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【インド】スーパー30 アーナンド先生の教室-Super 30-
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0051名無シネマ@上映中
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2022/09/27(火) 21:56:39.37ID:fYUVb1Nt
知を伝える。
これがキーワードのように感じました。
アーナンド先生と生徒達との授業は明らかに知識を伝え、考え方を伝え、思考をポジティブに持っていくことも荒療治も使いつつ教えます。
しかし実話を元にしていることを感じられるのは、負の知識が伝わっていたことで、子どもたちがテストでお金持ちの子と自分を比べ劣等感を覚えたり、王は王の子にしかなれないという考え方が常識のように取り扱われている。これもまた知の伝承の1つであり、階層社会の強固さ、覆せない運命が当たり前にあることを、子どもたちも生まれながらに伝えられてきました。
これを跳ね除け、アーナンド先生のように「俺は跳ぶぞ」と宣言することは容易ではありません。
しかしアーナンド先生ももともとそこまで奮起の念に満ちていたわけではない。大きい影響の1つとして、お父さんが最初に王は王の子しかなれない、そんな時代は過ぎた、能力のあるものが王になる、と教えたことがあります。
これもまた知の伝承でした。
伝えられるものは、その広がりが大きければ大きいほど影響力も大きくなります。
根づいた自信のなさはどれほど暗い影響を受け、こんなに自分をちっぽけに見せてしまうのでしょうか。
しかしそこから藻掻く力もまた、誰かが教えてくれることがあります。
アーナンド先生が子どもたちに教えたように。お父さんがアーナンド先生に教えたように。そして、映画でフッガーが私たちに教えてくれたように。
叶えることを諦めるな、とは言っていません。アーナンド先生も諦めたものがありました。
しかしこの映画は、叶えようとすることをあきらめるなと教えてくれた、大切な物語でした。
0052名無シネマ@上映中
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2022/09/28(水) 00:02:24.03ID:LyQrP5y4
ただ勉強を教えるだけじゃなくて金持ち相手にもビビらない度胸を付けさせた所は良かったな、でも金持ちの子供達も悪い子じゃあないんだよね
0053名無シネマ@上映中
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2022/09/28(水) 23:09:08.23ID:2CUNf5zz
独特のインド映画だなぁと思って見始めました。

貧困ゆえに夢破れてどうするんだろう?
と思った矢先、研究者ではなく先生の道が開かれる。

普通の「研究者」であれば「先生」の素質がない気がするけれど、
熱い気持ち?ゆえに、めちゃくちゃ良い「先生」に

それこそ、学習だけでなく、いかに生きるか?まで教えてくれる

自分の後悔含めて、「じゃあ、どうしたらいいか?自分で考えられるようにしよう」を主体にするのが見事。

これが実際の人物の話だと思うと、頭が上がりません。。

昔の成長期だった日本の寺小屋も、ここまでじゃないけれど、何かしらの圧力を受けてたのかもなぁ、とか。立ち上がった人たちすごいなぁとか。

一周回って、インドの今の成長力を感じつつ、日本の敗退?良くも悪くも安定してしまってて面白くないところが透けて見えるなぁ、とか。

とにかく、めちゃくちゃ良かったです。
0054名無シネマ@上映中
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2022/09/29(木) 12:49:10.08ID:nHkZFkMz
インドの実話をベースに作られた作品。

Google、マイクロソフト、IBM
マスターカード、GAP、ペプシ
スタバ、そして亀田製菓のCEOは
全てインド出身(過去も含む)って知ってました?

貧しく教育を受けられない子供達に
インド最高峰の大学への合格を目指すべく
無償で教育、食事、寮を与える私塾
『スーパー30』を設立した創設者
アーナンド先生と、その生徒のお話。

全く作品の存在を知らなかった時、
映画館の待ち時間に予告を観て
これ、絶対観たい!と一目惚れ。

主演は阿部寛さん……では無いけど
終始、阿部寛さんがチラつくw
生徒役の中に北村匠海くんもチラつくw

内容的にもインド版ドラゴン桜かと
思う始まり。
からのインド版ガリレオシリーズとも
言える数学と物理の面白さを表現。
からのインド版金八先生。

ストーリーは、ありがち展開だけど
とにかく見せ方が「実に面白い」by湯川先生

数学を教えるシーンではCGを使っての
演出が楽しい。
ここは、ガリレオシリーズより上。

後半の伏線回収とも言える
畳みかけにラストまでグッと引き込まれ
ワクワクする。
0055名無シネマ@上映中
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2022/09/29(木) 12:49:14.96ID:nHkZFkMz
インド映画特有の歌とダンスは
私的には、いらないんじゃないかと
思ったし、そこを無くして154分を120分くらいにした方が良かった気がするけど、
インド映画好きには必要なのかな??

あとこれまたインド映画特有なのか
かなりの過剰演出。音楽の使い方も含め
ちょいやり過ぎ感。

その辺りのマイナス点もありながら
それでもやっぱり面白かったです。

以前にも言ったけど私の中で
インドに対して、いいイメージが無い。
(酷い事件のニュースが多すぎて)
この作品の中でも弱者に対して上に立つ人間
の嫌な部分は相変わらずだったけど
今作では、そこに対してアーナンド先生のような実在の人物が立ち向かっていく爽快感。

勧善懲悪。

【王の子供は王じゃない
王になるのは能力のあるものだ】

ラストまで観た後には拍手したくなる
(実際してる人いたw)

あまりメジャーな作品では無いし
さっきも言った過剰演出に賛否はあると
思うけど、観てみて後悔は無いと思う。

タイミングが合えば是非観てほしい。
0056名無シネマ@上映中
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2022/09/29(木) 20:37:00.13ID:3eAfcWMc
新宿にアーナンド先生本人が来日してたみたいだな、会えた人が羨ましいわ
0057名無シネマ@上映中
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2022/09/30(金) 18:55:03.80ID:hD4jZBua
貧困層よ、知をもって這い上がれ!
インド版ドラゴン桜。実話をもとにした社会派教育エンターテイメント。

