原画の「キエフの大門」は、なんとも素朴な地方の田舎町の建物なのに、
ラヴェルの管弦楽は荘厳なゴチックの大伽藍だもの。

原画を観てしまったら、あんな豪華絢爛の大オーケストラ曲にはならなかっただろう。