【フランス】Àma Gloria
「横浜フランス映画祭 2024」(24年3月20~24日=横浜みなとみらい21地区)上映作品。
上映時間:83分
配給:トランスフォーマー
2024年一般劇場公開 2
Status ♦K ♣5 ♣4 ♣A ♣2 (2nd.)HP: 1000 pts. たぶん(0)
2.29, 3.10, 3.31(2046.929688) Proc. [0.348763 sec.]
アマグロリア(原題)Àma Gloria(横浜フランス映画祭2024)
ベビーシッターと少女クレアの関係をクレア視点で描いた作品。
母のいないクレアはベビーシッターのグロリアには相当の愛を持ちまたグロリアも同じ愛を持つ。
他人の子、仕事の関係とはいえ実際の親子以上の愛情関係が非常に美しくストレートに描かれていた。
グロリアが故郷に戻りクレアが一人でグロリアの故郷に行きグロリア一家と一夏を過ごすが、普段は自分にだけ愛情を与えてくれたシッターグロリアの姿ではなく、母そして祖母としてのグロリアの姿に戸惑ったり寂しさや嫉妬を抱くも、悪い事は悪いときちんと躾けクレアもグロリアも成長しあい更に強い関係を築いて行く姿はあまりにも美しく涙した。
Q&Aで監督達も述べていたが、大人になったら失ってしまう童心を思い出させてくれそして擽られるシーンが多い。そしてクレア役の子も登壇し映画同様シャイで終始恥ずかしそうにしてる姿は可愛らしかった。 母のいない子と、移民の乳母との交流を描く物語。
とにかく主演の少女が、魅力的です。初期から中期の是枝裕和氏の、子どもの演出を彷彿とさせる、自然体で、美しく愛おしい姿に、思わず、泣いてしまいました。
アート映画のようで、物語はとてもクリアで、見やすいです。 フランス人少女のひと夏の冒険。
乳母の愛情の元で生活している少女。
その乳母が祖国に帰国し自分の子どもと暮らす事に… 幼い少女にとって辛いわなぁ。
乳母の祖国へ一人旅立ち生活(バカンス)する少女。
異文化、乳母の家族に囲まれての暮らしも幼い彼女にはあんまり苦にならない、というかすっかり溶け込んでて笑
とはいえ、乳母息子から敵意向けられたり、自分の娘と紹介を窘める隣人もいるけど直ぐに仲良しに…
続いて新しい命が生まれ愛情とられての嫉妬 と言っても深刻な事件が起こるのでもない。
ラストの少女の帰国もオーソドックスな描き方。
Q&A 監督曰く 自分も6歳まで乳母がいたが祖国へ帰国。6歳の監督は悲しみで別れも伝えられなかったんだとか。 本作品製作にあたりその乳母へ電話。 第一声が私の娘… 乳母の愛を改めて感じたんだとか。
映画よりその話に感激した。 フランス人の少女クレアと、カーボベルデから出稼ぎにきたベビーシッター・ナニーの物語。ナニーはクレアを娘のように世話をしていたが、家庭の問題でカーボベルデに帰国。クレアはナニーが恋しくて、夏休みにカーボベルデへやってくる。
少女クレアのカーボベルデでのひと夏の体験。
フランスはベビーシッター文化なのだけど、出稼ぎのようなベビーシッターもいるんだなということを知る。幼少期に親ではなく、ベビーシッター(この映画ではカーボベルデ)の文化を学ぶということがとても不思議。
そしてほったらかしにする父親もすごいな。それともシングルファーザーだし、出稼ぎにくるようなベビーシッターしか雇えなかったということもあるのだろうか。この辺り、Q&Aで質問すればよかったなと、思ったんだけど、そんなに刺さる映画ではなかったので、まあ別にいいかとなってしまった。
大人になるとベビーシッターとの思い出は忘れてしまうそうだ。なので、こういう映画を作ったとのこと。ベビーシッターではないけと、幼少期に家族以外で面倒みてくれた人のことを少し思いだした。 分厚いメガネのクレオちゃん視点の映画。子ども目線のカメラと想像を働かせるようなアニメが、ベビーシッターと子どもの仲を本当の親子のように見せようとする。
お父さん役の人『ダークグラス』とかの音楽の人なんだそう。