カースト制度が残るインドと日本では環境違うかもしれないけど、通ずるものはある。私自身も、授業料の問題で塾で取りたい授業取れなかった。塾嫌だな〜とか言ってる人超羨ましかったもん。(なので高校大学と確実に進学決めるために推薦制度を使うのだけど、それは本作でいう一種の「工夫」)

「人生を人生にするお金」
「教育は黄金の道」
「王の子どもが王になるのではない、能力のある者が王になるのだ」
劇中のセリフや音楽に金言が散りばめられている。

貧しさとは選択肢が選べないこと、
豊かさとは選択肢が増えること、
だと改めて感じた。努力云々の前に努力できる環境がそもそも無い。スーパー30に入れた生徒たちは言うならば抜群の天才たちなわけで、こういう制度があっても、圧倒的に才能があって初めてチャレンジできるわけなのだ。金持ちの凡人よりもずっとずっと下のスタートなのだ。

本作では前段になるパートだけど、父親が明るくておちゃめで一生懸命で、息子に服を仕立て直してるとことか「家族ではじめてのパスポートだ!」とか、一生懸命無いお金を工面して支援してるのに、頼みの綱が外れてお金がどうしても工面できないところが辛すぎてガチ泣きしちゃった。切ない。むり。
でもこの家族は今まで不幸だったわけじゃないんだよね。裕福では無いかもしれないけど、そこで生活できるだけのお金はあるし、郵便配達をする父親は地域の人に幸せを運ぶ人、として尊敬されていた。それがラスト主人公を助けるきっかけにもなっている。だけど、海外の大学に進学、となると不相応になってしまうのだ……。
0058名無シネマ@上映中
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2022/09/30(金) 18:55:15.54ID:hD4jZBua
あと元カノが超カッコよくて泣ける。「私の顔がフィーじゃないからね?」は全てわかってて、彼に負担を負わせないための言葉。時が経って別れてからも窮地に陥る彼を助けたいと思う行動。ほんっと今の旦那と幸せそうになってて良かったよ!!!!涙

ライバル塾の塾長には正直同情もしたなー。だって道端で腐ってた男を拾って人気講師にして対価も支払ってたわけで。それが一言の断りも無しに塾辞められて無料塾始められちゃ、やってられないよ〜〜。笑
大臣に唆されるまでは妨害も可愛いものだし、勝負のテストも不正はしていない。ある意味可哀想。

実際のアーナンドも最近まで襲撃を受けていた、という事実が恐ろしい。それでも信念をまげずに今も教壇に立っていることに尊敬の念ばかり。パンフのインタビューは読み応えがあった。おススメ。


どうでもいいけど、生徒役にKing Gnuの井口(にそっくりさん)居たのが凄く気になってしまった。笑
0059名無シネマ@上映中
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2022/10/01(土) 19:00:13.48ID:PCojEUHt
主演がヒュー・ジャックマンとライアン・ゴズリング混ぜた感じで生徒に北村匠海そっくりなのがいた
弟はルイージ
0060名無シネマ@上映中
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2022/10/02(日) 00:53:10.23ID:PAIA2XO2
思ったのと違う映画だったけど
泣いたなぁ

アーナンド先生のリティク氏の目が綺麗なこと綺麗なこと。

ほんと思ってたよりアクションあってびっくりしたし
お金がなくてダメで予備校の先生になって高給取りになって、でも昔の自分を思い出し、王になるなは王の子じゃない。で覚醒。


しかし確かに凄い塾ではあるのだが
もう少しやりようはないんやろか。
お金は少しは必要だし、ボランティアは食ってけないよ。自分もだが、その子たちも。

まぁどこまでが本当でどこまでが作り話なのかわからぬww
最後にサラッとアーナンド先生、いまだに襲われることあるよとか書いてあるしw
30人全部受かるとかすげーな
しかし英語の演劇は辛かったな…
0062名無シネマ@上映中
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2022/10/02(日) 18:34:33.97ID:yJ6nM+qL
ケンブリッジの入学資格は貰えたのに、渡英費が無くてだめになるなんて、そんな悔しいことある?
でも実際あるんですよね·····。

そんなアーナンドの両親は、愛に溢れていて、ポジティブでチャーミング。貧しくも幸せそうな家庭。
「王になるのは王の子供じゃない。王になるのは能力のある者だ」
これはお父さんの言葉だったんですね。
本当に素敵なお父さん🥺
後々、お父さんのしたことが彼の命を救うのも、胸が熱くなった。

能力があるのに乏しいが為に学べない子達、昔の自分のように夢を絶たれる子達に未来を切り開くチャンスを与える。

素晴らしいことだし、多分そういうことを考えていたのは、彼だけではないと思う。でもそれは莫大な資金と責任と自己犠牲が伴うから、誰もやらない。「出来たらいいな」「そんな場所があったらいいな」で終わってしまう。

だからこそ、それを実行したアーナンドは、本当に凄い。

邪魔をするラッランには腹立つけど、死んだ目で物売りをしていたアーナンドを拾って、教師という道を教え、貧困から救ったのは間違いなくラッランだし、ある意味彼がいなかったら、アーナンドはこの教室も開けてない。
あと、受け持ちの生徒が卒業する前の中途半端なタイミングで塾を辞めたアーナンドも、社会人としてよろしくはないし💧そこまで憎みきれない複雑な気持ちでした。
0063名無シネマ@上映中
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2022/10/02(日) 18:34:44.29ID:yJ6nM+qL
諸悪の根源は大臣です。
最初から最後までクソ大臣。いやマジで。
あいつ引きずり下ろしたいわw

思ったほど歌やダンスはなくwでも彼らの住む社会の天国と地獄、勝者と敗者がどんな道を歩くのか、とても観やすく分かりやすい作品でした。
生徒役の子達も、目がキラキラしてて、それでいて殻を破っていく力強さも感じられてとても良かった。

現在も続くこの塾。
これだけ有名になったら支援者や企業も付くだろうと思っていたら、全て断っているのだとか。
他者が介入すると、多かれ少なかれ面倒が生まれるもんね·····しかしあっぱれです。

