広上指揮群響のブル8を聴きに初めて高崎芸術劇場に行って来た。音響はなかなかよかった。
指揮者に応えようとする群響の演奏は感動的でもあった。タクトが下りる前に拍手。その
時刻が17時33分ちょっと前だった。ゆったりとしたテンポで進められた。3楽章が始まって
群響はそんなゆったりしたテンポに少し苦戦。中盤ぐらいに足をドンと音を出して激しい
指揮をすると群響はそこからよみがえった。指揮者ってやっぱり大事だなあと感じた。この
指揮者のいいところは熱いところ。その地点、その地点で勝負という演奏に感じた。緊迫感が
あるだけにこういう演奏が好きな人が多いのではないかと思う。逆に全体の流れを生かすという
点でもったいないところがあったように思った。今日の群響は力を出し切ったといえよう。ただ
気になったのは第2楽章始まって少しの間なんかバラバラだったことかな。指揮者は特別な注文を
つけていなかったようだから気が抜けたとか?