カラヤンには不思議なところがある

ヴィヴァルディからバッハ、ハイドン、マーラー、シェーンベルク、
シベリウスやドヴォルザーク、チャイコフスキー、さらには、
ワーグナやプッチーニまで、なんでも振れた

ところが、不自然なまでに避けていたレパートリーがある
たとえば、ブラームス 

マエストロが得意にした作曲家のひとりだが、どういうわけか、
ピアノ協奏曲第1番は、避けていたフシがある

振れないわけはないのだ リヒターハーザとの2番など、
信じられないくらいの名演なのだから 

あれだけの凄腕の指揮者なのに、トラウマでもあったのかと、
本当に不思議でならない 人間らしいとは思うが