離ればなれになっても-Gli anni piu belli-
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──予告編ナレーションを担当して
映画予告のナレーション自体は何度か経験があるのですが、ラブストーリーは僕自身好きなジャンルなので、頑張りました。特に注意したのは、アクション映画などと違い、映像が特段派手なわけではないので、いかに登場人物の心情の変化に寄り添ったナレーションを当てられるかが重要だと意識してのぞみました。セリフの語りから始まる予告編なのですが、主人公のパオロに気持ちを重ね、内なる感情の揺れ動きを細かく表現するべく、かなり思いを込めました。何度も何度も色んなパターンも録らせてもらい、大変でしたがその分、いい予告編に仕上がっていると嬉しいです。恋文の特別映像も主人公の気持ちになってナレーションさせてもらいました。予告編というのは、映画を観る前の方が実際にどのように映画を観ればいいのかという道しるべの様な役割があると思います。その点を念頭に置きながら収録するのは、難しさもありますが、とても楽しくて貴重な経験でした。 今週の新作洋画は離ればなれしかないからこれ混むだろうな 日本の恋愛観じゃ流石に仲間内で回さられてる女に情は動けなかったわ
学生時代が可愛すぎて年取るたびビッチ感ますのは中々上手い演出だった 地元のスクリーン
開始10分前の現在、着席ゼロ
武内君これどういうことよ…… なんだかなーっていう映画だった
まあ人生がそういうもんだって言われればそうなのかも知れんが 心を熱くしてくれるものに!
この映画に乾杯したい。80年代の雰囲気にイタリアローマの休日のような噴水でのシーンは傑作の予感しかなかった。
16歳少女とジェンマとパオロの熱い恋と愛に溢れて、親友ジュリオとリッカルドと楽しく4人でつるむ青春時代。
ジェンマの母親の他界から離れ離れの別れと、
それぞれ3人も先生・俳優・弁護士とそれぞれの人生を送る中で変わったジェンマとの再会から動き出す運命の糸。
恋人との別れ親友との喧嘩
結婚と離婚、離れ離れの子供
16〜40すぎまでの人生目まぐるしくも再会した親友たちとの友情と愛に最高の感動。 朝活で映画、続いてる!笑
ただ、駅から歩いて最低20分はかかるところ猛ダッシュして10分で着き、映画館の店員さん急かして入ってちょうど本編始まったっていう、走って良かったって話し(?笑)
いやもうこれがまためちゃくちゃ良い映画だった!!
全くノーマークやったけど、フィル友さん達の評価が高くて、気になって走って観に行って正解!!
やっぱり自分はイタリア映画好きやわ〜
最近観てるイタリア映画にハズレないんやけど!
何が良いって、人生は愛に溢れてるんやなって思うから。あそこまで心の赴くままに生きる姿が羨ましい。正にviva人生って感じ。
愛に振り回されてバカみたいやけど、所々え、やっぱりお金?ってなって、そこから学んでちょっとだけ成長して、色々あったし傷つけ合ったりもしたけど、やっぱり最後3人で集まるところがジーンと来る。 傷は癒えて許し合えて、自分にとって本当に必要なものが、大切な存在が分かる。ああ人生って良いなあって、人生は自分次第でいつだってやり直せるんだなあって。子供と交流が再開できたり、子供たち同士の交流がまた良い!
ジェンマ役の女優さんすごい!同じ人なのに年齢によって別人みたいにコロコロ演じ分けてる。特に最後のパオロと幸せに過ごしているときの満たされている表情とか雰囲気めっちゃ好き。ようやく本当の愛に出会えた感じ。愛し愛されて自分のことも愛せてる感じが伝わってくる。理想の女性像みつけた!
個人的には昔ローマの水道橋へ行って、昔も今も変わらない(であろう)風景に感動したから、ポンコツの車乗って行って水道橋の前で 4人で撮影するシーンが好き。
パンフに地味にミニイタリア語講座が載ってるところがツボ。
ローマのどっかの美術館のテラスでご飯食べてたら皆んなCiaoCiao言い合ってるから、挨拶はボンジョルノじゃなくてCiaoなんか!と思ってホテルの受付の人にCiao!って挨拶したら「彼女Ciaoって言ってるよー!」って感じで同僚同士でめっちゃ笑われて、めちゃくちゃ気に入られてそこから色々聞かれて親しくなったの思い出した。Ciao!って親しい人への挨拶だったのね笑
挨拶だけで急に距離近なる笑
とにかくイタリア人ってそんな感じで好き笑
イタリア行きたい!!
イタリア映画バンザイ\(^^)/
リ•アンニ•ピュ•ベッリ
最高の、素晴らしい人生💕
アウグーリ
おめでとう❣
ティ•アーモ
あなたを愛してる❤ パオロとジェンマは破天荒(ジェンマがね)なあと1センチの恋みたい。
"離ればなれになっても"のタイトルはふたりだけじゃなく、4人に通じるものだった。
なんか結構コメディっぽいところちょいちょいあって、ジュリオとジェンマがパオロに浮気を打ち明けに行くところとか、笑っていいのかわかんないけどなんかおもしろかった。
今感じてる悲しみや怒りも過ちも、何十年後かには許せるようになると思ったら気が楽になる。
本当に一緒にいて楽しかった人って、疎遠になって何年振りとかで会っても、一気にあの楽しかった時に戻れるのすごいわかるな。
ハッピーエンドと豪快な花火はいいぞ! なんかそれなりに心持ちの感じられる作品だった。
あなたは、新しい年を迎えるにあたって、何のために乾杯しますか?
人それぞれ異なると思うけれども、皆さん、ポジティブであれば良いなと思う。
この作品は、年末年始に僕らの時代を思い返し、ちょっとほろ苦い青春も思い出して、そして、ポジティブに、更に、まだまだ青春だと考えるような作品じゃないかと思う。
この80年代初頭から続く物語を、この登場人物たちの視点を通して見るだけで、いろんなことがあったなと思い返す。
そう、僕らの時代だ。
インフレやらオイルショックで暗かった70年代が終わり、80年代は良い時代になるような気もしていた。
日本は円高不況なんて言われたこともあったが、製造業が力をつけて、メイドインジャパンが世界を席巻し、金融も急成長した。
ソ連が崩壊して、民主主義が世界の大勢になるなんて思ったが、湾岸戦争があって、日本ではバブルが弾け、阪神淡路大震災に見舞われ、オウムのテロまで経験して、思い通りの未来予想図は来ないのだと知った。
その後もITバブルに踊り、それも弾け、911テロ、アフガニスタン戦争、新興国ブーム、リーマンショック、東日本大震災、長引くデフレ、ヨーロッパ危機、ロシアのクリミア半島占拠、イギリスのEU離脱、イスラム国の台頭、トランピズム、そして、コロナウイルスに、ウクライナ戦争…更に、インフレの高進。 本当に色々あった。
これが僕らの時代だ。
そんな中で、この映画のパオロや、ジュリオや、リカルドや、ジェンマのように僕も、恋愛も失恋も、学業も仕事も、成功も挫折も、結婚も離婚も再婚も、成長も停滞も、みんな経験してきた気がする。
思い返すと世界情勢と同じ、いや、それ以上にいろいろあった。
だが、常に頭の片隅にあったのは、前向きであろうとする気持ちだ。
大学のゼミの恩師と話したことがある。
世界は単純な二項対立で考えることは出来ないと。
だから、僕は、理想主義的現実主義者と、悲観主義的楽観主義者でありたいと常々思っている。
これからもずっとだ。
タモリさんが「徹子の部屋」の2022年の最後の放送で、新年は”新しい戦前”になるかもしれないと言っていた。
僕もそんな気がしないではないが、悲観主義的楽観主義者としては、どこかで、そんなことはないなと思っている。
自分自身や家族や仲間に対しても同様で、ポジティブスタンスだ。 イタリア映画を劇場で観たのは何年ぶりだろう? ちょっと記憶が定かでない。
1982年、16歳で出会ったパウロとジェンマの、実に40年に亙る思うに任せないラブストーリーだ。激動の時代の中で出会いと別れを繰り返しながら、個人的にも社会的にもいろいろなことが変わっていく。
イタリア人の感性はちょっと理解できない部分もあったが、いわゆる“純愛”ものなんだろうか。それよりも男3人の友情、それぞれの家族との関係のほうを興味深く観てしまった。言い合いの場面でのイタリア語は、韓国語にも劣らぬけたたましさだった。 ジュリオが娘を生家に連れていき、自分の考えを貫けというようなことを言うところ、素晴らしかった。
四者四様の生き方があり、それぞれに自分の考えや生き方の正しさを自己肯定すること。
社会的な成功と信念の貫き、対比的に語られがちなそのどちらにも偏重しないこと。そして、年齢なりのバランスの悪さすらも肯定すること。
ジェンマ(宝石)は、迷いのない"ノッている"ところに輝く。
但しその"宝石"を類型的なファムファタールに終わらせず、その人格にも描写が及ぶこと。
友達を大事にすることと、個人の社会的立場・信念を妥協しないことは共存しうること。
類を見ないほどのバランス感覚に優れた人生賛歌の秀作でした。
何年も会っていない友達に会ってみよう。 原題は、「Gli Anni Più Bell(最も美しい歳月)」。
邦題がイケてなさすぎ~。
そんなセンチメンタル剥き出しな映画ではない。
男女の仲間4人の、16歳から50代後半までを綴った、爽やかな(?)映画。
見終わったあとは清々しい気持ちに。
1周どころか3周、4周も回って、結果オーライ。
どなたかが「歳を取るのが楽しみになった」と感想を書かれていたけれど、若い人にそう思ってもらえるなら素敵。
突然数年後の展開になることしばしば。その間のことは観客がそれぞれ想像しなきゃいけないのだけど、それも悪くなかったです。
良い映画を観ました。 4人のなかに嫌なやつがいなくてよかったな。
初恋がああいう感じになるの素敵だな
They are meant to be together
no matter how long it takes ね。
新年に花火上がる上げる地域に住みたい。ちょっとゆめ… 観れてよかった。ありがとうございます。
イタリア映画だなーってのと、なんか反省させられるところもあったり。俳優陣がみな素晴らしく、愛おしい。
エンジンがどうかかるかってシーンと、カメラが空を見上げるシーン(2つあったと思うが2つ目がどこか失念気味)が好きやったね。
娘さんの「行こう」ってのがね、もうね。
パンフレットも出来には満足や。 イタリア映画の定番ともいえる、男女の色恋と人生が交錯する群像大河ドラマ。 1982年ローマ、親友のジュリオ、リッカルドとつるみ青春を謳歌していた16歳のパウロは、同級生ジェンマと相思相愛になる。 だがジェンマの母が死に彼女はナポリに。 89年、時を経てパウロは教師、ジュリオは弁護士、リッカルドは売れない俳優となり、様々な経験を重ねて変わったジェンマと再会するが…。 時代背景をチラチラと映しながら、彼らの紆余曲折や苦悩が物語性豊かに語られる。 ベテラン監督のソツのない脚本と演出、ラストには情熱的な主題歌。 その分感動も表層的だった。 男3人と女1人が40年後もつるんでいる有様は、年寄りなら思い当たるかもしれない(実際自分も昨年同じような体験をした。男は4人だったが)。 ただ、イタリア人は熱しやすく冷めやすいのか、一人の女性を取り合った男同士が、わだかまりもなさそうに再会を喜び合う。 やはり民族性が日本人とは多少違うようだ。 成人前と後の役は別々、見た顔と知らぬ顔が混在。 フェリーニの『甘い生活』(60)へのオマージュは楽しめた。 「離ればなれになっても」 原題: Gli Anni Più Bell(最も美しい歳月) 2020年イタリア 135分 @京都シネマ 観客13人 「ニュー・シネマ・パラダイス」「ライフ・イズ・ビューティフル」がだいぶ苦手な僕が、ブラビッシモなイタリア映画に遂に出会えた!この男女4人40年物語、観るならいま!(この意味は観ればわかる) パンフレットが超サプライズ!
はあはあ、一回落ち着いたほうがいい。 映画はなんにも知らずに観るほうが純粋に楽しめる。この、僕が見つけた僕だけの法則、その正しさがまた証明されたのだ! チラシのデザインとタイトルから、長めの期間に展開するロマンスかなと思って、主演女優らしき人が綺麗かもと、それだけの情報というか妄想で見たわけですが、いい塩梅にミスリード。
これはある意味、鑑賞者たる僕の自作自演とも、あるいは製作や配給に関わったとも言えるのでもはや映画関係者。そろそろ「映画を仕事にしてます」て言ってもいいかも知れない。無関係者なのに。 明石家さんまと大竹しのぶがこれ観たら男女7人またやりたくなるはず! 2020年の作品を発掘して年末年始公開にしたギャガえらい!このタイミング、神!
パンフレットの編集とデザインを手掛けた(株)東宝ステラ最高か!この喜びはパンフレッターにしか分からん、そこがいい! 売店で思わずスタッフさんに「え?こんなパンフレット初めてです!」と鑑賞直後の興奮、その余勢を駆って言葉にしたの初めてです!プリマプリマ、プリマヴォールゥタ! 言っときますが、すべて個人の感想ですからね。たぶんこの作品とパンフレットにこれだけ興奮する日本人、サッカーの試合出来るぐらいの数しかいないと思います。 多くの人がこぞって褒めて崇めて奉る作品より、自分だけの名作との出会いこそが、映画がもたらす幸福の中で最上位!スクデット!カンピオーネ! 心を熱くしてくれるものに乾杯! オムレツは生卵に戻れない! シンプルマインズ、お前もか!俺のこと忘れないでくれよな! 多感な初老に育ってきてよかった! もう内容を書く必要がない!アリーヴェデルチ! 原題知らんけど「離ればなれになっても」で、この感じの予告みたいな重めの題材をイタリア映画で~?イタリア映画知らんけど、なんか陽気な感じなんでしょ~?
めちゃくちゃ好みな映画だった。予告とタイトルから受けるイメージが『恋愛』だったせいで、私にとって落ち着く受け取り方をするのに時間がかかった。
人生を振り返るように物語は始まり、幼馴染4人組の人生を見ていくことになる。キャラクター達が観客に目線を合わせ語りかけるシーンがあり、舞台を見るような不思議な感じがある。
そういえば映画と舞台では、映画の方がその世界として作り込まれている・成り立っているような気がするのに、舞台の方がキャラクターの臨場感が強いように感じる。生き生きしているというか……生の役者がいるから、ではなくて今回のような見せ方でも。
それぞれの生き方、人生を隣で見るような感覚があり友人のように一喜一憂させられた。唐突な『教え』パートやご都合主義な展開も、人生ってそんな感じだよなとむしろ自然だ。
結局陽キャが作った映画だったよねーと一緒に見た友人と笑いあったが、日が経ち日常のなかで無意識に反芻して、記録するにあたり原題を調べて腑に落ちた。 沢山ある愛のカタチ。
友人に対しても、家族に対しても
恋人に対しても、愛を注ぎ続けることは同じ。
この映画はそんな事を教えてくれた気がします。
それまで、家族と友人と恋人とは向ける愛は違うものだと思っていました。
何だか心の距離も違うし、人付き合いの質が根本的に別物じゃないですか。
でも、本作ではそんなのお構い無しにそれぞれ愛を注ぎ続けていました。
そして、人に向ける感情表現がとても豊かでした。
怒ったり、愛したり、貶したり…
全てに全力で正直でした。
一気に強い友情や愛情が構築される様は凄まじいです。
激しく愛したと思いきや、直ぐに突き放してケンカ……
情緒が急転直下です。
イタリア人は素晴らしい芸術を沢山生み出しますが、同時に維持には気を払わないと聞いたことがあります。
それが、そのまんま人間関係にも当てはまるなと苦笑いしてました(笑)
それでも、歌にある通り、
必ず最後に愛は勝つ。
持ち続ければ、想いはいつか実って素晴らしい結果をもたらすと信じて止みません。
心を熱くしてくれるものに!
