは人間が悪魔を騙して利益だけを享受しようという、そういう人間の汚くてずる賢い面が多かった気がするのでそこ面白かったよ。これも童話などでままあるような人間と悪魔の知恵比べとかそういうモチーフもあるのではないだろうか。まぁ寝てたので多分そういう映画なじゃないかなー、くらいのことしか言えないが…。
ただまぁ人間の欲深さと怠惰さ、そしてそこに付け込む悪魔の誘惑という構図は間違いなくあると思う。そこで人間と悪魔が互いに綱引きしながらどちらが利を得るか、みたいなそういうことを若者の恋愛を絡めながら描いたのではないだろうか。だから最初に書いたが予告とかの印象よりもずっと俗っぽくてある意味では下らないお話の映画なんですよね。もっとコメディタッチな面を出せばB級映画的な愛され方をする作品にもなるかもしれないっていうくらい大した内容の映画ではない気がする。そういう妙な軽さも面白かったですよ。ただその意外と観やすいなっていう部分が癖のあるカルト映画を期待していた場合は肩透かしになる可能性はあるかもしれない。
0031名無シネマ@上映中
垢版 |
2022/11/06(日) 11:17:40.96ID:uDObDZ4j
あとはまぁこれは特筆することとして書いておかねばだが、やはり映像の美しさは凄い。幻想文学的で尚且つ少女の純粋すぎる思慕の念を悪魔が実際にいるという世界観の中でありありと描いている映像美は、それを観るだけでもチケット代分の価値はあるだろう。ちなみに俺は割引が効く日に観たから1200円だったが…。まぁとにかく映像面の美しさは単純に良かったですよ。
他には農具が合体して動いているような「クラット」のデザインがトリスケルっぽいモチーフで何か含むところがあったんだろうかという気はする。気はするが寝てる間に説明があったのかもしれん…。とにかくトリスケルっぽい「クラット」君は妙に愛嬌があってナイスデザインでした。あとこれも何かしらの暗喩があるのだろうが最初に出てくるオオカミもめちゃかわいかった。少女の恋愛が話の軸だしわりとかわいい映画ですよ、えぇ。
そんな感じなんで見た目の印象で躊躇せずに気楽に観たら結構楽しい映画なんじゃないですかね。まぁ結構寝たのであくまでも参考に…ですが。
0032名無シネマ@上映中
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2022/11/06(日) 16:19:54.82ID:qQtw7G2v
民話には教訓が付き物だと思うが、この物語の教訓は何だろうか。

エストニアはバルト三国の一番北に位置するフィンランドと国境を接する国だ。
大学受験に備えて、この位置関係を覚えるのに「エ・ラ・リ」と暗記していた。北から、エストニア、ラトビア、リトアニアということだ。
所詮、丸暗記とバカにしていたが、ロシアのウクライナ侵攻で、周辺国のことを考えた時にクリアに思い出して、結構今でも覚えていて役に立つものだと考えたりした。

エストニアは、この作品でも想像できるように、アニミズムの色濃く残る国だ。

キリスト教を信仰していると思わせる場面もあるが、クラットなどはきっとキリスト教では異端とされるものだろう。クラットに願いを叶えるように促したり、中世だったら異端審問の対象で処刑されていてもおかしくない。

この作品の教訓は何だろうか?

クラットみたいなものに何かを頼んで実現してもロクなことはないということだとは思う。

ただ、その背景には階級社会の下層にある人の悲哀も感じられて、それでも、真っ当に生きるのが良いのだという、どこか人間性の重要性を引き出そうとしているようにも感じられる。

ただ、エンディングの老人の嬉々とする姿を見ると、逆説的にキリスト教を揶揄しているようにも見える。

おどろおどろしい演出で不気味さが勝って、人間の奥底に潜む浅はかで嫌な部分を見ながら、実はアニミズムやキリスト教など宗教的なものも含めた社会システムを皮肉った昨品のように思って、まあ面白かった。
0033名無シネマ@上映中
垢版 |
2022/11/08(火) 15:01:11.83ID:VZ9r4uqw
エストニアで人気の原作を映画化。『マルケータ・ラザロヴァー』のように、これもまた圧巻の映像体験。雪と水が幻想的で美しかった。

万物に霊が宿ると信じている村での物語。フィルマのあらすじを読んでも何のこっちゃだと思います。考察とかしないで楽しみたい。

観終わって“可愛い”作品だったなと思いました。稚拙だけどカワイイは最上級の褒め言葉。少女の純愛が、使い魔クラットが、狼や牛が、村人たちのズルさが、寓話のような物語がすべて可愛い。愛すべき作品。

ニマニマしながら映像を観てました。オジさんのお尻とかパンにクソを混ぜて焼いちゃうとか、手作り感のあるクラットたちのフォルムとか。

純愛でありつつ、コメディもありつつ、中世の寓話のような摩訶不思議な世界観。とっつきにくそうだけど、そうでもない。

弦楽器のストリングやギターリフで構成された劇伴がよかった。昔の作品かと思いきや、現代だってことに驚き。エストニアの作品はお初でした。面白かった〜
0034名無シネマ@上映中
垢版 |
2022/11/09(水) 16:43:05.38ID:KzNsBBnF
エストニアで人気の原作を映画化。『マルケータ・ラザロヴァー』のように、これもまた圧巻の映像体験。雪と水が幻想的で美しかった。

万物に霊が宿ると信じている村での物語。フィルマのあらすじを読んでも何のこっちゃだと思います。考察とかしないで楽しみたい。

観終わって“可愛い”作品だったなと思いました。稚拙だけどカワイイは最上級の褒め言葉。少女の純愛が、使い魔クラットが、狼や牛が、村人たちのズルさが、寓話のような物語がすべて可愛い。愛すべき作品。

