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母の聖戦-La Civil-
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0001名無シネマ@上映中
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2022/10/06(木) 13:23:50.29
2023年1月20日公開

オフィシャルポスター
https://i.imgur.com/SdNXdCL.jpg

2021年・第34回東京国際映画祭コンペティション部門では「市民」のタイトルで上映し、審査員特別賞を受賞。

原題 La Civil
製作年 2021年
製作国 ベルギー・ルーマニア・メキシコ合作
配給 ハーク
上映時間 135分
映倫区分 G
0057名無シネマ@上映中
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2023/01/29(日) 19:00:58.31ID:WboID+1f
モデルとなった女性、殺されたの、ショック……酷すぎる
しかし、軍と一緒に敵のアジトに乗り込んで殴ったりするシーンはえっと思った
どこまで実話なのかと
もっともっとやれと思ったけど、中途半端?に終わり映画全編を通してあまり爽快感はなかった
0058名無シネマ@上映中
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2023/01/29(日) 19:01:50.99ID:WboID+1f
っていうか、お金渡したんだから娘を返してあげろよ!何も殺すことはないだろうに
0059名無シネマ@上映中
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2023/01/29(日) 19:14:49.43ID:ZnivW/3H
メキシコの誘拐ビジネス調べると劇中でも言われていたように2日くらいが勝負らしいな
それ以降は足がつかないように殺してしまうのが主らしい
ましてや女の子だとレイプも普通にしてるだろうから尚更足を残さない様にするのが奴らのやり方らしいな
0060名無シネマ@上映中
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2023/01/29(日) 19:34:43.61ID:Aiv/QwJu
メキシコ🇲🇽社会で年間6万人近い人が被害にあっている誘拐ビジネスにスポットを当てた作品。
 シングルマザーのシエロは誘拐され、行方不明になった娘ウララを捜索するストーリー。
 監督はルーマニア🇷🇴生まれで、ベンギー🇧🇪在住のテオドラ・アナ・ミハイ監督。
 ダルデンヌ兄弟🇧🇪+クリスティアン・ムンジウ🇷🇴+ミシェル・フランコ🇲🇽がプロデュースしているというのも見たい度が上がる作品だった。
事前に3人の監督の作品も一部予習して鑑賞。

 犯罪組織でシエロの前に登場する人物が、入れ墨や銃の所持はあれど、若者というか未成年?や女性というギャング感があまりなくて、勝手にギャングにイカつい先入観を持っていた。
いるかどうかも分からないけど、ボスの顔も分からないし、指揮系統のある組織なのか。
 そもそも娘が誘拐されたということ自体が怪しくて、ストーリーを観るに犯罪組織側と関わりがあるんじゃないかと思った。
0061名無シネマ@上映中
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2023/01/29(日) 19:34:53.80ID:Aiv/QwJu
警察の鑑定の娘の遺体が肋骨1本しか発見されないのは虚偽だと思う🤔シエロの娘の捜索が面倒なのと、違法に軍のスパイと活動してたシエロが厄介だから手を切りたいから、わざと偽情報流したのかな🤔

ラストはオープン・エンディングで、自宅前にいるシエロに何者かが現れて終わるラスト。
 自分は自宅前にいるシエロを銃を持った娘が現れて、殺しに来たのではないかと考えている。
ミシェル・フランコ的な終わり方かな😰
 シエロは実在のモデルが存在していたけたど、自宅前で殺されてしまった事実を知ると余計にね😰
0062名無シネマ@上映中
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2023/01/30(月) 01:26:39.02ID:b1gAU9t5
誘拐ビジネスが横行するメキシコで、娘の行方を探す母の悲しみと覚悟に満ちた表情がつらい。ダメな夫や実行犯の若者に感じる徹底的な「話の通じなさ」があまりにリアルで、治安の悪さと相まって底知れない恐怖を覚えた。主人公のモデルは後に銃撃で死亡。ラストシーンの見方が変わる。
0063名無シネマ@上映中
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2023/01/30(月) 16:26:07.02ID:zUGs2FZV
都内で見てきた
メキシコの、営利誘拐がもはや"準日常化"している町で、身代金を払ったのに娘が帰って来ず警察にも見放された母親が、自力で娘を取り戻すために社会そのものに複雑無慈悲に組み込まれた"誘拐というビジネス"の深淵に踏み込んでいく映画を上映します。コネもノウハウもなく、彼女にあるのは愛と執念。
0064名無シネマ@上映中
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2023/01/30(月) 22:49:24.71ID:CnsQ4Sac
悪名高きメキシコの誘拐ビジネスを描いた作品 この問題はボーダーラインやランボー5の題材にされているが そこまでの派手さは無く徹底的なリアリズムを持った作品 今メキシコは中国に変わって世界の工場に成りうる立場にあるが メキシコ政府はこの様な醜態を内外に晒し続ければ安心してメキシコで ビジネスが出来ないと思うが 日本でも若い女性がストーカーに執拗に 追われ殺害された事件もあるがそれが子供騙しに思える位メキシコ マフィアの誘拐ビジネスはあまりに深刻でそれを知って置くのにいい映画だ  リアリストは必見
0065名無シネマ@上映中
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2023/01/31(火) 00:40:33.97ID:730McUr1
『母の聖戦』たった1人でカルテルに挑んだ母にはモデルがいた!特別予告解禁

ダルデンヌ兄弟が共同プロデュースし、メキシコの実話をベースに巨大化された「誘拐ビジネス」の闇に迫った衝撃作『母の聖戦』。この度、“母親”目線から切り取った特別予告が解禁、モデルとなった実在の女性の壮絶な人生が明らかとなった。

娘の復讐のために、たった1人で麻薬カルテルに挑み犯人10人を捕まえた母親の壮絶な人生を描く本作で、主人公シエロのモデルとなったのが、娘を誘拐されたのちに殺害されたミリアム・ロドリゲス。2012年、当時20歳だった娘のカレンを誘拐されたミリアムのもとには、犯人から脅しの電話が繰り返され、要求された高額の身代金を銀行でローンを組み工面し支払ったが、娘は解放されず、解放を約束された墓地で暗くなるまで待ち続けていたという。

そこでミリアムは娘を誘拐した犯罪組織<ロス・セタス>のリーダー格の男に会い、娘を解放して欲しいと直接懇願した。しかし男は「組織は誘拐に関与していない。2千万ドルを払えば娘を見つける手助けをする」と言い張り、ミリアムは男に追加の金を支払ったものの、1週間後には音信不通となり、代わりに誘拐犯を名乗る他の男たちから「もう少しだけ金が必要だ」とさらなる身の代金を要求する電話がかかってくるように…。

家族は一縷の望みをかけて要求された金を払い続けたが、ついに娘は戻ってこないまま、誘拐から2年後の2014年に大量の死体の中から娘のカレンの遺骨が見つかることになった。
0066名無シネマ@上映中
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2023/01/31(火) 00:41:23.05ID:730McUr1
やがて、ある日を境にミリアムは犯人たちへの復讐を決意する。髪を短く切って赤く染め、世論調査員や医療従事者、選挙管理人になりすまして犯人たちの名前や住所を調べ、犯人たちの祖母やいとこに近づき情報を集めていく。犯人のなかには故郷に戻って敬虔なクリスチャンとして過ごしている男もいたが、ミリアムは男の祖母に近づき男が通っているという教会を聞き出し、ミサに参加していた犯人の男を見つけ出して警察に引き渡した。教会のなかで男を捕らえたとき、男は慈悲を乞いたが、「娘を殺したとき、お前の慈悲心はどこにあった?」とミリアムは言い返したという。

