鳴っている全ての音を聞き取ることが基本。
コードネームなんてあとからついてくるもので、オマケみたいなもん。
全ての楽器の全てのボイシングを聞き取れれば理想だけど、
そこまでいかないにしても、全12音中鳴っている音がどれかを把握する。
そして、個別の音に注目しつつも、全体の響きをよく聞き味わう。
これが非常に大事。

で、その上で音の移り変わりを把握する。
ベースはどう動いて、トップはどう動いて、内声はどう変化しているか。
それがいわゆるコード進行ということ。

だから、経験に基づいた予想や勘でとるのは、実は厳密には間違っている。
もちろん実際にコードをとるときには>>1のような作業にはなるけど、
なんとなくこれかな〜とか、これっぽいな〜みたいな曖昧さじゃなくて
厳密に一音一音検証して、全体の響きを確かめる。
だから、今まで考えもしなかったコード進行に出会うこともあるし、
コードネームを特定できないようなコードに出会うこともある。

大事なのは、勘や知識でとるのではなく、あくまで耳でじっくり聞くこと。