いつかこの塾が不要な、学ぶことに格差のない社会が来ることを祈ります。
0064名無シネマ@上映中
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2022/10/02(日) 20:14:12.32ID:5HhqJzAN
勉強嫌い民です。
天才レベルで頭いいのも生まれつき要素ガチャだよなー。
0067名無シネマ@上映中
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2022/10/02(日) 21:47:55.87ID:6BS5Kk2W
頭が良くてもチャンスが少ないっていう構造的問題だから
貧困層出身の金持ち増やして還元させようってことやろ。王の子供以外が王になれるインドにするんだというね
0068名無シネマ@上映中
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2022/10/02(日) 22:39:47.95ID:7e+M7O6B
アーナンド先生の数学の才能はラーマーヌジャンレベルには遠かったってことかな
超優秀だったらケンフリッジが渡航費付き奨学金を出してるはず
0069名無シネマ@上映中
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2022/10/03(月) 00:31:36.74ID:X2ze5TO+
素晴らしいエンタメ作品。パワーに溢れており、元気をもらえた。
奇跡の実話ということで、『ドラゴン桜』『ビリギャル』のようなものを想像していたのだが、流石はインド、殺し屋に襲撃されたりなんだりと一筋縄ではいかない中々に物騒な話だった。

アーナンド先生の逆境に負けぬ姿と、生徒たちがそれに応えて成長していく姿に胸を打たれる。個人的に、進学校の生徒たちに野次を飛ばされながらも奮起して貧富の差からくるコンプレックスを塾生たちが乗り越える場面が良かった。歌と踊りの華やかさが素晴らしく、最後は立場関係なく肩を抱きながら盛り上がる様は、現実がこうであって欲しいと思わせてくれた。この手の演出の分りやすさが、インド映画の魅力だと改めて思った。

病院で生徒たちが知識を武器に殺し屋たちと対峙するシーンは、なかなか熱いものがあり、知は力であるという本作のテーマを強く感じられて良かった。この知は力であるというテーマは、少し間違えるとただただ説教臭くなってしまい取り扱いが非常に難しいのだが、その辺はインド映画のストレートな作りと相性がよく、気にせずに最後まで観ることができた。

劇中、アーナンド先生の教えを求めて各地から生徒が集まってくるシーンだが、月面ロケットを見立ててバスに引っ張ってもらったり、流れの激しい川を下ってきたり……とバラエティに富み、それぞれがまた壮絶で面白かった。
0071名無シネマ@上映中
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2022/10/03(月) 21:21:46.32ID:Whhpt//q
伝記映画といいつつエンタメ係数ガッツリ盛られておって、ああインド味だなあという風情。でもアーナンド先生ご自身がインタビューで90%ぐらい真実と仰られていて、マジで?となることうけあいです。カチコミがあったところまではマジっぽくて困ります、いやエンタメ的には困らないけども…
https://gendai.media/articles/-/100129

胸が熱くなり元気をもらえるシーンがいっぱいありました。個人的にはミュージカルシーンが好き。また勉強頑張らなくちゃという気持ちになれます。
一方でカーストや言葉の壁、加熱するお受験など、インドの抱える社会問題について考えさせられる映画でもありました。特にお受験のヤバさについては、ちょっと前に「きっと、またあえる」(インドで受験に失敗して身投げするところから話が始まる)観たので心中が少し複雑。
あと31人目どうしたんでしたっけ。長い映画なんでカットされてても驚きませんが…
0072名無シネマ@上映中
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2022/10/03(月) 23:17:33.59ID:XukMty8w
王の子より弓ができる子の指を切るってのがまんま日本の底辺公立小にも当てはまるわ
習ってない漢字は名前でも書かせないとか、習ってない言葉禁止とか
習ってない内容知ってたら吊し上げて攻撃して潰す
上級の行く学校ではそんなこと一切ないらしいね
戦前教育は底辺地区でも習ってない言葉禁止とか一切なかったらしいのにな
0073名無シネマ@上映中
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2022/10/04(火) 23:30:03.51ID:W6RGAVpx
日本ならあの教室に上級ガキが混ざりそう
過去問とか対策問題とか課金しまくってさ
0074名無シネマ@上映中
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2022/10/05(水) 19:59:56.04ID:I4QnUzaa
飽きない工夫がされていて3時間オーバーを感じさせないおもしろさ。なんとなく予想はしてたけど、フタを開けてみればやはりマサラ感もたっぷり。教育の話でもお構いなしになんやゆーたら歌うし踊る。そうでなくっちゃねー

しかしなぁ。貧しい者にも平等に教育を!ってストーリーが今の日本人の心に刺さるかというと、映画を観れる人はきっとそこまで貧困ではないし、なかなかむずかしいところかもしれない(10年20年後の日本はそうなるかもね)

なのに飽きさせないってすごいと思う。インドでは大ヒットだったんだろうな

あと、お金がなくてケンブリッジに入学できなかったとして、私塾を無料で開いてIITに合格したとして、IITの学費なら払えるんだろうか?とふと思った


こどものころは馬鹿一本道を突き進んできたけど、今になってバイオや物理に興味が湧いている私としては(大学院検討中)、学問を突き詰められる環境にいる人たちが羨ましく思えた。学校に教えて欲しかったことって「勉強って目的があると楽しいんだ」ってことだけなんだよなー(でも学校だけがそれを教えてくれない)。
0076名無シネマ@上映中
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2022/10/07(金) 05:42:28.06ID:YanXLCRh
学術書に掲載された論文が教授の眼に止まりケンブリッジへの入学許可を貰えたものの学費が払えず進学を断念せざるを得なかった数学の天才アーナンド。
 彼は物売りをしていたところをスカウトされ富裕層向けの進学塾の講師となり大金を稼ぐようになる。しかしまもなく彼はその職を捨て教育を満足に受けられない貧しい子どもたちのために無料塾を開く。そして彼らをインドの最高学府IITへ合格させるべく指導していく。

 という実話ベースの作品なのだけれど元の雇い主だった富裕層向け進学塾の経営者があの手この手でそれを妨害、遂には殺し屋を差し向ける。どこまで本当かはわからないが襲撃は事実だそうで勉強を教えるのも教わるのも命懸け。

