依存魔-Adoration-
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原題 Adoration
製作年 2019年
製作国 ベルギー・フランス合作
配給 キングレコード
上映時間 98分 スタッフ
監督
ファブリス・ドゥ・ベルツ
製作
バンサン・タビエ
マニュエル・シーシュ
ビオレヌ・バルバルー
バート・バン・ランゲンドンク
脚本
ファブリス・ドゥ・ベルツ
ロマン・プロタ
バンサン・タビエ
撮影
マニュ・ダコッセ
美術
エマニュエル・ドムルメーステル
衣装
クリストフ・ピドレ
フロランス・ショルテ
編集
アン=ロール・ゲガン
音楽
バンサン・カエイ キャスト
トーマス・ジオリア
ファンティーヌ・アルドゥアン
ブノワ・ポールブールド
ピーター・ファン・デン・ビギン
シャルロッテ・ファンデルメールシュ
ローラン・リュカ 「変態村」「地獄愛」のファブリス・ドゥ・ベルツ監督が、同2作に続いてベルギーのアルデンヌ地方を舞台に狂気の愛を描いた、“ベルギーの闇3部作”の最終章。
奥深い森の中で母親が働く精神病院で暮らす12 歳の少年ポール。恥ずかしがり屋で孤独な彼は、施設にやってきた少女グロリアに一目ぼれをする。やがて、精神的な問題を抱えるグロリアがポールに助けを求めたことから、周囲の大人たちから逃げるかのように、2人は狂気に満ちた闇の逃避行を繰り広げる。
「変態村」「地獄愛」に続きグロリアという名のキャラクターが登場。今作では同役を「ハッピーエンド」のファンティーヌ・アルデンが演じた。ポール役は「ジュリアン」のトーマス・ジオリア。また、「変態村」「地獄愛」に続きローラン・リュカが出演している。 良かったけど、ファブリス・ドゥ・ウェルツ監督作にしては普通すぎて物足りなかった😅
もっとブッ飛んでるやつ期待してしまった😅
主演のトーマス・ジオリア君て「ジュリアン」で名演技したあの子!ここでもいい演技する。困り果てた演技がナチュラルすぎる。
恋した女の子は精神を病んでいたという。その設定だけで辛そうな展開は予想つくが、あの「地獄愛」や「変態村」の監督作だと構えて見ていると拍子抜け。
ブノワ・ポールヴールド登場でもしやここから何か流れが変わるかも!?とも期待したが一貫して二人の姿を追う。
唐突のダンスもロックな人体切断もない、思春期の苦悩とメンタルイルネスをまぜた青春ドラマ。少年少女の悲しい逃避行という感じ。 メンヘラ逃避行
精神病の女の子に恋しちゃった男の子。女の子が病院の看護婦さんうっかり殺しちゃったから一緒に逃げちゃおう!な話。
ヒロインのグロリアの情緒不安定ぶりが素敵。機嫌のいい時の可憐な振る舞いも、ヒステリックモードのギャオオオオンも最高。
撮影当時グロリア役のファンティーヌ・アルドゥアンちゃんは中学生くらいなのだけど、妙に色っぽい。というかもうめっちゃエロい。ファムファタールを完璧にこなしている。
手コキされてる時のポール君の溢れ出る童貞感も素晴らしい。
ファムファタールもの的な逃避行と、少年少女の青春ロードムービーとを絶妙な具合で合体させていて、それでいてキリスト教的世界観を描いているのは素晴らしい。
ロケーションも100点。森の中の男女2人はもう創世記。
ファブたんの中でも変態村の次に好き。
個人的には削除されたレストランのシーンは絶対いると思うんだけど……。
劇場で観る前に復習。
邦題が不満。改めて観ても、原題のadoration(礼拝・崇拝・あこがれ)という意味合いはしっくりくるけど、やっぱり依存ではないよね。
三部作全部に言えるけど作品のテーマである、自己犠牲・献身的な意味合いが抜けている。 イベント割使えないし、ファーストデイに行こうかしら ファブリス・ドゥ・ヴェルツ監督の「ベルギー闇の3部作」の最終作は、主人公達が非常に若く美しい…これだけで画面から瑞々しさが溢れてくるような感じ。変態村や(特に)地獄愛から漂っていた発酵臭みたいなものは全然感じられない(笑)変態村、地獄愛が好きな人には物足りないかもしれない。
グロリアのメンヘラっぷりが絵に書いたように見事で、調子のいいときの聡明さ&少女からのぞく女っぷりと、ヒスり始めてからのギャップが凄かった。
そしてグロリアよりもうっすらヤバいんでね?と思ったのはポールのお母ちゃん。どちらかというとポールに依存してるのお母ちゃんだよね… 逃避行モノ。主演2人とも美しくて惚れ惚れする。演技も上手い。森の深い緑に、ヒロインの赤い服が映えてキレイ。水湖や河や雨でずぶ濡れになっていくのも素敵。撮影は、SUPER16の手持ちで、クローズアップが多く、ちょっと酔った。そのせいで好きな題材なのにノリきれなかった。女のコがぎゃ~ってなってる時に、男の子の反応をずっと撮ってたり、ワンシーンの途中でぶった切るようにカットするタイミングが良かった。 …別れない?
…別れない。
…ずっと愛してる?
…ずっと愛してる…
母が働く精神病院の敷地内に住む孤独な少年ポール…強制的に入院させられた美しい少女グロリアと出会う…グロリアの瞳に吸い寄せられてしまうポール…そう孤独な少年は狂気に満ちた少女に恋をしてしまったのだ…
問題を抱えた病気のグロリアには近づくなと母から、そして医師からも警告されたポールだったが、グロリアから助けを求められて断れない自分が居た…そして孤独な少年と少女の狂気に満ちた逃避行が始まってしまう…
予告編に惹かれて鑑賞…全く知らなかったのですが、"変態村""地獄愛"と続く、ファブリス・ドゥ・ヴェルツ監督が描く"ベルギーの闇三部作"の最終章だそうです。
平たく言えば、メンヘラ姉さんに振り回される話ではありますが、グロリアの驚異的な美しさから繰り出される狂気と暴力は、正に"毒"…グロリアを愛してしまっただけに、もはや"盲信"と取れるポールの姿が痛々しく感じてしまうのでした。
鶏をスパイ呼ばわりする時点で、私にはついていけない世界に入っていくのです。
その先に待ち受ける不安と決意が綯い交ぜなったポールの表情で終わるのが印象深い…それにしても、痛い話ではあるのね… 2018、19年辺りに教えて貰った「ベルギーの闇3部作」の3つ目。教えて貰った後直ぐに「変態村」と「地獄愛」は観て、3つ目は観れないのか!と思った事や、教えて貰った時の情景(確かどこかの飲み屋で2人席。いつも行っていた所ではなかった気がする)を思い出しました。
グロリアはヤバいんだけど、個人的にポールが要所要所で見せる「ニヤニヤ」とも「ニタニタ」とも言えない表情の方が凄く気になった。彼なりに状況を楽しんでいたのか?
ヒンケルを殺せとグロリアに言われた時に、まず初めに「でもいい人だよ?」って返すのがおかしい。純粋な分、ポールの方が怖いと思いました。 精神病院で働く母と暮らす少年ポールは収監された少女グロリアに恋をして、2人は無謀な逃避行に出る。
思春期の妄想の具現化のような無茶苦茶なストーリーだが、愚直に美しく描かれ当然のように救いは見えない。
依存魔というのは邦題で原題は崇拝らしいが、依存してるのはポールの方ではなかろうか。
怪我した小鳥を拾って世話するのは優しさにも見えるが、鳥の野生を奪っている行為であるし、ただの鳥好きなら鶏捕まえて食べよう!と迷いなく行くのもどうなのだ…と思っていたし。(このストーリーのあらゆる鳥は色んな含みがあるだろうが)
母親との関係も近過ぎるというか、一癖ありそうだったので手間のかかる世話を焼いたり尽くす事が愛情だと思ってるのかもしれない。
2人の主演の演技と美しさが素晴らしく目を惹く。
特にグロリアの常に世界を敵に回すような恐ろしいまなざしが凄い。
しかしポールから見えるグロリアの姿は妄想の中でも現実でも夢を見るように美しくアダムとイヴの神話じみたシーンすらある。
数年に一度思い出したくなる悪夢のような映像だった。 思わぬ傑作!どこもかしこもめっちゃ好き!
冒頭からいい。ボーイ・ミーツ・バードからのボーイ・ミーツ・ガール。少年、どっちにも救いの手をさしのべる!
フィルムの感じもいいし、手持ちや横移動するカメラもすごくいい!
森も、線路も、ボートも、トレーラーも、みんなみんな大好きだ。でもトンネル(線路じゃなくてボートの方)は怖かった。
鳥の使い方も非常に素晴らしい。あの群れ!ある時は美しいんだけど、ある時はすげえ不気味で…。てか、最初っから最後までいろんな鳥がたくさん出てくる。こんなの、ヒッチコックの「鳥」以来だ!
主人公の少年、「ジュリアン」の子だったのか。これまた大変な目に…。
ちょっとしか出てこないけど、母ちゃんヤバないか。ねぇ、私よりキレイなの!? うーん…これはキツイわ〜
でもこんな逃避行に憧れる気がしないでもない。
それにしても12歳であんなチョメチョメしちゃアカンやろー
親切な夫婦とオッちゃんが気の毒でならん。 重度メンヘラ女子と
鳥好き男子が逃避行する話。
期待値上げすぎていた模様。
依存度低い。
男子が言うこと聞かないと
女子が直接手を下す。
最早「頼む」というステップは
無駄ではないかと思えるほどに、
窓を割ったり、
火を放ったり、
事故を起こしたり。
最初の主治医突き落とし殺人は
頼んでいなかった。
愛しているかの確認は何度も行われていたが、
愛を求めているようには見えず。
男子の母親が息子に依存しているほうが
むしろ怖かった。
母親に電話しろと言っていたおっさん、
亡き嫁を思いすぎて壊れ気味だけど
子どもたちには善意の人で、
悪意がないのはわかるのだけど、
あの母親に電話させるのもなぁ……と
思ってしまった。
そして、最初に手を差し伸べてくれた
奔放な一家で電話を借されたときに
女子は祖父に電話しなかったはず。
でも男子は素直に母親に電話する。
逃避行を終わりにしたい気持ちが勝ったか。 彼女のザリガニが鳴くところを求めて。
この作品を見る前日に『変態村』を見た事で多少の耐性は持てた。と自負しながら見ていたのにそこまでじゃない!でも不気味さも独特なカメラワークもある!
精神病院から抜け出すというの物語ゆえの中盤から終盤にかけてはどうとも取れるような雰囲気。
別れない?ずっと愛してる?と問い続けるグロリアの魔性のような魅力に崇拝しかけてしまう。
ポールの彼女を救わなければと行動するグロリアとの共存関係は『エンジェル、みえない恋人』のように感じた。
"ボーイ・ミーツ・ガールのロードムービー"といえば見る人は見るかもしれないけれど、カメラワーク酷くない?と思われてしまったらそこまでじゃないというか。
しかしだ。
この作品におけるホン・サンスより異常なズームアップはこの作品のグロリアの寄りを最大限に活かす作りであり、『ディスコ』でのヨセフィン・フリーダ・ヨハンセンを彷彿とする瞳の演技。
このショットの数々を見ることができただけで満足してしまう。
ラストシーンは鳥肌立ったほど素晴らしい。
あのワンカットだけのために見るものかもしれない。 看護師の母親と精神病院で暮らす少年の生活は、グロリアという少女の入院で一変。ひと目で美しくエキセントリックな彼女に心を奪われる… 。ファブリス・ドゥ・ヴェルツ監督によるベルギー闇の3部作最終章。童貞少年が「美しさ」や「神秘性」を以て女性を崇める感覚はDNAに刻まれた男の本能。表面的な様で実は深く重層的。さすがヴェルツ監督。 愛と狂気と信仰と
「変態村」「狂気愛」に続くベルギーの闇3部作最終章。 前2作と明確な繋がりがあるわけではない(ただしヒロインの名前はグロリア) この監督が描く狂気に満ちた愛物語を10代の少年少女でやっていいのか。 見ていながら本気でそう感じるほどリアルな演技力で圧倒される。 ジュブナイルでありながら官能的であり暴力的、お互いに依存しなければ 生きていけない切なさを感じるセンチメンタルな物語でもある。 これはすごく好き嫌いが分かれると思うが前2作に何かを感じた人なら ぜひ見てほしいと思う。 狂ってる女の子に始終付き従う困った顔の男の子(トーマス・ジオリア)も結構ヤバい。トーマス・ジオリアは前の主演作「ジュリアン」でも離婚した父母間で始終眉間にしわ寄せていたが、成長した今回も、好きな娘とつきっきりなはずなのに始終眉間にしわ寄せている。母親が精神病院で働いているとは言え、男の子が学校にも行っていないことから、実は男の子も精神病院の…とは考えすぎだろうか。
「変態村」と比べて直接的な暴力・ホラー要素がなりを潜めた分、異常さが増したと感じるのは私だけだろうか?絵的な痛さより、精神的な痛さを感じたい人にオススメな映画。 ポールは母親が働く精神病院に入院して来た少女グロリアに恋をし、病的な逃避行が始まる。
グロリアもヤバいけど、ポールもかなりヤバいと思うんだが、会ってはいけない2人が会ってしまった感じがした。
ラストが予想通りで、物足りなかった。
もっと破滅的なのが欲しかった。
グロリアが入院する前に何があったのか気になる。
個人的にはファブリス・ドゥ・ベルツ監督の作品は好み。
『変態村』見なきゃ😫
後は新作の公開も楽しみ。 アトリ、メンフクロウ、ニワトリ、ツルが出てくる。鳥が象徴的に登場する。主に男側の感情と関係がありそう。逃避行が段々とボートで川を進むようになっていって引き返せなくなる展開は、『地獄の黙示録』、『アギーレ神の怒り』に似てる。町と呼べるような場所が一切映らないで、精神病院周辺と森の中ばかり映るので現実感が薄れる。監督の他の映画と比べても主人公二人が純粋で綺麗で、おとぎ話風。アナログな画面の質感で緑と水の反射の景色が映されていて、ぼかしも多いので、幻覚的な気分になる。 グロリアがとんでもなかった。そしておポールちゃんはなんとも子供。
グロリアの病気スイッチの入る感じとか監視妄想の感じとか知人も同じ症状だったのでコリャあかんwwと思いながら見た。癇癪おこす様子はまるっきり地獄愛グロリアだったw
グロリアがぐわぐわとポールちゃんを呑み込んでいくんだけど最終的にポールちゃんもグロリアに依存しているのでまあお二人とも幸せじゃんねと爽やかな血生臭い沼風が吹いちゃったわ。
グロリアの手こき技、必見ですw グロリアとポールの依存関係やグロリアの突発的な行動は人間の「病み」を感じさせた。それと同時に2人の若さがこういった関係性や行動をロマンティックに見せていたようにも思う。個人的にはポールの母親が非常に気になり、彼女も実は精神病患者なのではと邪推した。
『変態村』同様、今回は顔面のアップが多く、その独特のカメラワークは印象的だった。 最近観た取り憑かれロードムービーがすずめの戸締まりだからダイジンがグロリアだったら大変だなーと思った。
主人公から電話きた母とかグロリアの叔父とか祖父とか出てくるのを待ってたらそのまま終わった。 ■「ベルギーの闇3部作」の最終章〜🎬■
『変態村』『地獄愛』のファブリス・ドゥ・ベルツ監督。
同2作に続いて、ベルギーのアルデンヌ地方を舞台に狂気の愛を描く。
奥深い森の中で母親が働く精神病院で暮らす12 歳の少年ポール。
その施設に入院?していた少女グロリアとの逃避行劇。
「精神病院」という言葉だけで、3部作の最終章にも関わらず、最初に見てしまった、汗
二人が逃げ回る際、周りの景色が美しいのが見どころかな〜✨
■お互いの病理でくっついているカップル〜♡■
臨床の場で、たまに見かけるタイプのカップル。
お互いの病理でカップルが成立している。
少女グロリアは、依存的というか操作的なタイプの女性。
被害的思考があり、そういった精神病的な病理が、映画の中で時折垣間見える。
人格障害なのか、精神病圏の疾患を発症しているのか?
そして、こういったタイプの女性が好きな男性もいる。
本作のポールみたいな男性だ。
そのような男性はいわゆる”いい人”が多い。
”いい人”と呼ばれる男性は、女性にボコボコに殴られて骨折しても平気、汗
臨床でみていて、私はそのことにいつも驚く。
こういったカップルは付き合っている間、男性が女性のお世話をすることで、お互いの病理が改善していくのだろう。
本作の二人はこの先どういう結末を迎えるのか? ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています