>>336
まあたしかに接着強度が違うわけだけど
その内情はどうかというと
オールドレスポールは柔らかいボディ材にタイトに掘られたジョイント凹部に、硬いネックの凸部をガチガチに押し込んで押しつぶして一体化させて接着固定、
その後クランピングで凹んだネックの指板接着部を削ってボディトップになだらかにつながるようにして、その上で指板接着してるから
ジョイントに封入されてる圧力が違いすぎるわけ
このやりかただと、使われる接着剤は圧締されたほんの僅かな、いわばミクロ単位のジョイントの隙間を浸透充填してくれればいいわけで
接着剤の硬化後の硬度はほとんど問題にならない
すでにガチガチに一体化したネックとボディを長期に支えるアシスト役にすぎないから。接着剤の硬さに頼り切りのジョイント構造にはなっていないわけ
だからケミカル接着剤未発達の当時の膠でも、充分だったわけ

一方、指板をすでに貼ったネックをボディジョイントに接着してる現行品でそんなガチガチな接着はできないから
おなじセットネックであっても封入される固定強度は全然違う。
カレント品では接着剤でガバガバにゆるいジョイント隙間を充填しないといけないから、
接着剤の量や固化したあとの質感や硬度がそのままジョイント強度に反映されるし、
もっと言えば音質にも大きな影響を与える
こういうセットネックは弾いてみればボディとネックの一体感がない