ケンペのニールセン不滅が国内初発売されたときレコ芸の批評家は
いつまでも運命、未完成ではあるまいと大絶賛したことがある
だが単細胞なクラヲタにはまったく不評で全然売れなかった
数十年後あらゆる曲を録音してしまったカラヤンが
仕方なくDGに収録したが重ったるくて不発に終わった
そのいっぽうバーンステインは早々と不滅を取り上げていた
この曲のもつ多様な情感を多角的に表現して彫りの深い音楽をつくっている
手兵のNYPOもバーンステインの要求に見事応えた演奏で素晴らしい成果を出している