ニマニマしながら映像を観てました。オジさんのお尻とかパンにクソを混ぜて焼いちゃうとか、手作り感のあるクラットたちのフォルムとか。

純愛でありつつ、コメディもありつつ、中世の寓話のような摩訶不思議な世界観。とっつきにくそうだけど、そうでもない。

弦楽器のストリングやギターリフで構成された劇伴がよかった。昔の作品かと思いきや、現代だってことに驚き。エストニアの作品はお初でした。面白かった〜
0035名無シネマ@上映中
垢版 |
2022/11/09(水) 22:08:29.74ID:i+7tnp1B
思った以上に不思議なファンタジー要素多めで面白い。話自体はシンプルで他愛ないものだけど、夢を見ているような不思議な手触り。映像美とディティールを愛でる作品という感じ。
冒頭、使い魔クラットは予告にも出ていたが、まさかヘリコプター的に飛んだりしゃべったりするとは。可愛い。雪だるまに魂を入れて、好きになった人を連れてきてもらおうとしたら、動けないけど面白い話はできるよ、ってのがなんとも可笑しい。死者の日、なんか白い服の人が来たと思ったら本当に死者なんかい!しかも飲み食いしまくって、なぜかサウナに入り、ニワトリ化する。白塗りの顔なので、ただパンを食べてるだけでも怖い。謎の美女、怪しいと思ったらまさか"疫病"が化けた姿とは。酔っぱらいおじさんにしか見えない悪魔もきちんと恐ろしく見える瞬間があって良かった。表情筋が凄い。リーナ(レナ・レスト)が裸になってたのは、狼に憑依してた?それとも実際に狼化してた?カットが変わったら瞬間移動してたりとかも、この映画に限っては問題なく成立してしまうのが楽しい。あと、色々汚い。煎餅吐き出したり、悪魔がカメラをベロベロ舐め回したり。というか本目線の主観ショットは初めて見た。魔女、「奥さんには悪いことをした」って、怖いわ!クライマックスの水没する女性、イメージとしてはありがちだけど、やはり美しい。結局生き残るタフさもなんか良かった。
0036名無シネマ@上映中
垢版 |
2022/11/12(土) 00:30:06.81ID:2JUKinqx
マルケータ・ラザロヴァーと雰囲気や要素は似ているけど、娯楽性は圧倒的にノベンバーに軍配が上がります。
言い方は悪いかもしれないけど、芸術的作品にありがちなダルさが解消されている感じ。普通に見やすいし退屈もせず、集中できる映画でした。
ノイズの多い音楽も良いし、映像も印象的で美しい。モノクロームの水中映像は初めて観たかも。あと教会で一列に並んでるのとか好き。
クラットのデザインや男爵などミステリアスな人物像は少しリンチっぽさもある。狼(犬?)も可愛い。
0037名無シネマ@上映中
垢版 |
2022/11/12(土) 10:08:35.01ID:IAs6zdVx
マルケータ・ラザロヴァーと雰囲気や要素は似ているけど、娯楽性は圧倒的にノベンバーに軍配が上がります。
言い方は悪いかもしれないけど、芸術的作品にありがちなダルさが解消されている感じ。普通に見やすいし退屈もせず、集中できる映画でした。
ノイズの多い音楽も良いし、映像も印象的で美しい。モノクロームの水中映像は初めて観たかも。あと教会で一列に並んでるのとか好き。
クラットのデザインや男爵などミステリアスな人物像は少しリンチっぽさもある。狼(犬?)も可愛い。
0038名無シネマ@上映中
垢版 |
2022/11/12(土) 16:55:13.44ID:OES5hy/y
誰がどうなっていく物語なのかわかりにくいし、意味がわからないけど印象的なシーンが多くて疲れた。CHANELとかDiorの尖った新作PVを6時間くらい見てる気分。画はめっちゃきれいだし音楽も世界観あってよかった。奥行きのある配置とかコントラストとかそういうのを楽しむ映画なのかなって思った。何年かしたらもう一回見ようかな。
0039名無シネマ@上映中
垢版 |
2022/11/12(土) 23:24:36.31ID:OES5hy/y
海外で「ミヒャエル ・ハネケとデヴィッド・リンチの出会いのよう」なんていう評価をされていたので、俄然期待を膨らませるとともに癖の強い映画だというのは覚悟していたんですが、まさかここまで奇天烈な映画だとは思いもしませんでした。
開始早々に漂う強烈なカルト臭と、様々な宗教や思想が入り乱れたダークな世界観。その中に散見される思わず笑ってしまうようなシュールな場面に、最初は戸惑いつつも段々と病みつきになっていきます。
映像はモノクロが故に映える絵画のように美麗なカットが多く、世界観の独特さも相まってとても印象に残る作品でした。
0040名無シネマ@上映中
垢版 |
2022/11/13(日) 22:47:01.43ID:d9w/uqEl
良くも悪くも画面がずっと暗いのでところどころ寝てしまった、、、
どこを切り取っても退廃的な映像美が印象的 最後の水中でのカットが綺麗で切なくて好きだった
相手が幸せであればと見返りを求めない一方通行の愛情も、それでも相手が欲しいと危険を犯すところも若さゆえだなぁと思ったり。
0041(神奈川)[110.133.110.15]
垢版 |
2022/11/14(月) 23:24:05.19ID:DcnJFWQG
トリガーとなり得る性暴力の描写あり。

ーーーーーーーーーー

非常にとっつきにくいガワと語り口だけど話の幹はシンプル。ただ映像的なインパクトは冒頭のヘリコプターがMAXで雪だるまとのやり取りとかは結構沁みるけど序盤以降は若干尻すぼみ。SFおとぎ話としての完成度は高い。でもグッとくるほどの傑作でもなかった。

