>>361
セルの8番はセルの残した録音の中でもトップにくる美演じゃないかな。セルはこの演奏をきっちりと管理して些かもアラをみせないけど、それがおもしろくないかというと逆で、これほど澄んだ美しい響きの第8は他では聞けない。響きを聴くだけで至福を覚える。
血湧き肉躍り、思わず目に涙する演奏の対極だけれど、聴いた後感動の余韻がいつまでも残る。第3楽章のコーダ、第4楽章のコーダは名演奏として特筆すべき。一度聴いてみてください。