自分は>>564でも>>567でもないけど答えてみるw
音楽学部の中にある「専攻科」としての名称のことを言ってるんだよね?
おそらくだけどそうした専攻科が設置される以前はね、19世紀の音楽や楽器を基準にした価値観が「デファクトスタンダード」になってたと思うんだよね。

でその価値観って具体的に言うとね、例えばフルート(横笛)なら「すべての半音の幅を等しく揃えた(平均律の)」ベーム式フルートが「最も完成された横笛」だったりね、
「クラヴィーア」と言えばいわゆるハンマー式の「ピアノ」でね、それも鋳鉄製のフレームに鋼鉄のワイヤーを高テンションで張った楽器が「最も完成されたクラヴィーア」だとそんな風に規定されたところからスタートする専攻科だったと思うわけね。
まあ「19世紀」とか「古典派」あたりを「原点」にしてる感じ。

でね、そうした「常識」に対してね、「いや、それ以前から音楽と言うものはあったはずだ」って疑問を持つ人々が現れはじめてね、そうした人々が既成の「原点」より古い音楽を研究できるように、ってね、
そんな目的で設置されたのが「古楽科」とか「古楽器科」じゃないかと思っているんだよね。