また別の犯人は、ミリアムがリーダー格の男に会った際に無線から漏れ聞こえた名前から男のSNSを見つけ出し、1年にわたり彼のSNSを監視し続け交友関係を紐解いていき、ついに男が路上で花売りをしていると情報を掴んだ。ミリアムは銃を持って現場へと向かうと、逃亡する男を追いかけて捕らえ、警察へと引き渡すまでの約1時間のあいだ「動いたら撃つ」と犯人の背中に銃を押し付け続けていたという。

そうしてミリアムは、娘の誘拐殺人事件に関わった犯人のうち、生存しているほぼ全員となる10人もの犯人を逮捕へと追いつめた。正義を求めるミリアムの鬼気迫る行動は、組織の報復を恐れて見て見ぬふりをしてきた街の人々に大きな衝撃を与え、多発する犯罪に苦しむ市民を熱狂させ被害者たちを勇気づけた。
0067名無シネマ@上映中
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2023/01/31(火) 00:41:27.93ID:730McUr1
だが、面目をつぶされた組織により、最後の犯人を捕まえた数週間後の2017年の母の日に、ミリアムは自宅前で十数発もの銃撃を受け殺された。ミリアムが立ち上げた行方不明者の家族を支援する団体は彼女の息子が引き継ぎ、現在も活動が続けられている。

本作の監督テオドラ・アナ・ミハイは、生前にミリアムと話した際に聞いた「毎朝、起きるたびに、この拳銃で自殺するか、人を撃ちたいと思う」という言葉に衝撃を受け、それほどまでに彼女を変えてしまった事実と向き合うべく、彼女の物語を撮ることを決めたという。「彼女とその他多くの犠牲になった方々へのリスペクトから、この映画がポジティブな変化をもたらすことを願っている」と、監督は本作に込めた想いを語っている。

今回解禁された特別予告では、娘を誘拐されたシエロが娘を取り返すために奔走する様子が、母親・シエロの視点から描かれている。最初は被害者だったシエロ自身が、いつしか報復という悪意に満ちた暴力の渦中に巻き込まれていく…。「娘のためなら何だってやる」と1人闘い続け、想像を絶する人生を歩んだ母親の実像に迫る映像となっている。
0069名無シネマ@上映中
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2023/01/31(火) 10:21:08.46ID:Qg5Cf7tp
「ブレイキング・バッド」シリーズや「息子の面影」に続く“メキシコってマヂでヤベー💦”っていうのがイヤと言うほどわかってしまう作品。
メキシコで実際に起きた誘拐事件をベースに、犯罪組織に娘を誘拐された女性が、娘を取り戻そうとする中で誘拐ビジネスの実態を目の当たりにする。
ただ「1人娘を捜し出したい…」という母親の切なる思い、執念が、メキシコの果てしなき地獄めぐりへと足を突っ込み、どこまでも深い底なしの闇へと誘われていく。それに呼応してか、母親の顔付きがどんどん変わっていってしまうのがまたスゴい。
メキシコという国の底無しの無茶苦茶さと恐ろしさをとことん再認識させられる。
「息子の面影」と同様に、被写界深度を極力浅くして一点にしかフォーカスが当たらないようにし、それ以外の被写体はなるべくボカす、そんなカメラワークが非常に印象的だった。そして“事実を元にした”事を重視したのか、劇伴というものを一切排除し、環境音だけの音響演出がなされる。そしてその演出が最後の最後で非常に大きな効果を発揮する。あのラストカット、あの演出には“これぞ映画ならでは!”と、唸らされた。
0070名無シネマ@上映中
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2023/01/31(火) 23:34:00.17ID:DrtI/i+r
10代後半と思しき娘を誘拐された母親が奔走する話。

彼氏とデートという娘を送り出し、車で出かけて用事を済ませていると、見知らぬ男達に止められて、娘を誘拐したと告げられて巻き起こって行くストーリー。

別居して若い女と暮らす旦那をなんとか巻き込み身代金を用意したが、娘は帰ってこずに値切ったからと更なる要求。
それに応えても…。

街中でどうどうと顔を晒して誘拐を告げる犯人って、警察が宛てにならない国は恐ろしい…。

そして自分で何とか手掛かりを追って、希望の芽が出て来て、映画としてかなり面白くなってきたけれど、ドンの件あたりから少しダレ気味に。

まあ、そういう境遇に置かれた母親の心境をみる作品といえばそうなんだろうけれど、その後も結局もやもやっと。
最後も恐らくそういうことなんだろうな…というちょっとだけ期待させる様な締めで、余韻が中途半端に感じた。
途中まではかなり良かったんだけどね…。
0071名無シネマ@上映中
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2023/02/01(水) 11:07:24.73ID:MDCT0Nwm
メキシコ、娘を誘拐された母親の必死の捜索劇。

中盤までは静かながら手に汗握る展開で、これは当たり作品だと思っていたのだが、実話ベースだからと言うのもあるかもだが、後半から結局何も解決させないダラダラしたテンポで非常に怠惰な展開に。

オオカミ少年的というか、どうせなにも進展しないんだろ、同じ展開なんだろと思い、全く作品にのめり込めなくなった。後半はもうどっちでもいいから早く終わってくれとずっと願うような内容で本当に残念。