乾杯!! 1960年代に生まれた世代の3人の悪友たちの物語である。思春期を過ぎて、酒を飲み、煙草を吸い、ダンスホールで女の子をナンパする。湧き上がる性欲の衝動を抑えながら、生きていくためには金が必要だということを覚え、徐々に大人になっていく。
恋もすれば、別れもあった。破滅的な人間とも絡んで、逃げ出したこともある。成功があり、失意があった。それでも人生だ。恥じることは何もない。
紆余曲折、波瀾万丈の果て、3人は行きつけの居酒屋でしたたかに酒を飲む。そして言うのだ。「俺たちはみんなガキだ」と。ガキだが、鷹揚なガキだ。なにせ人を許すことができる。もともと悪意がある訳じゃない。許せなくてどうする。
大人になるのは悪いことじゃない。しかし何かを捨てなければならない。上手く捨てて自分を欺いた者が成功者になれる。しかしそんな人生はクソだ。俺たちはガキのままでいい。
イタリア人らしい、人生を肯定し謳歌する青春物語である。ジジイになっても、まだまだ青春なのだ。なにがなんでも、青春なのだ。 いきなりすみません―「あんなに愛しあったのに」(1974年)と類似した映画だなあ~と思って観ていたら、「あんなに愛しあったのに」のヒロイン:ルチアーナのテーマ曲が本作のヒロイン:ジェンマに使われていてびっくりしました!-引用を隠さないところが潔い! 脚本&監督を務めたガブリエレ・ムッチーノが、2022年現在の自分と同じ年齢(55歳)の4人に託して同世代のイタリア人の青春と人生を振り返ってゆく大河ドラマで、1982年から2022年までの時の流れとそれぞれの人生模様を、
時代のマイルストーンとなった出来事と絡めて活写してゆきます。 数十年の人生を描き込むことで青春の輝きと人生行路の意義を映し出してゆく―「あんなに愛しあったのに」、「輝ける青春」、「ラ・ファミリア」に連なるイタリア大河ドラマで、16歳の時に知り合った3人の青年と1人の女の子の40年に渡る人生を映し出してゆきます。 主人公たちの喜怒哀楽と数奇な運命航路の舞台となるローマの名所旧跡&海&森を映し出す流麗なカメラワークと、主人公たちの心情に共鳴するニコラ・ピオヴァーニの音楽のシンクロナイゼーションが映画的な躍動感を産み出していますし、節目節目で挟み込まれる“その当時の世界的事件”は、観客も―“その頃の私は何をしていたっけ?”と彼らと同じく人生に悪戦苦闘していた自分を思い当てて劇中人物と共に人生を振り返らせます。
また、劇中人物が映画を観ている観客に語り掛けてくる―第4の壁突破手法は、劇中人物の過酷な状況を客観的に見ることで苛烈さを和らげるとともに、2022年現在から観た回想であることも思い出させて、ラストシーンの大団円へと終着してゆきます。 名作「野いちご」の様に映画の最後で、観ているものに劇中人物と一緒に人生を生き切った感慨を与えてくれる作品で、ナポリの治安の悪さ&独特のファッションは「昨日、今日、明日」の頃から変わっていないことも判りますよ! 「ニュー・シネマ・パラダイス」「ライフ・イズ・ビューティフル」がだいぶ苦手な僕が、ブラビッシモなイタリア映画に遂に出会えた!この男女4人40年物語、観るならいま!(この意味は観ればわかる) パンフレットが超サプライズ! はあはあ、一回落ち着いたほうがいい。 映画はなんにも知らずに観るほうが純粋に楽しめる。この、僕が見つけた僕だけの法則、その正しさがまた証明されたのだ! チラシのデザインとタイトルから、
長めの期間に展開するロマンスかなと思って、主演女優らしき人が綺麗かもと、それだけの情報というか妄想で見たわけですが、いい塩梅にミスリード。 これはある意味、鑑賞者たる僕の自作自演とも、あるいは製作や配給に関わったとも言えるのでもはや映画関係者。そろそろ「映画を仕事にしてます」て言ってもいいかも知れない。無関係者なのに。 明石家さんまと大竹しのぶがこれ観たら男女7人またやりたくなるはず! 2020年の作品を発掘して年末年始公開にしたギャガえらい!このタイミング、神! パンフレットの編集とデザインを手掛けた(株)東宝ステラ最高か!この喜びはパンフレッターにしか分からん、そこがいい! 売店で思わずスタッフさんに「え?こんなパンフレット初めてです!」と鑑賞直後の興奮、その余勢を駆って言葉にしたの初めてです!
プリマプリマ、プリマヴォールゥタ! 言っときますが、すべて個人の感想ですからね。たぶんこの作品とパンフレットにこれだけ興奮する日本人、サッカーの試合出来るぐらいの数しかいないと思います。 多くの人がこぞって褒めて崇めて奉る作品より、自分だけの名作との出会いこそが、映画がもたらす幸福の中で最上位!スクデット!カンピオーネ!
心を熱くしてくれるものに乾杯! オムレツは生卵に戻れない! シンプルマインズ、お前もか!俺のこと忘れないでくれよな! 多感な初老に育ってきてよかった! もう内容を書く必要がない!アリーヴェデルチ! キレイ事なのよね。でも、そのキレイ事がいい。
恋愛映画を全然観てない。なので、たまにはベタベタの恋愛映画でも観るかなと思い、劇場に足を運んだが、全然恋愛映画ではなかった。人間ドラマや友情がメインのストーリーだった。
登場人物が録でもない大人ばかり。
専任教師になれない冴えないパウロ。稼ぎがないライターのリッカルド。マフィアの弁護士のジュリオ。色んな男を股にかけるジェンマ。
この録でもない幼馴染みたちの友情の物語。
誰が主人公とも言えない群像劇で、誰にも共感できて、誰にも共感できない。
皆が皆、失敗を犯している。友情なんて体の良いことを言っといて、お互いを裏切り、傷つけあっている。
絶対に許されることのない酷い裏切りをしているが、彼らには幼い頃の友情がある。その友情のおかげで、なんだかんだ許され、お互いの傷を励ましあい、癒しあっている。
私にも古い友人がいる。彼らのような泥沼の関係ではないが、お互いに住む世界が違うのを感じる。そこに劣等感のようなものを感じなくもないが、何故か少年時代を共有しているというだけで、心を許し合え、対等な立場で飲みの席につける。
パウロらの関係もそこに行き着くのではないだろうか。
修復のしようがないほどにお互いを傷つけあっているはずだが、時間がそれを癒し、その傷を知っているからこそ共感できる。
大人の関係だと思う。酸いも甘いも知り、全てを割りきった者同士からこそ結ばれる関係。たぶん彼らは1年に1度くらいしか会わないんじゃないかと思う。でも、1年に1度のその関係が彼らを支えている。
身分も何もかも忘れ、幼少に帰って笑い合えるその関係性の居心地の良さは掛け替えのないものなのだ。その感じを味わわせてくれる物語だった。
最近会ったばかりだけど、彼らに連絡してみようかと思う。 キレイ事なのよね。でも、そのキレイ事がいい。
恋愛映画を全然観てない。なので、たまにはベタベタの恋愛映画でも観るかなと思い、劇場に足を運んだが、全然恋愛映画ではなかった。人間ドラマや友情がメインのストーリーだった。
登場人物が録でもない大人ばかり。
専任教師になれない冴えないパウロ。稼ぎがないライターのリッカルド。マフィアの弁護士のジュリオ。色んな男を股にかけるジェンマ。
この録でもない幼馴染みたちの友情の物語。
誰が主人公とも言えない群像劇で、誰にも共感できて、誰にも共感できない。
皆が皆、失敗を犯している。友情なんて体の良いことを言っといて、お互いを裏切り、傷つけあっている。
絶対に許されることのない酷い裏切りをしているが、彼らには幼い頃の友情がある。その友情のおかげで、なんだかんだ許され、お互いの傷を励ましあい、癒しあっている。
私にも古い友人がいる。彼らのような泥沼の関係ではないが、お互いに住む世界が違うのを感じる。そこに劣等感のようなものを感じなくもないが、何故か少年時代を共有しているというだけで、心を許し合え、対等な立場で飲みの席につける。
パウロらの関係もそこに行き着くのではないだろうか。
修復のしようがないほどにお互いを傷つけあっているはずだが、時間がそれを癒し、その傷を知っているからこそ共感できる。
大人の関係だと思う。酸いも甘いも知り、全てを割りきった者同士からこそ結ばれる関係。たぶん彼らは1年に1度くらいしか会わないんじゃないかと思う。でも、1年に1度のその関係が彼らを支えている。
身分も何もかも忘れ、幼少に帰って笑い合えるその関係性の居心地の良さは掛け替えのないものなのだ。その感じを味わわせてくれる物語だった。
最近会ったばかりだけど、彼らに連絡してみようかと思う。 こんな感じなのかな。奔放なラテンぽさ。 話自体は、4人が若気の至りやら葛藤を抱えて良い大人になってまた出会って。分からなくもないけどパオロはお人好しすぎるかな。40年がギュッと詰め込まれてるからかどこで時代が移ってるのか分からない時がある。イタリアの時代背景とか知ってるればもう少しリンク出来るのかな。 あの4人と年代が近いせいか気恥ずかしいけれど共感はできる。 16歳のジェンマはめちゃ可愛い。あと音楽が全体的に良かった。 ゲイプライド的な映画ではない。 主演のゲイ二人の話というより、自分勝手な父親に振り回された娘の悲劇。 画商の方の父親は、最後まで好きになれなかったし、共感もできない。なぜ彼が愛されるのか? ただ、息子に不快だと言われた漁師の方の父親が「それは不快に思う側の問題。俺はお前たち夫婦を否定したことはない」的なことを言ってて、そこは良かった。 ノッポのパオロと腐れ整備士の息子ジュリオ、そして暴動の中知り合ったイキノビのリッカルドと、パオロの彼女の宝石ジェンマが、息詰まる日々からの解放を夢見つつ連んだ青春から、離れて再会したり、揉めたりすれ違ったり…。
中年以上限定のザ・あるある友情物語というところですかね。
そういえば顔をあわせる機会はだいぶ減ったけれど、自分も今でも一番仲が良いといえる友人達は16~17歳の頃に繋がった腐れ縁達です。
日本人とイタリア人の気質の違いもあるだろうし、イコールとはいかないまでも、なんとなく近いエピソードは自分らの周りでもあったかな…そしてこんなに拗れちゃいないけれど、これぞ腐れ縁!と心境が良くわかる。
パオロの良い人+真っ直ぐ過ぎたが故の哀しさと、優しさありきの関係という感じかな?
涙する様な作品ではないけれど、温かく生々しくとても面白かった。
そういえば登場人物がカメラに話しかけるナレーション描写が時々あって、最初はちょっと嫌な表現だと思ったけれど、陰鬱な感じにならない為の演出だったのかなと途中からは気にならなくなった。 時代、環境、出会い、仲間、恋人、若さ、 妻、子供、仕事、偶然、イタリアの街並み、 後悔、怒り、悲しみ、学び、優しさ、許しetc 全ての人間模様が 絶妙にバランスよく物語が展開され、 演技も音楽もテンポもよく、 素晴らしかったです。 前半は普通に見てたけど、 中盤あたりから心を持ってかれてました。 往年の不朽の名作みたいなのを見たような 普遍性、完成度の高さ。 年間300本ぐらいは映画館で見ますが、 生涯のベスト10に入るかもです。 ほぼ全てのシーンで何かしら展開ありで、飽きる瞬間がないある意味ハイテンションムービー。
といってもハリウッド映画のような爆発やバトルがあるわけではない。
それはセリフの7割が怒鳴っているように聞こえるイタリア語が生み出す緊張感とリズムゆえか笑
10代から50代に渡るまでの主人公4人による群像劇。
ありきたりな話ではあるのにかなり面白いのは、4人のキャラがしっかりと立ち、かつ話の流れに無駄がなく簡潔な優れた脚本によるものだろう。
ローマの街並みも自分にとっては新鮮。
家電話からケータイ、スマホに至るまでの時代の流れとも絡めて、親しい人も離れ離れになったりまた再開したりをイタリアンなユーモアと寂しさで描く本作。
怒りはいずれ去る
これほどまでの技術革新を目の当たりにした俺たち世代は次々の世代へ何も残せていない甘えた世代
ほんの20年の間待っただけ
などなどグッとくるセリフが沢山ある。
すごく良い。 さて、こちらの映画。大阪市ではイタリア映画を多く扱っていたテアトル梅田さんが閉館となり、イタリア映画を見る機会はぐっと減りましたが、なぜか?tohoシネマズさん案件。tohoシネマズさんでイタリア映画って珍しいような気が…。
※ 東京には「tohoシネマズシャンテ」という映画館があるようで、そこでは海外作品が多く流されているようですが…。
さて、こちらの作品。まぁ、誰を主人公にするかはいろいろ分かれそうな気がしますが、一人を主人公にするのは難しいと思います(一人に定めるのは多分無理)。
タイトル通り、登場人物は男女合わせても6人程度で、くっついたり離れたり…という中で気持ちのすれ違い等があってなかなか結び付けなくてジレンマがあり…という趣旨を描いたヒューマンドラマというところでしょうか。
一方で、映画自体は当然架空のお話ですが、1980~2022までのイタリアをはじめとする各国の主要なできごと(例えば、9.11は明示的に出るし、ほか、ベルリンの壁崩壊等も出ます)はもちろん、イタリアのこと細かい歴史も当時のフィルムが残っているのかそれも登場します(一応、後者に関しては字幕上配慮されています)。
フランス映画と違い圧倒的に少ないイタリア映画ですが、イタリア大使館などが後援にあるという事情もあり、史実の参照に関しては極めて正確で、さらにイタリアの文化についても結構詳しく描写されています(各国との細かい違い等)。
一方で、「人数が少ない割に妙に入れ替わって誰がどうなっているかわかりづらい」ということ、さらに、主人公の一人が弁護士という設定から、突然民事訴訟や行政訴訟の話をしはじめる(日本基準でのお話)といった、一定の理解がないと難しい一面もあるのも事実で、「一度見ただけでは理解度7割ほどかな…」というところです。
最後、どのようなエンディングになるかは…。ここでは伏せておきましょう。 ------------------------------------
(減点0.3/一部の字幕の配慮が足りない)
・ 上記通り、イタリア大使館などが後援についている事情もあるので、内容も極めて正確に描かれていますが、主人公のひとりが弁護士という設定のため、突如民事訴訟の話をしはじめたり混乱させる要素が強いです(そこに、水質汚濁が何だのという、日本でいえば行政訴訟の話まで混ざってくる)。確かに行政訴訟は民事訴訟の一類型ですが(行政事件訴訟法は、民事訴訟法の特別法)、私人間どうしの争い(民事訴訟)と、行政対個人の争い(行政訴訟)は本質的には別に扱われるので、ここの理解がかなり難しいです(イタリアというより、イタリアの法がフランスの法の影響を受けており、日本はフランスの法を多く輸入したため、結果的に理解がある程度類推できる、という事情があります)。
------------------------------------
(参考/減点なし/主人公の一人の名前が「ジェンマ」)
・ イタリアでは時々見られる名前ですが、もとはラテン語で、日本ではこの時期、2時(26時)ころになると見えるようになる、かんむり座のアルファ星、ゲンマ(Gemma、スペルは同じ。発音が違うのはイタリア語の事情)からきます。「宝石」を意味する2等星です(アルフェッカ、の別名もあり、現在ではこちらが、かんむり座アルファ星の国際的標準ですが、現在でも「ゲンマ」でも通じます)。
------------------------------------ 幼なじみ4人の10代から50代までの40年を描く物語。おっさんの懐古映画と言えばそれまでだけど、着地点が良かった。喧嘩しても疎遠になっても、縁があればまた会える、問題の多くは時間が解決すると言うメッセージ。人生について考えさせられた。良かった。 よかった………本当によかった……
これを映画初めにしたかったなって。まぁ映画館初めってことで。
王道といえばそうだけど、その割に色々起こるから見てて飽きない。イタリア映画って見たことなかった気がするな。