 とにかく試験を受けさせてはならない、受けさせたら終わりだと生徒まで殺そうとするからビビるんだが、でもそこまでして受験を阻止しようとするということは階層差別、女性蔑視が蔓延る不平等社会でも大学入試だけは平等なんだな、点数を操作されたりはしないんだな、その点は日本より遥かにマシだと思った。
0077名無シネマ@上映中
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2022/10/07(金) 13:22:48.22ID:DADoWScW
>>76
> 階層差別、女性蔑視が蔓延る不平等社会でも大学入試だけは平等なんだな、点数を操作されたりはしないんだな、その点は日本より遥かにマシだと思った。

むしろ逆の"操作"がある。インドでは被差別階級を対象にした大学入学枠があり(公務員採用も同様)、それがけっこう大きい。
結果、入試成績が上でも不合格となる上位階級の生徒が多くなる。これを不平等だとして抗議の自殺をする者が出るなど、社会問題になっている。
0078名無シネマ@上映中
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2022/10/07(金) 20:45:20.85ID:qrKzd1WE
なぜか、インザハイツの感触を思い出した。厳しい環境の中でももがきながら前を向く。発展途上の国ならではの熱量なのか。生々しい人間讃歌のような作品に胸が熱くなる。最近の邦画は繊細な作品が多い気がするけれど、対照的に粗くとも骨太のプロットにもっていかれる。泥をすするような生活の中で夢を持ち這い上がっていく様はやはり感動的。コンプレックスを打ち破るためのステージ(このあたりは、ザ・エンタメ!)もえ?!っと思ったけど熱量で持っていくわー!いやあ、インド映画はずさないなあ。

それにしても既得権益のある人たちが変化を好まないのはどこでも。その枠を壊そうとするものを排除しようとする。これは日本でも感じること。そういう人たちが上にいる限り新しい風は入ってこない。そこと闘う人を見て熱くならない訳がない。
0079名無シネマ@上映中
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2022/10/09(日) 02:24:54.68ID:wufDzqiE
インド映画ってのと154分というのでちょっと躊躇してたけど、非常に面白い作品でした。経済的な理由で教育を受けられないってのは世界共通の課題なのね。私財を投げ打って優秀な子供達に私塾を提供し、見事に結果を残したアーナンド先生。私も彼に出会いたかったなぁ。
一流大学に行ける人って勉強が楽しいんだろうなぁ。私も味わってみたい、と素直に感じました。長尺を感じさせない展開で面白かったです。
0080名無シネマ@上映中
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2022/10/09(日) 16:29:48.72ID:2kh2bQo3
貧しさゆえにケンブリッジ大学進学を諦めざるを得なかったアーナンド先生が、インド工科大(IIT)進学のための私塾を始める話。
序盤からお父さんの言葉「王の子供が王になるんじゃない、能力のある子が王になるんだ。」にうるっときた。そして、私塾を始めたアーナンドの呼びかけに、貧しい家庭の子供たちが、様々な障害を跳ね除けて集まる姿には涙が止まりませんでした。
映画自体はかなりエンタメ要素が強い。マフィアと対峙する子供たちの姿には泣けてくる。そしてちょっと無理な展開でも、歌と踊りで観客を納得させるのは、インド映画の得意技。
貧富の差が子供の学習機会に大きく影響しているのは、日本も同じ。東大生の親の世帯年収は、世間のそれを大きく上回る。(1,050万円以上が4割超!)
人を育てるために、教育に力を入れる国は、今後ますます発展すると思う。
グーグルもアドビもマイクロソフトも、CEOはインド人。近い将来、インドが世界の覇権を握る日が来るのではないでしょうか。
0081名無シネマ@上映中
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2022/10/10(月) 07:34:15.48ID:q2uwzpsB
【悪役に描かれてた塾長がわりと気の毒🌧】
インド映画大好き勢としては観に行かないわけにはいかないぜ。インド映画がミニシアター以外の劇場でも上映されてて嬉しい。

🚲全体の感想
良いシーンもあるっちゃあるけど…色んなエピソードが満遍なく脚本に入っているので、どれもエピソードがうすく、今いち感情が乗り切らなかった。クライマックスに向けて特定のエピソードや主要な人物を深堀りした描き方のほうが個人的には好み。ちょっと合わなかった。

🚲新しい価値観
主人公が父親をニックネームで呼ぶくらいフランクな関係なのが良かった。インドは社会に出ればカースト制度、家に戻れば家父長制が浸透していて、どちらにいても階級や上下関係がハッキリしている。主人公も父親もインドに生まれた''男''に与えられたであろう特権を振りかざすことなく、ひたすらに優しい人間であった。特に父親はこの年代の人にしてはとても珍しいタイプだと思い、もっと彼の原点を知りたくなった。とても興味深い人物。

🚲生活に密着した学問
数学って机の上で解くものというイメージがあったものの、主人公の授業は日常生活に活用されている様々なものから学んでいくスタイルでとても楽しそうだった。きっと小さな頃からこうやって、謎を解決しながら数学的な思考を身につけたんだろうなって思った。と同時に、どれだけ仕組みが分かってもビジネスや生活に活かす発想がなければ「謎を解いて満足!」になっちゃうんだよなぁ…と。あの塾長が主人公の行動でヤキモキする気持ちがとてもよく分かる。もしかしたらビジネスマインドという観点では、自分の性格はだいぶ塾長に近いかも。
0082名無シネマ@上映中
垢版 |
2022/10/10(月) 07:34:48.58ID:q2uwzpsB
🚲印象に残った台詞
『裕福な家庭に育ったのは僕のせいなの??』
先生から学びたいと思っている気持ちは同じはずなのに、家庭環境が良いせいで先生の授業を受けられないのは、一種の差別のように感じてしまった。子どもにとっては均等な機会ではないし、せっかく先生に会えると思ってこの塾を選んだのに哀しいよね。

