作曲もできるピアニストは伴奏がうまいよな。
楽譜を見れば曲のデッサンや組み立てが頭の中にイメージできて、
自分が出る場所、引っ込む場所もよく理解できて、
つまり伴奏をするときに全体の音楽のバランスがわかるんだよ。
一方でソロコンサートを開くと有名なピアニストでも、
ヴァイオリンや歌の伴奏をやって自滅することはよくあることだ。
自由にパフォーマンスできるソロとは違って、伴奏は音楽がわかっていないとできない。
伴奏一つでそのピアニストが「ピアノ弾き」か「音楽家」かがわかる。