イメージ・フォーラムのスクリーン2って結構サウンドホールもスクリーンの継ぎ目も目立つな……。モノクロなら尚更。音響的には結構好きだけど。
0042名無シネマ@上映中
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2022/11/15(火) 15:20:48.30ID:BsI8TdoR
魔術的な超常と農村の日常が自然に融合している世界観、不穏で混沌とした描写の中にかすかなと可笑しみシュールさを感じる映画でかなり抑制された形ではあるけれどテリーギリアムを思わせるようなところもある。
ストーリーは曖昧で茫漠としており時に不条理、ぼんやり眺めているといつの間にか場面が変わって話の筋を見失うということの繰り返しで集中力を維持するのに苦労した。
所謂アートフィルム的な作品であまり好みの作風ではないのだけど独自の味わいのある映画であったことは間違いない。
0043名無シネマ@上映中
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2022/11/15(火) 15:52:20.56ID:ShaAmmxq
民話には教訓が付き物だと思うが、この物語の教訓は何だろうか。

エストニアはバルト三国の一番北に位置するフィンランドと国境を接する国だ。
大学受験に備えて、この位置関係を覚えるのに「エ・ラ・リ」と暗記していた。北から、エストニア、ラトビア、リトアニアということだ。
所詮、丸暗記とバカにしていたが、ロシアのウクライナ侵攻で、周辺国のことを考えた時にクリアに思い出して、結構今でも覚えていて役に立つものだと考えたりした。

エストニアは、この作品でも想像できるように、アニミズムの色濃く残る国だ。

キリスト教を信仰していると思わせる場面もあるが、クラットなどはきっとキリスト教では異端とされるものだろう。クラットに願いを叶えるように促したり、中世だったら異端審問の対象で処刑されていてもおかしくない。

この作品の教訓は何だろうか?

クラットみたいなものに何かを頼んで実現してもロクなことはないということだとは思う。

ただ、その背景には階級社会の下層にある人の悲哀も感じられて、それでも、真っ当に生きるのが良いのだという、どこか人間性の重要性を引き出そうとしているようにも感じられる。

ただ、エンディングの老人の嬉々とする姿を見ると、逆説的にキリスト教を揶揄しているようにも見える。

おどろおどろしい演出で不気味さが勝って、人間の奥底に潜む浅はかで嫌な部分を見ながら、実はアニミズムやキリスト教など宗教的なものも含めた社会システムを皮肉った昨品のように思って、まあ面白かった。
0044名無シネマ@上映中
垢版 |
2022/11/15(火) 19:23:22.22ID:VacTwm+i
タルコフスキーの様で
タルベーラの様で
ベルイマンの様な
紛い物だった。

オリジナル脚本の様だが
各シーンが 総花的でダラダラとして
メリハリが無く、薄っぺらい。

多分に、エストニアの異教な民話がモチーフと思うが 恋愛要素とハチャメチャ要素の加減が 中途半端。

但し、夜の炎の光のシーンとか 息を飲む様な映像も多々あるだけに、もっと普遍的で奇をてらわない脚本の方が良かったと思う。
勿体ない。
0045名無シネマ@上映中
垢版 |
2022/11/15(火) 22:49:19.18ID:QaX/bX4L
思った以上に不思議なファンタジー要素多めで面白い。話自体はシンプルで他愛ないものだけど、夢を見ているような不思議な手触り。映像美とディティールを愛でる作品という感じ。
冒頭、使い魔クラットは予告にも出ていたが、まさかヘリコプター的に飛んだりしゃべったりするとは。可愛い。雪だるまに魂を入れて、好きになった人を連れてきてもらおうとしたら、動けないけど面白い話はできるよ、ってのがなんとも可笑しい。死者の日、なんか白い服の人が来たと思ったら本当に死者なんかい!しかも飲み食いしまくって、なぜかサウナに入り、ニワトリ化する。白塗りの顔なので、ただパンを食べてるだけでも怖い。謎の美女、怪しいと思ったらまさか"疫病"が化けた姿とは。酔っぱらいおじさんにしか見えない悪魔もきちんと恐ろしく見える瞬間があって良かった。表情筋が凄い。リーナ(レナ・レスト)が裸になってたのは、狼に憑依してた?それとも実際に狼化してた?カットが変わったら瞬間移動してたりとかも、この映画に限っては問題なく成立してしまうのが楽しい。あと、色々汚い。煎餅吐き出したり、悪魔がカメラをベロベロ舐め回したり。というか本目線の主観ショットは初めて見た。魔女、「奥さんには悪いことをした」って、怖いわ!クライマックスの水没する女性、イメージとしてはありがちだけど、やはり美しい。結局生き残るタフさもなんか良かった。
0046名無シネマ@上映中
垢版 |
2022/11/16(水) 19:42:01.19ID:E8FWK6GA
無機物で作った使い魔クラットが喋り、死者が家を訪れてむしゃむしゃ食事をする。瞬きをしない目でじっとこちらを見つめてくる。怖いよ。この村変だよw
静かな展開なんたけど次に何が起こるか読めず飽きなかった。変テコで、それでいてラブストーリー。面白かったです。冒頭、牛が可哀想でしたが始まり方が斬新でよかった。
水の描写がまた美しいですね。雪、雨、水がエストニアの人に対してどういった関係性なのか伺える気がした。
男爵役がムカデ人間のディーター・ラーザーさんだと後で気がついてびっくり!さすが表情が違うなぁと
0047名無シネマ@上映中
垢版 |
2022/11/17(木) 00:16:19.07ID:R9TOEHL+
ダークでとても純粋な愛の物語。
ストーリーが進むにつれて人魚姫のようだなと感じたが、こちらの方が人間の欲望がとてもリアルだった。(豊かになりたいとか愛されたいとか)
シンプルな映像がかえって寒村の冷たさと実らぬ恋の痛みを際立たせていて途中胸が凄く苦しくなったけど、ラストまで観て「これも一つの愛だ」となんだかスッキリしてしまった。
0048名無シネマ@上映中
垢版 |
2022/11/17(木) 19:18:49.34ID:szqdiBlf
題材や画面の綺麗さはとてもよかった。
しかしいかんせん話がどうにもわからない。
辻褄が合わないシーンや何のための描写なのかわからないところが多く、最後まで謎のまま。
モノクロだからかおじいちゃんの見分けもつきにくく中々に難しい映画だった。
終始夢見ているような感じ。
0049名無シネマ@上映中
垢版 |
2022/11/26(土) 03:28:43.75ID:GWXI1sJM
真夜中の北アイルランド
ベルファストを奔走する主人公の姿を
94分ワンショット撮影🎦
てのが売りのインディーズ映画🎞
〜事件はリアルタイムで起こっている😏〜
『ボイリング・ポイント』に続く
今年2本目のワンショット映画
『ベルファスト』に続く
今年2本目のベルファストが舞台の映画😅
ベルファスト行ったこと無いので
イメージしやすいかと思て
面積と人口が同じくらいの市町村調べたら、
愛知県一宮市やって
…行ったこと無かった😶

