>>89
タッチの多様性を知ればアポヤンドとアルアイレの音色の比較ということが無意味だと言っています。
勿論、アポヤンドの方が出しやすい音というのはあって技術的に楽な方法で出した方が良いからアポヤンドで解決できるならそれで良いです。
でも消音したくない場合に奏法的にはアルアイレするしかないですよね。
世の中のアマチュア奏者を観察していると、すきな言い方ではないけれどアルイアレは横振動、アポヤンドは縦振動みたいな二元的な捉え方をしている人が多いです。
横振動ならまだ良いですがアルアイレで弦を上に引っ掻き上げる人も多いです。
タッチの種類の切り替えは色々な方法があります。
腕と手首を固定して指の付け根の関節の動きだけでタッチする。
プランティングで弦の重みを乗せて、手首のスナップを使う。
肘を支点として腕の上下、左右の動きを使う。
これらに指板寄りからブリッジ寄りの右手の位置、指の曲がり具合、振り抜く方向の組み合わせで多彩な音が出せるのがギターの良さです。