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▽モーツァルト:交響曲 第36番 ハ短調 K.425「リンツ」
この演奏会で自分的に白眉の演奏。
キレと優雅なしなやかさが同時にある。モーツァルトの曲の構造がハッキリと分かる。
しなやかな構築あるキレのある演奏。丸みで厚塗りしたモーツァルトでは無い。
自分的にモーツァルトを生で聴いたなかでは記憶にずっと残るリンツ。


▽ストラヴィンスキー:バレエ組曲「火の鳥」(1919年版)
最初の低弦の妖しく靄っとした響き。火の鳥の色彩が鮮やかで、強弱のメリハリがある。
オケの惜しいところは、ちょい見られたけど、大音量の大円団でなく、繊細な色彩と斬れ味の火の鳥。
タバシュニクはマルケヴィッチに師事したらしいが、マルケヴィッチ好きとしては
タバシュニクの音色の斬れ味はマルケヴィッチを追体験している気持ちにもなっていた。
タバシュニクで春祭を聴きたくなった。
センチュリー響は、やはり良いオケだね。