住宅内の設備機器を、安全に連携させるには、
機器同士をつなぐネットワークや指示系統を、
あらかじめ整理しておく必要がある。
ところが、現在は標準規格がないため、
機器への指示に優先順位を付けられず、
指示が衝突して機器に不具合が発生したり、
事故が起こったりする可能性がある。

そこで、産業技術総合研究所(産総研)と共同で、
IoT住宅の機能安全に関する国際標準企画案の策定を進めてきた。
このほど、国際電気標準会議(IEC)において「IEC63168」の番号が付与され、
日本発の国際標準規格として発行される見通しが立った。
今後は、安全ガイドラインの策定にも力を入れていく。