「赤毛のアン」Wikiを久々に見たら、ずいぶん入れ込んだ加筆があったw

主題歌(OP, EDとも)は現代音楽の作曲家三善晃[5]が担当した。普段は前衛的な作品を書いている三善も、ここではアンに相応しいロマンチックな曲を書いている。
しかし子供向けの単純な音楽に終わることはなく、他のアニメソングとは一線を画する卓越した手法が用いられた。
OPとEDを含む大きな相違点に、楽器のみの間奏が盛り込まれ歌が部分的に休止を含んでいる点があげられる。
フランス近代音楽を思わせる色彩的な和声と楽器法、現代曲で扱い慣れているであろうテンプルブロックによるアクセント、
豊かな雰囲気を醸し出すピアノとハープ、チェレスタ、サックス、グローフェ(テンプルブロック)、ドボルザーク(管弦楽の間奏で連打されるG, F#, Eは新世界よりの第三楽章から)、マクダウェル(曲尾の三連符の挿入)など
北アメリカにちなんだ作曲家からの素材引用など枚挙に暇がない。
レコーディング時の大和田りつこの回想によると、総譜は新聞紙並の大きさ[6]だったという。他に挿入歌2曲の作曲編曲と挿入歌1曲の作曲を担当した。
世界名作劇場枠でOPにサックスが使われたのは初めてのことであった。
OPは終止直前にロ長調とニ短調主和音のポリコードが見られるが、これは同年に発表された「わおんのおどり」(音の森収録)からの巧妙な引用(両手のダイアトニックコードCEG, DFAから左手だけ半音下げてある)である。
EDではチェレスタとピアノの二重協奏曲かと錯覚するほど16分音符がスコアの両パートを埋め尽くすが、三善のトレードマークとなった二台ピアノと混声合唱の作品は1978年以前には作曲されていない。
エンディングテーマ用のアニメーションは結局制作されず、スタッフ紹介のみにとどまっている。
劇伴は当時若手の現代音楽作曲家だった毛利蔵人が担当した。三善が担当しなかったのは、桐朋学園大学の学長であり多忙で体調を崩しがちだったためである。三善は弟子筋にあたる毛利を制作者に推薦し、毛利の担当が決まった。
毛利は当時武満徹のオーケストラ作品のスコア浄書を武満から頼まれて制作[7]しており、要所で武満トーンが使われている。他に挿入歌3曲の作曲編曲と挿入歌1曲の編曲を担当した。