元祖はもちろんパガニーニ

パガニーニのギターの実力はどの程度か不明だがレニャーニのギター
演奏能力より高かったかもしれない
それでもパガニーニは 「和音がいい」というだけであまりギターを評価して
いなかった。せいぜい姉ちゃんが好きだから付き合った という程度か

ただその和音技術とラスゲアード的迫力には興味があったようで
カプリ―ス24番は完全にギター奏法をパイオリンに置き換えて
なお及ばない部分があるのだがギタリストは気付いていない

当時のギターはまだまだ旋律楽器としては完成しておらず
当時の最高技術者のレニャーニも結局和音と分散和音の発展形
の曲しか残していない。

ギターが設立表現も出来る楽器として完成するのは19世紀以降
タレガ セゴビアが出現して以来だから パガニーニのギター理解は
当時としてのものでしかない。

セゴビアを知ったギターがパガニーニを乗り越えるのはこれからだ