2021年の映画なので
劇中で「ウクライナにハネムーン行こう💏」
とかいうてて、ちょっと引く😓
主人公はワルやのに
運転中はハンズフリーで通話📱
法律は守るのね(捕まったら終いやしね)
そんなに悪い人に見えへん😃
ガイ・リッチー作品に出てくる人らと大違い😛
運転してる上半身しか映れへんし
ほぼほぼ電話してるだけやから
派手な見せ場無し。
中盤まで画変わりせず
街の風景も殆ど見えへんので眠くなる😪
手下が軒並みボンクラ過ぎて眠くなる😴
アクシデントというか
詰めが甘いというか
日常ならまだしも
足洗うために計画した
一世一代の仕事なんやろ❓
まあ一事が万事こういう感じで
手元に種銭も貯金もない
二流の売人なんやろけど🚬
売人やめて
堅気の友人グレアムと
車のカスタム・ショップ立ち上げる!!🚗
いうわりに
乗ってる車地味やねんよなぁ。。
とはいえ、
映画のラスト15分ぐらい
24時前後にグッと上がってキタ⤴
「時は恵みなり」
出番の少ない彼女が効いてる😏
0050名無シネマ@上映中
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2022/12/03(土) 14:51:48.02ID:ixYaaISP
今日見た
悪魔と契約するときに使う実何あれと思ったら、血の契約を実をすり潰して誤魔化してたのか…
0052名無シネマ@上映中
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2023/01/13(金) 19:45:02.50ID:tmIjTNy8
死者が白で生者が黒で表現されているのがなんとも摩訶不思議で美しい。
尻を二つに見せかけて疫病の魔物を騙すとか十字路で口笛を吹いて悪魔を呼ぶとか、中世的な世界が好きな人にはたまらんわ。
雪だるまのクラットは野卑な農民たちの中に突如場違いに表れた高貴な宮廷詩人のよう。
美しい雪で作れば美しい魂が入るのだろうか、鉄くずで作れば薄汚い言葉遣いだったように。
ところで男爵令嬢が会いに来きてくれるとどうして青年は思ったんだろう?魔女様が何か仕掛けてたっけ?見逃したかも。
0053名無シネマ@上映中
垢版 |
2023/01/13(金) 23:59:19.85ID:gE0qlgU40
アップリンクでもやるのか
気になってたから観に行こうかしら
0054名無シネマ@上映中
垢版 |
2023/01/14(土) 10:19:26.23ID:0XvSsatT
ベートーベンが月光を作曲したのが1801年だから舞台は19世紀以降ということになるが、そんなの関係ねえというぐらい中世ゴシック的でいいね。
0055名無シネマ@上映中
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2023/01/16(月) 20:45:33.23ID:3u+dUY9/
めちゃくちゃ面白かったわ
クソと汗と脇毛の媚薬のところは普通に声出して笑っちゃった
0056名無シネマ@上映中
垢版 |
2023/01/21(土) 08:49:32.24ID:TPGdug9G
断片のイメージが強くて印象的。真っ白い森の中にある湖だったり、そこに沈んでいく主人公だったり

終盤のシーンが1番印象的、白い馬車と黒い馬車がそれぞれ死体をのせていて、すれ違う。
なんかよくわかんないけど良い。てかずっとそんな感じ。

話は突飛だし脈絡もないから、90分くらいの映画にして欲しかったかもなー

ところどころ効果音あってるのそれ??みたいなとこや、手作り感満載なぎこちなさみたいなのがあって、意外とくすっと笑えた
0057名無シネマ@上映中
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2023/01/21(土) 09:13:28.53ID:qiWdovYj
>>56
男爵の娘を乗せた霊柩馬車が、まるで花嫁の馬車のようでゾクゾクする美しさだったわ
0058名無シネマ@上映中
垢版 |
2023/01/22(日) 06:53:56.63ID:bFeBIOUU
カリッカリでバッキバキの感情的な黒と、柔らかくて触れただけで消えてしまいそうな無感情の白。
どう見ても150分超えのキービジュだけど実際は115分という意外と優しい尺。だけどもっと見ていられるぐらい美しく狂った映像だった。世界観もビジュアルもめちゃくちゃ良いし牛とか儀式とかサウナとか意味分からんのに恋愛映画という頭のおかしさ好き。
0059名無シネマ@上映中
垢版 |
2023/01/22(日) 18:13:44.23ID:33R25fI3
マジで宣伝がお上手😂
最初の、クラット(けっこうカワイイ)がキャトルミューティレーションしていくところですでに「この映画はこういうやつだから!」って宣言されていたけど、全体的にカオスで処理がぜんぜん追いつかない。死者めっちゃモリモリ食うやん…。
極端な白と黒、清潔と不潔、美しさと醜悪さのコントラストが激しく、バランスも絶妙…。
この原作小説がヒットしているエストニア恐ろしい。どんなお国柄??
思ってたのとはだいぶ違ったけど、観られてよかった!
0060名無シネマ@上映中
垢版 |
2023/01/22(日) 20:32:33.62ID:bojL7KDY
サウナは北欧っぽさが出てた。本当に鶏になってナニコレ感でフリーズしたが単なるB級作品では終わらなかった。
原作小説の和訳を出してほしい、表紙や口絵に映画のカットを使って。
0061名無シネマ@上映中
垢版 |
2023/01/22(日) 22:39:07.31ID:8GHFbwmb
どこの映画ともモノクロとも知らずに見始めたので冒頭のクラットによる牛飛行にびっくりしたし掴まれた。こんな変な映画って思ってなかったわ! 思いがけず変な映画に出くわせるのは嬉しい。良い映画初めになった。

とんでも要素ばらまいてるんだけどちゃんと拾ってるのと、結局恋愛の話だからノリやすい。
木の実で騙すのが破滅に繋がったり、ドレスをラストに着用したり、最後の最後に隠されたラーク家の宝出てきたり。


クラットいる??  
牛飛ばすくらいすごいのに使えない……資源がもっとあってましなボディであったら血をわけてもいいかも、あの程度の実用性なら木の実で誤魔化させてほしい。絶対魂と引き換えにはしたくないけど。

妻は寝たきりで使用人は奪うことしか考えていない土地を治め続け、娘にも先立たれてしまった可哀想なドイツ人。にかっと笑顔を作って手を動かす姿に哀愁感じる。

豚と結婚するかと思われたり
クラット魂の人のあくの強さとか
要素要素が面白かった
男の子のばかみたいな直向きさと行き着いた悲恋も
どうにか愛を手に入れたいとあがきつつ生き残った女の子も良かったよ!
0062名無シネマ@上映中
垢版 |
2023/01/23(月) 02:44:09.11ID:Pnkl+Eii
ファンタジー好きなので楽しく見てたけど、「ハンスを愛してるの」だけなリーナにちょっと気を失いつつ何とか見終えました(´- ̯ก̀ )
そもそも、ハンスに一目惚れ?恋したのが腑に落ちなくて、集中出来なかった。
恋に理由なんかないとかなんだろうけどさ。

クラットがワンカルビのネコロボみたいで可愛かった✨
悪魔が超ハイテンションでジーパーズクリーパーか、ファイナルデッドゲームの悪魔みたいだった👿

ベートーヴェンやエンドロールの音楽がとても良かった♫推しの音を思いだした👼
寝て見過ごしたとこあるかもとパンフレット買ったら、ミニサイズでした。
0063名無シネマ@上映中
垢版 |
2023/01/25(水) 08:46:33.82ID:zr/LariJ
予告を見て抱いていた耽美的なイメージは奇天烈なユーモアに楽しく裏切られ、序盤のシークエンスからこの映画に恋する予感がした。こんな寓話的な散文詩、シュヴァンクマイエルやズラウスキーで育った私は大好物なのでした。

死者も悪魔も疫病も魔女も、慣れ切った表情で共存する村では、罪深い人間たちは互いに盗み合い、契約の対価すら踏み倒し、悪魔さえ騙す。それでも人の心だけは盗むことができない。知的な雪だるまのクラットが紡ぐ詩や指輪にまつわる話、ヴェールの嘘を隔てて迎える朝、白と黒の馬車がすれ違っていくシーンなど、純粋な恋心だけが穢れた世界にひとすじの光を落としていた。

後から気づいたけれど、ムカデ人間の博士が一番まともそうな役柄なのも可笑しかった。クレプスキュール配給作品、今のところ期待しかないです。
0064名無シネマ@上映中
垢版 |
2023/01/26(木) 22:56:19.90ID:kSt5U93X
悪夢のような純愛をモノクロの映像で紡ぎ第90回アカデミー賞外国語映画賞エストニア代表作品に選出された幻想ラブストーリー。 19世紀、バルト三国の一つであるエストニアの寒村。 11月、死者の日を迎え、精霊や人狼、疫病神が村を徘徊。 死者は家族の元を訪ね、一緒に食事をしてサウナに入る。
貧しい村人たちは使い魔クラットを使役し互いに物を盗み合い、極寒の暗い冬を乗り切ろうと思い思いの行動をとっていた。 農夫の娘リーナは村の青年ハンスに思いを寄せているが、ハンスはドイツ人男爵の娘に恋焦がれており、森の中の十字路で悪魔と契約を結ぶ。 第10回京都ヒストリカ国際映画祭ヒストリカワールド部門上映作品。 原作は、エストニアでカルト的ベストセラーとなった小説『レヘパップ・エフク・ノベンバー(Rehepapp ehk November)』。 ライナー・サルネ監督・脚本がアニミズムの思想をもとに、異教の民話とヨーロッパのキリスト教神話を組み合わせ、詩情溢れる物語を描き出した。
出演は、レア・レスト、ヨルゲン・リイイク、ジェッテ・ローナ・ヘルマーニス、アルヴォ・ククマギ、「ムカデ人間」などのディーター・ラーザーが男爵役で、本作が遺作となった。 撮影監督は、マート・タニエル。 音楽は、「メモリーズ・オブ・サマー」のミハウ・ヤツァシェク。 原題「NOVEMBER」 2017年作品 ポーランド=オランダ=エストニア合作映画 配給はクレプスキュール フィルム 製作会社はHomeless Bob Production=PRPL=Opus Film 上映時間115分
0065名無シネマ@上映中
垢版 |
2023/01/26(木) 22:56:33.81ID:kSt5U93X
なかなか面白い。 というか、うーん。。。好みではある。 閉鎖的で暗い異国のファンタジーの雰囲気や世界観は好きです。 モノクロの映像も、ちゃんと計算し尽くされている感がして、物語とマッチしています。 なのですが、かなり難解です。 頭の悪い私には、ちょっと難しかった。 よく分かりませんでした。 エストニアのおとぎ話的なラブストーリーですが、「なんだこれは」的な映画です。 一見、ホラー映画っぽいのではありますが、物語に軸はちゃんとした純愛映画になっています。 ベースになっているのは少女漫画のよう。 恋愛映画としては、かなりベタではある。 それに、ファンタジー要素も強め。 全体的に、シュールな感じですかね。 悪魔が恐ろしいのは当たり前ですが、悪魔を私利私欲のために利用して自分の生活の中に取り込んでしまう人間の方がよっぽど恐ろしいという描き方がいいですね。 今作では悪魔は村の生活の中に溶け込んでいますが、悪魔の絶対的な力と契約の対価をちゃんと描写しているところで、しっかり
悪魔の怖さを害っていない描き方も素晴らしいところ。 悪魔以上に悪魔らしい人間の描写、見せ方がいい。 冒頭のシーンはいいですね。 オオカミが現れるところ。 ここは心を掴まれました。 原作が、エストニアでカルト的ベストセラーとなった小説だけあって、日本でも一部熱狂的なファンがつきそうですね。 カルト映画な1本になりえるような感じはあります。 ダークファンタジーな世界観がお好きな方にはかなりオススメします。
0066名無シネマ@上映中
垢版 |
2023/01/27(金) 13:19:40.44ID:dfjMh28M
鎌が茶を淹れる不思議の国。
死者の日、魔術、悪魔との契約、疫病(美女、やぎ、もしくは…)襲来。
常時何かが起きている。
情報過多な世界観をモノクロがバランスよく耽美に映し出していた。

