生きる LIVING-Living-
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2023年春公開
原題 Living
製作年 2022年
製作国 イギリス
配給 東宝 結局、支障はないおじさんが示した真実に向かおうとする意思を最後まで継承しようとしたのはピーター君だけだったって事? ようやく黒澤版観たぞ!
という事で俺的に両作の違いを考えたぞ
黒澤版:「生きる」という事の凄まじさを見せるのが主題
イシグロ版:「生きる」という事への憧れを抱かせるのが主題
※官僚主義批判に関しては黒澤版はあからさまでイシグロ版はマイルド
黒澤版:志村喬の快演もあって突き刺すような鋭さを持った作品
イシグロ版:ビル・ナイのダンディーさもあって包み込むような優しさを持った作品
結構対照的なんでどっちが上とかいう話じゃないと思うぞ
それと、一番大事な死後の語り合いなんだが
黒澤版:多角的に見せるというよりは、客観的に見せることにより主人公の心の声聞かせるのが目的
イシグロ版:新人視点で客観的に見せることにより主人公に憧れを抱かせるのが目的
黒澤版観た人なら、主人公がヤクザに脅されて薄く笑った時に何を考えてるか解っただろ?
比較は出来ないとは言ったが、こういう言葉にせずに心を伝えるというのは映画が持つ最高の演出方法だとは思う >>368
簡単に言うと如何にも黒澤らしい
ギラギラしてオーバーな演出を全部削ぎ落としたら
本作になりましたって感じかな
ハッピーバースデイからこの男は死んだまでの
過剰なまでの盛り上げ展開を実にさらりとやってのけてる
濃い味の黒澤版から見てしまうとあっさり風味なんだよね
あとは個人の好みの問題 一番違うのは言葉ではなく行動で表現した黒澤版に対して
手紙という形でテーマを語らせたことだろうな
今時の作品と言うべきか 黒澤版はそれこそ「生きる」ということのギラギラした輝きを描こうとしたんだと思う 感情を剥き出しでも内々に秘めていても
行動、事象は同じなのでここは好みと言わざるをえない
オーバーな演技は一歩間違えるとコメディーになりかねないから難しいね むしろビルナイ版を見てもっとコメディーにふった演出した方が良かったんじゃ無いかと思った
彼女との掛け合いにクスッとはさせられたけど
もっと笑わせられてたらそのコントラストに名作になったと思った ビルナイへの先入観、わかる。
自分も中村伸郎は「生きる」が初見だったもんで、悪役の人かと思ってたもんな。 俺にとっての中村伸郎はやはり田宮版「白い巨塔」の東教授だな
多くの人にとってそうであるように >>373
黒澤版も別に感情剥き出しでもないし、
イシグロ版が思いを秘めてるわけでもないような気がするけど
行動で見せた黒澤版に、手紙で説明したイシグロ版かな 俺の中の中村伸郎は小津安二郎の映画の
会社の重役のイメージだな、「秋刀魚の味」とか
あとは特撮物の博士役では志村喬とツートップだった 平田昭彦は芹沢博士が有名だけど「南海の大決闘」の赤イ竹の隊長とか
「妖星ゴラス」の宇宙艇艇長とか、アクティブな役も良いんだよなー >>380
芹沢以外だとメカゴジラの逆襲の真船博士も好き >>351
昔気質のイギリス人は感情を押し殺すのが礼儀なんだよな
冒頭の電車待ちのシーンでわかるよね
そういうところは昔の日本とよく似ている
男は黙ってサッポロビール
このお話は日本のみならずイギリスや世界どこに置き換えても響くものがある
イシグロはそれを知ってもらいたかったんじゃないかな >>383
昔仇というより上流の嗜みだね
映画で言うとブリジットジョーンズの日記2なんかその辺分かりやすい
ボーディングスクールからオックスブリッジ主人公の彼氏とか(コリンファース) 明治男も笑うのは一日に三度ほどニヤリとするだけとか言われてなかったか
英国流ではないと思うがw 侍は3年に一度片頬だけで笑うってのは聞いたことあるけど お役所仕事の虚しさもそれに専従して魂殺される役人の悲哀も、英国日本両方の倫理観と親和性高い
そこを逆手に取った作品(仕事人や、ある意味で007も)が面白くなるのも必然ですな 英国紳士の嗜みという点ではもう少し気の利いたイギリスジョークが欲しかったな
その辺は英国にルーツを持たないイシグロでは難しかったかな ノーベル賞獲る位だから、シェイクスピアからディケンズからアーチャーまで一通り英国エッセンスは網羅してると思うけどね。日本的な静謐さは良かったけど、「生きる亅事については、1人の男の死を無常感を持って描くか、もっと肯定的に観る者の背中を押す位のアプローチでも良かったのか、どちらも今一つ入り込めなかった気がする。あとビル・ナイはいい枯れ方してるね。この役をリーアム・ニーソンが演じたらどうなったろう。最後のブランコの横顔がそっくりだったのでふと思った。駄文長文スマソ >>389
あの役をリーアム・ニーソンがやったら
死んだ後も霊体となって新人にアドバイスしそうだ >>388
モンティパイソン的で笑えないブラックジョーク風なスパイシーなイギリスジョークとかこの題材に合ってたかもね
ビルナイもそういうジャンルは最も得意そうだ リーアムニーソンなら皮肉っぽい感じが出て良いなぁ
ビルナイも良かったと思いますね
ラブ・アクチュアリーの老耄クソロッカー役からシェイクスピアまで幅が広い役者だね 年齢的にもコリン・ファースが1番合ってると思うけど
あの人だと若い娘とそのまま恋愛関係に発展しそうな感じはする すみません、教えてください。
俗に言う?ハッピーバースデーのシーン、課長さんが「そうだ、公園!」と気づいた瞬間って何喋ってたんですか?
病気を告白したくらいまでは頑張って起きてたんですが、ハッと気づくと課長さん出勤してました… >>395
ヒュー・グラントと若い子を取り合う展開になりそう >>396
元部下の彼女に「課長さんも何か作ってみたら?」って呆れ顔で言われたから
https://youtu.be/2VeLN3IDjzQ 映画『生きる』、1952年版と2022年を観てわかった「この70年で決定的に変化したこと」
https://gendai.media/articles/-/109477 大原さんと主任?の噛み合わない会話のところなんかホントオモロい。日本語ネイティブで良かった。 今日で終わりだから駆け込むで見てきた
一日一回だからかかなり大入り
良かったけど字幕で電車って出てきたところあって
その後の話頭に入らなかった
字幕誰だよバーカ 石炭で動くのは汽車、機関車、蒸気機関車かね
通勤客のための列車だと馴染まないね もう1ヶ月半経つのにまだやってるのかと思ったら東宝配給だからか >>106
イギリスって階級社会だからダンディじゃなかったら公園作るような立場になれない
顔も言葉も上中下でまったく違う
今は移民も増えて進学率も上がって
いい感じにかき混ぜられてるって説もあるけど
おじいちゃんだからね ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています