ブルックナー 交響曲第3番ニ短調『ワーグナー』 [転載禁止]©2ch.net
アントン・ブルックナーが尊敬するリヒャルト・ワーグナーに献呈したことで有名な初期交響曲の傑作、
交響曲第3番 ニ短調『ワーグナー』 WAB103の魅力について語り合いましょう。 エーザー版とレーティッヒ初版はどの程度違うのだろうか?
これが40年来の謎。
少なくとも、エーザー版にたくさんあるカッコは初版には無いよね。 >>87
横レスだけどそれはレーティヒ版でも初版ではなく第2版では レーティヒはブルックナーの生前に第3番について2つの版を出版した
第2稿による第3番の初演が大失敗に終わった際に
レーティヒがブルックナーに出版を持ちかけて世に出たのが「初版」
ただし、初演後に追加作曲されたスケルツォのコーダは初版に採用されなかった
その後、ブルックナーは出版済の第3番を再改訂した
そうして第3稿が成立し、レーティヒの出版譜も「第2版」となった
ただし、「第2版」にはブルックナーの残した改訂作業の結果と食い違う箇所があった
その後は専ら「第2版」が第3番の出版譜として流通していったので
版問題でいうところの「改訂版」といえば第3番においてはこの「第2版」を指す >>87
ありがとう。
ここにあるパブリックドメインの第1稿と第2稿はどんな楽譜なんでしょうね?
見た人いたら教えてください。
なお、第1ページが見れるレーティッヒ版は音と言葉社のコピー版と同じ
第2版ですね。まあ、ノーヴァクIII/3と比較してみるのも面白い。
一部で初版に戻っているところが何個所かあるのが不思議。 ヘルベック急逝で危うく消えかけた初演はゲレーリヒ大臣(ブルックナーの伝記を書いた弟子のパパ)の後押しがあって実現したわけだが
レーティヒ版の費用は誰も援助しなかったんだろうか? 第2稿と第3稿は全然違う。
ここで問題としているのは、第2稿の中での小さな相違。
エーザーは校訂者だから、編集上で初版にいろいろ手を加えている。
どの程度手を入れたのかを知りたいということだ。
ちなみに
http://imslp.org/wiki/Symphony_No.3_in_D_minor,_WAB_103_(Bruckner,_Anton)
で提示されている第1稿、第2稿のスコアは、よく見ると、マニュスクリプト(手書き筆写譜)
やホログラフ・マニュスクリプト(自筆譜)とあるので、印刷譜ではないようだね。 また、スコア・サーチのページの一覧表ではスコアの表紙が見れるが、
最初のオイレンブルクの黄色い表紙のIII/2,III/3はノーヴァク版のコピー。
続く、カルマスのたくさんの表紙は、パート譜のようだね。
ここで言う、3rd versionとはエーザー版のことで、5th versionというのは
第2版のこと。
なぜそういう言い方をするのかというと、それはグリーゲルの分類法に
拠るからでしょう。彼は5つのヴァージョンに分けている。
ヴァージョン1:1873年大晦日完成の初稿(ヴァーグナー献呈譜)
ヴァージョン2:1874〜5年ヴィーンフィルに提出した一部修正稿
ヴァージョン3:1877年第2稿(含む初演形、初版、エーザー版)
ヴァージョン4:1889年第3稿
ヴァージョン5:1890年第2版
しかし、ヴァージョン2やヴァージョン3は1つの形に確定出来ないし、
ヴァージョン4とヴァージョン5は寸法(小節数)は同じである。
こういった観点から、従来通り3つの稿に分けて、細かい違いは
(相当違うのだが)、3つの稿のヴァリアントと理解するのが
最善だと思う。
なお、グリーゲルの言うヴァージョン2は、内藤とシャラーが演奏している。 >>98
2分音符、4分音符、8分音符、16分音符の精緻な織物。 初版譜は第3稿への改訂作業に使用されたそうなので
(第2稿の第3楽章までの自筆譜が当時ブルックナーのもとになかったから)
第2稿の自筆譜と初版の間の相違の有無も気になるところ >>97
70年代録音のLPでしか出てないやつだよ
同時期のブル9もいいよ。 そんなのあるのか
ロジェヴェンさんブル好きなんだね Prom 71: Staatskapelle Dresden, Christian Thielemann
ttp://www.bbc.co.uk/programmes/b07sxtbm
Mozart: Piano concerto No.21 in C, K467
Bruckner: Symphony No.3 in D minor
Daniil Trifonov (piano)
Staatskapelle Dresden
Christian Thielemann (conductor) 3番は1稿しか聴かない。
8番は1稿は二度と聴かない。 >>102
チェロの4分音符の刻みはもっと強調されてよい! ヨッフム(旧EMI)
クーベリック(アウディーテ)
カラヤン(DG) >>114
テンシュテット/バイエルン放送響(3稿)
ハイティンク/ウィーンフィル(2稿)
ティントナー/ロイヤルスコティッシュ管(1稿) ネルソンス/ゲヴァントハウスoによる演奏(レーベルはDG)
なお、ワーグナーの「タンホイザー」序曲がカップリングされる模様
http://www.prestoclassical.co.uk/r/DG/4797208 >>114
ドホナーニ/クリーヴランド
シノーポリ/ドレスデン
ショルティ/シカゴ 3番はクナがウィーンフィルとスタジオ録音したLONDONの音源(モノラル)で初めて聴いて以来、
それ以外の演奏をまともに聴いたことがない。というか他をいくら聴いても耳が受けつけない。
改訂版とはいえ、あれはあれで稀代の名演だと思う。コーホー先生の刷り込みかと自分を疑ってもなんかダメだ。
これ、「改竄版」5番の録音(例のステレオのやつ)ですら同じ状況なんだよね。わかっちゃいるけどダメなんだよ。 ついでに言えば、ウェストミンスターはじめクナの8番は全然いいと思えない。
カラヤン最晩年のウィーンフィルとの録音の方がよほどいい。
スレ違いスマソ ウェストミンスターのクナの8番は名演というより怪演だもんな
面白いけど クラシック音楽館 6月18日(日)放送 Eテレ 日曜 午後9時
1.歌劇「タンホイザー」序曲(ワーグナー)
2.ウェーゼンドンクの五つの詩(ワーグナー)
3.交響曲第3番 ニ短調(ブルックナー)
管弦楽:新日本フィルハーモニー交響楽団
ソプラノ:カトリン・ゲーリング
指 揮:上岡 敏之
(2017年5月12日 横浜みなとみらいホール) 題名のない音楽会 7月9日
指揮:高関健
東京シティフィル 第1楽章のコーダの最後キャラガン校訂の
第1稿と第2稿の中間稿はスリリングで面白かったよ。
以前東京ニューシティ管弦楽団が演奏した・・・ やはり、ぼくの演奏が残されていないのは、クラシック音楽界の一大損失といえよう。 アダージョはシューベルトの子守歌をつい思い出してしまう。 マーラーの3番とブルックナーの3番
どこが似ているかな?
両方ともニ短調以外で! 誰でもできる確実稼げるガイダンス
念のためにのせておきます
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VGX55 第1楽章から第3楽章までの自筆譜はアルマが持っていた! 今週の札響定期で高関健が3番を振る
versionは1877年第2稿
生は初めてなので楽しみだ 143です
これまでCD、TVなどでは何十回と聞いた第3番
札響定期、行ってきます! >>147
昨日行ったよw
4楽章の最後の方はVnがクタクタになってた
うら若き?女性が多いからバイタリティないのかね
金管良かったよ 近所のBOOKOFFでクーベリック盤があったが280円でなくて500円だったからやめた >>147
演奏前に第2版の選択理由を自ら語っていたね。指揮の指示は的確で、素晴らしい
解釈だったけれど、ホルンはソロも合奏もヨレヨレでガッカリした。
他のオケで聴きたかった。
終演後、ロジェヴェン話をしたら、本人は他の版を振るつもりは無いと言っていた。 トータル65分!巨匠ザンデルリング引退8か月前のブルックナー「第3」初登場ライヴ!
http://tower.jp/article/feature_item/2018/06/12/1103
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DKB >>154
これ裏青で持ってるけど音質とかだいぶ違うのかな?
裏青のも音いいけど
買おうかな >>44
単なる趣味の問題かもしれないけど、
かつての大指揮者たちのようなどっしりとしたブルックナー
が聴けなくなったのは残念だね。
版の拘りもよいけど、そっち方面が聴きたい。
たぶん、オケの合奏能力とは別問題なんだと思う。 確かにそういう需要も一定数あるよね
俺は興味ないけd >>157
弦がちょこまか動くのを無視して、管でパァーとやろうとするからそうなるんだよね。 >>56
それのハース版相当
ハース版はハースだけでなくオーレル・エーザーの校訂したものも含まれる(20世紀前半の校訂) >>161
まあ、ちょっと詳しく言うと、旧全集版では
ハースは大戦終了間際、第1稿を出版しようとしていたのだ。
敗戦でおじゃんになったけどね。
戦後のドサクサに、ヴィースバーデンでブルックナーフェラーク
という会社が作られて、一時期ブルックナーの作品が出版されていた。
交響曲も全部出版されていた模様。エーザー版には各6マルクと
値段が表示されている。
もちろんその時点で3番の全集版は無かったので、穴を埋める形で
フリッツ・エーザー(Fritz Oeser)という人がレーティッヒ初版を校訂して
1950年に出版したのが、いわゆるエーザー版だ。
そこには20ページに及ぶ解説が付いていて、差が大きい個所に
ついてレーティッヒ第2版と対照できるようになっている。
かつて、日本ブルックナー協会でその解説の和訳の冊子が出された。
オーレルは国際ブルックナー協会でハースと分担して
旧全集版校訂作業を行ない、《第九》やそのフィナーレの草稿、
初期の《4つの管弦楽曲》などを校訂出版したが、
その後校訂作業から手を引いた模様。
ハース版とは旧全集版でハースが分担して校訂した
作品群を言う。 なお、交響曲やミサ曲の値段表の上には
Vorher erschienen: と標記されているので
《第三交響曲》以外の交響曲は、実際には出版
されなかったのかもしれない。 アンシュルス後に全集事業がウィーンからライプツィヒに移転して
大戦末期に戦災で活動停止するまで出版を担当したのが「ブルックナー出版社」
それを戦後にエーザーがライプツィヒからヴィースバーデンへ移した…
↓を眺めてみるとこんな感じっぽいが説明に食い違いがあるようでよくわからん
https://de.wikipedia.org/wiki/Musikwissenschaftlicher_Verlag_Wien
http://www.fritz-oeser.de/musikverlage_der_SBZ-DDR.html
http://www.alkor-edition.com/ueber-alkor/baerenreiter-alkor/
自身の校訂の第3番を加えたうえで旧全集を西側で再販しようとしたが上手く行かず、
というところかも その辺の版権を巡るややこしい関係は敗戦と東西分裂やナチがらみの権力抗争(仲間割れ)
などがあって、人によって、出版社によって言い分が違っているんでしょう。
エーザー版のブルックナー・フェラークは、
BRUCKNERVERLAG WIESBADEN G.M.B.H.
となっているので、敗戦前のライプツィッヒのブルックナーフェラークが
そのまま完全に移ったのではなく、自分が「本家」ですよというために
このような社名にしたんでしょうね。
とにかく、現在の状況をネットで検索できるのを提示していただいて
ありがとうございました。
現在のヴィーンのMWVからはエーザー版は完全に除外されています。
そういえば、フルトヴェングラーの《第2交響曲》1952年も
ヴィースバーデンのブルックナー・フェラークです。
両方とも1970年頃入手したものです。
たぶん本屋に売れ残っていたんでしょう。 >>157
たとえば冒頭、弦が2分音符4分音符8分音符16分音符と
複雑に動いている音形をしっかりとらえた中で、その裏から
トランペットの主題が出て来るというような音像が必要なのだろう。 好きな曲だが、始めとコーダがカッコ良くて好き。ブルックナーは下手の横好きだから、
あんまりツッコまないでねw フィナーレの始まりがなんか凄い
コーホーが疾風っていってたが
テーマの轟音と相まって自然界の響きに感じる >>169
新しい録音も第1稿と第3稿ほど増えてないね 上岡の3番て、なんで弦のppやpppに、あんなにこだわるんやろ?
音を小さくしたって、ppやpppにはならんのにね。
それと管楽器は小さく出来ないので全くアンバランス! ネコケン本で紹介されていたエピソードのことかと
マラ1をウィーンで演奏するにあたり
「第2楽章トリオの冒頭がブルックナーの交響曲と似ている」と言って改訂を加えたとか
おそらくマーラーが関わったブル3(の第3楽章スケルツォ中間部)のことだろう、と マラ1のフィナーレのファンファーレは
ブル8のフィナーレのファンファーレの影響受けてると個人的に思ってたが https://www.youtube.com/watch?v=cjh2pucllRQ
↑はマラ1の1889年ブダペスト稿とみられる筆写譜による演奏だけど
(奇数楽章のみマーラーの甥の遺品から発見され、偶数楽章はハンブルク稿とのこと)
ファンファーレは存在している
マーラーは後にマラ1となる交響詩の初期稿を1888年春にライプツィヒで完成
そのシーズン終了後ライプツィヒを離れ秋のシーズンからブダペストに着任
その間にウィーンでブルックナーに会いブル3再改訂に反対したようだから
この時ブル8を目撃した可能性もゼロではないのか? パーヴォ指揮のN響よかったよ
期待しないで聴いたけど、
集中力の高いブル3だった 複雑にリズムが組み合わされたブル3は響かないホールと相性が良い
パーヴォのテンポ設定は理想的
バス上手のオケ配置も効を奏したと言えよう >181 コーホー風評論ですか。N響、今日、聞きましたが確かに良かったですよ。 宇野先生だと若手で2000年代にはクナを追っかけてくるのは
パヴォだろう?、、、といのが現実味帯びてきたことになるってことか。 パヴォになぞ、クナの代わりは勤め難い
指揮者としての格、器の大きさが違うわ