人狼、詩を読む雪だるま、魔女の呪いなどなど、何でもありの世界で、されど肝心なことはどうにもできない。
異質で滑稽な日常をいちいち嚥下する必要があるが、慣れてみればそれは片想いが連鎖する恋の群像劇。獣の如く醜悪で雪原の如く美しい。

村人たちも屋敷の男爵も使用人も皆表情が独特で奇怪さに拍車をかけていた。
使い魔クラットのポンコツ具合も愛らしかった。

北欧の幻想世界を夢遊しているような体験ができた
0067名無シネマ@上映中
垢版 |
2023/01/27(金) 21:30:23.46ID:7FMDSKbA
来た!!!!これは変な映画!!!!
こういう世界観を実写映画で出力している人珍しい

とにかく濃い設定と濃い人間があるのだけど、そっちは別に主役ではないので、濃いにも関わらず深掘りなく突然ぶん投げられるという異常事態が常でやばかった
無粋な説明なしで鑑賞者に付いてきてほしいっていう信頼とも言うのか、その冒険度と匙加減がすごく好きだった
あとロマンチックになりそうなシーンを率先して潰していったのも良かったな…笑

変な映画には強い顔面がつきもの!ということでこの映画も顔面力が半端なかった、すごい顔のおじさんとすごい顔のおじさんしかいない
そんなおじさんたちを抑え、顔面力杯は「私たち樹皮と泥ばっか食べてるの!」て迫ってくるめっちゃこわい夫婦の奥さんが優勝しました
0068名無シネマ@上映中
垢版 |
2023/01/28(土) 00:33:46.30ID:ET6dfnkt
予告を見て抱いていた耽美的なイメージは奇天烈なユーモアに楽しく裏切られ、序盤のシークエンスからこの映画に恋する予感がした。こんな寓話的な散文詩、シュヴァンクマイエルやズラウスキーで育った私は大好物なのでした。

死者も悪魔も疫病も魔女も、慣れ切った表情で共存する村では、罪深い人間たちは互いに盗み合い、契約の対価すら踏み倒し、悪魔さえ騙す。それでも人の心だけは盗むことができない。知的な雪だるまのクラットが紡ぐ詩や指輪にまつわる話、ヴェールの嘘を隔てて迎える朝、白と黒の馬車がすれ違っていくシーンなど、純粋な恋心だけが穢れた世界にひとすじの光を落としていた。

