>>64
>同業者のなかにはコンサートで一度やっただけですぐに
>録音して全集を作る者もいますが

小澤のことだろうなこれ
作家の村上春樹と『小澤征爾さんと、音楽について話をする』という本を
出していて、いつもの小澤さんらしい率直さでこう話している

 「1番はよい、2番もよい、4番もよい、5番もよい、
  6番がね、ちょっとあやしい。でもまあこれもいい。
  ところが7番がね、これが問題です。3番もあやしい。
  8番、あれはもう巨大だから、なんとかなる」

3番、6番、7番あたりは、あやしいとか、よくわからないとか、
振っていて溺れそうになるとか、正直に告白しながら、それでも
一定の成果を残すのは、それはそれで素晴らしいと思う
小澤のマラ全は個人的には、嫌いではない