ワンテーマのみで二時間超えはもたないというか、90分くらいでもっと端的に見せてくれたら神映画にもなったかもしれない。

とにかく問題は怠惰な後半。終わりよければの逆というか、尻すぼみに感じた。
0072名無シネマ@上映中
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2023/02/01(水) 18:36:31.21ID:Q8sg2gHx
2021年のベルギー&ルーマニア&メキシコ合作の映画(135分、G) 誘拐された娘を探すためになりふり構わなくなる母親の狂気を描いたスリラー映画 監督&脚本はテオドラ・アナ・ミハイ 原題の「La Civil」は「市民」という意味 物語の舞台はメキシコ北部の田舎町 そこで娘ラウラ(デニッセ・アスピルクエタ)と過ごすシエロ(アルセリア・ラミレス)は、夫グスタボ(アルバロ・ゲレロ)と別居中で、彼には愛人のロシ(エイドリア・バネサ・ブルシア)がいて、一緒に卸の仕事をやっていた
ある日、ラウラは恋人のリサンドロ(マヌエル・ビジュガス)と出かけたはずだったが、シエロは謎の男(のちにプーマと判明する若者、演:ダニエル・ガルシア)から「ラウラを誘拐した」と告げられてしまう 慌ててラウラに電話をするも繋がらず、犯人の要求通りにお金を工面しようと、グスタボの元を訪れる グスタボは半信半疑で、「警察に相談したらどうか」と言う だが、彼の友人ドン・リケ(エリヒオ・メンデス)は「警察に通報するとラウラが殺される」と言い、「犯人の要求に従った方が良い」とアドバイスを入れた シエロとグスタボはありったけの金を用意して待ち合わせ場所に行くものの、犯人は金を奪っただけで娘は解放されない
そして、「金が足りない」と追加で要求をしてくるのである 物語は、警察に相談を持ちかけるものの、不審な無言電話がかかってきて、行動が筒抜けになっていく不穏さを描いていく そこでシエロは公権力に頼ることなく、単独で娘の足取りを追いかけることに決めた 娘の写真を街の人に見せていくと、商店の店主エリダ(モニカ・デル・カルメン)
も自分の息子も帰ってこないと言う また、犠牲になった遺体は「検死を行うために葬儀社に運ばれる」と聞かされ、シエロは街の葬儀社を訪ねる 検視官(アリシア・ラグーナ)は「棺は自前で用意させられる」と嘆き、棺を回収しにくる男たちに脅されていると言う そこでシエロは「棺桶を回収にくる男たち」を尾行し、その先に「リーダーとされるイネス司令官(アレッサンドラ・ゴーニ・ブテオ)」の存在にたどり着く
0073名無シネマ@上映中
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2023/02/01(水) 18:36:45.54ID:Q8sg2gHx
そして、そこにはシエロに金を要求してきた若者たちもいて、彼らのアジトを見つけ出すことに成功するのであった 物語は、シエロに協力者が現れ、それが赴任してきたばかりの軍隊を束ねるラマルケ中尉(ホルヘ・A・ヒメノス)だった ラマルケは秘密裏に地元をよく知るシエロと組んで、誘拐犯グループの検挙に動き出す だが、彼の手法は容赦なく、女であろうが平気で武器で殴りつける そして、ラマルケはシエロに武器を持たせ、犯人グループの女たちへの暴力を促していくのである
後半になると、シエロの暴力性はさらに拍車が掛かり、娘を見つけるためになりふり構わなくなってくる プーマの妻レティ(サマンサ・オーティス)を見つけ出して花束を渡し、銃を携帯して彼の家へと出向く 最終的には軍に頼り、プーマは逮捕されるものの、誘拐に関しては一切口を割らない 軍の計らいでプーマに尋問することが許されたシエロは、収監先に出向いて罵詈雑言を浴びせていく それでもプーマは無関係を主張し、
シエロは家族に危害が及ぶとまで脅しにかかる それに対してプーマも応戦し、「神の裁きを受けるのはお前だ」とまで言い返されてしまうのであった 映画のラストシーンは物議を醸しそうな内容になっていて、「ある人物」がシエロの元に来ると言うところで終わってしまう それが誰なのかわからないのだが、一番可能性が高いのがラウラなのだろう
一応は肋骨が発見されて死んだことになっているが、拷問の末に「あの動乱の中を逃げ出した可能性」は残っている また、映画のテーマが「目的のために暴力は許されるか」であるとか、「理不尽への対抗は暴力しかない」などがあり、「シエロ自身が理不尽の塊になっている」と言うのは否定できない プーマ主犯説は決定されておらず、真の黒幕と言うのは登場しないし裁かれていないので、色んな解釈ができるのかなと思った
ある人物が来たときのシエロの表情は複雑なもので、どう表現して良いのか悩んでしまう このシーンで涙を流すとか、笑顔になると言う感情表現はなく、ただ目の前に現れた「ある人物」を通して、自分の所業を見ているようにも思える 完全に別れることになったグスタボが来る理由もなく、
0074名無シネマ@上映中
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2023/02/01(水) 18:36:51.24ID:Q8sg2gHx
リサンドロが解放されることもないし、ロシがシエロの前に現れることもないだろう なので、可能性としてはラウラぐらいしか思いつかないのだが、だとしたらはっきり見せてほしかったと言うのが本音であろうか だが、お見せできないほどの無惨な姿と言うこともあり得るので、それはシエロの表情で察してね、と言うことなのかもしれません いずれにせよ、邦題が「聖戦」となっているところにエンディングの答えがあるように思え、
この「聖戦」と言う言葉の裏側にある「暴力の肯定」と言うものは凄まじいものがある 目的があれば許されると言うニュアンスを含んでいて、聖戦は俯瞰した第三者から見れば、単なる無慈悲な暴力にしか見えない シエロの行動が肯定されるのは、ラウラの誘拐が本当であり、犯人がプーマであると言う前提がある だが、映画ではそれを完全には肯定していないので、
突き進んだ先にある母親の狂気というものの意味を問うているのかもしれない グスタボの友人ドン・リケの死に関わりながら無言を貫いたり、手渡された武器で暴力を行うことも辞さないシエロ 最終的には自分の手ではなく軍を頼ることになり、面倒から距離を置いていたりもする
これら全てを俯瞰すると、シエロの行動が全て正しかったとも言えないのだが、それを決定づけるように結ばれていないところが意地悪であるように思えた ラストシーンは映画の見方によって解釈が変わると思うが、個人的には上記の理由によって、ラウラではないかと推測する
0075名無シネマ@上映中
垢版 |
2023/02/01(水) 22:38:13.83ID:qtb5QdG0
内容的に結構地味なところもあり、大阪市で扱っている映画館は1つだけ。その理由があるのか、あるいは他のメディアで取り上げられたのか、100人ほどのミニシアターで4割埋まりほどといった「そこそこ」の入り方です。

公式HPなどで触れられている通り、メキシコにおける「誘拐ビジネス」を扱った内容です。一見ドキュメンタリーのように見えますが当然作話の範囲…と思いきや、実際にあった事件をもとに(後述通り、このような事件はメキシコでは当然のように起きている)つくられています。一方、ストーリーを淡々と描くだけで、公式サイトその他にある「誘拐ビジネス」を描くことはわかっても、それを批判的に描くのかどうなのかという点が映画内ではっきりとせず(おそらく、製作国であるところのメキシコ政府から何か言われた?)、そこは類推するところがあります。
ただ、多くの方は公式サイトを見ていなくても、語として明確に出てこなくても、いわゆる「誘拐ビジネス」が論点にあるのだろう、ということはわかると思います。

ただ、一歩踏み込んで考えたとき、なぜメキシコ(など)で誘拐ビジネスが当たり前のように起きるか、です。

一般的に犯罪には刑罰がつきます。したがって、犯罪をおかすものにとっては、その「リスク」と「リターン」を考えることになります。また、国家(司法)は刑法を策定したり刑務所を作るといったことだけでなく、「そのような犯罪を起こさせない国・社会づくり」ということが求められ、その「せめぎあい」となるわけです。

そこで、なぜメキシコなど(南米に集中しているのが特徴で、ほか、アルゼンチン、コロンビア等)でこれらが見られるのかと考えると、

 ・ 自動車が(お金と免許があれば)購入できるだけの経済力があり、また公道等も普通に存在するか
 ・ 「ローリスク・ハイリターン」かどうか(逆にハイリスク、ローリターンな行為はどこでも誰でも普通はしません)
 ・ 司法や警察行政など、取り締まる側が事実上存在しないか、癒着していたり、あるいは捜査技術等が低く事実上機能していないといえるかどうか
 ・ 一方で、職業につきたいと思えば(ある程度は制約はされても)選べるほどに経済力が豊かな国か(失業率が30%とか40%とかと言われたら、やる気があっても何もできません)
0076名無シネマ@上映中
垢版 |
2023/02/01(水) 22:38:43.70ID:qtb5QdG0
 …という4つの論点があることがわかります(参考:大阪市立図書館など)。

 車すら購入できないような最貧国(主にアフリカなど)では、そもそも「車を使った誘拐ビジネス」自体が成立できません。また、日本やお隣韓国、アメリカのように、(賛否両論あるとはいえ)監視カメラが多くあるいわゆる「監視社会」が成立しているか、また(これも賛否両論あろうかと思いますが)いわゆる「スピード違反取締カメラ(ビデオ)が高速道路などに多く設置されているか」といったことがこの「誘拐ビジネスが行えうるかどうか」という「実は最も大きいポイント」になります(まさか自転車で、とはなりませんし、日本はご存じのようにあちらこちらにあるので、やるだけ無駄という以外の何物でもない)。