後から気づいたけれど、ムカデ人間の博士が一番まともそうな役柄なのも可笑しかった。クレプスキュール配給作品、今のところ期待しかないので次も楽しみ
0069名無シネマ@上映中
垢版 |
2023/01/28(土) 12:14:06.27ID:EZrYdDun
2017年のエストニア&ポーランド&オランダ合作の映画(115分、G) 原作はAndrus Kivirähkの著作『Rehepapp ehk November(2000年)』 エストニアにある過疎った村の中で起こる、目的を達成するために使役を利用する人々を描いたサスペンス&スリラー映画 監督&脚本はライナル・サルネット 原題の「Rehepapp」
はグーグル翻訳にかけると「漕ぎ台」と言う意味で、おそらくは冒頭に登場する三本足のクラット(悪魔の使役)に由来するものと思われる 物語は19世紀のエストニアの人里離れた村で、そこに住む人々の奇妙な習慣を綴っていく 冒頭では三本足のクラットと呼ばれる「悪魔の使役」が登場し、ぎこちない肢体で牛を盗む様子が描かれていく 村人たちは悪魔と契約しながらもズルをして力だけを使い、人からものを盗むことで飢えを凌いでいた 三本足のクラットの持ち主はある農場の召使ラーク(Meelis Rämmeld)で、その農場には主人のレイン(アルボ・クマクギ)とその娘リーナ(レア・レスト)がいた
リーナは村の若者ハンス(ヨルゲン・リーク)に想いを寄せていたが、なかなか気持ちを打ち明けられずにいた ある日、教会でミサを終えた村人たちは、近くの領館を訪れたドイツの男爵(ディーター・ラーザー)とその娘(イェッテ・ローナ・エルマニス)と出会う ハンスはその男爵の娘に一目惚れして、まるで魂が抜かれたような状態になっていた リーナにもその想いは伝わっていて、さらに自分の幸福が遠のくことを恐れ始めていたのである この村では、誰もが自分の願いを叶えるために使役を召喚する習慣があり、また毎年11月1日の「死者の日」には、
亡くなった人々と交流する習慣があった リーナもハンスもお互いの亡き母と再会するものの、それぞれの心は別の場所に置き去りにされていたのである
0070名無シネマ@上映中
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2023/01/28(土) 12:14:27.57ID:EZrYdDun
時代はアレクサンドル1世の統治下で、それまではバルト・ドイツ貴族に支配されていた のちにバルト・ドイツ貴族の特権剥奪を主張し、非ドイツ化に向かう「ロシア正教への改宗運動」が盛んになった時期である
リーナの父は娘とエンデル(Sepa Tom)を結婚させたがっていたが、リーナはエンデルを豚と呼び相手にしていない いかにしてハンスを振り向かせるかだけが人生の全てになっていて、リーナは男爵が泊まる領館の召使いルイーズ(Katariina Unt)が盗んだ男爵の娘のドレスを手に入れたいと考えていた ルイーズは等価交換を考えていて、そこでリーナは父が大切にしていた指輪を差し出したものの、ドレスの布の一部しかもらえずにいた 一方のハンスも使役を使って男爵の娘を振り向かせたいと考えていて、彼は雪だるまを作って、その目に力を宿らせる
他の村人同様に契約を誤魔化そうとしたものの、それが悪魔(Jaan Tooming)にバレてしまい、魂と引き換えと言う条件がついてしまう 雪が溶けるまでに男爵の娘を振り向かせたいと考えていたものの、彼女にはある秘密があった それは、毎晩のように夢遊病に悩まされていて、領館の屋根に登ってしまう 男爵はいつものように娘を助けるものの、近くにいたハンスは身動きひとつ取ることができなかったのであった
映画の主題は「悪魔と使役」と言うことで、リーナの想いがハンスに近づくごとに、教会のキリスト像の右胸の下あたりから血が吹き出していく それに何の意味があるのかを提示しないまま、物語はニアミスを繰り返す三人の恋模様を綴っていく 映画の後半にて、リーナがルイーズに渡した指輪の持ち主が現れ、それはベネチアの運河にてヴァポレット(水上タクシー)に乗る貴族のものだったことがわかる
0071名無シネマ@上映中
垢版 |
2023/01/28(土) 12:14:51.68ID:EZrYdDun
映画の描写では、婚約指輪のように思え、それを受け取った女(Linda Kolde)がそれを運河に捨てていた 男(Jonathan Peterson)の想いが拒否されたのかなと思っていたものの、その後、女から男にキスをする様子が描かれていて、
その印象は「結婚=契約」を無視した想いの成就のように思える これらは俯瞰すると、悪魔の使役に頼って欲望(恋)を成就させることの愚かさを描いているように思え、それゆえにハンスは使役に人生を奪われたのだろう
リーナもまた、男爵の娘を装うことで ハンスを振り向かせようとしていて、彼女は使役を使わないように思えるものの、男爵の娘のドレスがその役割を果たしていると言えるのではないだろうか いずれにせよ、物語を理解するためのヒントが少な過ぎて、エストニアの文化について詳しくないとわからないように思えた わかりやすいところではリーナとハンスの結ばれない恋愛を描いていて、使役の犠牲になった末に「あの世で結ばれよう」と後追いで入水自殺をするリーナが描かれていく おそらくは「ハンスのいない世界で生きる意味」を失ったという理解で良いと思うし、
見方を変えれば「彼女自身も使役との契約の末に殺された」とも見て取れる リーナが頼った力は「自分をよく見せるための装飾(ドレス&指輪)」であり、そんなものに頼らずに、自分自身の想いをぶつければ良いと言う教訓があるのだと解釈した 映画全体がどこか御伽話のような感じになっているので、その教訓が込められているとしたら、邪なる使役(欲望)に
支配されることの愚かさであると思う ただし、そのあたりを無理に読み取るよりも、モノクロームの非日常を楽しむ映画だと思うので、コントラストの秀でた美しい映像に酔うだけ良いのではないだろうか
0072名無シネマ@上映中
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2023/01/28(土) 16:15:27.27ID:QuY20z+R
めちゃくちゃ伸びてんだなマイナー作品なのに
0073名無シネマ@上映中
垢版 |
2023/01/28(土) 19:58:37.09ID:a34G053w
スレが伸びてるのはレビューサイトのコピペをしてる人が混じってるせいみたい。
ところで公式サイトのストーリー紹介の
>絶望したハンスは、すべての「愛」を変えてしまう「ある行動」に出るのだった──。
って、何だったの?
男爵の娘に変装したヒロインとハンスが会うところの流れがよくわからなかった。よくわからなくても面白かったけど。
雪だるまが何かやってくれたんだっけ?
0074名無シネマ@上映中
垢版 |
2023/01/29(日) 12:55:48.04ID:JoDpAUa/
ギリギリ劇場で鑑賞できました

アンドルス・キヴィラフクが2000年に発表した『Rehepapp ehk November』が原作の東欧ダークファンタジー、大人のための寓話

冒頭のに登場する「グラット」という悪魔と契約して手に入れる精霊の姿を見た途端「絶対!好きな話だ」と確信しました

モノクロの映像が本作の世界観にベストマッチ
まるで動く絵本を見ているようです
その映像美とは裏腹にお話はかなり不思議で嫌らしいです

ベースは身分違いの恋のお話
舞台はエストニアの寒村、その村の青年が領主の娘に恋焦がれ、ついには悪魔と契約を結んでしまいます
そんな青年のことを一途に思い続ける村の娘、思いは届かないのか…
どちらの娘も美人で少々青年がうらやましい