🚲契約不履行
主人公にずっとモヤモヤしてたのは、どう考えても不義理をしているのは主人公のほうだから。私塾を開設できたのも、もとはといえば塾長が拾ってくれたからでそこまで恩を仇で返す必要があるのかなって。もっと良い折衷案を模索しても良かったんじゃない??自分のしたことの後始末はいつも誰かに丸投げで、塾長にしても保護者との契約不履行になってそうだし、返金/違約金/生徒離れがえぐそう。そりゃ塾長も憎さ100倍になっちゃうよね。

🚲お金=悪じゃない
拝金主義というと聞こえは悪いけど、事実、お金があれば周りの人を助けてあげられると思うんだ。子どもたちの食べるものだって確保できるし、母親にはお手伝いさんを雇ってあげられる。さらにうんと富豪だったら30人の子どもたちの学費だって肩代わりしてあげれたかもしれない。お金が悪いわけじゃなくて、お金を使う人次第。なのに変に意固地に私塾に拘るから危うく子どもたちを路頭に迷わせる寸前だったし…お金は大事な人を守るための手段だよ。

🚲ちょっと合わなかったところ
ここぞというときにエフェクトのかかった映像など演出が若干古いと思える箇所があった。かと思えば数学の授業では思考の具現化をCGで表現してて音楽も演出もお洒落だなと思ったり。エピソードによってスタッフ総入れ替えしたのかって思うくらいテイストがバラバラでまとまりがないように思えた。
0083名無シネマ@上映中
垢版 |
2022/10/10(月) 07:35:52.89ID:0m6PoKxs
🚲その他、いろいろ
・大臣にお願いしてるときの、最後にはきっと協力してくれると信じてる顔が切なかった。
・そうか、あのときはイギリスに手紙を送る切手代さえもなかったのか。じゃ学費と渡航費だけ援助してもらっても向こうで生活できなくない…??
・貧困から脱出するにもお金がかかるという負のスパイラル。日本にも通じるものがある。
・彼は街の有名人だし学費に協力してくれる人は募ればたくさんいそうだけどなぁ。大臣へのお願い以外の手段を取りたくないのか浮かばないのか…こういうとき親のリテラシーが問われるよね。

・貧困から脱出するにもお金がかかるという負のスパイラル。日本にも通じるものがある。
・彼は街の有名人だし学費に協力してくれる人は募ればたくさんいそうだけどなぁ。大臣へのお願い以外の手段を取りたくないのか浮かばないのか…こういうとき親のリテラシーが問われるよね。
・子どもの選択肢を親が保障できないって結構キツイものがある。ましてや心から応援しているならなおさら。
・大人同士がモメてるから子供にまで飛ばっちりで可哀相。元凶は主人公だよ、もうもう🤦
・黄金比の話で早々に何だコイツ?とは思ったんよ
・誰も解けなかった問題、また挑戦してほしい
・30人みんなの現在が知りたいな。大学に行ったあとこそ人生の分かれ道だと思うし。
・スピーチしてる男性を中心に塾の様子を回顧するかと思ったらまさかのモブ。どういうこと😂
・実話と創作が入り混じった本作、これはさすがに創作でしょ…と思ったエピソードが実話でズッコケた。凄すぎ。今まで生きてて良かったよ。
・元カノがいう『男を見る目はあるの』は今の彼へのメッセージでもあって可愛い。好き。
0084名無シネマ@上映中
垢版 |
2022/10/10(月) 07:36:09.08ID:0m6PoKxs
【余談】
インドから多くのエンジニアが輩出されている背景として、カースト制度が出来た頃にはない職種のためカースト制度の規制を受けずに誰でも目指すことができるから、というのを聞いたことがある。劇中でも一度だけそれっぽい台詞が出てくるけど、カーストから抜け出すのはホントに大変そう。あと国民性もあるかもしれないけど、例えば仕事で出来ないことでも「できる」て答えて、あとから「できるようにする」のもこういう側面でのハングリー精神の表れなのかもしれないなって思った。

【余談】
工科大学(IIT)の合格率は約1%で、不合格者はアメリカのマサチューセッツ工科大学(MIT)に入学するとまで言われるほど最難関な学校だそう。

【余談】
主人公がお金で苦労したわりにお金に無頓着なのが不思議だった。けど、そういえばペレルマンも賞金を辞退して親の年金で暮らしてるって聞くしなぁ…と妙に納得。天才には天才の美学があるんだろうね。

期待値あげて観に行った結果、ハンカチの出番はなく終わりました。自分の感受性がひねくれてて残念🤦
0085名無シネマ@上映中
垢版 |
2022/10/11(火) 06:17:44.66ID:c4Bo6Dwm
前情報を入れずに鑑賞。誰か偉大な教育者のカチっとした自伝的映画なのかなと思っていたら、インド映画らしくダンスに歌にとミュージカル要素もあり、エンターテイメントとしても非常に良質な作品であった。

その中でも自分が特に心打たれたのは、『スラムドッグ$ミリオネア』みたく最後には不幸せにさえ思えていた自身の今までの人生に助けられ、それにより各々の経験が報われるというクライマックス。生きていると無駄に思えることや時間ってそれなりにあるけど、それらによって救われることはある意味人生の醍醐味であると思うから、そのシーンは自分にはとても響いた。

上映期間ギリギリ滑り込みで鑑賞できて良かった。知識は力!明日からまた勉強頑張ろう。

〜〜余談〜〜
自分は英語圏で留学していた経験がある。その際、英語が下手すぎて人前で話すのがイヤでイヤで仕方なかった。

インドでは英語も公用語だし、てっきりインド人は英語を話すことなんて余裕だと思っていた。しかし、そんなインド人の中にも英語が苦手だったり英語力にコンプレックスを感じてる人がいるなんて思いもしなかった。図らずも、この映画を通して発見することとなった。

きっと、英語が下手なことより英語を話す勇気がないことの方がよっぽどカッコ悪いってことをアーナンド先生は教えたかったのでは?と自身の経験と重ね感じている。
0086名無シネマ@上映中
垢版 |
2022/10/14(金) 05:04:54.91ID:wpPfS1gM
2時間半が全く長く感じなかった。
実話がベースということで、余計感動!途中からアーナンド先生が阿部寛に見えてしまった💦

