【フランス】コンセント 同意-Le consentement-
コンセント 同意
作家ガブリエル・マツネフのペドファイル行為に対する告白本の映像化にした作品。
自分の性欲と共に著書にもして未成年を性的にも金銭的にも搾取するとても憤りを感じる作品。
ガブリエルがどういった手口で本作の被害者のバネッサに近づき、洗脳し、支配していたのかがとても丁寧に描き、そしてバネッサは愛してしまったとはいえ、決して彼等の関係を美化したり正当化する事なく未成年との関係を一貫して否定した作風にはとても納得いく作品であった。
Q&Aでも監督はとにかく原作に忠実に著書のバネッサの気持ちを第一にそしてリスペクトし彼女の為の作品である事を強く一貫しておりそれは振り返ってもとても納得いく作品でかなりの良作であった。 未成年の少女たちとの関係を作品の題材として利用した小児性愛嗜好作家ガブリエル・マツネフ。
50歳のマツネフと14歳から1年半にわたり性的関係にあったヴァネッサ・スプリンゴラの同名小説をバネッサ・フィロ監督が、スプリンゴラの協力のもと一部脚色を加えながら、原作の趣旨に沿って映画化。
原題:Le consentement(2023、118分、R15+)
13歳で36歳も年上のマツネフと出会い、14歳になったヴァネッサは、彼の手口に惑わされ真に愛されていると思い込み、彼を盲目的に愛し性的関係を結ぶ。
やがてマツネフとのいびつな関係はヴァネッサの人生に長く暗い影を落とす忌むべきものになるが、当時、若くて純情な彼女にはマツネフとの愛しか見えていなかった…。
~登場人物~
・13歳~18歳のヴァネッサ(映画初主演のキム・イジュラン)
・後のヴァネッサ(エロディ・ブシェーズ)
・ガブリエル・マツネフ(ジャン=ポール・ルーヴ):芸術文化勲章を受賞した有名作家。生粋の小児性愛嗜好者。
・母(レティシア・カスタ):愛に飢え、男にだらしない。アルコール依存。2人の関係を初めは反対するがすぐに容認。
・ユーリ:ヴァネッサに恋する。マツネフとの関係を心配する。
・ナタリー:後釜。
「男はみんなろくでなし。あなたの父もね」
「良心なき芸術は魂の廃墟だ」
「君のためにした努力が、君のためにダメになる」
「あの男は君を利用して搾取している。そいつと別れろ」
「ママの服よ。
大人っぽく、娼婦みたい」
「私が過去になることはない。君も同じだ」
「○○を本という檻の中に閉じ込める」 ・視線、愛の言葉、束縛
・小説家のミューズ=「不思議の国のアリス」のルイス・キャロル
・心因性の関節リュウマチ
・アレグラとニール→「日記」
・「バネッサ・フィロの物語」
映画初出演のキム・イジュランが捕食者の毒牙にかかって自分を見失っていく過程や性描写は、か細い裸体同様とても痛々しい。
人気作家が自分の言葉の能力を利用して、もろくて傷つきやすい少年少女たちを惑わせ、輝かしい青春を奪うことは犯罪行為である。
また、この映画は小児性愛者の歪んだ行為が文学の形をとり消費、礼賛されている現実への批判にもなっている。
原作者や製作者たちの思いと同様、少年少女たちがこの映画から人間を見分ける能力を学び、消費利用されないことを願う。
フランス映画祭横浜にて鑑賞。
~監督のコメントから~
「この映画は捕食者の支配のメカニズムも表現している」
「原作ではあまり描かれていない母親の脆さ、立場の複雑さも脚本に加えた」
「未成年が同意を与えることは困難。マツネフはヴァネッサを愛しているのではなく作品に昇華しようという考え。獲物のひとりとしか考えていない。愛の手紙も防衛のために書かせている」
(参考:性交同意年齢について)
・ 2021年フランスは子どもを性犯罪被害から守るため、性交同意年齢を13歳から15歳に引き上げたようです。
・ちなみに韓国も2020年に13歳から16歳に引き上げ。
・日本は13歳のままです。
・ドイツは14歳。
・スウェーデンは15歳。
・イギリス、カナダ、香港は16歳。
・アメリカは州により16~18歳。 50代の危なげ作家先生におもちゃにされる文学好きの14歳のおぼこ娘。
禿オヤジが言葉巧みにたらし込んでく手法は場数踏んで洗練された感じでとても参考になりました…
小児性愛でなく人たらし手法としてね。
余談ですが
処女喪失シーンで響く振動…隣スクリーン「ゴジラマイナス」からのエフェクト(音と振動漏れ) 流石アカデミー賞 笑 ( ゚∀゚) ホモはカミナリの刑 アハハハハノヽノヽノ \ / \ / \ / \ 人間 外に投げ出されるってガラス突き破ってってとかいうなんG民を美少女化した人達功労者達 >>2
いつ閉店しそうだな
文句あるなら行くけどな
コロナワクチン4回転飛ばなきゃ誰もやってほしいわ
罠ガールアニメ化して欲しいわ しかし
生主としての可愛さってから
なんJ民の嘘つき😡 未成年相手がそもそも論外ということを別にしても、立場的なパワーバランスにギャップのあるふたりの肉体関係があった際、どこまで“同意”があったといえるのかというのは日本でも議論されているところ。
今作では尊敬・憧れの感情を利用して、さらに立場的な力を振りかざし、作家が少女を“脅迫”しているとさえ取れる会話の上で、性的な関係を継続させる。“同意”とは何を差すのか。“強引な文言で説得された”ことを同意としてしまえば、権力のある者はやりたい放題できてしまう。
今作を観た人の中には、これをきっかけに初めて「もしかしたら自分も被害者なのではないか」という気づきにたどり着く人もいるかもしれない。人の人生に影響を与えるくらいに、今作には価値がある。
一見そこまでクレイジーに見えない狂人が一番加害者として蔓延りやすいであろうからこそ、今作のガブリエル役の“誇張しないじめじめした嫌な演技”もリアルに受け取れる。
このような勇気の告白を世に向けて行った作者、この映画を作ってさらに世に広めた製作陣に強く敬意を示したい。 14才文学少女が50代ロリペド有名作家にグルーミングされ創作のネタにされる様/手口を描いた本作、周囲の大人たちの反応諸共醜悪で悼まし追体験を起こす大力作。
今、日本でも…。
「では決してなかった」を体感しつつそれでもを仮定してしまう自身と。怖い
原作未読。
映画では描かれなかった18才から執筆するまでの彼女の人生を想う。原作を事実と認めながら「愛」はあったという男のことも フランス中を震撼させたベストセラーノンフィクションを完全映画化した『コンセント/同意』の公開日が8月2日(金)に決定し、日本版予告編とポスタービジュアルが解禁されました。
2020年1月に出版されフランス中が騒然となった原作「同意」は、芸術文化勲章まで受章した有名作家ガブリエル・マツネフと、14歳で性的関係を持っていた女性ヴァネッサ・スプリンゴラによるいわば告発。そこに記されていたのは、マツネフが彼女を含む多数の少女たちとの関係を作品の題材として利用した生粋の小児性愛者にも関わらず、その歪んだ行為さえ文学として消費され礼賛すらされてきたという驚くべき実態。その反響は凄まじく、マツネフの著書を出版してきた老舗のガリマール社を始め多くの出版社が彼の書籍の販売を中止、国からマツネフへ支払われていた文学者手当も打ち切りが決定されるなど、文字通り国中を揺るがす事態に発展しました。
予告編では、孤独で大人びた少女ヴァネッサが、50歳の著名作家マツネフと出会い、周囲の反対に反発して惹かれ合う様子が美しい恋愛であるかのように描かれていますが──。 フランスでは公開されるやいなや大きな話題を呼び、特に若者たちの間では「今見るべき、知るべき作品」としてSNSでトレンド入りするなど、日に日に観客を増やし、公開2週目から前週を上回る観客数を動員する異例のヒットを記録しました。 『コンセント/同意』(原題:Le Consentement)
監督・脚本:ヴァネッサ・フィロ
脚本協力・原作:ヴァネッサ・スプリンゴラ(「同意」内山奈緒美 訳/中央公論新社刊)
脚本協力:フランソワ・フィロ
撮影:ギヨーム・シフマン
出演:キム・イジュラン、ジャン=ポール・ルーヴ、レティシア・カスタ、エロディ・ブシェーズ
2023年/フランス、ベルギー/フランス語/118分/シネマスコープ/5.1ch/字幕翻訳:横井和子/英題:Consent/R15+
日本公開:2024年8月2日(金)よりシネマート新宿ほか全国ロードショー!
配給:クロックワークス
© 2023 MOANA FILMS – WINDY PRODUCTION – PANACHE PRODUCTIONS – LA COMPAGNIE CINEMATOGRAPHIQUE – FRANCE 2 CINEMA – LES FILMS DU MONSIEUR