>>176
初版=最初に出版された版とそれに基づく出版譜
初稿=最初に完成した原稿(自筆譜)。現時点で、これに基づく出版譜は
ノーヴァクVIII/1のみだが、たぶん近い将来ホークショウ版が出る。

>>180
それをやると余計混乱する。ハース版も古い出版譜だからねえ(笑い)

>>175の記述はブルヲタとして最低限必要な基本常識に基づいている。
だいたい<(いわゆる改訂版)>と注記しているにもかかわらず
勘違いしている>>176がアフォとしか言いようがない・・・・

なお、ノーヴァクVIII/2と初版との間には、僅かな小節数の違いを含めて、
注意深く聴けば、指揮者の解釈の違いとは別次元の相違を数限りなく
聴き取ることが出来る。
だいたい、アダージョの最初のコントラバスがarcoとpizz.で違っている。

どこから得た知識かは知らないが、シャルク版という表現も疑問である。
《第九》にはレーヴェが署名入りで序文を書いているのでレーヴェ版
と言って問題ないが、《第八》の場合は初版に署名が無いので
全てがシャルクの修正と断定できるのか不明である。
初版譜のうちの1冊のコピー版である「音と言葉社版」には
フランツ・シャルクの手書き加筆も印刷されている。シャルクは初版での
修正だけでは満足していなかったようだ。
本によっては出版元のハスリンガー版、シュレジンガー版、リーナウ版
とかもあるが、これは要するにペーター版とかユニヴァーサル版とかと
同じで出版社ごとの印刷原版の違いを表すので別ジャンルの表記方。
なお、この標記の場合カーマス版やドーヴァー版はコピー版なので無視すべき。