【韓国】野獣の血-Hot Blooded-
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
原題 Hot Blooded
製作年 2022年
製作国 韓国
配給 アルバトロス・フィルム
上映時間 120分 監督
チョン・ミョングァン
原作
キム・オンス
音楽
ユン・イルサン キャスト
チョン・ウ
キム・ガプス
チェ・ムソン
チ・スンヒョン
イ・ホンネ 1993年、釜山。この街では、最も悪い奴が生き残る―。チョン・ウ主演『野獣の血』公開決定!
韓国初登場第1位。主演にチョン・ウを迎え、ベストセラー作家チョン・ミョングァンの監督デビュー作で、極道たちの壮絶な末路を描く、傑作ノワール小説を映画化した、韓国サスペンス最新作『Hot Blooded』が邦題『野獣の血』として2023年1月20日(金)より公開されることが決定した。
1993 年。韓国最大の港湾都市・釜山の片隅。この小さな港でさえ、利権を巡りヤクザたちが睨み合う。昨日まで友だったのに、今日は敵になっている。昨日まで笑っていたのに、今日は殺されている。暴力と欲望が渦巻く街で、生き残るためには―。
ベストセラー作家チョン・ミョングァンの監督デビュー作。原作は、著書「設計者」「キャビネット」翻訳版が日本でも出版されている作家キム・オンスの傑作ノワール小説。主演はチョン・ウ。『善惡の刃』『偽りの隣人 ある諜報員の告白』等で人間味の溢れる役を好演。主演作の NETFLIX ドラマ「模範家族」が世界配信中。その他、『箪笥』『殺人の疑惑』等のベテラン俳優キム・ガプス、NETFLIX ドラマ「悪霊狩猟団:カウンターズ」で知名度急上昇のイ・ホンネ等が脇を固める。1990年の盧泰愚大統領による犯罪組織一掃政策「犯罪との戦争」を背景に、激動の時代を生き抜くヤクザたちを描いた本作は、韓国での劇場公開時に初登場 1 位を記録するヒットとなった。 ポスタービジュアルでは、裏社会で生きるチョン・ウやチ・スンヒョンの鋭い眼差し、日陰を生きるヤクザに扮したキム・ガプスとチェ・ムソン、そして若く熱いエネルギー溢れたイ・ホンネの姿が切り取られる。「1993年、釜山。この街では、最も悪い奴が生き残るー」というキャッチコピーと供に背景の赤が相まって殺伐とした雰囲気が漂うビジュアルになっている。
特報映像では、下っ端の人生を生きる者たちが、少ない利権を奪い合う激しい戦いのシーンが映し出され、チョン・ウ扮するヒスは、そこからのし上がるために“野獣”になることを決意する。一寸先さえも分からないヤクザたちの激しい戦いに勝つために必要なものとは?緊張感張り詰めた映像となっている。
2023年1月20日(金)より、全国ロードショー チョン・ウ主演『野獣の血』日本版本予告&場面写真が解禁!
極道たちの壮絶な末路を描く傑作ノワール小説をチョン・ウ主演で映画化し、韓国初登場1位を記録したサスペンス『野獣の血』の日本版本予告と新場面写真6点が解禁されました。
1993年、韓国最大の港湾都市・釜山の片隅。利権を巡りヤクザたちが睨み合う、世界のどん底と言われる港町の裏社会で、わずかな利権を持つボスの元でヤクザとして生きるヒス(チョン・ウ)。恋人と一緒に街を抜け出したいヒスでしたが、街の利権を狙うヨンド派の登場により、逃れられない修羅の道へと突き進むことに。予告編では、血で血を洗う激しい抗争の中に身を投じたヒスが“野獣”となっていくさまを、容赦ない描写で描かれています。
主演を務めるチョン・ウは、『善惡の刃』『偽りの隣人 ある諜報員の告白』等で人間味の溢れる役を好演し、主演作のNetflixシリーズ『模範家族』が世界配信中。人間味あふれるキャラクターを演じることが多かったチョン・ウが、今作では新境地を切り開いています。ほか、『箪笥』『殺人の疑惑』等のベテラン俳優キム・ガプス、Netflixシリーズ『悪霊狩猟団:カウンターズ』で知名度急上昇のイ・ホンネらが脇を固めています。
原作は、著書「設計者」「キャビネット」翻訳版が日本でも出版されている作家キム・オンスの傑作ノワール小説。ベストセラー作家のチョン・ミョングァンが監督デビューを果たし、1990年の盧泰愚(ノ・テウ)大統領による犯罪組織一掃政策「犯罪との戦争」を背景に、裏社会のさらに奥の深い闇の世界に生きるヤクザたちを描き出しました。 1月20(金)より公開『野獣の血』メイキング映像が解禁!
韓国サスペンス最新作 『 野獣の血 』 1月20 日(金) より 全国ロードショーされる。それに合わせ、メイキング映像が解禁された。
韓国の傑作ノワール小説が原作!
1993年。韓国最大の港湾都市・釜山の片隅。 この小さな港でさえ、利権を巡りヤクザたちが睨み合う。昨日まで友だったのに、今日は敵になっている。昨日まで笑っていたのに、今日は殺されている。暴力と欲望が渦巻く街で、生き残るためには―。
ベストセラー作家チョン・ミョングァンの監督デビュー作。原作は、著書「設計者」「キャビネット」翻訳版が日本でも出版されている作家キム・オンスの傑作ノワール小説。主演はチョン・ウ。『善惡の刃』『偽りの隣人 ある諜報員の告白』等で人間味の溢れる役を好演。主演作の NETFLI X ドラマ「模範 家族」が世界配信中。その他、『箪笥』『殺人の疑惑』等のベテラン俳優キム・ガプス、 NETFLIX ド ラマ「悪霊狩猟団:カウンターズ」で知名度急上昇のイ・ホンネ等が脇を固める。 1990 年の盧泰愚 ノ・テウ 大統領による犯罪組織一掃政策「犯罪との戦争」を背景に、裏社会のさらに奥の深い闇の世界に生きるヤクザたちを描き、韓国での劇場公開時に初登場 1 位を記録。 この度解禁するのは 、 主演のチョン・ウや名優キム・ガプスら主要キャラクターを演じた役者たち と監督のインタビューに加え、 撮影現場を収めたメイキング映像となっている。裏社会で生きるヒス チョン・ウ が 、血で血を洗う激しい抗争の中に身を投じ 、野獣となっ ていくさまを、韓国ノワールの真骨頂とも言える容赦ない描写で描き出す本作について、主演のチョン・ウは「本作の舞台は 90 年代の釜山の下町だ。 ワルだけが生き残る場所。底辺のゴロツキたちの激闘を描いた映画だ。」と言う。 また完成した本作については「想像していた作風とは違い人間味がある。詩的でありながら力強い。」とその印象を語る。
世界のどん底と言われる港町クアムでわずかな利権を持つボスの元でヤクザとして生きるヒスを演じ る上で「衣装からもギリギリの人生を表現したかった」とこだわったポイントを挙げ、監督も「飾らない、いかついイメージだ、 情熱的である反面、哀情も備えた役なので印象深い演技になっている」と太鼓判を押す。そんなヒスのボスを演じたキム・ガプスは自身の役柄について「昔からクアムを牛耳るホテルの社長だ。ある時は気のいいおじさんだが、鋭い面もある。頭の中は無慈悲で計算高い。」と分析。
野獣のごとき風貌で強烈な存在感を放つヨンガンと いうインパクトある キャラクターを熱演したチェ・ムソンは「いくつもの顔がある、そんなキャラクターだ。どん底にいるようで超人的な面もある」と 話し、今作については 「闇の世界を超えた人間の本質の話」と 答え 、さらに 「『野獣の血は』汗のようだ。熱くなったり冷めたり」と独特の言い回しで表現した。
敵対する組織に属するが、ヒスとは小さいころからの仲で親友のチョルジン役のチ・スンヒョン は 「チョルジンはヒスとの友情と組織の利益の間で葛藤する。メインの悪役だ。自分が生きるためだけに動く」 と明かし、 「皆が自分の利益を求めて躍起になる」 と 話す通り、ヒスとチョルジンの関係がどうなっていくのかも注目していただきたいポイントだ。最後に観客に向けてチョン・ウ は 「自分の生活のために激しくぶつかり合いながら、しぶとく生きようとする男たちの映画だ 。 情熱的な作品を堪能してもらえるはずだ」 とメッセージを寄せる。激動の時代に翻弄され野獣のように狂っていく男たち。最後まで生き残る男は一体誰なのか?ぜひ劇場で確かめて欲しい。 まず率直な感想は、韓国はイイ顔したオジサン俳優が映えているということ。韓国映画はほぼ観なく、出演俳優達がどれだけ有名なのかとかも分からないため、正直顔の識別に戸惑いっぱなしだったものの、出てくる俳優がどれもこれも味のあるイイ顔した人ばかりだなというのは理解できた。ただ、主演のチョン・ウが、どうしても大泉洋と松山ケンイチを足して2で割ったような容姿にしか見えなかったけど。
閑話休題。
この手のジャンルには“仁義と裏切り”要素は必要不可欠。出世と覇権が絡んだ野獣達の抗争劇というストーリー自体に新鮮味がないのはやむを得ず。ただ、ド派手な銃撃戦を避け、鉄棒やナイフといった原始的武器での乱闘シーンを盛り込んだあたりの生々しさは、実に韓国っぽいというか。
『ソーシャル・ネットワーク』のマーク・ザッカーバーグが、巨万の富と数百万のネットフレンドを得た代わりに1人の親友と袂を分かったように、何かを得るには何かを失わなければならない。それはサクセスストーリーに付きものとはいえ、哀しき宿命だ。 韓国のやくざ映画だが、韓国特有の、観客に媚びた見せ場(カーチェイスとか銃撃戦)をあえて避け、静かな、しかし凶暴さを秘めた作りになっている。登場人物はやくざだが小物といった感じ。釜山港のはずれの街を縄張りとする兄貴の右腕のヒス。彼を懐柔しようとする分派。集まりの場で兄貴からプレゼントを受け取るヒス。それは拳銃だった。
日本のやくざ映画だと、組のために命を捨てるし、任侠道とか仁義を重んじるが、本作は事業拡張、恨み、あるいは女のために堅気になろうとする。ここには健さんと池部良のような友情もない。つまり、東映任侠映画のような共感はない。しかし、韓国映画にありがちな、鋳型に 韓国語の原題は『熱い血』です。本国での売り文句は「体感温度300度 胸が熱くなるノワール」です。確かに釜山が舞台の熱い男達の物語でした。
主役のチョン・ウが何と言っても熱いのですが、表面上は実にクール。引の絵の本国ポスターがカッコいい。
日本では熱よりもイメージの強い野獣で推してますね。悪くはないのですが他のノワールの映画とタイトルが混同されて覚えにくいというデメリットがあるかも。
チョン・ウは無論見どころ満載ですが、チェ・ムソンが演じるヨンガンというキャラが好きですね。ここで観客がコリアン・ノワールに期待するところの大体を列挙してみると、
ー 主人公はほぼ再起不能にまで痛めつけられる
ー 主人公の大切な人が死ぬ
ー 敵に人格が破壊された人物がいる
ー 警察は反社会組織とグル
ー 裏切ると思ってた人物がいちばん裏切らない
ー 飛び蹴りと金属バット
ー 基本的に全員シーバル
ー ラストに救いがない
これらの要素、ほぼ全て揃っているのでコリアン・ノワールファンには堪らないでしょう。ただこれだけ同じような映画が市場に出尽くしていると新鮮味には欠けますね。 韓国のやくざ映画だが、韓国特有の、観客に媚びた見せ場(カーチェイスとか銃撃戦)をあえて避け、静かな、しかし凶暴さを秘めた作りになっている。登場人物はやくざだが小物といった感じ。釜山港のはずれの街を縄張りとする兄貴の右腕のヒス。彼を懐柔しようとする分派。集まりの場で兄貴からプレゼントを受け取るヒス。それは拳銃だった。
日本のやくざ映画だと、組のために命を捨てるし、任侠道とか仁義を重んじるが、本作は事業拡張、恨み、あるいは女のために堅気になろうとする。ここには健さんと池部良のような友情もない。つまり、東映任侠映画のような共感はない。しかし、韓国映画にありがちな、鋳型に嵌められた構造ではないところは評価に値する。 --縄張り争いでヤクザが殺し合ったり協力したり--
監督はチョンミョングァン
出所した人に豆腐を食わせるシーンがあるのですが、韓国では豆腐みたいに真っ白な人生にやり直せますように、という願いを込めて出所の際に豆腐を食べさせることがあるらしいです。
また、昔の韓国では刑務所に予算を十分に割くことができない程に貧しかったので食事がかなり質素だったようです。
出所したときには栄養失調になってることもザラだったので、手っ取り早くタンパク質が取れる豆腐を食べさせた習慣が今も残っているという説もあるそうです。
ちなみに日本のヤクザ社会では、角を落とした豆腐を食べる習慣があるそうです。
角を落とす=二度と刑務所に戻らないために性格を丸くするという、一種の験担ぎとして意味合いがあるらしいですね。
と、序盤の豆腐のことがずっと気になってしまうくらい程度には、話の展開するスピードが重めの映画でした。
中盤のダラつきが個人的には許容出来ないレベルで普通にちょっと寝るレベル。
さ
十分な睡眠時間を確保してから見ることをお勧めします。 どちらが先かわからないけれど
簡単にいうと
韓国版アウトレイジ。
チンピラ同士の縄張り争いの中で
誰が敵で誰が味方なのか見抜き生き残った先にあるのは…
俺みたいな人間が行き着く先は
とことん落ちるか
上り詰めてキングになるか、さらに続けると孤独しかない。
この手のストーリー好き。カッコ良い(๑>◡<๑) 風も強くて少し寒いけれど、天気がとても良いので、予定通り劇場に観に行きました。
なかなか面白かった。
濃い濃いの韓国ノワールとまではいかないが、それなりに楽しめた。
チョン・ウがちょうどいい。
チェ・ムソンがちょうどいい。
ジ・スンヒョンがちょうどいい。
なんかみんなが、ぴたりとその作品のサイズにはまっていて、なんかいい。評価は低めだけど…好き。この作品の撮影現場って、すごく雰囲気良かったんじゃないかなと思わせてくれる感じ。(どんな感じ?)
釜山のとある港町を巡る、醜い利権争いのお話。裏切りと男の孤独を描いている。チョン・ウ演じるヒスは、港町を仕切る組織のNo.2の座にいて、ヤクザ稼業から足を洗いたがってる。
チョン・ウって顔は可愛いけど、声は意外と低くて渋いのよね。大好き。
一方、強面のチェ・ムソンは眼鏡男子で、敵なのか味方なのか分からない感じで、上手く立ち回ってます。メガネ掛けてても小綺麗さはないけど…
この作品、定食でいうと、“キスフライ定食”みたいな作品です。おにぎり🍙の具でいうと“おかか”みたいな作品です。もういっちょ!ケーキでいうと、ロールケーキみたいな作品です。 釜山のひなびた観光地を巡る縄張り争いに巻き込まれる地元ヤクザの悲哀。
都心のメインストリームでは無い、風呂敷広げ過ぎない温度と湿度が丁度良く心地よい。
主人公ヒス役チョン・ウが極悪過ぎず狡賢くもないホント普通の人でコレまた丁度良い。
その分ヨンガン役チェ・ムソンの狂人キャラが立ってて良い。 つーか、似たような顔が多くて困るわ
主人公は大泉洋か小栗旬にしかみえないし ウニを殻ごと口に入れる拷問が最高にハイライト
入れられてる俳優さんイケメンっぽかったけどなんて言う方なんでしょう
見たことあるけどお名前を存じてない俳優さん出てたなー
アシュラでファン・ジョンミンさんの弟役やってた声がっさがさの品のなさが最高の方
アシュラでチョン・ウソンさんに突き落される班長の方
犯罪都市でマ・ドンソクさんの右腕後輩の方
他にも見たことある方がちらほら
悩んだ面持ちで酒飲んでるチョン・ウさんの後ろで揉め倒して人が投げられてるヤクザの港飲み会最高
ジ・スンヒョンさん演じるチョルジンと主人公の友情の行方が最高
最後の撃たれる前の空気ったらないわ
上にあがっても地獄に落ちても残るは無
虚無感爆発でめちゃくちゃ良い
モノローグで終わるタイプの映画大好物なので良かった 顔が云々より名前がこんがらがった…
殺される時とか暗いシーンも多く
最後手を組む人物語の最中出てきた? 記憶になかったけどまあ長年のナンバー2でトップになりたいって野望のある奴とかなんだろうなーと脳内補完した まぁそうなんだけど
どこかで出てたかなぁと色々人物判明してもう1回観ると面白いかもだけど
そこまで… キム・オンスのノワール「뜨거운 피:熱い血」の映画化作品で、釜山の辺域にある港町を巡って地元やくざvs中央やくざの血で血を洗う争奪戦が繰り広げられる中、嘗ての親友と刃を交えることになる主人公の苦悩が描かれます
1993年の釜山の外れにある寂れた港町:クアム。表向きは観光ホテルを営むソン(キム・ガプス)の下で町を仕切るヒス(チョン・ウ)は、幼馴染のインスク(姐御感が半端ない―ユン・ジヘ)とペンションを経営することを夢見ていたが、
盧泰愚大統領による犯罪組織一掃政策によって主要港の利用が出来なくなった大手やくざ組織のボス:ヨンドがクアムに食指を伸ばしてくる。ヨンドはヒスの幼馴染で親友のチョルジン(チ・スンヒョン)にクアム侵攻を担当させてヒスの動きを封じようとするが…という―「仁義なき戦い―釜山死闘編」ですが、
暴力団への取り締まりが厳しくなった1993年当時の韓国の状況や、 伝統的な賭博場に替わってゲーム機を利用した賭博が流行したギャンブル業界、
北朝鮮からの覚せい剤の密輸 ロシアからのウオッカの密輸 …といった韓国やくざのシノギの状況も紹介されていますし、 老人たちのセリフから、日本統治下の隆盛も語られています。
そして、やくざ同士の戦争では―暴力だけではなく権謀術数を用いた駆け引きも活写されていて、情と知略を駆使しての戦いは並みの戦争映画を凌駕するサスペンスを産み出しています。
また、本作は全編「ゴッドファーザー」のオマージュ満載の作品でもあり― 会見場で銃を手に入れて相手を撃つ策略 やくざ業を嫌っていた主人公が逆にボスに上り詰める皮肉な結末
安心させた相手を後ろから急襲して窒息させるショッキングな殺害シーン 女を痛めつけることで、男を逆上させておびき出して殺害する手口 重症のボスを病院の治療室から移動させる処置 アイスピックで手を貫いて攻撃動作を封じる戦法 …と沢山のオマージュシーンを見つけることが出来ます。
敵対する2つのやくざ勢力だけでなく、 別の強大な組織、狂犬的なスタンスの中ボス、日和見的な勢力、優勢な方に着く金貸し…と複数の勢力がそれぞれの思惑で入り乱れる抗争劇ですので、“敵の敵は味方”の原理でくるくる変わる情勢と“味方と思っていたら…”と仰天の裏切りを見せるキャラの動きに頑張って付いてゆきましょう! 2022年の韓国映画(120分、G) 原作はキム・オンスの小説『뜨거운 피(2016年、英題:Hot Blooded)』 地域の根幹となる地域を巡って派遣争いをする対立するヤクザを描いたクライム映画 監督&脚本派チョン・ミョングァン
物語の舞台は釜山にあるクアムと呼ばれる小さな漁村 その地域にあるリゾートホテルの支配人をしているパク・ヒス(チョン・ウ)は、オーナーのソン社長(キム・ガプス)から絶大な信頼を得ていた ヒスは養護施設の出身で、同時期に一緒に学んでいたチョルジン(チ・スンヒョン)はクアムを出て、敵対しているヨンド側に寝返っていた ヨンドのボスはナム会長(キム・ジョング)で、彼はクアムが牛耳っている漁港を欲しがっていた その理由はドラッグの密売に使うためで、
ソン社長は薬物を取り扱うことには反対の立場で、彼らに港を明け渡す気はさらさらなかったのである ヒスは懇意にしている先輩のヤンドン(キム・ヘゴン)からの誘いでスロットマシン事業を始め、それが大当たりしてしまう そして、その栄華の影で、ヨンガン(チェ・ムソン)は洗濯工場を隠れ蓑にしたドラッグ密売を始めていく そんな中、
ヒスの恋人インソク(ユン・ジヘ)の息子アミ(イン・ホンネ)が刑期を終えて出所してきた インソクは孤児院時代からの付き合いで、チョルジンも二人の関係を応援していた アミはヒスを慕っていて、「同じ布団で寝てるんだから、お父さんになるんでしょ」と真剣な眼差しを送るのである 物語は、ヨンガンの管理する洗濯工場が襲われ、何者かにブツが奪われるところから動き出す 当初は対抗するヨンドの仕業と思われたが、高利貸しのホン社長(ユン・ジェムス)から多額の借金を抱えていたオク社長(チャ・スンベ)が関わっているのではと噂される ヨンガンはオク社長を問い詰めるもののブツは見つからず、犯人に向けたメッセージとして、彼を殺して晒し者にするのであった
とまあ、登場人物がこれでも半分くらいと言う感じで、「社長」と呼ばれる人物が多すぎて疲れてくる 当初は「ハン社長」とかだった呼び名も「社長」になってしまうし、本当に人物相関を頭の中で作るのは困難を極める ウィキペディアも役に立たないし、公式HPもキツいし、パンフレット
も無かったりする 一応は「ハングルタイトルで調べればOK」なのだが、Google翻訳さんが合っているのかどうかの判別ができなかったりする 物語の中心人物は「クアムのソン社長とヒス」VS「ヨンドのナム会長&チョンジン」と言う構図で、この動乱に波風を立てるのがヨンガンとなっている 冒頭のヨンガンのヒスへのプレゼントは拳銃で、真横に座ったナム会長を撃つと言うことはそのシーンでわかってしまう なので、
本編は「どうしてヒスは調停の場において、相手のトップを銃殺するに至ったのか」を読み解くと言う感じになっている その要因はアミの死であり、その起点はアミの恋人ジェニ(パク・スヒ)への暴行がきっかけだった
アミは首謀者のドンチル(チェ・グァンジェ)を見つけ出してボッコボコにしようとするものの、反撃を受けて死んでしまう そして、ヒスは一連の黒幕がチョンジンであり、その指示がナム会長から出ていたことを知るのである ヒスとヨンガンとの会話で、クズの流儀みたいなものを伝授され、ヒスは自分がてっぺんに登ることで平穏を得ようとする 調停の場において、ナム会長を殺し、
チョンジンを仕留め、そして新しいパートナーとしてチョン・ダルホ(チョン・ホビ)を指名する このあたりの詰めが人物相関が頭に入っていないと「?」を通り越して思考停止状態になってしまう 映画は「派遣争い」から「復讐劇」に変わり、最終的には「派遣争いの終焉」にまで事が進んでいく その過程でヒスはほぼ全てのものを失っていて、その代償はとても大きかった だが、その代償を払うことになったのが、
ソン社長から命じられたチョンジン殺害を実行しなかったヒス自身だったりする なので、因果応報とも言えなくはなく、それはとても悲しい物語だったと言えるだろう いずれにせよ、自分の蒔いた種を刈り取る系の物語で、大きなうねりの中で居場所を見失ってしまうヒスが描かれていく
派手な銃撃戦とか、カーチェイスはなく、物凄く泥臭くて地味な展開が続いていく 人物相関の件で脳がスパークしてしまうと寝るかもしれないが、予習しようがないのは辛いところだろうか 個人的にもクアムは地名とすぐにわかったが、ヨンドは人名(黒幕)だと思っていたので、それも地名だと知った時は愕然とした 釜山の地図を見ていると、
中心に近いところにヨンドがあるのだが、クアムは日本海に面した外れた場所にある 釜山の主要港を経由すると色々とまずいので辺鄙な港にこだわっていたのだが、このあたりは土地勘がないと意味不明かもしれません
映画自体は面白いと思うものの、物語の軸を理解するのに苦しむタイプなので、せめて配給会社はパンフレットを作って欲しかったと言うのが本音である ひょっとして、解説できないと投げたのかもしれないが、じっくりと何度も見返せば、それほど難しくはないと思われる 正直、最近の韓国映画の迫力とか意外性にはちょっと物足りない感じだったけど、ヤクザの世界にありがちっぽい裏切りと騙し合いと、生きるか死ぬかの瀬戸際の際どい感じは最後まで目が離せない展開で、そこそこ面白かったです。
日本のヤクザ映画に通ずるモノがあるかもしれない。ヤクザになっても、いいことないのにどうして失くならないんだろうね。そこでしか生きていけない人がいるんたまろうねぇ。よくわからん。 B級ヤクザ映画として見れば面白いです。よくあるパターンなので感想はそのぐらい。世間で話題だけのそこらの邦画よりマシ。 こういう韓国ノワールは手垢が付きまくってはいるがやはり面白い。
港を牛耳るヤクザたちの利権争い。
組織を抜けて違う道を行きたい男ヒスは意志とは異なる運命に導かれる。
ある意味、下っ端が王になっていく様はサクセスストーリーとして描かれるが、主人公自体は上に登り詰めることをしたくはない人物。
だからこそ意に反し上へ上へと行くに従い、失うもの、孤独が描かれる。
前半ユーモラスな人柄が、どんどん顔つきが変わっていく、、、
もちろんこういう韓国ノワールにある義理人情が描かれる分、失うものの大きさは計り知れないことに気づかされるのですが。
バイオレンスはそんな生々しくないんですが、ウニの使い方はヒェッてなる笑
ただ利権争いに関しては少し分かりづらいのもあり、話を追いにくい。
勿体無いなとおもいつつ、昨日と今日では状況が変わっていく裏の世界、かっちょいい。 1993年の韓国・釜山を舞台に、極道たちの争いを描いたクライムサスペンス。ヤクザたちが利権争いを繰り広げる中、組織を抜けたいと考えていた若いヤクザが、逆にのし上がっていくことを決意する。
ジトっとウェッティな韓国ノワール。というか、典型的なヤクザもの。はっきり言って登場人物達の相関関係及び時制がわかりづらいので、ストーリーに着いていくのがなかなか難しかった。裏切りや共闘が入り乱れているので特に。でも、なんとなくボーっと観ながらも、個性的な面構えな俳優陣の濃いお芝居だったり、韓国ならではのバイオレンス描写をを観ているだけで充分面白かったし、そのうちに「きっとそうゆう事なんだろうなぁ…」とストーリーも掴めた気がしました😅特にバイオレンス描写では、ウニをトゲトゲの殻ごと口の中に突っ込む!っていうのが、なかなかの衝撃!😨
「レッド・ファミリー」や「偽りの隣人 ある諜報員の告白」に出演していて個人的には大泉洋に似ているなぁといつも思っているチョン・ウが、登り詰めながらも、一方で自分の大切なものを次々に失っていく主人公の生き様を見事に演じていた。
“派手な”と言えばカチコミシーンぐらいなもので、他は実に泥臭くて地味なシーンばかりだったけど、韓国の田舎の港町を舞台にした漢(おとこ)達の離合集散劇、見応えがあった。 アルバトロス配給のそれなりの映画。 人物関係がよく分からないうちに終わってしまった。 予告編ほどのアクションはありません。 この映画、どうもエンディングロールをみると、2016~18年ごろに作られたようですが、公開は特に遅れもなければいわゆる「リバイバル上映」でもなく、2023年の1月で正しいようです。
また、公式サイト等にあるとおり、原作小説をベースにしたものであるためそれと極端に違う展開にすることもできず(各種権利上の問題が生じる)、かつ一般的な韓国映画のアクションものといえば2時間ほどですが、登場人物が多岐にわたる上に、かつ最初にどばどばっと出るのではなく、開始1分~90分くらいまで少しずつ新しい人物が出てくるという展開のため、かなり理解に苦労します。
また、上述のように少し古い映画であるため字幕の配慮がなく、舞台は韓国第二の都市、プサンですが、そこを描くわりに看板などの字幕が何もなく(ただし、散髪屋など明確に文化的に推定できるものもある)、そこも結構きついです(日本語字幕もこなれていないので、ある程度韓国語のリスニングができるとか、何らかの条件が必要に思えます)。
アクションものと推理ものという二重の構造をとるため、誰が犯人だの動機がどうだのという話を書くと一気にネタバレなのでそのあたりは省略します。 採点および関連知識で気になったのは以下のところです。
-------------------------------
(減点0.3/一回の視聴ですべて理解するのはやはり難しい)
・ 字幕の配慮が足りないところや日本語がこなれていないところ、また、上述の通り、登場人物が多岐にわたる上に最初に出てこない人が突然出てきたり…と結構混乱させる要素は多いです。プサンの看板などの字幕不足も程度差があり、散髪屋などは日本のそれと同じなのでわかりますが、ほか(なぜかセブンイレブンまでこっそり映っているが…)わからないものもあるものの、そこが何屋でもあまり関係がないところ、ある程度の韓国文化や韓国語の理解を前提にしているように思えます(一般の韓国映画とはやや趣が異なる)。
-------------------------------
(減点なし/参考/日韓における不動産の物権変動)
・ 字幕内で「不動産はこっちのものなんだから何をどうしようが自由だろ」といっている部分ですが、日韓では若干解釈の違いがあります。
---
(日本民法177条) 不動産に関する物権の得喪及び変更は、不動産登記法その他の登記に関する法律の定めるところに従いその登記をしなければ、第三者に対抗することができない。 (←つまり、上記の発言では登記しているかどうかは不明)
(韓国民法186条) 不動産に関する法律行為による物権の得喪及び変更は、登記をしなければその効力が生じない。 (←つまり、上記の発言は登記をしていることを意味する)
---
要は、登記が「効力要件」なのが韓国民法(登記しないと効果なし)、「第三者対抗要件」が日本民法(当事者間では有効だが、登記のありなしを第三者に主張するには登記が必要)という違いです。
日本はフランス民法を取り入れていますが、戦後(第二次世界大戦)後の韓国民法の制定において「支配された日本民法をそのまま取り入れるのは抵抗がある」という声があり、ドイツ民法を参考にしたのが韓国であるので、このような細かい違いが生じます。 ウニを殻ごと口に入れるという新しい拷問と、「健康のためにコレお前にプレゼントや!」というノリで渡されたのが桐箱入りの高麗人参という、この2点のみ好き。
あとは無理やり親子の御涙頂戴にしないでほしかった、、、というのと、冒頭シーンを終盤シーンで改めて流して、それからどうなるかっていうのを見せるなら、冒頭シーンをもっと早めに切り上げて欲しかった(意図的なのか?)
人の名前とか地名とかが似すぎてる上に割と登場人物多い(ソン社長だのオ部長だの)から途中からもういいや、、、てなった 予告を見て気になった作品(たしか)。
もう僕の中では評価&期待値爆上がりの韓国発サスペンス。
今までは警察ものが多かったですが、果たしてあちらのヤクザさんはどんなものか。
1993年、春、釜山の街・クアム。
海水浴場と観光ホテルしかないこの街で、利権を巡って陰謀が計られつつあった。
ヒスはソン社長の元で、力や凶暴性を持つ人たちを相手に交渉をしていたが、心の中では、恋人のインスクとともにペンションを経営することを夢見ていた。
戦争に発展しかねないほど激化していく争いは、彼らの運命をどう変えていくのかー。
んー、あまり期待通りではなかったかも。
ヤクザものという認識だったこともあり、日本らしいヤクザを想像してしまっていましたが、韓国のヤクザなのか、そもそもヤクザと言えるのかわからない、どちらかというと企業同士の裏での手の回し合いの印象が強めに残りました。
クライムやアクション、サスペンスというよりはノワールな感じ。
分かりやすい利益やゴールがあるわけでも、その手段も明確にされていないように感じたため、分かり辛い単語の理解や、似たようなおじいちゃんの区別など、少々頭がついていかなくなりました。
その上ヒスのドラマ成分も合間に挟んでくるものだから、そっちに感情を持っていくと思考がもうてんやわんや。
演技や映像がどうなるか未知数ですが、やはり日本人俳優の方が馴染み深く見分けがつくため、韓国映画の道のりはまだまだ険しいなと再認識。
前半の印象の方が強めに残っていますが、ビニール袋を被せて殺害するシーンの不気味さは半端なかったですね。
日本だけでなく他の作品の殺害シーンと比べても頭一つ出ているような、こちらに迫ってくるような窒息感がありました。 【あらすじ】
プサン(釜山)郊外の小さな入り江クアムの絶対的な主人ソン老人 (キム・ガプス)の下で数年間、手足として仕事をしてきたヒス(チョンウ)はごろつき稼業にうんざりしている。
1993年、港目当ての新勢力ヨンド(影島)派が、ヒスの親友であるチョルジン (チ・スンヒョン)に接近し、策略がうごめく・・。
田舎のごろつきヒスは、新たな自分を見つけることが出来るのか・・・。
****
キム・レウォン主演の「英雄都市」とか「狼たちの墓標」とかの相似です。
舞台が木浦(モッポ)、 江陵(カンヌン)そして今作が釜山(プサン)と南部や東部の田舎だけどリゾート開発が行われているところ。
なんかね、既視感があるわけですが、でも挙げた3作それぞれにオリジナリティは確保しています。
今作は冒頭のね、とある密談シーンを見せられているので、ある意味そこに向かってストーリーが進むわけで・・だからなるほど感強く、ライトな作品です。
まあ良くも悪くもチョンウさんらしい、チョンウさんの世界。ww
今回、名バイプレイヤーのチョン・ムソンさんがいつもより多く登場し、活躍するので楽しいです。おそらく方言で喋るのが堪らん!!
****
撮影はカン・グッキョンさんで、わし知る限り4本観ているのみ。
「虐待の証明」「はちどり」「連鎖」そしてこれ。
全部監督が長編デビュー作。
・・安心して任せられるからなのか、・・まあ最初は彼で・・的なことなのか。
基本グー―――っと人間の内面に迫っていくような画ばかりです。
「はちどり」はじめその目的は完遂し、頑張っているのではないでしょうか。 1993年の釜山港の小さな街で起こるヤクザ達の利権争い。
望まない争いに巻き込まれ、気付けば世界のどん底に立っていた男ヒスの孤独、虚しさを抱えたラストシーンに痺れる。大切なものを全て失くした男が最後に見つめる世界には何が残っているのか。
ヤクザ映画の侘び寂びを堪能。好き。 日本人にもなじみ深いチョー・ヨンピルの「釜山港へ帰れ」。冒頭では終盤に起こるであろう船上での光景が描かれてはいるが、その後の序盤の展開はとにかく演歌、演歌、えーんか♪と、どことなく暗い雰囲気の音楽が流れてきた。中盤から後半にかけて、その雰囲気を大きく変えるほどの美しい音楽。ヒスの心情を表わしたのか、義理と人情、そして同じ養護施設出身で敵側のチョルジンへの思いが吹っ切れたような爽やかさまで感じられた。
韓国ノワールと一言で表現するより、日本文化までもが浸透したかのようなクアムの港町。「日本統治時代が・・・」などという台詞も多かった。それにしても、序盤のわかりづらさ。大手のヨンド派が仕掛けてくる罠がどういった意図を持っていたのか、誰がヨンド派の手下なのかも把握出来ず、中盤からようやく全体像がつかめたといった感じでした。それよりもヨンド派が進出してくるほど魅力あったのか?
バイオレンスアクションだとか、韓国映画の特徴を活かしてはいるものの、どうも緊迫感が足りない。まぁ、ヤクザを辞めたがっているヒスが主人公なだけに、戦争を始めたが、なぜかパッとしない展開。ヒスとチョルジンの友情なども物足りなかった。そんな中、異彩を放つのがヨンガン(チェ・ムソン)だ。不気味な顔を持つ彼だけが物語の中でも際立っていた。「猟犬vs.狂犬」という構図もいい。
10数年前に金沢-釜山の国際フェリーが就航したおかげで何となく身近に感じられた釜山だったけど、旅客が少なすぎてすぐに廃止・・・行っておけばよかったなぁ。 【超関連スレ】
【北海道】「俺は酒の悪魔だ!」札幌地下鉄でナタを振り回して逮捕、26歳自称無職“いじめられっ子”ユーチューバーの犯行動機 [ぐれ★]
https://asahi.5ch.net/test/read.cgi/newsplus/1682399562/ ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています