どこでも買える本なのに、どこが秘匿してるのかさっぱりわからん。
難解だとか言ってるヤツはしっかり読んでないだけだろ。
まるで哲学書の直訳モノみたいな、こなれない翻訳文がちょっと読みずらいだけで、
内容的には、いろんな理論の中でもめちゃくちゃ簡単なほうだ。
オレは図書館で借りて全部読んだ。

それでも批判してるヤツはリディクロ同様、他の理論も実態を知らんだけだろ。
和声学だってクラシックなんか交差だの並進行だのの禁則はただただ「禁」だ、と書くだけ。
むしろそれが(和声学的には)イマイチな響きであることを覚える過程だ、と言ったほうがいいくらい。
古典対位法もかなり厳格だが、音程の規則に根拠など全くない、経験則。

他にも12音技法もクセナキスやメシアンも旋律理論も読んだ。
上のほうの人が分かってないのは、理論ってのは元々アドリブをやるためじゃなく、
少なくとも例えばジャズならフレーズを自分で作り貯めたりするときに主に使うものだ
(当然作編曲もだが)。
まあ他人のフレーズをコピーして繋げててなんの疑問も不満も沸かない人には関係ない。

そして重要なのは、作曲ってのは「自由デス」じゃそれはそれでワンパターンになっちゃうんだよ。
やってみれば分かる。本当に「自由」を扱いきることはできない。
だからいろんな切り口が必要。そんなときにリディクロのトーナルセンターだったり
他の理論でも、読んでみると、ははー、こんな切り口もあるか、っていうことがたくさんある。
切り口によってサウンドが変わる。気に入らなければ自分なりに変えても良い。

ウダウダウ言ってる人は単に、自分が理論に対して融通が利いてないだけだよ。