録音技術の進歩、会場による影響、楽器の進歩などなど
演奏スコアの比較ならまだしも、響きまで含めた比較は難しいよね
ハイティンクが、自身が首席時代のコンセルトヘボウと今とは音が違うといっている
指揮者が変われば音は必ず変わるとも言っている
オケ特有の音があるということも否定していない
首席になって10年は苦労したとも言っているね
「自分の体の中に一度吸収し直して楽譜を読み直して、そしてまた自分なりにその作品を見直さなければいけないと思います」
言うは易しだが、これを真面目にずっとやってきた
振り返ればそれが積上がっていた
こんな指揮者でしょう
「ベートーベン9番、ブルックナー8番9番、マーラー9番は演奏されすぎ、特別な曲でなくなってしまい、曲の何かが失われてしまう気がする」と言っている
真面目だわ〜
こんなに「普通」の演奏が素晴らしいと思えるのは緻密だからこそなんだろうな
その緻密さが奇を衒ったものではなく、音楽に対する誠実さから生み出されたものだから嫌みが無いんだろうな
ハイティンクはとにかく音楽に誠実