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フルヴェンの弟子の意見

「指揮者チェリビダッケのマーラ評のことば」より。。。

「グスタフ・マーラーは節度と言うことを知りません。
確かに彼は管弦楽法と音響の偉大なるヴィルトゥオーソでした。
それで?それが今日彼に与えられた重要性、あるいは周囲が祭り上げているものを正当化することになるのでしょうか? 
彼は頭が混乱していました−足と手のあるサナダムシ。
自分自身の持っている可能性をはるかに越えたスケールの大きさを求めていました。
一度始めると、初めはいいけれど、だんだん止められなくなってしまうタイプの人間。
彼には気骨がない、いつも嘘偽りばかり−人非人。
交響曲第5番の第1楽章を理解したと言うならば、嘘つきだ−ほら吹き。
マーラーなんて私はまっぴらごめん。
(「異端のマエストロ チェリビダッケ 伝説的ルポルタージュ」クラウス・ウムバッハ著)」