ガリガリで無邪気なティーン、だいすき。
みんなの感情に勝手に共感して、ウワァン人生!!って泣いちゃった。ジェンマも好きだよ。
でもパオロ、切ないね…パオロ…パオロオオオオオ
でも邦題が「離れ離れになっても」はどうなんだろう、原題も英題もThe Best Yearsって意味になってるのに。んー 胸が熱くなれる関係に乾杯
最後の展開は胸熱すぎたね
予告編では、大恋愛映画だと思ったけど、それだけではなく、むしろ友情メインな映画だった。
一度ジェンマと別れるまでの展開が早すぎて、10代をもう少し長くても良かった
このテンポ感で行くのかなと思ってたけど、途中重たい内容で長く感じた 男女の幼なじみの40年間。
何が良いとはっきり言えないものの、すごく良い。
(ラ・ブームのテーマ曲も流れる)
ジェンマ(宝石という名前。なんて素敵。)が歳をとりながら階段を駆け上がっていくのはかなりエモーショナル。
運とタイミングと行動が、今の自分になっている。
時間と距離も重要。
でもこうしてみると、全て宿命づいていたのではないかと思える。
いま縁のある人たちを大切にしたいと思った。 心を熱くする イタリアンシネマ
イタリアに戻ってムッチーノ監督がイタリアらしいシネマを撮った。 少年時代を片時も離れることなく過ごした仲良し三人組の40年後までを描いている。 シネマ定番のテーマ・構成なのだが、少年時代もオッサン時代も味のある役者さんがこのありきたりになりがちな展開を楽しませてくれ、最後にぴったりと着地するところはムッチーの監督職人技としか言いようがない。 三人の少年たちは長じて弁護士、臨時教師、フリーライターになり、それぞれなりの苦労を経験するところまでは超ありきたりだし、 ここに一人の美少女(長じては妖艶な女性)が介在するところも永遠のテーマ焼き直しだ、僕は「冒険者たち(1967)」のレティシアを思い起こしたものだが、本作はもはや古臭い恋愛倫理などに囚われることのない大らか奔放な展開になる。
三人の親友たちの間に割り込んでくる女神のような問題女性が、しかしながら本作の魅力になっている。 どの男とくっ付くのか、離れるのか、よりを戻すのか、この目まぐるしい展開の中で、男たちの成長が育まれイタリアの社会情勢すらも透けて見えてくる、脚本も兼ねたモッチーノ監督の技あり二本目だった。 原題は「最高の年」、40年をかけて三人(+女性)が心から許しあうのが年越しの集まりだった。 意味ありげなファーストシーンからループして40年を顧みる構成のラストシークエンス、観るものをちょっとだけ不安させておくのも ずるい手だったね、モッチーノ監督、技あり3本目。 登場人物がシネマの展開を紹介するカジュアルなスタイル、深刻な話をオーバーアクションで笑い飛ばすイタリア式ディヴェート、そして最後に心が熱くなる、イタリアシネマならではだった。 人生の折返し後半以降の者には何かしら刺さるのではないでしょうか。かくいう私にも。
なるべく愚かな失敗はしないように若い人にも見て貰いたいけど、失敗も運命かな。
それにしてもイタリアって、いろんな意味で思ってた以上にぶっ飛んだお国柄だなぁ、映画だから?物語だから? 「熱いものに乾杯を」を信条とするせいか、皆さん多情なことなんのこと。
その分、パオロの聖人っぷりが際立つ。
同じものを日本で描こうとしたら結構ドロドロ展開になりそうだが、恋愛観の違いもあるのか、すっきりさっぱりとした味わいだった。どの登場人物に関しても、行動の原動力がそれとなく(わざとらしくはない)演出されていたというのもあり、感情移入できる作りとなっていたのが良い。
僕の中でも上位に入る人生讃美名画。
前の席に座っていたおっちゃんが上映後に発した「ああ、良かった」という言葉にしみじみしながら、僕も映画館を去った。 3人の男達と1人の女性で織りなす物語です。
今まで、傷ついたこと、ドキドキしたこと、人を傷つけたこと、悲しかったこと、辛かったこと、嬉しかったこと、怒ったこと、人を愛したこと、恋しいと思ったことを沢山経験してきた妙齢の人には刺さる映画だと思います。
青春を共にすごした4人の40年間のそれぞれの変化と、4人の関係の変化が描かれています。それとともに40年間の時代背景の変化も描かれていきます。
4人、それぞれがみんな上手くいかないこと経済的問題、仕事の問題、夫婦の問題なとを
抱えながら、生きていく、そして、40年の時を経て、彼らの人生が再び交差していき、彼らだけでなく彼らの娘や息子もそこに交差していきます。それぞれ4人の中に、観客は自分の経験を見つけることができるでしょう。
人生は素晴らしい、生きていくことは、素晴らしいという讃歌です。人間は不完全な生き物であり、変化をしていくものですが、変わらない愛があり、希望があると感じられる良い映画です。
主人公の1人である女性、ジェンマが階段を走って登っていくシーンに涙腺が決壊してしまいました。
40年の時を超えて、人生のさまざまな問題や苦難を超えて、穏やかに笑える時を過ごす4人を見れて、生き続けることの素晴らしさを感じることができる良い映画でした ザ・イタリア!って感じのストーリーではあるけど、なんていうかどこの国で生きようともそれぞれの年代で悩み苦しむことや、時間を経て気持ちが移り変わっていくこと、新たに生まれる気持ちは普遍的なものなのかもしれないと思った。歳をとることで得られるもの、知ること、豊かになること。失うばかりじゃないんだな。
ストーリーの真ん中にお金のことがずどんと横たわっていて、金の切れ目が縁の切れ目なのが世知辛いとはいえ現実だよなぁ。 出逢いは16歳。恋に落ちたパオロとジェマは家庭の事情で離ればなれに。。