『ムカデ人間』のディーター・ラーザーが出ていますが悪魔じゃなくて領主の役でした

最後は幻想的でロマンチックな雰囲気
そこに至るまでの世界観が独特で怪しくて素敵でした
0075名無シネマ@上映中
垢版 |
2023/01/30(月) 22:55:44.63ID:CnsQ4Sac
冒頭からモノクロの世界観に引き込まれるます。音楽も大きな要素です。個人的にはこの映画は好きだと思いました。羅生門みたいなかんじかな、人間の本性が観れるとお思いました。この映画が好みの方がこちらにいっぱいいて驚きました。よく理解するために個人的にはもう一度観たい。
0076名無シネマ@上映中
垢版 |
2023/01/31(火) 10:24:19.45ID:Qg5Cf7tp
ハッとするほど美しい絵(5.0)とビックリするほど理解不能なストーリー(1.0)なので、スコア3.0にした。いつの時代のどこの場所かも分からない不思議な森に迷い込んでしまったような。見てはいけないものを見てしまったような。夢ってワケわからない時が多いけど、あれ以上にワケわからず、本当に寝てしまったし……でも、こんな美しいモノクロの映像見たことないってくらい美しかったから、劇場で見れて良かったかな。
0077名無シネマ@上映中
垢版 |
2023/02/02(木) 00:55:33.36ID:a+j96gqy
エストニアのダークファンタジー。
まず、最近のモノクロ映画ってこんなに綺麗なんだと思った。全然見やすい。
ストーリーは後半になるにつれ意味不明になっていくが、思ったほど難解な印象は受けなかった。雰囲気は実写で作った『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』みたい。
0078名無シネマ@上映中
垢版 |
2023/02/03(金) 21:18:27.31ID:W8LqDOIF
エストニア映画🇪🇪って珍しい👀
フィンランドのヘルシンキから🛳出てるので、行ったことあります☺
タリンに半日しかいなかったけど、雰囲気好きだったな〜 お土産もひたすらかわいいもの多くて。

モノクロの映像の中で、独特の世界観でストーリーが進んでいきます。
ピョイーン ➰ピョイーン ➰ と動く、使い魔「クラット」
エストニア神話の中で出てくるもので、村人は悪魔と契約して農具で構成されるクラットを生み出し(?)隣人から物をかっぱらって冬を過ごす…

どう見てもヤギ🐐にしか見えない「疫病」をやり過ごすために、ズボンを脱いで頭からかぶり、納屋の中でみんな横たわる。かなり滑稽


理解する系の映画ではないので、私にとっては浴びてそのまま吸収する映画ですね😃
0079名無シネマ@上映中
垢版 |
2023/02/03(金) 21:45:23.31ID:ItNM+bVl
チャーリー・バワーズからこの映画まで一本の道がつながってるんだなとオモタ
0080名無シネマ@上映中
垢版 |
2023/02/04(土) 12:21:25.98ID:01l1OUoO
難解映画かと思いきや、意外とストーリーが単純な部分があって分かりやすい部分が多かった。
十字路で悪魔に魂を売るのはロバートジョンソンのオマージュ?

映像は言わずもがな最高。
クラットの動きも良いです。
0081名無シネマ@上映中
垢版 |
2023/02/06(月) 11:38:20.55ID:9c9gsoyg
マジックリアリズムの怪作。
美しいことこの上ないシーンの後にギョッとするようなギャグが展開される。
特にラストシーン、「すべての花嫁の憧れね」というセリフはかっこよかった。

惜しいのは呪術要素が未整理なこと。クラットにしても大して役に立ってるように見えず、命をかけてまでほしがるものだろうか。
0082名無シネマ@上映中
垢版 |
2023/02/07(火) 11:33:01.39ID:0GjFK3Tp
特に画作りの面において相当緻密に作り込んでおきながら、一本の映画としては、広く偶然や誤解混じりの解釈も余裕で抱き込んでくれるような、荒っぽい器の大きさをも備えた作品。この繊細さと粗雑のバランスするところに聖性、あるいは居心地良い混沌を見出す者達にとって、本作は他に替えの効かない無二の傑作となるだろう。

タルコフスキーやタルベーラ、溝口健二あたりが得意な人はマストだろうか。なお劇中のサウンドも素晴らしく、地元エストニアの作曲家が手掛けたというドローンが中心だが、Sunn O)))やdemdike stareが参加したのかと思ったくらい非常に高品質。映像との相性も驚くほど良い。
0083名無シネマ@上映中
垢版 |
2023/02/08(水) 22:52:00.40ID:oVFZWnpG
特に画作りの面において相当緻密に作り込んでおきながら、一本の映画としては、広く偶然や誤解混じりの解釈も余裕で抱き込んでくれるような、荒っぽい器の大きさをも備えた作品。この繊細さと粗雑のバランスするところに聖性、あるいは居心地良い混沌を見出す者達にとって、本作は他に替えの効かない無二の傑作となるだろう。

タルコフスキーやタルベーラ、溝口健二あたりが得意な人はマストだろうか。なお劇中のサウンドも素晴らしく、地元エストニアの作曲家が手掛けたというドローンが中心だが、Sunn O)))やdemdike stareが参加したのかと思ったくらい非常に高品質。映像との相性も驚くほど良い。
0084名無シネマ@上映中
垢版 |
2023/02/09(木) 13:07:07.07ID:B/VznF05
>>81
クラットは血の3滴で買える程度の物なんでしょ、でもケチって悪魔を騙したから魂を代償に払うことになっただけで。
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