今、殆どのプロの将棋打ちがパソコンの将棋ソフトに勝てない状況があるように、
近い将来、殆どの現在の作曲家の音楽が、自動作曲ソフトの作り出す作品に
優らない状況が生じたとき、作曲家はどうなってしまうのだろな。

その手前の段階として、自動作曲ソフトが出して来た作品に、人間が部分的に
手を加えて、自分の好みに合わせて直した作品を作るようになり、その直し方
の傾向をそのうちに作曲ソフトが記憶して(カナ漢字変換で漢字の候補が
学習により変っていくように)しだいに自動作曲ソフトがその人間の代りを
勤めるようになりはしないか。人間も作曲に困った時に、ソフトの出して来る
メロディ進行の候補を試行錯誤して選んで、作り比べてその中から選ぶと
いうアプローチもとれるかもしれない。

その手前の段階として、メロディラインを入れてやると、それに相応しい
フルオーケストラの総譜を自動生成してくるようなソフトが可能だと思う。

それに人間が手を入れて、和音をところどころ不協にして個性を加えるとか。