時は経ち再会した二人、そして親友のリッカルド、ジュリオが織りなす、恋やそれぞれの人生を描いたドラマ作品。
序盤は、4人の美しい青春の日々。
ジュリオの嫌なオヤジさん、ジェマの母親の病気等々、それぞれが問題を抱えつつも眩しい季節が流れていく。
しかし、時の流れは4人の関係も変えていき・・・。
まぁそういうこともありますかね。ジェマちゃん、ちょっと引っ掻き回しすぎとも思いつつ、彼らの現状を見ると・・・。パオロと一直線に愛し合えたのも、何もしらない16歳だったからとも言えるのでしょうかね。
お金に仕事に時代背景に・・・、ただの恋愛の拗れだけでなく、現実社会にもまれる姿も強い味付けになっていましたね。特にジュリオ。困っている人を助けたい・・・からの悪党(⁉)への弁護とか。現実は難しい。
でも、パオロとの仲違いは辛い。オムレツを卵に戻せない(?)はともかくとして、俺なら許してるって言われてもねぇ・・・。
そしてリッカルド。彼に降り注ぐ現実もキツいものがありました。
他の3人と比べても、ブレずに頑張っていただけにね・・・。
パオロもパオロで、専任への道やお母さんの問題も抱えながら、ジュリオ達を許せずに・・・。 こんな感じで、誰かに特に重きが置かれているわけでもなく、ちゃんと4人が主人公として描かれているのが素晴らしい。幸せが崩れつつある者、今まさにドン底にある者・・・過去に確執を抱えても、ホームでの偶然の再会時に抱き合えた時は、観ているこちらもじんわりと温かくなった。
総じて、2時間越えのやや長尺でも、終始のめり込めた名作だった。
恋人に裏切られ、家族に見放されても、やっぱり最後に支えとなるのは、腐れ縁の友達なんですかね。
パオロ、ジュリオ、イキノビ・・・
少しずつ取り戻す者、急上昇に急降下を繰り返す者、基本降下ばかりだけど最後の最後に・・・な者。それぞれの人生の対比が印象的でありつつ、やはり男の友情は最高‼
それでも、ベストシーンはオペラ劇場かな。ルーシーの願い・・・。このシーンは本当に鳥肌モノの名シーンだった。
また、このクライマックスですよ。。
大晦日にして、今年観た全作品の中でも最高のクライマックスでした。そして流れるエンディングテーマ・・・良すぎ‼もう反則でしょこれは‼‼
ワタクシ自身も、昔から続く友人達がおり、恋愛の縺れはなくとも、拗れることもありますが・・・パオロたちのようにまた笑いたい。そんなことを思わされるような名作でした。 イタリアの4人の男女の40年間の物語。
学生の頃はずっと一緒にいた4人だが、親の事情や進む道や考え方の違いにより徐々に会うこともなくなる。
出世に貪欲なあまり汚いことをしたり、友人の女性を奪ったり、マイペースに結婚して奥さんに出て行かれたり、真面目に地味に働き続けたり。いろんな人生がある。
お互い嫌いにもなるしずっと一緒にいた訳ではないけれど、40年後にまた集まって4人で会うようになる様子を見て人生ってこういうものだよなぁとしみじみ。まだ人生を知ってる訳じゃないけどそんな気がする。
心温まる作品。よい。 このポスターめちゃ好き。
ジェンマの美しさ。ローマとナポリの美しさ。石畳の街は恋が似合う〜。4人が辿り着いた着地点は永遠の友情。
綺麗ごとだけじゃなく『え〜?』『はぁ〜?』って声出ちゃいそうな地点を通るのこの人たち。口開いちゃったもん。カッコ悪いところも見せてくるリアルがある。でも共感するところも多く結果最後は4人ともめちゃくちゃ愛おしくなる。
しかし、しかしね結婚てなんなんだ〜?結局我慢大会が?見て見ぬふりすれば幸せなんか?嘘で幸せなフリすればいいんか?とマイナスな印象しか受けないわよね〜。国なんて関係ないんだわ。
リッカルドと小さい息子との電話シーンはもう泣ける。 幼なじみ4人(男3人に女1人)が離れたり、くっついたりする1982-2020年の約40年。
中村雅俊、田中健、秋野太作、金澤碧のテレビドラマを思い出しました。
ジュリオは20歳で急に顔が濃くなる(笑)ピエルフランチェスコ・ファビーノ。自動車修理工場の息子から国選弁護士を経て、厚生族の大物政治家のお抱え弁護士、代議士の娘と結婚、製薬会社を譲り受け登りつめたんだから、この際、濃い老け顔もよしとしますかね。
その代議士と製薬会社は薬害AIDS事件絡み。日本でもありました。ミドリ十字事件。
パオロとジェンマが暮らし始めた家に男3人が集まるところで終わったほうがよかったなと思いました。
ジェンマは俺たちのマドンナ。
子供世代は若い役者さんたちの顔見せ的な感じを受けました。
イタリア映画にしては爽やか😃✨
エンディング曲は米米CLUB風。 1982年のローマから始まる、
3人の男子たちと、1人の女子の
16歳から50歳くらいまでの青春を描いた映画。
恋愛色濃い目の予告でしたが、
友情とか人生ドラマ色が強い印象でした。
(ポスターも元のイタリア版の方が合ってるかも)
なんというか、イタリアやな〜〜と思う作品。笑
感情移入するというより、ずっと俯瞰で観ていました。
あんまり共感はできなかったかな...
でも逆に面白かったです。
思ったのは、若い時の直感は結構正しいし、
その時に湧く情熱はものすごく強いなってこと。
その積み重ねで形成されていく人間性の軸は、
大人になっても一生変わらない気がします。
若い時に能動的にいろんなものに出会うことって、
人生の上で本当に大事なんだろうな。
なんといっても、青春真っ只中の4人が
田舎道をオープンカーでぶっ飛ばすあたりのシーンが大好き。写真の仕上がりも最高すぎる。
(あのポストカードあれば買ってた。)
そして、紆余曲折の後に繋がるラストシーンもとっても素敵。これを観るための2時間だったのかも。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています