フランスのアルザス、イタリアの南チロル、ロシアのドイツ人自治区なんかは領内少数民族としてドイツ語教育もちゃんと認められているが、チェコやポーランドはまったくダメ。
完全に自国民化するか退去するかの二者択一で、元ドイツ・オーストリアだった痕跡を一掃している。
エッシェンバッハ、シュワルツコップ、クレンペラー、コンヴィチュニーらが、最終的にフランス国籍を選んだミュンシュなんかも比べてドイツを強烈に意識させるのは、そうした故郷喪失のせいかも知れない。
(ユダヤ系のクレンペラーは少し事情が違う面もあるが)