ナクソスに上がっていた
エマヌエーレ・セグレ

初めて聴いた 一聴すると普通の平凡な演奏なようだが噛めば噛むほど味が出る
感じで最後まで聴けてしまう

かと思うとジュリアーニのロッシニアーヌ1番の例のアルペジョ部分では
おそらくブリーム以降一向にこの曲のヴェルトゥオーシティを感じさせる演奏が
なかったのに切れのあるアルペジオ技術を見せる(下降スケールは楽譜通り省いて
ブリームの山っ気はないが)

そうかと思うとヴィヴァルディのアリアのギターとオケ・チェンバロ編曲で
堂々とオケと渡り合って当たり前に対等以上にギターを歌わせている。

なにより若くして北米デビューした
時に「ワシントン・ポスト」紙において"計り知れない可能性を秘めた音楽家"と評された
ということより
「信じられないかもしれませんが、彼が演奏すると、すべての曲が
名作になるのです」(英国「クラシカル・ギター」誌)。

という評価の方がこの人には相応しいかも

聴くと幸福になれる演奏 こういう演奏を他のギタリストにもやってほしいところ

ジュリアーニ/ロッシーニ/パガニーニ:ギター作品集(セグレ)

https://ml.naxos.jp/album/829410493666

ボッカドーロ/ジュリアーニ/ソッリマ/ヴィヴァルディ:イタリアのギター協奏曲集(セグレ/イ・ポメリッジ・ムジカーリ/ボッカドーロ)

https://ml.naxos.jp/album/DE3546