有名大学に入るための塾の過熱はどこの国でも同じなんだなぁ。そこにはお金の匂いがプンプン。
インドと言えばカーストで知られているが、現代の根底にどこまでカーストが存在しているのか、外国人の私たちにはわからないが、生徒たちの貧しさや差別は日本の比では無いことは想像に難く無い。そんな国でアーナンドの様な事をするって大変、の一言では表現出来ないだろう。無料の塾を作るがために殺害予告、実際に殺し屋まで来るなんて、、、
30人の生徒達は机の勉強ばかりでは無いアーナンドからの教えをちゃんと活用して殺し屋達に対抗するのがスカッとする。

本当は重いテーマなんだけど、明るく仕上がってるので観終わった後、爽快感がある。
途中インドの歌がどうにもお経の様に聞こえるんだけど、歌って踊る民族性がとっても明るくていいなぁ◎

蛇足:
終映間近らしく、南町田グランベリーパーク109シネマの一枠と新宿ピカデリーしかやってなかったので、友人誘って朝イチ南町田グランベリーパークで視聴。観客はわずか10人。前の席のおばさま方お二人は個人的に好きな映画で二回目の視聴、との事。映画がお好きな様子が伝わって来る。こんな出会いもまた楽しい。
0087名無シネマ@上映中
垢版 |
2022/10/14(金) 12:01:21.91ID:kaXBuU3M
思ったよりミュージカル要素が強かった。クエスチョンマークの曲が好き。アーナンドが数学だけでなく教育の才能もあるの羨ましい。私塾に対して襲撃があったことが実話なのはインドこわ〜って感じ。面白かったんだけど、大きな盛り上がりというか、強い感情は湧き上がらなかったな。長いわりにストーリーはどんどん進んでいっちゃうからかな?あと、能力あるものは王になれるようになるべきだけど、王の子供も王になれる社会であるべきだとも思うよ。望んで恵まれた家に生まれたわけじゃないんだからさ。
0088名無シネマ@上映中
垢版 |
2022/10/27(木) 00:19:08.72ID:iPrPE1Xw
すごいエネルギーのある映画だった。
Bihar というインドで一番貧困率が高い州で無料の私塾を開き、貧困家庭の学生をIITに高い確率で送り出すとかいう偉業を成し遂げている先生が本当にいるのが凄まじい。
やっぱり学力テストはベストとは言えないけど公平な試験なのかもしれない。

演劇のシーンと初めの先生が生徒を鼓舞するシーンが好き

マフィアに殺されそうになるみたいのが、本当にあり得る世界だから恐ろしい

実際のSuper 30は既に2個の学校に別れており、2018年まで400/500くらいの割合でIITに合格してるらしい。30人全員が合格する年も実際に3年連続であったらしい。
0089名無シネマ@上映中
垢版 |
2022/10/28(金) 08:35:05.60ID:SPXtb7AF
これこそインド映画!!良くも悪くも全てが大袈裟で、それ故に結末は予想できていたけど見た後の"凄かった…!!"が残る映画力のパワープレイの連続。そして突然始まるダンスと煌びやかな背景!!そしてインドにまだ残ってるヒエラルキーへの抵抗でもある!

2時間半あるこの映画はアーナンドが自分の半生パートと塾パートの二部構成になっていてintermissionも挟まってる。

とにかく主人公のアーナンド先生がかなり自己中心的で応援はしたくならない。一度金に溺れ、過去を忘れちゃうけど取り戻す。けど取り戻す時にエクセレンスには何も言わないでそっちの生徒は金持ってるからヤダ。という理由で放棄。高給貰ってるし、処遇も良し。これでなんか裏で色々やられてたら悪と善ていうのはわかるけど、どっちもどっちじゃん?ってなった。彼女を捨てるし、その彼女もかなりの悪役。
でもここまで堕としたからクライマックスの感動が生きてくるのかも??
完全に2部では先生じゃなく生徒が主人公に変わるから、この映画は先生が主人公じゃない!!だから、スピーチしてる生徒から始まったのか??

全てのことを問題にするのは最高。
最後の病院での決戦でさえも、全て数学と物理で倒すというワクワク感。それよりもやっぱ全国から集まった時のアベンジャーズみたいなワクワク感はたまらない!!
街中の英語ミュージカルは最高。普通にヒンディー語話してたけど、そんなの吹き飛ぶくらい迫力がある。着てるシャツが揺れてた。
0090名無シネマ@上映中
垢版 |
2022/10/28(金) 19:20:35.42ID:B1F0l3Nm
突っ込もうと思えばどこまでも突っ込めるだろうけど、ストレートに感動させてくれるのがインド映画のいいところ!
必死に学ぼうとする姿にぐっとくる!
インド映画には貧富の差の要素が欠かせなくなっているのがカースト制度の根深いところ
0091名無シネマ@上映中
垢版 |
2022/10/29(土) 00:45:44.46ID:qUzxpfuk
全く長さを感じなかった。面白い。
始まりのアーナンド先生のお話見ながら、格差(カースト?)ここまで酷いのかと。
数学の大会で優勝し、自力で論文送ってケンブリッジの入学許可もぎ取るような人が、お金がなくて進学できないのに国も人も手を差し伸べない。
何のための大会なんだ!

アーナンド先生が数学だけじゃなくて、教育の才能もあって良かった。
英語劇のくだりはちょっとどうなのかと思ったけど。

どこからがフィクションなのかわからないけど、ドエンタメ作としても面白かった。

ただ、経済格差や地域格差と教育格差は日本でも問題で、その格差の恩恵に気づかない人たち、加熱する教育ビジネス、そして自己責任論が広がる世の中。
ただ、地域格差はインターネットの普及で少しずつだけど縮まってはいる。

格差是正の一歩として、まず個人として出来る事に取り組んだアーナンド先生の勇気に乾杯です。
銃撃怖い〜。
0092名無シネマ@上映中
垢版 |
2022/10/29(土) 09:06:48.54ID:qUzxpfuk
全く長さを感じなかった。面白い。
始まりのアーナンド先生のお話見ながら、格差(カースト?)ここまで酷いのかと。
数学の大会で優勝し、自力で論文送ってケンブリッジの入学許可もぎ取るような人が、お金がなくて進学できないのに国も人も手を差し伸べない。
何のための大会なんだ!

