>>276
ムーンライトソナタは1楽章/3楽章はホロヴィッツが愛聴盤ですねえ。
特に3楽章を初めて聴いた時の感動は忘れ難いです。それ以来、この曲の3楽章はホロヴィッツ以外は受け付けなくなりました。
悲壮ソナタ2楽章もホロヴィッツに惹かれます。

ベートーヴェンのピアノソナタの中で一番大切な曲は、私の場合、作品109。

バックハウスのステレオ盤が愛聴盤でしたが、女性ピアニストではアニー・フィッシャー盤を人に薦められ聴いてみたら、大変新鮮でした。録音も良好です。

「録音」と言えば、ベートーヴェンのピアノソナタの中で、「作品109」の次に聴く機会が多いのが「熱情」ですが、演奏はともかく、録音がダントツに素晴らしいのが「小林愛実(HQCD)盤」。

絶えず聞こえる呼吸音、左手の深み、まさにオーディオルームにグランドピアノを置いて弾いてくれている錯覚に陥ること頻り。

彼女のショパンはいけません。なんか勘違いしているのではないかと。
彼女こそベートーヴェンを極めて欲しいものです。