 そこで、「車は買えるし道もあるが、そうした監視カメラや高速道路の追跡システム等はまだ整備されていないか、その途中」といった国において成り立つのだ、ということがわかります(証拠が残らないので検挙がきわめて難しい、など)。こうした国は限られていて(アフリカの多くの最貧国クラスだと、「車すらそもそも購入が困難」だし、インドレベルの発展途上国だと普通に監視カメラが多くあるので、やはりできない)、そうした国において特有で、それがたまたまメキシコであったり、アルゼンチン等数か国に限られるのです。

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0077名無シネマ@上映中
垢版 |
2023/02/01(水) 22:38:49.98ID:qtb5QdG0
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 (参考/短時間誘拐(express kidnap)について)
 外務省の当該国(当然、メキシコ含む)の注意喚起として、この犯罪の特徴の「ローリスク、ハイリターン」をさらに推し進めて「超ローリスク、ミドルリターン」化したものに、「短時間誘拐」があげられます。1日限りの誘拐で、日本と同じようにATMで1日にカードでおろせるお金には(設定を変えないかぎり)通常限界があるので、その限界額(メキシコでは6000~7000ペソが多い模様。7000ペソでおよそ16500円程度)まで要求するという、まさに「超ハイスピードで、すぐにはじまってすぐに終わる誘拐」もあります(参考:外務省)。
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 これらのことは映画はおろか公式サイトには何も書いていませんが、こうした発展的知識も持っていないと、映画自体の主張が少ないので(上記通り、おそらく政府からケチがつくんでしょうね…)、そこは調べる必要があります。

 採点に関しては以下の通りです。

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 (減点0.3/趣旨は理解しても、やや説明不足な点は否定できない)

 何度も書くように、この映画の背景や問題提起が何も明示的にないのは、おそらく当該国(この映画はメキシコを含む数か国の合作映画)の政府からの干渉その他だとは思うのですが、それでもあるかないかではかなり違います。

 ただ、ここまでの知識を前提とするかはどうかとしても、一般的にいう、いわゆる「誘拐ビジネス」の論点がある、ということは多くの方にはわかりうると思いますし、ミニシアター中心である以上、行かれる方はある程度調べていかれるのであろう(私もそうしました)という点では減点は(作者側に裁量権が少ないのであろうと思える現状は)限定的です。
0078名無シネマ@上映中
垢版 |
2023/02/02(木) 00:52:58.37ID:a+j96gqy
娘を誘拐された母の戦いを描く実話の物語。
少し強情な娘と心配性な母親の会話から始まり、誘拐をされるまでの展開がとても早い。
はじめは誘拐を信じていない別居中の旦那と共に娘を取り戻そうとするもそう上手くはいかず、表沙汰にもできない状況で母ひとりでの戦いが始まる。
思いがけない人物の犯罪への関与、役に立たない警察や軍、メキシコの誘拐ビジネスの闇がなんとも言えず、観ていて胸が苦しかった。
「娘は1本の骨じゃない。」母の戦いを見てきたからこそその言葉にどれだけの思いがこもっているのか理解できる。
お金がかかっていないからこそ視点や感情がリアルに表現されていた。
0079名無シネマ@上映中
垢版 |
2023/02/02(木) 11:55:03.51ID:ppEsPmEM
冒頭にしか現れない娘ラウラは松嶋菜々子や浅野温子にも似ていてかなり可愛い。その時には別居中の夫に対して生活費の要求も言い出せなかった母親だが、娘の誘拐に対して誰にも頼れないと知った主人公は徐々に変わっていく。当然、別居中の夫に相談に行くが、役立たずどころか大バカで浮気相手の若い女の方がまだマシなくらい。一緒に身代金の受け渡し場所に行っても交渉どころか一言も発さず、犯人にスッと封筒を渡すのみ。通りで殺された不明女性の死体が棺桶屋に安置されているというので確認に行くと、遅れて着いてきた夫は、何でこんなとこに来た、怖いじゃないか、と半べそ。更に、身代金のせいでお金がなくなったからであろう若い女に去られ、ノコノコ家に戻って来て「やり直そう」と言う。アホか‼︎ 舌打ちしてしもたわ。
警察は犯人達と繋がっている可能性があって当てにならないと言われており、1人で犯人を探していたが、たまたま近くで軍の車列を見て堪らず近づき助けを求め、異動して来たばかりで癒着がない中尉が助けになってくれる。これだと、警察は腐った組織で軍部の方がまともということになるが。また犯罪組織は公的な権力的地位にはないが、序列があり、権力者の近くにいる者もいるし、息子を誘拐されて犯人の目星がついていても我慢している場合もある。
原題は「市民」、権力者に対して、虐げられた普通の人々の苦しみや闘いについてなのに、邦題では母は強い、みたいな扱い。母親だから強いんじゃなくて、男がバカ、姑息、腰抜けなんだよ。
肋骨1本と娘のDNAが一致したと言う。肋骨1本しか見つからないというのは確かに腹立たしいが墓地から肋骨1本が発掘されたら生きている可能性はないだろう。ただDNA検査は正しいのか?という疑問も浮かぶ。そしてあのラストは…、狡いね。
0080名無シネマ@上映中
垢版 |
2023/02/02(木) 22:40:17.59ID:z5JVvzrE
邦題が・・・。
物語としては娘をカルテル的なマフィアに誘拐に取られた母親が右往左往しながら奮闘し、、的なお話ですが、「聖戦」はない思います。ソレを使うと「母は強し」みたいな短絡的な解釈をされそうに感じますし、主演を演じた方も市井の母感がちゃんとあるので、このタイトルでどういう人に届けたかったのか問いただしたい程です。

ドキュメンタリー作家出身の監督らしく非常にソレっぽい画作りで、(ラストの締め方も含めて)めちゃくちゃダルテンヌ兄弟みたいな映画だなと感じていたら、やはり製作陣に関与されているそうです。
しかし一方で、ドキュメンタリックな語り口とサスペンスな展開がアンマッチしている所もあり、もどかしくも感じました。

本作はメキシコを描いた作品ですが、日本も同じように"誰も守ってくれない"風土になる危機感は感じました。
0081名無シネマ@上映中
垢版 |
2023/02/03(金) 21:16:30.49ID:W8LqDOIF
メキシコの麻薬とか誘拐ものというと嫌な話しですが、本作はそこまで凄惨な場面は描かず、母がひたすら誘拐された娘を探していくという部分に焦点を当てているため、謎解きもの、探偵ものとしての側面も感じました。

(別居中の)夫が頼りない分、母が一人で誘拐犯を探していく過程は、母の強さを感じさせつつ、協力してくれる軍のえげつなさも相変わらずかー、と実感しました。

いろんな謎が謎のまま解決されず、後味も悪いのに、「お母さん、あなたはよくやったよ」と言いたい、そんな感じでした。
0082名無シネマ@上映中
垢版 |
2023/02/04(土) 01:10:15.38ID:r5rjCplK
だらしない夫と別居中で年頃の娘と慎ましく暮らす平凡な中年女性が、人知れず娘を誘拐されたことで全てを失い娘を取り戻すべく修羅と化していくショッキングなドラマ。
 誘拐がビジネスとして確立してしまって日常の延長線上に存在するメキシコ北部の狂った市民生活を淡々と白日の下に曝していく、実話ベースの物語です。
 派手派手しい一大非合法カルテルや公権力の腐敗といった映画的な誇張は極力抑えられており、それだけに家族を奪われた親族の慟哭と無念、諦めに至るまでリアルな日常の一部として映し出されている有り様には純然たる恐怖を禁じ得ません。
 最初から最後までただひたすらに重く張り詰めた悪夢のような現実を映し出す作品でしたが、誇張も抑制も無いがゆえに有無を言わさず此方に叩き付けるような迫力が有りました。
 娘を誘拐によって奪われた過酷な現実と闘い続けた母親と、頑なに諦めない彼女をまるで聞き分けの無い幼児のように扱う周囲の人々、はたして狂っているのはどちらなのか...?
0083名無シネマ@上映中
垢版 |
2023/02/04(土) 11:47:11.39ID:vxQunrze
メキシコラテン系の明るさはなく、終始暗くやり場のない感情のまま話は進む。

夫や友人、身近な人は頼りにならず、ましてや警察や軍もあてにならない。
何ともメキシコという国は平穏ではない国だ。
母の悲しみと怒りと絶望感が見てて辛い。
0084名無シネマ@上映中
垢版 |
2023/02/04(土) 18:29:19.73ID:ojhcjXiL
善悪ってどこにあるの?
アンビリバボーかなんか別の番組だったか…実話として取り上げられてましたね。報復を恐れて警察に通報せず、かと言って身代金を支払っても戻ってこない。少し前までは警察も報復を恐れて何も出来ない。今は一応動いてくれるのか?軍だから動いたのか?

この手の誘拐ものや事件ものが多いですね、メキシコは。そして、ほぼ母親が諦めず探し出す。そこは万国共通で母は強し。
0085名無シネマ@上映中
垢版 |
2023/02/06(月) 11:34:25.53ID:9c9gsoyg
突然誘拐された娘。身代金を支払っても、帰ってくるどころか行方さえも分からない。
微笑ましい母娘から始まった物語はあっという間に地獄な展開へ。まさに南米の闇。犯罪があまりにも日常に蔓延し過ぎている様は終わらない悪夢のようだった。

誰も頼りにできず、信用もできない。警察に行っても「証拠ないんですよね?」で終わらせられるのはあんまりというか、さすが南米というべきか。行方不明者の貼り紙の多さにもぎょっとする。
執念で刑事のようにひたすら一人で捜査を続ける主人公のお母さん。それが犯人側にばれると家に銃弾が撃ち込まれ、車が燃やされるという徹底っぷり。
何もできないもどかしさと現実の残酷さに、段々と無表情で無感情になっていくお母さん。絶望的なシーンの連続にメキシコ社会の途方もなさを感じてしまった。
そしてあのラストが暗示するもの。エンドクレジットを観ながら色んなことを考えてしまった。

最近は南米系作品のあのぎらぎらした雰囲気や、麻薬カルテル系に興味があって少しずつ観ていたので、治安の悪さと日常の紙一重な雰囲気は分かっているつもりだった。それでも、メキシコの日常に在る怖さをまざまざと見せつけられる本作はなかなかにきつかった。
同じく誘拐事件がテーマのブラジルの「ディヴィジョン」は富裕層が人質だったけど、今作は一般市民なので立ち向かいようがない。
そして軍の有無を言わさないやっぱりな尋問方法や、強行的な捜索は相変わらずというかすごいというか…(中尉は左遷されてそう)
0086名無シネマ@上映中
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2023/02/06(月) 19:59:48.72ID:lxnH5NFT
母親の憤る姿が印象的

メキシコで娘を誘拐された母親が自分で捜査をしていく。 誘拐ビジネスはひどい話。 裏で組織が暗躍していることにより、誰が信じられるのかがわからないのもつらい。 母親たくましかった。 憤る姿に熱くなる。
0087名無シネマ@上映中
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2023/02/07(火) 11:30:25.85ID:0GjFK3Tp
誘拐された娘を取り戻すために戦う母の物語。メキシコでは誘拐はビジネス。金持ちではない本作のような一般庶民がターゲットになることに驚愕。警察はもちろん役に立たなくて逆に犯罪組織と通じている。組織のメンバーもターゲットと同じ貧しい庶民であることに絶望。もはや誰が味方で誰が敵なのかわからない。犯罪の実態も闇が深すぎてわからない。何もかもめちゃくちゃで気が遠くなります。
昨年公開された『息子の面影』と同様の秀作。セットでの鑑賞がおすすめ。本作のプロデューサーには『ニューオーダー』のミシェル・フランコが名を連ねていますので容赦のなさはお墨付きです。
0088名無シネマ@上映中
垢版 |
2023/02/08(水) 22:48:41.46ID:oVFZWnpG
衣食足りて礼節を知るという諺からすると、本作品では警察よりも軍隊の方が恵まれているようだ。衣食の足りていない警官は、悪党と手を結んで裏の金を得る。それが分かっているから、市民は警官を信用しない。多分実際のメキシコでもそうなのだろう。
 以前中国人の知人に、日本では現金が落ちていたら、結構な割合で警察に届けられるという話をしたことがあるが、なかなか信じてもらえなかった。現金を拾ったら、拾った人の物になるか、警官の物になるかのどちらかだと言うのだ。
 いまでは中国もかなり裕福になっているから、警察に届けられる率が高くなったかもしれないし、警官が着服する率は減ったかもしれない。

 掛かってきた電話の相手を信用するかどうかは、我々は経験則で判断している。疑わないのは知っている番号からの電話で、電話帳に登録していたら画面に名前が出る。万が一、その番号から別人が掛けてきたとしても声の違いが分かる筈だ。知らない番号から知っている人が掛けてきたらどうか。電話番号が変わったと言われれば信じるかもしれない。登録していない番号からの電話を拒否設定している人には、そういう電話は掛かってこない。

 誘拐犯は、先ず自分が誘拐犯だと信じてもらうことからはじめる。誘拐したその日に電話をすると、信憑性が乏しい。数日間監禁したあとだと、不在を心配している家族は誘拐を信じるだろう。誘拐した人の携帯電話から電話をすれば一番確実だ。
 日本ではそういう状況だろうと推測するが、メキシコでは誘拐がビジネスとして日常的に行なわれているから、誘拐だと言われれば信じてしまう。少なくとも本作品の母シエロは娘ラウラの誘拐をすぐに信じた。別居中の夫グスタボの台詞「どうして一人で外出させたんだ」が、現在のメキシコの危険な状況を物語っている。

 警察は信用できないから、自分で解決を図る。しかし相手は悪党だ。身代金だけ受け取って約束は守らない。結局警察に行くのだが、やっぱり何もしてくれない。それどころか、シエロが警察に行ったことを悪党連中に知らせたフシもある。残る頼りは軍隊か。
0089名無シネマ@上映中
垢版 |
2023/02/08(水) 22:48:55.45ID:oVFZWnpG
メキシコでの誘拐事件の件数には遠く及ばないが、日本でも毎年300件ほどの略取誘拐事件が発生している。誘拐事件の特殊性のために、大きく報じられることは殆どないから、一般には実感がないが、警察白書を見る限り、起きていることは間違いない。

 衣食足りて礼節を知るという諺には、人間の本質の洞察がある。衣食が足りていないから止むに止まれずに犯罪を犯すのが、犯罪者のスタートだ。それがだんだん仕事みたいになっていき、衣食が足りていても犯罪を犯すようになる。取締を強化したり、厳罰化したりしても、犯罪はなくならなかったが、戦後の衣食が足りなかった頃と比較すると、発生率は低くなっている。格差が減れば、刑法犯が少なくなるのだ。しかし格差が広がりはじめている現在、日本では若者が老人を騙すような犯罪が増えはじめている。日本を本作品のような社会にしたくはないと、誰もが思うところだ。

 現在の日本の若者は燃費がいいらしい。贅沢な食事や金のかかる女やスポーツカーやマイホームなどに興味があまりない。それらは昭和のパラノドライブの時代の遺物だ。低所得でもそれなりに生きていける。であれば、彼らが衣食住に困らない程度の生活を政治が保障すれば犯罪率は減ることになる。犯罪が減れば、それに対応する予算も減らせるし、若者たちも、犯罪以外のことをするようになるだろう。その活動は社会を豊かにする活動だ。税収が増える。困っている人たちへの保障も増やせる。そうした一連の方策こそが、本来の意味でのセーフティーネットだろう。
0090名無シネマ@上映中
垢版 |
2023/02/09(木) 07:42:43.41ID:wmpCMr0C
メキシコの誘拐ビジネス。
娘を誘拐されたシングルマザー。
身代金を払うも解放されず、警察もまともに取り合わない。
軍の中尉と内々で協力しアジトを制圧するが…。
ただ娘を救いたいだけなのに、酷い仕打ちの数々。
それでも、最後まで人を信じる強さ。
母の目に映ったのは希望であってほしい。
0091名無シネマ@上映中
垢版 |
2023/02/09(木) 13:50:38.85ID:4Y9GMOOa
衣食足りて礼節を知るという諺からすると、本作品では警察よりも軍隊の方が恵まれているようだ。衣食の足りていない警官は、悪党と手を結んで裏の金を得る。それが分かっているから、市民は警官を信用しない。多分実際のメキシコでもそうなのだろう。
 以前中国人の知人に、日本では現金が落ちていたら、結構な割合で警察に届けられるという話をしたことがあるが、なかなか信じてもらえなかった。現金を拾ったら、拾った人の物になるか、警官の物になるかのどちらかだと言うのだ。
 いまでは中国もかなり裕福になっているから、警察に届けられる率が高くなったかもしれないし、警官が着服する率は減ったかもしれない。

 掛かってきた電話の相手を信用するかどうかは、我々は経験則で判断している。疑わないのは知っている番号からの電話で、電話帳に登録していたら画面に名前が出る。万が一、その番号から別人が掛けてきたとしても声の違いが分かる筈だ。知らない番号から知っている人が掛けてきたらどうか。電話番号が変わったと言われれば信じるかもしれない。登録していない番号からの電話を拒否設定している人には、そういう電話は掛かってこない。

 誘拐犯は、先ず自分が誘拐犯だと信じてもらうことからはじめる。誘拐したその日に電話をすると、信憑性が乏しい。数日間監禁したあとだと、不在を心配している家族は誘拐を信じるだろう。誘拐した人の携帯電話から電話をすれば一番確実だ。
 日本ではそういう状況だろうと推測するが、メキシコでは誘拐がビジネスとして日常的に行なわれているから、誘拐だと言われれば信じてしまう。少なくとも本作品の母シエロは娘ラウラの誘拐をすぐに信じた。別居中の夫グスタボの台詞「どうして一人で外出させたんだ」が、現在のメキシコの危険な状況を物語っている。

 警察は信用できないから、自分で解決を図る。しかし相手は悪党だ。身代金だけ受け取って約束は守らない。結局警察に行くのだが、やっぱり何もしてくれない。それどころか、シエロが警察に行ったことを悪党連中に知らせたフシもある。残る頼りは軍隊か。
0092名無シネマ@上映中
垢版 |
2023/02/09(木) 13:51:10.55ID:eCnGxhpG
寿司ペロテロで騒いでられる日本って良い国だなと心底思える。
娘がちょっと出かけただけで誘拐に合うって、メキシコおいおい……。

息遣いさえ感じるへばりつくようなカメラと躊躇のない暴力、一寸先がわからないエグイ展開。かなりしんどい映画だった。

別れた夫も頼れる近所のドンも娘の彼氏も警察も軍隊も。誰が頼れて誰が正義なのか全く不明。自分だけを信じて娘を探そうとする母の鮮烈な戦いの日々を描く。
0093名無シネマ@上映中
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2023/02/09(木) 21:03:32.13ID:U6Xne8//
なんちゅう終わり方するんですか、、席立ち上がりそうになっちゃった。
実話がベースだそうだし、実際こういうのはたくさんあるんでしょう。
これはエンタメだけど現実と地続きだから、カタルシスを与えてくれない。


誘拐された娘も最初のシーン以降一切出てこない。主犯も出てこないしわからない。拷問みたいなシーンもない。ちょっとやりすぎ感ある軍の中尉もサクッとフェードアウトして理由も教えてくれない。
良くも悪くも簡単に盛り上がれそうなシーンを用意してくれないあたりが、より現実の無情さを感じる。凹んだ。。
とにかくとにかく娘を諦めずに1人で戦うお母さんの顔がもうしんどい。
面会シーン、腹が立ちすぎて脳内でめちゃくちゃ発砲した。🔫

カメラワークがどうとか音楽がどうとか全然覚えてねえな…
0094名無シネマ@上映中
垢版 |
2023/02/11(土) 09:34:58.84ID:Brq130z7
娘をマフィアに誘拐されて、狼狽えてる間に身代金を奪われるも娘は戻らず。警察に訴えるが邪険にされまともに取り扱ってもらえず、別居中の腰抜け腑抜けの夫も全く以て頼りにならない追い詰められた状況下、軍に直談判を決行、自身の行動力で解決への接点を見出し娘の居処に迫る。

主演のアルセリア・ラミレスがごく普通の市井のおばちゃん顔から、修羅の如き鬼気迫る表情へと変貌してく様がとにかく秀逸。音楽を極力排したドキュメントタッチの演出も臨場感が高まって素晴らしい。

貧困が故に日常茶飯事に起こる、誘拐や殺人を始めとした凶悪事件を切り口に、歪んだ社会構造への強烈なメッセージをぶつけてくる作品。昨年鑑賞の『息子の面影』『ニューオーダー』同様、加害者が加害者に至る背景にも割り切れなさと歯痒さを感じざる得ない。

ラストシーンは観客に委ねられる。母親がふと顔を上げ表情を強張らせた先には、一旦は身元不明死体とDNA鑑定で一致したと思われた娘が戻ってきてくれたのか?それともマフィアの報復が迫ったのか⁇それとも⁉︎
0095名無シネマ@上映中
垢版 |
2023/02/11(土) 23:19:24.47ID:Pz3yIhy9
メキシコの厳しすぎる社会情勢。日常。
恐らくこの映画よりも現実はもっともっと悲惨であろう事を考えると
この映画を映画として語れるほどの経験も感情も僕は持ち合わせていないので何も語ることが出来ない自分がいる。

もちろん、映像が素晴らしいとか緊張感あるストーリーの流れやラストは、とても映画的な担保がなされているが

上っ面に見える以上に複雑なレイヤー、恐らく世界各国までに伸びる原因でこの様な市民(被害者側にも加害者側にも)の悲劇が起こっているはずであるし
これは果たして、「一個人の実話をモデルにした映画」というプラットフォームで表現できる内容なのか。
公式サイトのディレクターズノートには、なぜこの形式になったのかは書いてあったが、、、正直僕には今作を純粋に"映画として"受け止めれる余裕やクリエイティブへのリテラシーはなかったかもしれない。

ドキュメンタリーで見たかった。
0096名無シネマ@上映中
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2023/02/12(日) 13:52:36.43ID:C5bXMJ2z
メキシコにて、誘拐された娘を取り戻す為に身代金を払うも娘は帰ってこず、警察も誰も助けてくれないことから、自ら犯罪組織を追うことを決意した母親の物語。

終始、陰鬱な雰囲気の狂おしい作品。

罪のない娘が攫われ、こちらもまた罪もない母親が苦しむ・・・う~ん、こんなことがあって良いハズは・・・。

そんなことを思っても、所謂誘拐ビジネスというやつは、メキシコにおいて年間何万件、実態はそれ以上にあるというのだから恐ろしいですね。

序盤から、誘拐ビジネスをする男達には途方もない怒りを覚える。そして頼れるものがいないと悟った母親が単身捜査に乗り出す姿は非常に見応えがある。針の穴程の小さな情報・希望から娘を探そうと動く姿は、まさに強き母の意志を感じる。。

悪者のアジトで見つかる数々のものには戦慄を覚える。こんな所に大切な人が・・・と思うと、それだけで苦しいですね。

また、メキシコの葬儀社の実態も酷いですね…。彼女も彼女で恐ろしい何かと闘っている。
味方の軍隊中尉も、相手が女性でも容赦がないですね。
まぁ、こんな恐ろしいことをするやつらに、生ぬるい正義なんかが役立つわけもなく…。まさに目には目を、といった手が必要になりますね。

そんな感じで、中盤まではゾクゾクとするような展開が続くものの、いよいよ物語が動くかと思った所からは、ブレーキを踏んだままアクセルも踏むような、どうにもテンポの良くない展開が続き・・・。

尺自体も130分越えのやや長めなのに、その先に辿り着くのがこういう終わらせ方とは、、、ワタクシとしてはもうちょっとストンと落ちるモノが欲しいと思ってしまいましたね。

メキシコって治安が悪いイメージはガッツリあるけど、それにしてもこんな誘拐ビジネスや麻薬カルテルや悪魔崇拝みたいな作品が殆どですよね。本当に怖すぎる。

映画としては、中盤まではかなりの傑作になる予感がしたものの、後半が少しダレてしまったのが残念。まぁでも、楽しむって感じの作品ではないし、リアリティを描いているわけなので、こうもなるのかな。

本当に、こんな思いをする家族が増えてほしくないと心から思わされた作品だった。
0097名無シネマ@上映中
垢版 |
2023/02/13(月) 12:52:09.61ID:d+wSXlaJ
長回しでしっかり余白をとった映像。
特に運転中の横顔が印象的。
題材やストーリーラインがかなり強いにも関わらず、ファクトベースにならない物語として映画的な空間の広がりを感じる。

ラストの風景を切り取るカットの繋ぎも非常に良かった。

悪はそこらじゅうに蔓延っている。
ただ娘を取り返したいというだけの純粋な思いから悪に立ち向かおうとしている筈が、悪が蔓延るなかに巻き込まれていってしまう。
悪の連鎖を断ち切り、悪の根源を倒することは想像できないが、
身の回りから悪の連鎖を断ち切っていくことはしたいと思う。
0098名無シネマ@上映中
垢版 |
2023/02/14(火) 08:00:50.87ID:1SKwBFAr
衝撃。誘拐される子供の数の多さ。そして、行方不明のまま。実話をベースに当初はドキュメンタリーにしょうとしたそうだが、あまりにも困難なので映画としたにしたそうだが……。
乾いていた。湿度ゼロ。
音楽は、エンドロールの時だけ流れた。

葬儀社の中も実情も生生しくて、やりきれない映像だった。葬儀社の女の人がいい人で良かった。

メキシコは、この問題を解決しないといけない。
0099名無シネマ@上映中
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2023/02/14(火) 21:15:02.87ID:aOPoMcR3
こりゃ、色んな意味で容赦ない一作です。
そして、実話がベースってことに驚きです。本作のベースとなっている実話をかいつまんで読んだだけですが壮絶でした。メキシコって国の現状や主人公が歩んだ道が。それらを痛みを感じる映像と音でこれでもか!の迫力で見せ切ってくれる作品でした。

エグい展開、ハードな描写、誇張されているわけではないのでしょう。庶民が巻き込まれる犯罪がある日常。容赦無い暴力と不条理な世界。もう鬱々とします。特に音の演出が素晴らしかったのでは?と思います。暴力的なんですよね。情け容赦なく主人公に襲いかかり、巻き込まれていく望んでいない現実を、無機質に、痛みを感じるほどに伝えてくれます。非力な庶民から見える無慈悲な現実を突きつけてくれます。ドキュメンタリータッチの映像と相まって主人公と同じような感情になっていくような思いに駆られます。途中、怯えちゃってる自分がいました。見事です。

また、どこまで事実かわかりませんが(モデルとなった女性のエピソードとは異なる事実を織り交ぜたのかな?)とにかく心が休まる時間がないのです。それは、主人公が住んでいた環境がそれを許さなかったから?と思います。映画作品ではありますが、ほぼドキュメンタリーといっても良いのではないかなぁ?なんて思ったりもしました。・・・マジでメキシコ行きたくないし、旅行を考えている人いたら全力で止めたくなりました。

そしてサイドストーリーのように登場人物が語る昔話(カーブで転倒したトラックの荷物の話)にハッとさせられます。一般市民を犯罪に巻き込む状況を作ったのは一体何だったのか?と。そう、本作はヒロイックな物語ではなく、
0100名無シネマ@上映中
垢版 |
2023/02/14(火) 21:15:07.83ID:aOPoMcR3
国の問題点を描く作品です。1年に6万件の誘拐事件が発生しているのは麻薬カルテルへ仕掛けた戦争、取締強化の副産物。犯罪を認めたくはないがバランスというものを崩した時にその皺寄せは生まれるのでしょうね。根絶やしにする覚悟がなければ手を出してはいけなかった領域だったのかもしれないです。しかし答えは全くわかりません、きっとないのでしょう。人間社会は善悪のバランスの形を変えながら進んでいくのだと思います。メキシコの一般市民が悲しい思いをしなくて良いバランスができることを祈りたいです。

本作のラストシーンは作り手の思いだったのかな?
ただ、モデルとなった女性の人生を考えると・・・・もしかしたらそこから?・・・って気になり気持ちが落ち込みます。あの柔らかい表情はこれからの安堵なのか?諦めなのか?

見て損無しの一作です。
0101名無シネマ@上映中
垢版 |
2023/02/16(木) 14:46:12.35ID:W7rfgs6R
メキシコギャングに誘拐された娘を取り戻す母の奮闘を描いたメキシコ人女性の実話をベースにした社会派ドラマ映画です。

メキシコギャングの残虐性、冷酷さが生々しくリアルに描いててヤバかったです👍👍
主役のメキシコ人 母の奮闘、軍隊と連携で捜査する流れが凄い連携でした🌟🌟👍👍
ブロッコリーのギャグネタが出てきたのはどうでも良かったですが.....
何より細かく描いたメキシコギャングの実態に興味があってメキシコギャングは恐ろしく危険で女の子、男の子、女性を誘拐したり、首をチョ○○したり、銃やM4で乱射したり、こんな残虐非道な虐殺をして来たんやなって実感しました🌟🌟🌟🌟🌟✊✊✊✊✊(ロス・セタス、シナロアカルテルとかの残虐非道な殺人事件ニュースを少し調べて知った事があったから前知識はある)メキシコギャングの歴史や犯罪に疎い奴は調べて見た方が良い)
ロス・セタスの首領 オマール・トレビーニョ・モラレス(別名Z-42)やシナロアカルテルの最高幹部 ホアキン・グスマンは既に逮捕されてますが、メキシコはまだまだ治安が悪く、犯罪は現在も起こってます。

それぐらいにメキシコは治安が悪く、危険な地域もありますから恐ろしい中南米やと理解してます。本作でメキシコの治安が悪い事に物語ってて再現してるのが凄く良かったです🌟🌟✊✊✊✊✨✨👍👍👍👍
0102名無シネマ@上映中
垢版 |
2023/02/18(土) 01:29:51.21ID:TObn4wmm
な、長い…。じっくりゆっくり系。かと思えば誘拐犯たちや軍がはちゃめちゃに銃ぶっ放すので目が覚める…の繰り返し。

父親がまじもんのクソだった。何もせず若い女と浮気してるくせに娘の恋人や妻を大声で責めてて、若い女にフラれ寝床がなくなった途端甘い言葉連発しながら戻ってきて「こういうクソ男いるいる〜!!!」と興奮した。クソ男は世界共通。こんな奴との復縁シーンなんて入れずに映画作ったらもっと短くなったよね。

でも、これがリアルなんだと思うと辛くなる。苦しい思いをするお父さんやお母さんがたくさんいるんだよなぁ。海外ってあんなに収容された人と壁もなくお話しできちゃうの?危なくない?

最後はなに?(まさか娘生きてた?帰ってきた?)と思ったけど、このモデルになった母親は、犯人を数十人逮捕させたあと家の前で銃殺されてるんだよ。そういうことか。自分の脳みそがハッピー野郎すぎて吐き気した。 
0103名無シネマ@上映中
垢版 |
2023/02/19(日) 11:20:31.07ID:M/69LSVA
燃えたぎるような熱量と勢いを感じられる作品だった。
『息子の面影』と共通点が多いが、本作の方が躍動的である。
決して許せない相手に直接制裁を加えられたらどんなにスカッとすることか。
シエロの顔のアップが多く、ほぼシエロ目線でストーリーを追う構成。
常に緊張感あるシーンが続くが、臨場感があって飽きることはなかった。
シエロの行動力には感心させられたが、その分夫のダメ男っぷりが浮き彫りになっていた。
別居するのも当然だ。
ラストシーンで誰かがシエロの所に来たようだったが、ちょっと想像がつかなかったので、公式サイトの監督のコメントを見てみたら、恐ろしい事実が書かれていた。
そこまで映画にしていたら、救いようのない作品になっていたと思うので、あのラストで良かったのだと思う。

メキシコでは収監された相手と衝立なしで面会できることも衝撃的だった。
0104名無シネマ@上映中
垢版 |
2023/02/19(日) 23:27:35.05ID:bN8V0vvu
現実のメキシコ? 田舎町は今もこんな状況なのか不安とやるせない気持ちで鑑賞 日本的表現で言うとやくざ?マフィア? 人身売買・臓器売買 死体が山ほどあるのにお粗末なメキシコ警察組織 民間人は狙われた方が負け的な扱いで憤りする感じる 映画?作品としては見る価値はないように思うけど、メキシコの現実ドキュメンタリーとして認識 こんな放任的人種は世界にあってはいけない気がする 国際的介入が必要ではないだろうか?!
0105名無シネマ@上映中
垢版 |
2023/02/20(月) 07:03:38.50ID:rsf4F5iF
最愛の娘を取り戻すため、涙を拭い怒りを燃やせ...  誘拐ビジネスの蔓延する社会の狂った常識に与せず娘を追い続けた母が冷厳な現実に対峙する!
 だらしない夫と別居中で年頃の娘と慎ましく暮らす平凡な中年女性が、人知れず娘を誘拐されたことで全てを失い娘を取り戻すべく修羅と化していくショッキングなドラマ。
 誘拐がビジネスとして確立してしまって日常の延長線上に存在するメキシコ北部の狂った市民生活を淡々と白日の下に曝していく、実話ベースの物語です。
 派手派手しい一大非合法カルテルや公権力の腐敗といった映画的な誇張は極力抑えられており、それだけに家族を奪われた親族の慟哭と無念、諦めに至るまでリアルな日常の一部として映し出されている有り様には純然たる恐怖を禁じ得ません。
 最初から最後までただひたすらに重く張り詰めた悪夢のような現実を映し出す作品でしたが、誇張も抑制も無いがゆえに有無を言わさず此方に叩き付けるような迫力が有りました。
 娘を誘拐によって奪われた過酷な現実と闘い続けた母親と、頑なに諦めない彼女をまるで聞き分けの無い幼児のように扱う周囲の人々、はたして狂っているのはどちらなのか...?
0106名無シネマ@上映中
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2023/02/23(木) 06:31:13.39ID:PrJP0XaT
東京国際映画祭では「市民」というタイトルで上映。
チケット取れなかったので日本公開されて良かった!

「息子の面影」「ニューオーダー」に続くメキシコ地獄の三部作(勝手に命名)。
監督は女性で、プロデューサーにダルデンヌ兄弟や、それこそ「ニューオーダー」のミシェル・フランコも名を連ねている。

娘を誘拐された母親が、全く頼りにならない警察の代わりに独自で捜索していくストーリー。

夫も若い女と暮らしてて頼りにならんし、なんならその女も怪しい。

警察は頼りにならん反面、軍に助けを求めていくんだけど、彼らのやり過ぎ感は最高でした。

この映画に出てくるような奴らは人の心を持ってないし話が通じないので、 非暴力などでは絶対に解決しません。

それに実際に誘拐されて拷問を受けて殺されていった多くの被害者たちや、その家族に同じこと言えるのかと。
なんなら自分が当事者になっても同じこと言えるのかと。

軍に女性兵士がいたのも頼もしかった。
何より監督が女性というもの、母親を描いた作品として説得力が増す。

実はこの主人公にはモデルがいる。
実際に娘を誘拐され、自らの力でギャング達に立ち向かった女性ミリアム・ロドリゲス。

詳しくはコチラ
https://www.oricon.co.jp/news/2263601/full/

実際のストーリーと映画のストーリーは違うし、結末も違う。
監督はミリアムとも話したことがあり、彼女が自身の手で復讐を決意するに至ったのかを知りたくなったから彼女をモデルにした映画を撮ったのだとか。

そして他のインタビューでは、一般市民が事件に巻き込まれた被害者となり、今度は暴力という手段によって加害者となることも描きたかったのだとか。

「息子の面影」の監督も、メキシコの治安の悪さがヤバすぎて映画にして訴えたかったということを言っていたけど、いつの日か普通の市民が安心して暮らせるようになって欲しい。
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