アーナンド先生が数学だけじゃなくて、教育の才能もあって良かった。
英語劇のくだりはちょっとどうなのかと思ったけど。

どこからがフィクションなのかわからないけど、ドエンタメ作としても面白かった。

ただ、経済格差や地域格差と教育格差は日本でも問題で、その格差の恩恵に気づかない人たち、加熱する教育ビジネス、そして自己責任論が広がる世の中。
ただ、地域格差はインターネットの普及で少しずつだけど縮まってはいる。

格差是正の一歩として、まず個人として出来る事に取り組んだアーナンド先生の勇気に乾杯です。
銃撃怖い〜。
0093名無シネマ@上映中
垢版 |
2022/10/29(土) 23:43:19.12ID:1sNdDkRU
教育に関する映画ということで
前から観たかったやつ
明るい映画だと思ったら
少し想像と違った……重かった…

一生懸命なアーナンド先生は応援したいけど、お金持ちになってから塾講師やめるまでの間、普通に嫌なヤツじゃん。。誰のおかげで金持ちになれたんだよ。。

頭良いだけで命狙われるとか
どんな世界だよって思ったら
そこも実話なのね
知らない世界が見れました
0094名無シネマ@上映中
垢版 |
2022/10/30(日) 09:13:39.25ID:+DwtS2Ou
台湾のラーメンは「まずい」、と言ったら、それはそういう食べ物であって、日本のラーメンと「ちがう」ということにすぎない、と諭されたことがある。20歳を過ぎたころのことであって、相手はユースホステルの経営主であった。そのときは、そういうものか、と思っていたのだが、今でもこのことを思い出すのであるから、まだ何か解決していない「トラウマ」として私の中に潜んでいるのであろう。

インド映画は「おもんない」と言ったら、それはそういう映画の作りであって、他の私がいままで観てきた映画と「ちがう」ということにすぎないと諭されるであろうか。けれども、ちがうものとして観たとして、それをおもしろがるしかたは、ちがいを楽しむだけであって、本当のところその作品自体を楽しんでいるのであろうか。それは馬鹿にしているのか、どうなのか。

ヒロインが登場するシーンが、歌に合わせて踊っているというので、踊ってるやん、「やっぱり」踊ってるやん、というので笑ってしまった。これがインド映画だなあ、とか思いながら。とはいえ、ヒロインはかわいいし、やっぱり美女が踊るのって、いいなあ、とか感じていたのだが。

主人公の父親が、自転車のチェーンがギアから外れそうになるのを、サドルをいったん逆転させることで、防ぐ、というカットが二度くらいあって、それで物語の進行のハラハラ感を演出しているのが、唐突だったが、らしい、と思った。その「らしさ」とは何なのかが理解したいのだが。そんなに、自転車がこの物語の軸をなしていたっけ?と思うのだが、インドの文化として、自転車はそれほど重要だったか。

主人公が、大手予備校にスカウトされて高給取りになって、大型バイクを持つ。だが、その予備校に通えるのは金持ちの身分の子どもだけであることに疑問を抱き、彼は、貧乏な身分の子どもが通えるような無料の予備校を設立する。その際に、大型バイクを売り飛ばし、自転車に乗り換える。その時のカットが、自転車のギアがアップになって、チェーンを巻きなおす、というものだった。

自転車という貧民の乗り物と、大型バイクという富める者の乗り物という対比だ、というのはあまりにもわかりやすすぎる比喩だろう。なんで自転車の「ギヤ」にあれほどアップしてこだわったのだろうか、というのが私は気になった。それで、これは私のあてにならない勘なのだが、あのギアは「輪廻転生」を表している。
0095名無シネマ@上映中
垢版 |
2022/10/30(日) 09:13:57.83ID:+DwtS2Ou
この映画の主題は、「人は生まれによってその生き方も決まる」というインドの風習の中で、「生き方を変えることで生まれが決まる」というある逆転を描いている。とはいえ、「生まれによってその生き方が決まる」という根本的な思想に変更はない、と思った。その「輪廻転生」というゲームのルール自体は受け入れられているのである。自転車のギアを「外す」のではなく「回す」ことが、主人公たちの目標なのだ。そこに私は「インド」というものの、貧者の「貧しさ」以上の「切なさ」を観た。根本的な「貧困」というべきものにぶち当たる。それによって、日本における根本的な「空虚」というものが照らし出される、というのは、話を急ぎすぎているし、のちのち展開するつもりもないのだが。

映画における「回想シーン」というのが、その映画の特徴を大いに表していると私は思っていて、この『スーパー30』でもそうであった。「貧しくて働いている両親」である。これがひたすら出て来る。貧しく働く親というものから引き継がれているのがいまの自分であるのだが、その貧しく働くことから解放されることに向かって未来は目指されるのである。

工科大学に入学できた人は、本人だけでなく、その子と孫にまで100年間の幸せを得ることができるのである、とラスト近くで語られていたが、それは「王の子は王」、というルールを変更したのではなく、そのルールを受け入れたうえで、そのルールに則り、ゲームを行ったにすぎない、というのは繰り返しになるが、映画の作りというものも、同じような、あるルールに則ったものとなるのであり、登場人物の性格も、単純なものとならざるを得ないだろう。この映画の主題がくりかえされる主題歌は、なぜそんなに「革命」がなんどもなんども繰り返されるかというと、それが嘘だからである。嘘だから何度も言ってごまかさなければならないのである。だが、繰り返さすことによってむしろ嘘であることを表現しているのである。

とはいえ、それが叫びであること自体には、変わりがない。「二輪車」は漕いでいないと転倒する。ヒロインが「四輪車」の車内で、許嫁といい感じに、男を見る目があるのよ、と言っていたのが気になった。

『RRR』が楽しみである。予告編を見たら、車、バイク、馬、荷車、と乗り物ばかりだったので、そういう映画として注目しよう、と思う。
0096名無シネマ@上映中
垢版 |
2022/10/31(月) 00:27:31.08ID:XP23rYfr
まさかの実話っていう、壮絶な私塾対決と子供達に教育の機会を与えるために人生をかけるアーナンド先生の熱血授業。全ての熱量が凄かった。

素質のある子供を選抜してIIT受験に挑戦してはいるけど、30人全員合格するとか生徒も先生もどちらも凄すぎる。
映画では私塾の立ち上げの物語だから生徒が30人だけだけど、実際には授業料を払っている子供と、家庭の事情で勉強の機会が得られない子供達の両方が通っているみたい。
映画の中でも授業の様子が再現されていたけど、数学を日常に落とし込んで体で理解させているみたいで、応用力が鍛えられそうだなって思った。

インドってマンパワーな国だけあって、他人のために大きなことを成し遂げる人が沢山いる印象がある。
こういう情熱を持った人のいる国は強いなとも思った。

舞台挨拶とかじゃなくて、映画を見るためだけに日本に来ていたアーナンド先生は面白い人だな。
0097名無シネマ@上映中
垢版 |
2022/11/01(火) 01:18:58.44ID:UYMEF3uQ
多分、インド映画初体験で、これはまだマイルドな方だと思うんだけど、観客の喜怒哀楽の導き方が上手いなぁ、と思った。
あと、ダンスシーンもちゃんと入ってて、やっぱり楽しくなっちゃう。

題材として、もっと深刻にしたり、重くしたりも出来るんだけど、重すぎず、ハッピーだったり、とんでも展開がありながらも、ちゃんと感動に着地できてるの凄い。
音楽や美術と同様に数学も言語を使わなくても世界で共通認識できるものだった事に改めて気がついた(但し理解できる頭脳必要だけど)
0098名無シネマ@上映中
垢版 |
2022/11/01(火) 16:53:12.84ID:f1k9S+PG
王様のブランチおすすめで何となく見に行ったザインド映画。たしかに上映時間長かったけどあっという間!ちょいちょい挟むミュージカルもくどくなくて見やすかったです。
こういうサクセスストーリー諸々が実話だってことに、びっくり。さすが何でもありのインドです。でもこれからの時代優秀な人材を作れる国が台頭していく時代なんだろなと思いました、元気出し映画。
0099名無シネマ@上映中
垢版 |
2022/11/02(水) 01:00:23.39ID:BKL02qD/
この映画めちゃくちゃ面白い!
時間の長さを感じさせない。
やっぱりインド映画にハズレ無し。
ギリギリ観れて良かった〜!
婚約者の女性怖い!支えてくれへんねやって思ったけど、結婚相手の男性に人生委ねるインド社会ではそうなってしまうのかもなあ‥
とにかく実話という所がびっくり。
これまでのカースト制を壊さないために、命まで狙うなんて!
内容はかなりシビアやのに歌も踊りも良かった。
勉強で学ぶことは本当は生活に密接に関係している。
物理学専攻のユダヤ人の友達が、数学が嫌いな日本人が多いのは、日本の数学の教え方が悪いと言っていた。答えを覚えることばかりで、本当はもっと楽しく面白いらしい。
厳しいカースト制社会で這い上がるには勉強して良い大学に入るしか無い。(入ってからも大変で自殺者などが出るのは「きっと、またあえる」で描かれているのだけれど。あと、出自であそこまで自信を無くしてしまうものなのだと感じた。だからまずアーナンド先生は生きる自信を取り戻させる。)

映画で大臣が国民は国の宝だと言っていたように、国力においても同じことが言えると思う。

教育指標の国際比較2006年版
我が国の学校教育費の
対GDP比は4.7%(OECD平均5.8%)
一般政府総支出に対する割合は10.6% (OECD平均12.9%)
高等教育レベルへの公的補助(奨学金)もOECD平均を下回っている。
学校での教育時間数も国際的に見ても少なく、教師が受け持つ生徒数が多い。
OECD中、一クラス30人以上学級なのは韓国、日本、メキシコだけ。
また、教師の授業に費やす時間はOECD諸国で最も短い。

教育に予算をかけてこなかった日本の未来はどうなるのか、インド映画を観て感じたことだ。
0100名無シネマ@上映中
垢版 |
2022/11/09(水) 22:30:04.77ID:i+7tnp1B
この映画めちゃくちゃ面白い!
時間の長さを感じさせない。
やっぱりインド映画にハズレ無し。
ギリギリ観れて良かった〜!
婚約者の女性怖い!支えてくれへんねやって思ったけど、結婚相手の男性に人生委ねるインド社会ではそうなってしまうのかもなあ‥
とにかく実話という所がびっくり。
これまでのカースト制を壊さないために、命まで狙うなんて!
内容はかなりシビアやのに歌も踊りも良かった。
勉強で学ぶことは本当は生活に密接に関係している。
物理学専攻のユダヤ人の友達が、数学が嫌いな日本人が多いのは、日本の数学の教え方が悪いと言っていた。答えを覚えることばかりで、本当はもっと楽しく面白いらしい。
厳しいカースト制社会で這い上がるには勉強して良い大学に入るしか無い。(入ってからも大変で自殺者などが出るのは「きっと、またあえる」で描かれているのだけれど。あと、出自であそこまで自信を無くしてしまうものなのだと感じた。だからまずアーナンド先生は生きる自信を取り戻させる。)

国民は国の宝だと言っていたように、国力においても同じことが言えると思う。

教育指標の国際比較2006年版
我が国の学校教育費の
対GDP比は4.7%(OECD平均5.8%)
一般政府総支出に対する割合は10.6% (OECD平均12.9%)
高等教育レベルへの公的補助(奨学金)もOECD平均を下回っている。
学校での教育時間数も国際的に見ても少なく、教師が受け持つ生徒数が多い。
OECD中、一クラス30人以上学級なのは韓国、日本、メキシコだけ。
また、教師の授業に費やす時間はOECD諸国で最も短い。

教育に予算をかけてこなかった日本の未来はどうなるのか、インド映画を観て感じたことだ。
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